情報スキル入門 第8週 情報倫理
これまでの講義内容 第01週 : ガイダンス 第02週 : パソコンの仕組みと基本操作(タッチタイピング) 第01週 : ガイダンス 第02週 : パソコンの仕組みと基本操作(タッチタイピング) 第03週 : キャンパスネットワークの利用 第04週 : 情報システムとインターネット 1 (電子メール) 第05週 : 情報システムとインターネット 2 (応用ソフトウェアの導入) 第06週 : 情報システムとインターネット 3 (書誌情報検索) 第07週 : 情報のデジタル化 (表現と管理)
情報化社会のマナーとルール について 情報化に係わる諸問題 ① 暮らしの中のICT ② セキュリティの脅威 情報化社会のマナーとルール について 情報化に係わる諸問題 ① 暮らしの中のICT ② セキュリティの脅威 ③ コンピュータウイルスとその対策 ④ 知的財産権の保護 ⑤ ソフトウェアの著作権 ⑥ コンテンツの著作権 ⑦ サイバー犯罪と関連法規 ⑧ ICT活用とマナー ⑨ 情報格差と情報リテラシの必要性
IT Information Technology 情報通信技術 ① 暮らしの中のICT ITとICT どちらも同じことを指していますが、最近は特に通信が盛んに行われるようになったので、通信を意味するCommunicationを入れて使うことが多くなりました。 情報技術 IT Information Technology 情報通信技術 ICT Information and Communication Technology
② セキュリティの脅威 情報のセキュリティ(Security) 機密(重要な)情報が外部に漏れ出さないようにすることをいいます。とくに誰でもが使えるインターネットなどにおいてはセキュリティの維持が重要になります。 この対策としてつぎのような技術が考えられます。 ① ファイアウォール ② コンピュータウイルス対策 ③ セキュリティホール ④ 暗号化、電子透かし、電子署名、認証技術など
③ コンピュータウイルスとその対策 最近のようにインターネットの普及し、どこでも使えるようになったため、これを経由して伝染するさまざまなコンピュータウイルスがコンピュータに侵入してきます。このウイルスに感染すると、貴重な情報が盗られたり、破壊されることがあります。 その対策は、ウイルスを検出したり、駆除するソフトウェアを働かせておくことです。 あなた方には、大学がウイルス対策ソフト(McAfee)を提供しています。在学中に使い慣れておくいいです。
いろいろな権利の保護 ④ 知的財産権 ⑤ ソフトウェアの著作権 ⑥ コンテンツの著作権 ④ 知的財産権 人間の知的・精神的活動によって生まれた制作物を保護する権利の総称 ⑤ ソフトウェアの著作権 プログラムやデータは「デジタル著作物」として著作権法による保護対象となっている。 ⑥ コンテンツの著作権 インターネットのWebページには、著作物である文章だけでなく、音楽、写真、映像など多くの著作物が掲載されている。これらを著作者の了解なく使用すれば、著作権の侵害となる
⑦ サイバー犯罪と関連法規 サイバー犯罪とは、コンピュータ技術などを利用した犯罪行為の総称でつぎの3つに分類されている。 ① コンピュータや電磁的記録媒体を対象とした犯罪 (例) 電磁的記録媒体の持ち出し ② ネットワークをその手段として利用した犯罪 (例) 電子メールなどを利用した脅迫や名誉毀損 ③ 「不正アクセス行為の禁止」に関する法律違反 (例) 他人のIDやパスワードの無断使用
ネットワーク利用のルール ⑧ ICT活用とマナー ① 他人を思いやり、良識に従う ② 他人やシステムに迷惑をかけない ① 他人を思いやり、良識に従う (例) 相手が読みやすい文章や表現を心がける ② 他人やシステムに迷惑をかけない (例) 大容量データの送受信はできるだけ避ける ③ 公序良俗(人々が守るべき社会の秩序と善良な風俗)に沿う (例) 他人を攻撃したり悪口を言ったりしない ④ 著作権を侵害しない (例) 違法コピーされた音楽データなどを交換しない ⑤ セキュリティを脅かさない (例)
⑨ 情報格差と情報リテラシの必要性 情報格差 情報リテラシ ⑨ 情報格差と情報リテラシの必要性 情報格差 ICTは、今日では欠かすことができない重要なインフラとなっています。このインフラを自由に使いこなせないため、不利益を被っている人います。このような人を「情報弱者」、このような状況を「情報格差」と呼んでいます。 情報リテラシ 情報格差を無くし、ICTの恩恵を受けるには、それを使いこなす努力が必要です。情報リテラシとは、ICTを自由に使いこなすための能力を言います。