建築物にかかる猛暑対策貢献者の表彰とHP公表 資料2-1-1 建築物にかかる猛暑対策貢献者の表彰とHP公表 建築指導室 平成30年夏は記録的な暑さが続き、大阪市内では猛暑日が27日間に至った。また、熱中症で搬送された方が例年に比べて倍増し、亡くなられた方も増加した。 現 状 猛暑対策として、ヒートアイランド対策の評価が高い建築物の建築主、設計者を表彰する。 趣 旨 次の要件を満たす建築物で応募のあったもの 表彰対象 表彰の前年度に工事完了し、建築物の環境配慮制度(注)による完了届出がなされた建築物のうち、 CASBEEの総合評価が一定以上で、ヒートアイランド対策の評価値が高いもの →建築物環境計画書の届出データより、評価項目①と②の評価値の平均値がレベル3.5以上のもの (注)府温暖化防止条例に基づき、延べ面積2,000㎡以上の建築物の新築等をしようとする建築主に工事着手前の建築 物環境計画書届出、工事完了後の完了届出を義務付け 評価項目 ① Q3-3.2 敷地内温熱環境の向上 ② LR3-2.2 温熱環境悪化の改善 主な 評価内容 ・風を導く建築物の配置・形状の工夫 ・緑地、水面、日陰の確保 ・舗装面積を小さく ・人の出入り可能な屋上の緑化 ・外壁面の緑化 ・設備の排熱位置を高所に ・地域の気象データの把握や調査 ・風下への風通しに配慮した建築物の配置・形状 ・建築物の見付け面積を小さく ・地表面に蒸散効果のある材料や高反射材料を採用 ・屋根面に緑化や高反射材料を採用 ・省エネに関する評価値が高い ・設備が低温排熱 ・風を回復させる建築物の配置や形状 ・熱負荷モデルなどのシミュレーション等による改善効果確認 評価 レベル1からレベル5の5段階評価 同左 要 件 建築物の建築主、設計者を表彰し、府HPで公表する。(府所管平成29年度工事完了物件では、10件が要件に適合) 「おおさかストップ温暖化賞」の新たな部門賞として表彰することを想定。 表彰と公表
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)について 評価項目のQ(建築物の環境品質)とL(建築物の環境負荷)による分類・再構成 BEE値によるランクと評価の対応 (各図表はIBEC HPから引用)
建築物環境計画書届出データに基づくヒートアイランド対策関係評価項目の採点結果(府所管平成29年度工事完了物件) レベル別データ数 データ数 レベル 「Q3-3.2 敷地内温熱環境の向上」の採点結果 「LR3-2.2 温熱環境悪化の改善」の採点結果 Q3-3.2とLR3-2.2の平均 LR3-2.2 4)① 屋根面対策面積率 Q3-3.2とLR3-2.2の採点結果の平均 1 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 0 ポイント 対策なし 61 17 18 21 5 2 23 37 1 ポイント 10%未満 12 3 6 22 2 ポイント 10%以上20%未満 41 28 3 ポイント 20%以上 8 計 77 4 13 4.5 屋根面対策あり(屋根面の緑化、高反射率塗装等) データ総数
3.5
表彰手続の流れ(案) 1 募 集 府HPに実施要項等を掲載(夏頃、報道発表) 2 応 募 事務局にて応募書類を受付(夏~秋頃) 2 応 募 事務局にて応募書類を受付(夏~秋頃) 3 審 査 事務局にて建築物環境計画書届出データと照合した結果を 大阪府環境審議会温暖化対策部会にて確認(秋頃) 4 表彰建築物決定 府にて表彰建築物を決定(冬頃、報道発表) 5 表彰・HP公表 建築主・設計者に表彰状を授与(冬頃、表彰式) 府HPにて公表