例題のプログラムを通して JavaScriptの仕組みを理解することとします。

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プログラミング論 第八回数字の計算,整数の入出力. 本日の内容 前回の課題(続き) 前回の課題(続き) 数字の計算をする 数字の計算をする – 加減乗除を行う – インクリメント演算子とデクリメン ト演算子.
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printf・scanf・変数・四則演算
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第1章 文字の表示と計算 printfと演算子をやります.
オブジェクト指向言語論 第六回 知能情報学部 新田直也.
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例題のプログラムを通して JavaScriptの仕組みを理解することとします。 情報スキル活用  第14週 例題のプログラムを通して JavaScriptの仕組みを理解することとします。

前回講義の復習  JavaScript とは、Netscape Communications 社が開発したWebページのためのプログラミング言語です。 JavaScript を始めるのに特別なソフトは必要ありません。 通常の HTML ファイルと同様、     テキストエディタ と ブラウザ があれば、 JavaScript を体験することができます。

HTML内でscript要素を記述する位置(復習) HTMLでは、そのscript要素によって他の言語を実行させることができます。head要素とbody要素内に組み込むことができます。また、外部ファイルとしても指定できます。  <script type=“text/言語名”>    :   ここに指定した言語のプログラムを書く </script> *注:HTML5(HTMLの最新版)では、<script>だけでよい。 type属性を記述しないときは、JavaScriptと判断

Webページ上に Hello World!! と表示するのは(復習) <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>JavaScript</title> </head> <body> <script> document.write("Hello world!!"); </script> </body> </html>

メッセージの表示(復習)

日付と時刻を追加(青色部分の追加) (復習) 日付と時刻を追加(青色部分の追加) (復習) <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>JavaScript</title> </head> <body> <script> document.write("Hello world!!<br>"); dd = new Date(); document.write(dd.toLocaleString()); </script> </body> </html>

日付と時刻の表示(復習)

document.write(・・・);について(復習)  ダブルクオーテーション “ “ が使用されたときには、その内部の文字列がそのまま画面上に表示される。 document.write( 数式など );  カッコ内に数式などのある値を持ったものを書くことができます。

計算結果の表示(以下の文を試しなさい) (復習) 計算結果の表示(以下の文を試しなさい) (復習) document.write(12+34); 12+34の計算結果46を表示 document.write(56-34); 56-34の計算結果22を表示 document.write(12*10); 12*10の計算結果120を表示 document.write(36/12); 36/12の計算結果3を表示 コンピューターでは、計算は加減乗除の四則演算が基本です。 その演算記号としてプログラム言語では次のキーボードの記号を使います。 加算記号 + は  + 減算記号 - は  - 乗算記号 × は  *   アスタリスク記号 除算記号 ÷ は  /   スラッシュ記号

加減乗除の計算結果を表示するプログラム <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>サンプル</title> </head> <body> <script> document.write(12+34); document.write(56-34); document.write(12*10); document.write(36/12); </script> </body> </html>

12+34の計算結果46 と 56-34の計算結果22 12*10の計算結果120 36/12の計算結果3 が 順に続いて表示されている。 演算式をカッコでくくり それに改行のbr要素を 加えてみよう。 document.write( (12+34)+”<br>”) ;

加減乗除の計算結果を表示するプログラム(復習) <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>サンプル</title> </head> <body> <script> document.Write((12+34)+"<br>"); document.write((56-34)+"<br>"); document.write((12*10)+"<br>"); document.write((36/12)+"<br>"); </script> </body>    結合  </html>

br要素を追加して表示(復習) 次のように」見出しを付けて表示してみよう。 12+34=46 56-34=22 12*10=120 36/12=3

加減乗除の計算結果の表示(復習) <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>サンプル</title> </head> <body> <script> document.Write("12+34="+(12+34)+"<br>"); document.write("56-34="+(56-34)+"<br>"); document.write("12*10="+(12*10)+"<br>"); document.write("36/12="+(36/12)+"<br>"); </script> </body> </html>

見出し付き表示 (復習)

定数と変数(復習) 定数とは   これまでの計算に使ってきた   12 や 34 で表現した文字そのものが指す値を言います。 変数とは   定数のように使った文字そのものが値を指すのとは違って   何文字かの英字を使って、その中に値を入れることができ   ます。この文字列を変数(または変数名)と呼びます。

JavaScript文の書き方の決まり(復習) <script> 文は セミコロン ; で必ず終わる セミコロンは、文と文を区切る記号です。 だから var a; var b; と var a; var b; var c; c=a+b; は var c; 同じです。 c=a+b; </script>

JavaScriptを記述する場所 これまでは<body>内にJavaScriptを書いてきました。 <body>内以外に <head>内や 外部ファイルとして 指定することができます。

アラート  alert(表示する情報) JavaScriptには「警告」や「メッセージ」のアラートダイアログを出すalertというものがあります。 アラートダイアログを出すにはalertに引数を渡してあげる必要があります。 引数とはalertに渡してあげる情報のことで、その情報はalert()の()内に書きます。 引数が文字列の場合は“または‘で文字列を囲みます。

<body>内に記述したalert <!DOCTYPE html> <html> <head> </head> <body> <script> window.alert("こんにちは"); </script> </body> </html>

<head>内に記述したalert <!DOCTYPE html> <html> <head> <script> function aisatsu(){ window.alert("こんにちは"); } </script> </head> <body> <input type="button" value="click" onclick="aisatsu()"> </body> </html>

下記の例では、clickというボタンを押したときに、 aisatsuという関数が呼ばれて、「こんにちは」というダイアログが表示されます。 イベントハンドラ(on~) <input type="button" value="click" onclick="aisatsu()"> のようにして、ボタンをクリックしたとき(onClick)やマウスを乗せたとき(onMouseOver)などに JavaScript を実行することができます。 これを、イベントハンドラと呼びます。 下記の例では、clickというボタンを押したときに、 aisatsuという関数が呼ばれて、「こんにちは」というダイアログが表示されます。

外部ファイルとして作成したalert <!DOCTYPE html> <html> <head> <script> function aisatsu(){ window.alert("こんにちは"); } </script> </head> <body> <input type="button" value="click" onclick="aisatsu()"> </body> </html>

alert部分を取り出して外部ファイルを作る function aisatsu(){ window.alert("こんにちは"); } ファイル名は何でもよいが この例の場合は aisatsu.js としている。 ファイル名の拡張子は、必ず .js とします。

外部ファイルとして作成したalert <!DOCTYPE html> <html> <head> <script src="aisatsu.js"> ↑ </script> 外部ファイルの所在 </head> <body> <input type="button" value="click" onclick="aisatsu()"> </body> </html>

課  題 一つのHTML内に、次の指定に従って、alertを表示しなさい。 ① body内で「おはよう」と表示 ② head内で「こんにちは」と表示 なお、イベントハンドラーはbody内で指示 ③ 外部ファイルとして、「こんばんは」と表示 完成したら、制作技術の課題のWebページに組み込みなさい。