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Published byあきひろ やぶき Modified 約 8 年前
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☆ ESB概要 現在ほとんどのベンダーが(ESBと呼んでいるかどう かは 別として)「ESBにあたるもの」を、その提供するSO A実現の ためのミドルウェア中に、中核のITインフラとして実装 しており ます。 もちろんその基本的な機能は共通ですが、これがESB だ というような確定した技術や製品があるわけではなく、各 ベン ダーが提供する ‘ ESB ’ の定義や実現技術はそれぞれの特 色が あるものとなり、各社その部分での独自性を逆に特色とし て ウリにしています。
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まずその ‘ 基本的な機能 ’ を、ざっとまとめて見ましょう。 ESB (Enterprise Service Bus) というように、中心にな るのは ソフトウェアで実現された高機能なバスです。そのバスを 通して ソフトウェアコンポーネント(SOAでは ‘ サービス ’ です ね)間での メッセージ交換を行なうことにより、その連携を図る、こ れが ESBの基本の機能です。 サービス ES B このサービス間でのメッセージのやり取りが、バスを通じ て 行なわれ目的のシステム統合・連携が実現されて行くわけ です。
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メッセージ交換以外の機能を見て見ましょう。 上で ‘ 高機 能な バス ’ と書きましたように、ESBには更に ・交換するメッセージの自動フォーマット変換機能 ・インテリジエント・ルーティング機能 ・多様な標準プロトコルに対応 ・同期/非同期通信 等の多数の機能があります。 また、このバス機能を実現するために、各ベンダーは自社 の ミドルウェア構築で培ってきたメーッセージング技術を活用 して おり、十分な実績のあるセキュリテイや信頼性技術が組み込 まれています。
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これらの機能が実際にSOAを実現して行く上で、ど のように 利用されて行くかは、今後詳しく見ていくこととして、 今回は ESBがSOAの実現にどのように有効かをまとめます。 ☆ ESBの有用性 ESBの有用性について、二つの視点でまとめます。 (1)EAIのアプリケーション統合のメリットがその まま継承 されます。 実はESBはSOAのために開発された技術では なく、 EAI (Enterprise Application Integration) のための最 新の インフラとして開発されてきた技術なのです。
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EAIの技術としては従来の Hub&Spoke 型の技術があり ましたが、そのいくつかの問題点を ・ ベンダー独自技術ではなく標準技術を利用すること により 導入・変更のための期間とコストを大幅に削減する ・ Hub&Spoke の集中管理ではなく Bus による分散管 理へ という方針により改善したものがESBなのです。 こうして開発されたESBが、ちょうど盛り上がってきた SOAの インフラとして最適なものとして活用されているわけです。
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具体的には、 ・ 1対N、N対Nのサービス間連携の複雑さを、E SBを 仲介役として管理すること ・ EAIのアダプタによる異種アプリの統合技術か ら、 レガシーシステムのサービス化や、 WebService 以外の、 JMX や JCA といった標準技術を利用した サービスの利用が可能となる 等のメリットがあります。
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(2)開発者が、ロジックの開発に専念できる。 上にも書きましたように、ESBにはデータ変換や、 ルーティ ング、さらにはセキュリティ、信頼性を保証する機能があ ります。 もし、これらの機能を全て自分で作りこまなければなら ないと したら大変な工数が必要となります。 ESBにこれらの周辺処理を任せることにより、開発者 は 本来のシステムのロジックの部分の開発に専念できるよう に なります。
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☆ おわりに ESBの概要とSOAにとっての有用性をまとめ て 見ました。 今後、このESBによりSOAを実現して行く上 での、 個別の技術 (WebService,JBI,JMS,BPEL,etc) に ついて、このメルマガ中や、 ASIMA ホームページに て、 順次解説を行なって行く予定です。 2006.12.28 (株)SRA 文責: 石原
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