ロータリー活動の根幹 職 業 奉 仕 Vocational Service 製作 RJW 委員長 PDG 田中 毅.

Presentation on theme: "ロータリー活動の根幹 職 業 奉 仕 Vocational Service 製作 RJW 委員長 PDG 田中 毅."— Presentation transcript:

1

2 ロータリー活動の根幹 職 業 奉 仕 Vocational Service 製作 RJW 委員長 PDG 田中 毅

3 ロータリーの綱領 ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎 として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成 し、特に次の各項を鼓吹育成することに ある 2. 事業及び専門職務の道徳的水準を高める こと。あらゆる有用な業務は尊重される べき であるという認識を深めること。 そしてロータ リアン各自が、業務を通 じて社会に奉仕す るために、その業 務を品位あらしめること。

4 ロータリーの創立 マダム・ガリ の店 シカゴ市ディ アボーン街 127 N. ユニティビル 711 号室

5 ロータリーの創立 1905 年 2 月 23 日

6 ロータリー設立の動機 殺伐とした大都会の中で お互いに胸襟を開いて、 どんなことでも語り合える友人をつ くる シカゴ・クラブ定款 ● 会員の事業上の利益の増進 ● 社交クラブの性質上通常付随する親睦 その他の事項の充実

7 社会奉仕概念の導入 1906 年 ● ドナルド・カーターによる物質的相互扶助批 判 利己的な組織は永続性がない。もしも 我々が ロータリークラブとして生き残り、 発展すること を望むならば、我々の存在 を正当化するため に何ごとかをしなけれ ばならない。 ● シカゴ・クラブ定款改正 シカゴ市の利益の振興を図り、会員間に市民 としての誇りと忠誠の精神を培う

8 活動方針の転換 1907 年 ポール・ハリス、シカゴ・クラブ会 長就任 ★ シカゴ・クラブの会員増強 ★ 他都市へのロータリークラブ設立 ★ 地域社会への奉仕活動の展開

9 公衆便所設置運動 市民団体の代表を集め、連合公衆 便所建設委員会を設立 シカゴ醸造組合と百貨店組合の妨 害を受けて 着工まで 2 年がかかる 1909 年に市役所と公立図書館の横 に二つの公衆便所を設置 単なる寄付行為でないことが特徴

10 職業奉仕概念の提唱 アーサー・フレデリック・シェルド ン 1868 年生まれ ミシガン大学経営学部 修士課程で販売学を専 攻 1902 年、ビジネス・ス クール開校 1908 年、シカゴ・クラ ブに入会、情報拡大委 員長に就任

11 職業奉仕概念の導入 1910 年、第一回全米ロータリークラブ連合会 シカゴ大会 He profits most who serves his fellows best 1911 年、第二回全米ロータリークラブ連合会 ポートランド大会 He profits most who serves best

12 サービスとは 適正な価格 経営者・従業員の接客態度 品揃え 公正な広告 取扱い商品に対する知識 アフター・サービス

13 He profits most who serves best 自分が事業上得た利益は、自分ひとりの ものではない。 自らの事業は、従業員、取引業者、顧客、 同業者によって支えられている。 これらの人々と、利益を適正に配分すれ ば、自らの事業は継続し発展することを、 自らの事業所で実証する。 自らそれを実証することによって、業界 全体の職業倫理を向上させる。

14 職業倫理訓 ( 道徳律 ) の策定 1913 年 バッファロー大会 ロバート・ハントによって、事業上適用す べき実践例の収集がおこなわれる。 1914 年 ヒューストン大会 パーキンスによってその成果が発表される。 1915 年 サンフランシスコ大会 「職業人のためのロータリー道徳律」とし て、正式承認される。 1916 年 「ロータリー通解」に収録、配布 される。

15 3. 経営者が自分の事業の成功を夢見るのは 当 然のことである。しかし、最高の正義 と道徳に 基づかない成功は望んではなら ないこと 職業倫理訓の具体的内容 1. 自らの職業に誇りを持ち、職業を通じて 社会 に奉仕すること 2. 自己改善によって実力を培い、 He profits most who serves best の成果を実証するこ と

16 7. ロータリアンの最も大きい財産は友人で あり、 友情を通じて得られたものに大き な価値があ ることを理解すること。 4. 商行為による対価の授受は、関係者全員 に 利益をもたらさなければならないこと 5. 自らの職業の倫理基準を高め、そのこと が最 高の利益をもたらすものであること を、同業 者に実証すること 6. 自分が扱った商品には、最後まで責任を 負う こと

17 11. 「すべて人に人にせられんと思うこと は、他人にもその通りにせよ」という黄金 律の普遍性を信じ、地球上の資源をシェア しなければならない 8. 利益のために友人の信頼関係を利用して は ならない 9. 道徳的に疑義のあるような条件や機会を 利 用した取引をしてはならない 10. ロータリアンだからという理由で、特 別な配 慮を払ったり、期待してはならな い。

18 道徳律の適用 ● 自らの事業所、業界に、道徳律を適用 する運動の広まり ● ロータリアンの同業者組合への積極的 参加 ● マフィアとの対決と、職業倫理の法制 化 ● ロータリアン企業の体質強化 ● 世界大恐慌で、ロータリーの職業奉仕 理念の正当性を実証

19 レストラン協会の道徳律制 定 労使関係、従業員 対策 職業倫理基準高揚 接客態度、サービ ス 取引関係 同業者対策 行政との関係 ガイ・ガンディ カー

20 ロータリー哲学 1921 年 6 月 14 日 エジンバラ国際大会におけ るアーサー・フレデリック・シェルドンの講 演 He profits most who serves best ロータリーの奉仕 理念こそ、宇宙の 摂理にかなった、 絶対的な法則であ る。

21 ロータリー哲学 Q1: Right Quality 正しい質 Q2: Right Quantity 正しい量 M: Mode of Conduct 正しい様態 S: Satisfactory Service 満足感のある奉仕 M S Q2Q1 L: Love & Respect 同僚からの愛・尊敬 C: Conscience 良心・自尊心 M: Money 物質的な富 H: Happiness 幸福・満足 H M LC

22 ロータリーの二つのモットー He profits most who serves best 職業奉仕のモットー 利益の適正配分による事業発展と倫理高揚 Service above self 社会奉仕のモットー 弱者に涙する人道主義的活動

23 奉仕理念をめぐる論争 利益の 適正配分 職業倫理 高揚 自己改善 理念提唱個人奉仕 人道主義 的活動 実践活動 金銭的 奉仕 団体奉仕

24 決議 23-34 奉仕哲学 Service Above Self 実践理論の原理 He Profits Most Who Serves Best ロータリーは人生哲学 利己的な欲求他人への奉仕 相反する二つの心の葛藤を調 和

25 決議 23-34 ロータリーとは ロータリークラブとは RI とは ロータリー運動とは実践哲学 クラブ自治権 社会奉仕活動実践の指針

26 四大奉仕の採用 1927 年 オステンド大会 理事会 クラブ奉 仕 委員会 職業奉仕 委員会 社会奉仕 委員会 国際奉仕 委員会 奉仕活動の実践に対応したクラブ管 理

27 四つのテスト ハーバート・テー ラー 1954 年 RI 会長 1932 年、倒産寸前のク ラブ・アルミニューム 社再建のために考え、 実践したスローガン 1954 年、その版権を RI に寄贈

28 四つのテスト 言行はこれに照らしてから １．真実かどうか？ ２．みんなに公平か？ ３．好意と友情を深めるか？ ４．みんなのためになるかどう か？

29 パーシー・ホジソン 1949 年 RI 会長 過去のロータリー運 動の中で取上げられ た職業奉仕の具体的 な事例を豊富に盛り 込んだ解説書 奉仕こそわがつとめ

30 職業倫理の高揚 同業者と協力 職場の人間関係 職人魂の高揚 公正な商習慣、公正な宣伝広告基準 顧客との関係 労使関係 マンパワー開発

31 職業奉仕理念の衰退 1929 年 世界大恐慌 1930 年 シェルドン退 会 モットー廃止問題 社会奉仕活動へ移行 1935 年 シェルドン没 Kingstone, NY

32 職業奉仕理念の衰退 1931 年 道徳律の頒布禁止 1948 年 RI 職業奉仕委員会廃止 1951 年 道徳律の廃止 1980 年 RI 細則より道徳律の文字削除 1987 年 「職業奉仕に関する声明」発表 職業奉仕の理念の変更 1989 年 He profits most who serves best の順位格下げ 第二 モットーとなる

33 職業奉仕理念の衰退 2001 年 6 月 RI 理事会 全てのロータリー用語から性に関する表現 を 削除することを理由に He profits most who serves best の使用停止 を決定 2001 年 11 月 RI 理事会 日本のロータリアンの強い要望によって、こ のモットーの使用停止を撤回

34 職業奉仕 最近の傾向 職業指導 青少年職業選択 援助 職業活動表彰 優良従業員表彰 職場訪問 優良事業所見学 ロータリー・ボランティア 自らの職業を生かした、国際奉 仕・ 社会奉仕の実践活動

35 未来に向って ロータリー運動の最も重要な目的は職業奉 仕にあることを自覚して、ロータリーの綱 領を推進すること 職業奉仕の究極の目標は、自らの事業と業 界の職業倫理高揚運動であることを自覚す ること 職業奉仕の実践こそが、自らの事業を繁栄 させる最大の要素であることを確信するこ と ロータリアンのつとめ

36 未来に向って 職業奉仕の理念を、全ての会員に周知徹底 すること 職業奉仕の具体的事例を集め、それを研究 すること 職業上の発想の交換が自由にできるように、 クラブ内の親睦を深めること 21 世紀に通用する職業奉仕の理念および実 践方法を再構築すること。 ロータリークラブのつとめ

37 ロータリー活動の根幹 職 業 奉 仕 Vocational Service 製作 RJW 委員長 PDG 田中 毅 完