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苫小牧南高校 遠山 千尋 苫小牧南高校の コミュニケーション英語の取り組み ~コミュニケーション英語奮闘記
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前任校での取り組み ・英語科教員が一人 ・何でもトライできる環境 ・ 多種多様なコミュニケーション活動を 取り入れた。しかし・・・・・・・ 3年間を見通した段階的なものではな → 3年間を見通した段階的なものではな かった。 活動と評価を結びつけられなかった。
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見えてきた課題 ①3年間を見通したコミュニケーション 活動のプランニング → Can- D o リストの必要性 ②パフォーマンステストの確立
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カナダ アルバータ州立大学での研修 B-SLIM ( Bilash’s Success-guided Languages Instructional Model ) ① giving it (未習事項の提示) ② getting it (取り込んだものを理解) ③ using it ( 慣れ親しむ ) ④ proving it ( 実践的活動 ) ← 学んだこ とができる、という証明 とができる、という証明
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© Olenka Bilash B-SLIM (Bilash’s Success-guided Language Instructional Model)
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Multiple Intelligences の活用 ①言語的知能 ②論理・数学的知能 → スピーチ・エッセイ・パラグラフリー ディング ③空間・視覚的知能 → 絵や動画の活用 ④身体的知能 → ジェスチャー ⑤音楽知能 ⑥対人的知能 → ペアワークで共同学習 ⑦内省的知能 → 一人でじっくり考えさせる
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苫小牧南 高校の概要 ・生徒数595人 5間口 ・単位制5年目 ・進路状況 国公立13名 私大59名 短大 14名 高看37名 就職 19名 約半数がセンター 受験
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・1年次は少人数編成 1クラス20~27名 → コミュニケーション活動には最適 → コミュニケーション活動には最適 ・1年次は英検3級を全員受験 → 4技能を向上させる意識付け → 4技能を向上させる意識付け 苫小牧南高校の英語教育
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英検合格状況 昨年度 1年次の英検合格者数 準2級15人 3級128人
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・英語科として、新カリに向けて準備はし ていなかった。英語観のすりあわせから ていなかった。英語観のすりあわせから・それまでは文法訳読式の授業が多かった。・やったことがないことをやることの不安。 ・コミュニケーション英語と受験英語との ・コミュニケーション英語と受験英語との バランスが大事! コミⅠを始めるにあたって センターで点をとらせなければ!!
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コミⅠの取り組み ・個人ではなく、チームとして取り組む。 ・ハンドアウトは共通で ・訳をやらない ・音読重視 (コミュニケーション活動の基盤になる) ・ペアワーク重視 ・ALTにはエッセイライティングの指導 を依頼 “My Favorite Person / Thing” “My Future Plan” → 評価
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My Favorite Person 1. Who is he/ she? 2. Where is he / she from? 3. What does he / she look like? 4.What does he / she do? 5. Why do you like him/ her?
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コミⅠの反省 ①様々な活動の目的を明確にして評価 につなげる。(全クラス共通で) 例)レッスンのテーマ:森林伐採 「レッスンの最後に、森林伐採の影響 と自分が考える対策について英語で 発表してもらい、それを評価しま す。」 → 森林伐採に関連した単語を覚え る、因果マーカーを覚える、本文を音 読練習、 retell ・・・などなど。
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コミⅠの反省 ②スピーキングの評価ができなかった。 ライティングに関しては、エッセイを2 本書かせて評価済み。 → コミⅡではパフォーマンステストの実施を
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コミⅡの取り組み ① Can-do リストを作成 → 活用できない → レッスンごとに mini can-do リスト 指導(学習)と評価を結ぶ ②パフォーマンス評価の実施 → 年2回 ③週1回文法のワーク
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インタビューテスト インタビューテスト ①教科書本文の音読 ①教科書本文の音読(授業中に音読練習を頻繁にやっていたため) ②本文に関するQ&A ②本文に関するQ&A (授業では、本文に関する英問英答を筆記でやっ ていた) 第1回パフォーマンステスト
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①声量 ②音読の速さ 3(~50秒)2(51~65秒) 3(~50秒)2(51~65秒) 1(66秒)③発音・リズム・イントネーション・ ④Q&A ④Q&A 評価の観点
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Show & Tell Show & Tell 自分の好きな人や物についてのス ピーチ。最後に教員がスピーチに関 する質問を2つする。 第2回パフォーマンステスト
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①声の大きさ②発表の態度(アイコンタクト)③流暢さ④発音・リズム・イントネーション⑤Q&A 評価の観点
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① Hello, everyone. My name is ~. ② Today, I am going to talk about~. ③ Look at this~. This is~. ④ There are three reasons why I like ~. ⑤ Frist, ~. Second,~. And third,~. ⑥ So,~. ⑦ Thank you for listening.
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★自分の好きな人を英語で伝えるのは最初は嫌だったけど、先生 に教えてもらって文章ができて、発表もできて、楽しかったで す!!もっと単語覚えて、色々な表現で文章を作ってみたいと 思えました。 ★緊張しすぎて死ぬかと思った。 ★質問の内容はわかったけど、それに対して、言いたいことがうまく 英語で表現できなかったので、もどかしかったです。もっと単語を 覚えてうまく英語で伝えられたらきっと楽しいだろうなと思いまし た。 ★このような機会はあまりないので考えていて楽しかったで す。相づちをうってくれたりして、とても発表しやすかったです。 ★英語で何かを伝えるのはとても楽しかったです。 Show & Tell 生徒の感想
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自分が英語を発話するタイミング 指示・各パート導入時(絵を見せながら) 指示・各パート導入時(絵を見せながら) Listening Comprehension check ・ Listening Comprehension check ・ 本文の内容理解の確認(絵を見せながら) 本文の内容理解の確認(絵を見せながら) 前時の復習 個人的な取り組み その①
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ただ読ませて内容を理解させるだけで ただ読ませて内容を理解させるだけで は、読解力が上がらないのでは・・・ → 読み方の指導 → 読み方の指導 文の構造 → 文と文のつながり → 文の構造 → 文と文のつながり → パラグラフの理解 個人的な取り組み その②
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文法の練習は意味のあるコンテクストの 中で 「マーフィーのケンブリッジ英文法」 「オックスフォード実用英文法」 個人的な取り組み その③
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あなたはパーティーで次の人たちに会いました。 パーティーの翌日、友達にパーティーで会った人 について説明する文を who または、 whose を用い て完成しなさい。 1.I met somebody whose mother writes detective stories. 2. I met a man
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ipad の活用(動画を見せる) ipad の活用(動画を見せる) ・ authentic material にもなるし ・ authentic material にもなるし visual aid にもなる visual aid にもなる 例)教科書の「屋久杉の伐採」に関す 例)教科書の「屋久杉の伐採」に関す る文章を読んだあと、「森林破壊がも たらす影響」に関する動画を見せる。 → 教科書の内容理解の深化 → 教科書の内容理解の深化 個人的な取り組み その④
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生徒の英語に対する苦手意識は前年度と比 較すると低い。 英語が苦手 今年18.9% 前年29.9% 前年29.9% → 音声重視なのでハードルが低め。 → ペアワークで、学び合い 。 しかし・・・ しかし・・・ → 模試では偏差値がなかなか伸びず ・・・ (>_ _<) コミⅠ・Ⅱを振り返って①
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進度が遅れる コミュニケーション活動(特に ”Proving It” )は時間がかかる。そして全てのレッス ンで、コミュニケーション活動をしっかり やっていたら、重たくなる。 → 1年間を見通したプランがカギ レッスンごとに軽重をつける。 レッスンごとに軽重をつける。 コミⅠ・Ⅱを振り返って②
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「評価のあり方」が生徒の学習を変 え、さらに教員の共通認識を促す。 年度初めに・・・ ①パフォーマンステストの計画を ①パフォーマンステストの計画を いつ・どんなテストを いつ・どんなテストを ②定期考査の出題形式を決める ②定期考査の出題形式を決める 例)授業で習った文法事項を使用 し、あるトピックに関する自由英作文 コミⅠ・Ⅱを振り返って③
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コミ英語Ⅲに向けて パフォーマンステスト(案) ・マララさんの国連演説スピーチ暗唱 (メッセージ性の強い心に響くスピーチ) “One child, one teacher, one pen and one book can change the world ……” ・ Persuasive Speech( 自分の意見を訴える ) ・定期考査に30語程度のエッセイ出題
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最後に ・自分の中で揺れ動いた2年間。 「コミュニケーション英語とは何!?」 「大学入試で結果はでる!?」 ・目の前にいる生徒のニーズに合わせて 必要なことは、臆せずやっていく。 ・「授業のおかげで大学入試で点も取れた し、使える英語力も身についた!」と 生徒が思ってくれることを目指して!
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終わり ご静聴ありがとうございま した。
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