ステートチャート図 FM11013 中田紀之. ステートチャート図とは ( ステートマシン ) 時間の経過と共に変化するオブジェク トの「状態」を表す。 UML2.0 以降ではステートマシン図と名 前が変更になった。

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1 ステートチャート図 FM11013 中田紀之

2 ステートチャート図とは ( ステートマシン ) 時間の経過と共に変化するオブジェク トの「状態」を表す。 UML2.0 以降ではステートマシン図と名 前が変更になった。

3 例：田中太郎オブジェクト 乳児 幼児 学生 社会人 老後 誕生 歩く 就学 就職 退職 死亡 開始状態 イベント 状態 終了状態

4 状態 オブジェクトがそのライフサイクルの 中で、ある一定の時間とどまる状態、 状況。 状態 状態名

5 開始状態 状態 生成 状態 1 状態 2 状態 3 コンポジット状 態

6 終了状態 状態 2 状態 3 コンポジット状 態 状態 1 状態

7 イベント ( トリガー ) 社会人学生 就職 イベント ( トリガー )

8 状態遷移 社会人学生幼児 就学就職 状態遷移 進級

9 ガード条件 高校生大学生 受験 [ 合格 ] 高校生 浪人 受験 [ 不合 格 ] 受験 [ 合格 ]

10 状態 ( ∽アドバンス ) 状態 1 entry/ 入場アクショ ン do/ アクティビティ exit/ 退場アクション 状態 1 entry/ 入場アクショ ン do/ アクティビティ exit/ 退場アクション トリガー

11 アクション ( エフェクト ) 高校生大学生高校生 浪人 受験 [ 不合 格 ] 受験 [ 合格 ]/ 入学手続き

12 入場アクション、退場アク ション 状態内にもアクションを以下の形式記述でき る。 動作ラベル / 動作 entry / 入社手続き entry 入場アクション ある状態に入るときに実行される動作を 示す。 exit 退場アクション ある状態から出るときに実行される動作 を示す。

13 入場アクション、退場アク ション 「会社員」状態に入るときに「入社手 続き」が実行され、「会社員」状態か らでるときに「退社手続き」が実行さ れる。 会社員 entry/ 入社手続き exit/ 退社手続き

14 アクティビティ 会社員 entry/ 入場アクショ ン do/ アクティビティ exit/ 退場アクション アクティビ ティ

15 コンポジット状態 試用期間 営業 技術 本採用 /[ 営業職 ] 会社員 職場転換 [ 技術職 ] 職場転換 [ 営業職 ] 本採用 /[ 技術職 ] 学生 就職 老後 定年 コンポジット状態 サブ状態

16 開始状態、終了状態 状態 1 状態 2 状態 3 状態 1 状態 2 状態 3 ＝

17 完了遷移 ( トリガレス遷移 ) 通常状態 OFF タイ マー設定 状態 do/ 設定時間まで のカウントダウン タイマー設 定 停止

18 コンポジット状態 状態 1 状態 3 状態 4 状態 2 状態 5 EV １ EV2 EV3 EV5EV4 サブ状態の記述を省略 コンポジット状態 合成アイコン

19 状態 5 状態 1 状態 3 状態 2 状態 7 状態 6 状態 4 コンポジット入力 EV4 EV5 EV1 EV3 EV2 EV6

20 履歴 温度が低い 適温 温度が高い [ 実際の温度 ] ＞設定温度 稼動中 停止中 H 停止 稼動

21 深い履歴 D 状態において EV １が起こると F に遷移する。 F 状態から EV2 が発生すると記憶しておいた D 状 態に遷移する。 D C E H* Ｆ B A EV3EV6 EV4EV5 EV1 EV2

22 平行サブ状態 新聞編集中 取材記事作成校正 取材終了執筆終了終了 写真撮影記事作成レイアウト 取材 終了 執筆終了 取材記事作成校正 取材終了執筆終了 終了 校正 終了 家庭欄 スポーツ欄 政治欄 新聞編集中状態に入ると、三つのサブ状態の開始状態になる。 全て終了状態になると、 [ 印刷 ] 状態に遷移する。 終了 印刷

23 まとめ ステートチャート図はオブジェクトのライフサイクルにおける状態の 遷移を表現する。 イベント ( トリガー ) が発生すると他の状態へ遷移する。イベントに ガード条件が付いていると、ガード条件が成立する場合のみ遷移が行 われる。 イベントにアクション ( エフェクト ) がついていれば、遷移とともに動 作します。 状態に入る時に発生する入場アクション、出るときに発生する退場ア クションを状態内に記述できる。 アクティビティは状態に入ったときに開始して、状態から出るまで、 またはある一定の時間動作する。 コンポジット状態を利用することにより、複雑な状態をネスト ( 階層 化 ) して表現でき見やすくすることができる。 履歴を用いることで、サブ状態を記憶させることができる。