Ruby on Rails (RoR) 講習会 近畿大学大学院 田中大介. 本日の目標 Web アプリケーションを作ろう！

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1 Ruby on Rails (RoR) 講習会 近畿大学大学院 田中大介

2 本日の目標 Web アプリケーションを作ろう！

3 本日の予定 Web アプリケーションとは？ データベース（ DB ）とは？ MVC モデルとは？ scaffold とは？ 実践練習

4 Web アプリケーション Web 上で動作するアプリケーション インストールが不要 ブラウザさえあれば動く （動作環境に依存しない） ex. Google 検索、 YouTube 、 Amazon など

5 Web アプリケーション Web アプリはデータを使う Google 検索 ⇒ サイトの URL YouTube ⇒ 動画やそのタイトル Amazon ⇒ 商品の名前やその値段 データを扱うしくみが必要 ⇒ DB

6 データベース（ DB ） データを簡単に利用するためのしくみ 大量のデータを高速に処理できる 不正なデータを受け付けない ユーザ権限を管理できる etc … たくさんのテーブル（データの入れ物）を 持ちます

7 データベース（ DB ） しくみ（例： Amazon ） DB 商品 テーブル 顧客 テーブル

8 データベース（ DB ） しくみ（例： Amazon の商品） ID 商品名値段カテゴ リ 1 カッパ（黄色） 2,000 雨具 2 トマトサンド 300 食物 3 スプーン 1,000 食器 商品テーブル DB テーブル カラム レコード

9 データベース（ DB ） しくみ（例： Amazon の商品） カテゴリ 値段 商品名 ID

10 MVC モデル ソフトウェアの設計モデルの一つ 3 要素を組み合わせ、システムを実装 データベースを処理する「 Model 」 表示（ブラウザ）を処理する「 View 」 View と Model を制御する「 Controller 」

11 MVC モデル例 図： wisdom 様 http://www.blwisdom.com/word/key/000517.html

12 MVC モデルの利点 機能ごとに分離 開発作業の分業が簡単 プログラマはプログラムに、 デザイナーはデザインに集中できる 変更の影響を受けにくくなる 一つのモデルを変更しても、 他に影響しない

13 Rails では プロジェクト作成時に Controller 、 Model 、 View をフォルダ分け MVC モデルの利点を 生かした開発を助ける

14 scaffold Rails には generator という コード生成プログラムがある controller ⇒ コントローラとビューを生成 model ⇒ モデルを生成 scaffold ⇒ 雛形を一括作成 CRUD （作成、一覧、更新、削除）ができ る 簡単な Web アプリケーションを瞬時に作 成

15 小まとめ（１） Web アプリケーションを作ります Web で動作する（ブラウザで操作する） アプリケーション データベースを使います データの入れ物です テーブル（入れ物）にレコード（データ） を 入れて使います

16 小まとめ（２） MVC モデルを利用します データベース担当 (Model) 、表示担当 （ View ）、 制御担当（ Controller ）に分けられます プロジェクト作成時に自動で分けてくれま す scaffold を利用します 簡単に雛形アプリを作れます

17 実践練習 本を管理する Web アプリを作成する テーブル Books テーブル id : 固有番号 name : 書名 price : 値段 state : 状態（どこにあるか）

18 実践練習 本を管理する Web アプリを作成する 手順 1. プロジェクトを作成 2. scaffold を実行 3. データベースを作成 4. サーバ起動・確認

19 実践１・プロジェクトを作成 1. RailsNavigator で右クリック 2. New > RailsProject を選択 3. Project Name を 「 books 」にして終了

20 実践２・ scaffold を実行 Generators で scaffold を選択して、 「 book name:string price:integer state:string 」

21 実習 3 ・データベース作成 Rake Tasks で db:migrate を実行

22 実習４・サーバ起動 1. Servers で 作成したプロジェクトの サーバを起動 2. http://localhost:3000/books （ポート番号は起動したサーバのも の） http://localhost:3000/books

23 解説１・プロジェクトを作成 各ディレクトリの中身 app ： Model 、 View 、 Controller config ：各種設定ファイル db ：データベースに関連するファイル log ：ログファイル public ： Web 経由でアクセスできるファイル test ：テストコード

24 解説２・ scaffold を実行 scaffold テーブル名 { カラム名 : タイ プ } CRUD が可能な雛形 Web アプリを作成 Controller, Model, View, Migration 指定したタイプのカラムを持つ テーブルを作成する string : 文字列 integer : 整数 date : 日付

25 解説２・ scaffold を実行 controller メソッドで Model や View を制御する 例： http://localhost:3000/books/new ⇒ book コントローラの new メソッドが呼ばれ る 指定しなければ new.html.erb http://localhost:3000/books/new

26 解説２・ scaffold を実行 model CRUD 処理を行う。以下はメソッドの一例 Create : save メソッド Read : find メソッド Update : update メソッド Delete : destroy メソッド バリデーションをかけるのもこのファイル validates_presence_of : 空っぽのときエラー validates_numericality_of : 数値でないときエラー validates : その他

27 解説２・ scaffold を実行 view /views/layouts/xxx.html.erb + /views/xxx/yyy.html.erb で画面を作成 ｘｘｘ : controller 名 yyy : action 名 layout の yield に埋め込まれる

28 解説２・ scaffold を実行 routes.rb map.resources メソッドが追加 CRUD にアクセスする URL を設定 /books/new => new メソッド /books/1 => show メソッド（ ID は 1 番） /books/1/edit => edit メソッド（ ID は 1 番） URL に変換するキーワードを設定 books_url => index メソッド new_book_path => new メソッド edit_book_path(1) => edit メソッド（ ID は 1 番）

29 解説２・ scaffold を実行 migration データベースを操作するファイル create_table : テーブルを作成 drop_table : テーブルを削除 add_column : カラムの追加 remove_column : カラムの削除

30 練習問題 １．本の状態を「貸出中」にするリンク を作る ２．本の状態を「本棚」にするリンクを 作る ３．書名がない本をはじく ４．値段が数字でない本をはじく ５． 300 円以上の本だけを表示する

31 練習問題 １．本の状態を「貸出中」にするリンクを作る 1. メソッドを作成する （ app/controllers/books_controller.rb ） 2. メソッドへのアクセス方法を指定する （ config/routes.rb ） 3. リンクを作る （ app/views/books/index.html.erb ） ３．書名がない本をはじく 1. 書名にバリデーションをつける

32 終わり 資料 http://ecl.info.kindai.ac.jp/~earth- moon/study2008.ppt 今日の資料 http://ecl.info.kindai.ac.jp/~earth- moon/study2008.ppt http://api.rubyonrails.org/ Rails の取扱説明書（英語） http://api.rubyonrails.org/