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アミノ酸 H NH2-C-COOH R カルボキシル基 アミノ基 ● アミノ酸: アミノ基をもったカルボン酸 加水分解 タンパク質 アミノ酸

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1 アミノ酸 H NH2-C-COOH R カルボキシル基 アミノ基 ● アミノ酸: アミノ基をもったカルボン酸 加水分解 タンパク質 アミノ酸
● アミノ酸: アミノ基をもったカルボン酸            加水分解   タンパク質           アミノ酸  非常に多数   脱水縮合   (約 20 種) ● 生物の多様性: 単純な要素の組み合による

2 主なアミノ酸の構造 酸性基が2個ある 塩基性基が2個ある (体内で合成されないもの、次ページ)

3 必須アミノ酸 ● 体内で合成できない(必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン) ⇒ 合成酵素がない
● 体内で合成できない(必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン) ⇒ 合成酵素がない ● 必須アミノ酸の不足 ⇒ 必要なタンパク質を作れない   ⇒ 他のアミノ酸は脂肪になる ● 良質のタンパク質 = 必須アミノ酸が多い  必要量: 50g/日 通常のタンパク質なら :                     70g/日 ● 動物性タンパク質: 必須アミノ酸が多くバランスもよい ● トウモロコシ: トリプトファンがない ● 小麦(タンパク含有率= 10% ) : トリプトファン、リシンなし ● 米( 7% ) : 全ての必須アミノ酸を含有 ● 大豆( 40% ) : 動物性タンパク質に近い組成 ⇒ 畑の肉 ●必須アミノ酸: 動物性タンパクに少ないものは植物性タンパクに多く、植物性タンパクに少ないものは動物性タンパクに多い ●動物性食品 +植物性食品 ⇒ 不足アミノ酸を補い合う

4 タンパク質の消化 (加水分解) ● タンパク質   ⇒  オリゴペプチド + アミノ酸     ⇒ 腸で吸収 ● タンパク質のままで吸収されるものもある  ⇒ 食品アレルギー                  ● タンパク質を多量に食べても筋肉は増えない ⇒  貯蔵機能がない  ⇒ 脂肪で肥満

5 旨味物質 ● 味覚、臭覚: 物質の到達を知覚; 化学感覚 (● 視覚、聴覚、触覚、温度: エネルギ-を知覚; 物理感覚)
● 味覚、臭覚: 物質の到達を知覚; 化学感覚 (● 視覚、聴覚、触覚、温度: エネルギ-を知覚; 物理感覚) ● タンパク質は大きくて味覚器に入れない ⇒ 味がない   ⇒ 肉の味 = 含まれている小さな分子(アミノ酸、旨味物質)の味 ● 基本味: [甘味、塩から味、酸味、苦味]+旨味 ● 3大旨味物質: 日本人が発見 ● グルタミン酸ナトリウム: 野菜、昆布に多い ● イノシン酸: 鰹節に多い ● グアニル酸: 椎茸に多い ● グルタミン酸 + (イノシン酸、 グアニル酸) ⇒ 相乗作用 ● 動物性と植物性の食材を組合わせる ⇒ 旨味物質が作用を強め合う(おいしい) + 栄養バランスがよい(健康によい) ● 醤油: 3大旨味物質と各種アミノ酸を含む ⇒ 汎用調味料

6 味が示すもの ● 旨味: 基本味(味蕾が対応)の一つ; 「UMAMI」 は世界の共通語 ● 辛味、渋味、えぐ味: 口の皮膚感覚
● 甘味: 糖類(エネルギ-源)の存在 ● 塩味: 金属イオン(ミネラル分)の味 ● 旨味: タンパク質; 体の構成要素 ● 苦味: 有害物質(アルカロイドなど)の存在   ● 酸味: H+ の味; 腐敗や果物などの未熟さを示す ● 人間も動物も先天的には、甘味、塩味、旨味を好み、 苦味、酸味を嫌う ● 味と消化: おいしい味は消化液の分泌を増やす ● 胃への直接注入では増えない ● 味と香り:  風邪で鼻が詰ると食物がまずい

7 タンパク質の分類 ●蛋白質: 蛋=鶏卵、蛋白=卵白 (プロテイン: 最も重要なもの(ギリシャ語))
●蛋白質: 蛋=鶏卵、蛋白=卵白 (プロテイン: 最も重要なもの(ギリシャ語)) ●ポリペプチド(ペプチド): タンパク質より小さい:   インシュリンなど ●構造タンパク質: 体の構造をつくる ●コラ-ゲン(繊維性;全タンパク質の約30% ): 筋肉、皮膚  ●ケラチン: 毛髪、爪、羊毛 ●機能タンパク質: 酵素など

8 アミノ酸からのタンパク質の生成 アミノ酸 重合(水分子が取れて結合) タンパク質 ペプチド結合(アミド結合の一種)

9 タンパク質の一次構造 ● アミノ酸の種類と結合順序(一次構造)
● 鎌状赤血球症:  ヘモグロビン287個のアミノ酸成分が1つだけ違う ⇒ 悪性貧血  (マラリアに強い ⇒ 貧血よりもマラリアの方が脅威             ⇒ 生存に有利) ● 生物進化の過程も示す:   構成アミノ酸の変異: 700 万年に1回 例: ヘモグロビンのα鎖(アミノ酸数141個) ●ヒトとゴリラでは 1個異なる ●ヒトとウマでは 18 個異なる

10 タンパク質の高次構造 ● タンパク質は、所定の形のとき、その機能を示す ●アミノ酸の並び方(1次構造)から一番安定な形が決まる
● タンパク質の高次構造 (二~四次構造):  立体的な構造 ● α- ラセン構造: 球状: 水溶性で壊れやすい: 機能タンパク質(酵素、ヘモグロビン等) ● β- シート構造: 繊維状: 水に溶けにくい: 構造タンパク質(ケラチン、コラーゲン等) ● 分子鎖が集まって、タンパク質としての機能を果たす場合:  ヘモグロビンなど

11 タンパク質の二次構造 水素結合

12 ミオグロビン αーラセン構造の例

13 タンパク質の高次構造を保つ結合 イオン結合 共有結合 水素結合 強い結合 弱い結合 疎水結合

14 タンパク質の変性 ●タンパク質の性質は、 ●物理的要因 : 加熱、凍結、強い攪拌 ●化学的要因: 酸、アルカリ、有機薬品、    重金属イオンなどの添加 で変化 ⇒ 変性 ●変性: タンパク質の空間構造      =形(高次構造)が変わる      ⇒ 性質が変わる 鎖が伸びて結合 ⇒ 凝固

15 タンパク質の変性の例 ● 熱変性 ● ゆで卵や火傷 ● ビフテキの焼き方:
● 熱変性 ● ゆで卵や火傷 ● ビフテキの焼き方:     ① 強火で焼く (表面が変性 ⇒ 肉汁の漏れ防止) ②中火または弱火で焼く (中心部を熱変性) ● 酸による変性 ● 締め鯖: 軟らかい鯖の切身 ⇒ 酢につける ⇒ 硬くなる ( ●酢締め: 塩をふっておくとよく締まる) ● ヨ-グルト: カゼイン(牛乳のタンパク質)を 乳酸(乳酸醗酵)で変性 ● 腐敗(酸敗)した牛乳も凝固 ● 塩類による変性 ● 豆腐: 豆乳を硫酸カルシウム、塩化マグネシウムで凝固 ● 変性したタンパク質: 味が変わる; 消化されやすい

16 パーマの原理(S-S結合の組み換えによる変性)
シスチン システイン 組合せの変化 ⇒形の変化 ケラチン ずれる 開裂 再結合 髪の毛の寝癖:  水分(汗)による水素結合の組換え ⇒ タンパク質の立体構造の変化

17 酵素:生物がつくる触媒 ● 1つの細胞: 約2千種もの化学反応 ● 生体反応: 1つの反応に1つの酵素
● 1つの細胞: 約2千種もの化学反応 ● 生体反応: 1つの反応に1つの酵素 ● 必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン: 合成酵素がヒトにない ● 構成酵素: 先天的にある ● 誘導酵素: 刺激により生成 ⇒ 抗生物質耐性病原菌、殺虫剤耐性害虫、 飲酒による薬物分解酵素

18 酵素の機能 (1) 反応を大幅に速める ● 酵素がなければ、1回の食事の消化時間は50年
(1)  反応を大幅に速める ● 酵素がなければ、1回の食事の消化時間は50年    酵素 + 基質 ⇒ 酵素基質複合体 ⇒ 生成物 +酵素          活性化エネルギー(反応の障壁)を下げる  (2) 選択性が高い: 反応ごとに酵素がある   ● 基質特異性: 特定のものとだけ反応     ● 反応特異性: 特定の反応だけをする (3) 酸、アルカリ、熱などで変性を受ける ⇒ 酵素活性を失う

19 活性化エネルギー 酵素がない場合 反応の障壁 酵素がある場合

20 酵素活性の pH 依存性 胃にある消化酵素 普通の消化酵素 ←酸性が強い ● なぜピロリ菌は強酸性の胃で生きられるのか
● なぜピロリ菌は強酸性の胃で生きられるのか  ● ニンジンはビタミン C 酸化酵素をもつ  ⇒ ニンジン入りのジュ-ス等ではビタミンCが分解  ⇒ レモンや酢を加える ⇒ 酵素が不活性 ⇒ ビタミンCが減らない

21 酵素活性の温度依存性 熱変性で失活 酵素の熱変性による失活 ⇒ 40℃以上の発熱の危険性                     食品の保存性の向上

22 タンパク質分解酵素 ● タンパク質分解酵素は自己分解 ⇒ 活性を失う ● 胃壁はなぜ胃液で消化されないのか? ⇒ 消化性潰瘍
● タンパク質分解酵素は自己分解 ⇒ 活性を失う ● 胃壁はなぜ胃液で消化されないのか? ⇒ 消化性潰瘍 ● 魚肉や畜肉の味の放置による変化 ● 新しいほどおいしいか?  ● 放置でタンパク質分解酵素が作用⇒ アミノ酸量が増える ● ATP から イノシン酸(旨味物質) が生成 ● 死直後の牛肉は堅い ⇒ 冷蔵庫に保管 ⇒ 軟化し旨くなる。 ● 毒素: タンパク質性の有毒物質(酵素); 強力 ● ボツリヌス毒素: 1 mgで 1400 万人を殺せる(熱で無毒化) ● 毒物: 青酸カリ;  300 mg で1人を殺せる ● 蛇毒: 酵素;   毒蛇を丸ごと煮て食べたらどうなるか?

23 酵素の働き ● 緑茶: 分解酵素を失活させたもの; 不発酵茶 ● 紅茶: 酸化酵素を働かせたもの; 発酵茶
● 緑茶: 分解酵素を失活させたもの; 不発酵茶 ● 紅茶: 酸化酵素を働かせたもの; 発酵茶 ● ウーロン茶: 半発酵茶               チロシナーゼ(酸化酵素) ● チロシン(アミノ酸)   メラニン色素 (褐色) ● リンゴ、バナナ、ジャガイモ、レンコンの切り口の着色 ● 着色防止:  ① 加熱、塩水、酢 ← 酸化酵素の不活性化 ② 水洗  ← 酸化酵素は水溶性 ③ 切れる包丁を使う ← 酸化酵素は細胞内にある ● 日焼け、シミ、ソバカス: 美白剤; チロシナーゼ阻害剤     ↑ 自己防御作用

24 食品工業での酵素の利用

25 窒素の排泄 ● 窒素: アミノ酸、タンパク質、核酸などの構成原子 ⇒ 代謝 ⇒ アンモニア(有毒)
● 窒素: アミノ酸、タンパク質、核酸などの構成原子         ⇒ 代謝  ⇒ アンモニア(有毒) ● 窒素の排泄法 ●水中生物: アンモニアのまま ●多くの陸上動物: 尿素(低毒性)として尿と共に ●鳥類: 尿酸塩(固体): 尿をしない⇒ 体重を軽くする

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27 狂牛病の病原体 正常型プリオン(糖タンパク質、ヒトにもある) 感染型プリオン (立体構造が変化) 感染型プリオン(狂牛病の病原体)
正常型プリオン(糖タンパク質、ヒトにもある)             感染型プリオン               (立体構造が変化) 感染型プリオン(狂牛病の病原体)  (タンパク質分解酵素の作用を受けない。脳血液関門を通過する) 遺伝子がないのに増殖性と伝染性をもつ             ⇒ 生物の定義の変更

28 BSE発症のメカニズム ①異常プリオンが脳に進入 ⇒ ②プロテインXが正常と異常のプリオンの仲立ちをする ⇒
③正常プリオンが異常プリオンに変異⇒ ④異常プリオンが増えて脳がスポンジ状になる


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