ファーストイヤー・セミナーⅡ 第１３回 ２次元グラフィックス（１）. ２次元グラフィックス Ultra-C では、これまで利用してきた「標準入出力」 以外に「グラフィックス画面」があり、図形などを 表示できる C 言語のグラフィックスには細かな規定がなく、こ れから学ぶ内容が他の環境、システムでは利用でき.

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1 ファーストイヤー・セミナーⅡ 第１３回 ２次元グラフィックス（１）

2 ２次元グラフィックス Ultra-C では、これまで利用してきた「標準入出力」 以外に「グラフィックス画面」があり、図形などを 表示できる C 言語のグラフィックスには細かな規定がなく、こ れから学ぶ内容が他の環境、システムでは利用でき ないことも多いので注意すること

3 とにかくやってみよう 以下のようなプログラムを作成し、実行してくださ い ← いつもと異なるので注意

4 直線を描く関数（ Line ） Line(x1, y1, x2, y2) は点（ x1, y1 ）から点（ x2, y2 ）まで直線を引く関数である 先ほどの Line(10, 10, 50, 50) なら点（ 10, 10 ）から 点（ 50, 50 ）まで直線が引かれる

5 グラフィックの位置 グラフィック・ウインドウ上の位置は座標（ x, y ） で表される 通常のグラフなどの軸と異なり、グラフィックでは 左上が (0, 0) となり、 x 座標は右へ、 y 座標は下へ行 くほど大きくなる (0, 0) (10, 10) (50, 50) x 軸 y 軸

6 直線を描く関数（２） 続いて、直線の色や形式、太さなどを変更してみよ う

7 直線の設定 直線を描く場合には、 （１）直線の色を指定する SetLineColor( 色指定 ); （２）直線の形式・太さを指定する SetLineStyle( 形式，太さ ); （３）線を描く Line ( 始点の x 座標, 始点の y 座標, 終点の x 座標, 終点の y 座 標 ) とする。先ほどのプログラムを確認してみよう

8 色指定 色指定は以下のようになる。 色の指定は、実際に描画する部分の直前におこなうこと。

9 直線の形式の指定 直線の形式は以下のように指定する 直線の太さは整数値で表す（ただし太さが反映されるの は PS_SOLID のみ） 数字が大きいほど太い実線になる

10 試してみよう 色指定、形式指定を参考にしながら色々な線を引いてみ よう （例）

11 背景色の変更 背景色を変更したい場合は SetBkColor( 色指定 ); ClearScreen; ← 画面をクリアして背景色で塗りつぶ す とする。

12 グラフィックスの注意点 図形を描く場合は、プログラムの順序に従って上書きされ ていく 色の変更、描画の順序を考えてプログラムを作成すること 例）線を描いたあとで背景色を上書きしているので、 線が塗りつぶされて描画されない

13 点を描く関数（ SetPixel ） 点を描くには SetPixel(x 座標, y 座標, 色指定） とする SetPixel, Line などの関数で座標を指定する場合、変数を 用いることもできる

14 練習：三角形を描く Line 関数を使って三角形を描いてみよう ただし三角形の頂点の座標はそれぞれ （ 320, 50 ）、（ 200, 250 ）、（ 440, 250 ） とする 線の色や種類、背景色は自由に変えてよい

15 プログラム例

16 第１３回のレポート 以下のプログラムを作成し、メールで提出してくださ い 星型を描画するプログラム – どのような星型でもよい – 色や線の形式も自由に選んでよい