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日立建機の分析 たたき台 杉之原チーム. 自社 (国内) RSS(レンタル・セールス・サービス)が一体なり、ワンストップで顧客 ニーズに最適なソリューションを提供 (株)KCMの連結子会社化 (海外) コマツの伝統市場(米国、欧州)とあまり競合していない 中国、アジア・オセアニアに強い (その他)

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1 日立建機の分析 たたき台 杉之原チーム

2 自社 (国内) RSS(レンタル・セールス・サービス)が一体なり、ワンストップで顧客 ニーズに最適なソリューションを提供 (株)KCMの連結子会社化 (海外) コマツの伝統市場(米国、欧州)とあまり競合していない 中国、アジア・オセアニアに強い (その他) 建機国内2位、世界3位圏 日立グループの「One Hitachi」の活動推進 グループ内で調達した部品で、グループ内ブラックボックス化 日立建機様の3C分析 市場 (国内) 東京五輪に向けた需要増、既存インフラのメンテナンス時期と重なり、長期活況が見込まれる 東日本の復興事業、アベノミクス公共事業増の効果 土木建築現場の人手不足 (海外) 北米の一般建設機械の需要増 北米以外はマイナス成長 為替の悪化 (その他) 生産現場、機械稼働現場でのIoTによるイノベーションが進行 建設、鉱山機械の現場で、安全性/生産性の向上、TCO低減のニーズが増大 (TCOとは、Total Cost Ownership) 競合 (コマツ) GPSなどを使って建設機械の情報を遠隔で確認するシステム「KOMTRAX」標準装 備化 建設機械の稼働状況をモニターにより車両管理の能率向上、省エネ 保守・メンテナンスや買い換え需要を正確に把握 世界中のコマツ製建設機械の稼働状況のモニターによりが景気動向が把握 スマートコントラクション (現場に関わるものをICTで有機的につなぎ、安全で生産性の高いスマー トな「未来現場」を創造していくソリューション) ICT建機 (クボタ) 2016年より米国で小型建設機械の製造を開始する(年間2千台)

3 日立建機様の財務分析 成長性 日立建機とコマツとを比較した場合、増収率ではほぼ同様のマイナス成長であるが、経常増収率および、自己資 本増加率ともに大きなマイナスとなっている 日立建機コマツ差 増収率-7.0%-6.3%-0.7ポイント 経常増収率-46.1%-13.8%-32.3ポイント 自己資本増収率-8.3%-0.7%-7.6ポイント 2015年3月期と2016年3月期での比較 2015年3月期2016年3月期 売上高815,792758,331 売上原価597,156-73.2%578,734-76.3% 売上総利益218,636179,597 販・管費156,717-19.2%156,233-20.6% 営業損益61,91923,364 その他収益4,4960.6%24,6953.3% その他費用3,284-0.4%14,007-1.8% 経常損益63,1317.7%34,0524.5% 日立建機の経常損益の構成 2015年3月期2016年3月期 売上高1,978,6761,854,964 売上原価1,401,193-70.8%1,315,773-70.9% 売上総利益577,483539,191 販・管費336,506-17.0%337,133-18.2% 営業損益240,977202,058 その他収益1,124-0.1%3,032-0.2% その他費用-2,2090.1%9,5510.5% 経常損益242,062-12.2%189,47510.2% 売上高が低下しても、売上原価、販・管費 がそれほど下がらず、売上高に占める割合が 大きくなる。 コマツと比較すると、経常収益率に大きく差 が出てくる。 コマツの経常損益の構成

4 日立建機様の財務分析 収益性 日立建機とコマツとを比較した場合、売上高の低下に対して、売上原価、販・管費が下がらない。傾向として、固定 費の割合が高く、損益分岐点が高いため売上高の低下により収益が大きく低下する。 項目 2015年3月期2016年3月期 日立建機コマツ日立建機コマツ 総資産営業利益率5.8%8.6%2.5%7.7% 総資本経常利益率(ROA)5.9%8.6%3.7%8.0% 自己資本営業利益率12.4%15.1%5.1%12.7% 自己資本経常利益率12.7%15.1%7.5%13.1% 自己資本当期純利益率(ROE)6.1%9.6%2.3%8.7% 売上高売上総利益率26.8%29.2%23.7%29.1% 売上高営業利益率7.6%12.2%3.1%10.9% 売上高経常利益率7.7%12.2%4.5%11.2% 製造原価比率73.2%70.8%76.3%70.9% 販売・管理費比率19.2%17.0%20.6%18.2% 日立建機の 売上高の推移 (10年間)

5 日立建機様のSWOT分析 内部要因外部要因 強み 日立グループとしてのICT、IoT等の技術力 コマツの伝統市場と競合が少ない 建機業界は高い技術力を必要とするため、新規 参入障壁が高い 建機に代わる代替え品は見当たらない 日本国内の需要の長期活況が見込まれる (東京五輪景気、既存インフラのメンテ期など、東 日本の復興事業など) 国内市場より新興国市場でのシェア争いが厳しさ を増している(中国、アジア、オセアニアに強い) マイニング建機の需要が見込まれる 弱み 国内第2位。海外では中国勢の追い上げが 厳しい状況 コマツに対してICT、IoT化が遅れている (KOMTRAX、ICT建機) ROA(3.7%)、ROE(2.3%)が低い 損益分岐点が高く、売上高が落ちると営業 利益率が大きく下がる 部品の海外調達(現地調達)が遅れてい る ⇒ 日立グループ内調達 需要増が見込まれるアフリカでの生産体制が 未完成 建機業界は、経済の影響をうけやすい 北米、欧州の景気が回復 為替の悪化 国内の土木、建設現場の人手不足 鉄鋼を中心とした資源は景気動向によって価格が 乱高下してしまうために、価格交渉の際に不利とみら れる


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