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ジェンダーから世界を読む ジェンダーの概要
ジェンダーから世界を読む ジェンダーの概要 1.ジェンダーは性差と違い、性別・解剖学的な相違ではなく、社会・文化による育てられた相違を注目する 2.社会にとっての主な男女役割の区別は、家庭内役割、経済活動(家計への貢献)の役割、そして資源へのアクセスにおける区別 3.上記の「資源」とは、土地、家(相続)、金、物、 そして無形の資源である教育、医療、情報を含む。
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ジェンダーから世界を読む アジア → 東南アジア → 農村社会 → タイ の例を筆者が選らんだのは、相続と経済との関連性があるからである。
ジェンダーから世界を読む アジア → 東南アジア → 農村社会 → タイ の例を筆者が選らんだのは、相続と経済との関連性があるからである。 1.アジアに2つの伝統がある:長男が相続する伝統や、娘が相続する伝統。これらは資源(主に土地)の家庭内、共同体内分配にも、両親を看るように期待される子(長男夫婦か、娘か)でも異なる。 2.東南アジア地域はまだ主に農村地域であるため農地、資源、人材の役割の家庭内配分は大事にされている。 3.農村社会は資源配分、ジェンダー役割への観察が可能な地域である。さらに、金銭的な価値観に加え、土地・人材の価値が明確に見える地域である。女性は男性と対等で働くが、有償・無償耕作の場合、「仕事」としてみなされていない。 つづき →
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ジェンダーから世界を読む アジア → 東南アジア → 農村社会 → タイ
ジェンダーから世界を読む アジア → 東南アジア → 農村社会 → タイ の例を筆者が選らんだのは、相続と経済との関連性があるからである。 4.タイ農村社会は母から娘への相続伝統がある。これがローカルな経済にどのような影響を及ぼすかは疑問であった。 5.近代化が進みつつある国では、近代法が、伝統的な家族構造や相続の慣行乗って越えるから、相続対象者(娘)制度と、近代法による「世帯主」(婿)制度が対立するという課題が生まれる。
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肥沃の土地や天然資源物があるタイ農村部
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分散されていない、収穫が協同で分け合う・森林伐採のない・灌漑設備がある土地。
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水利などの問題で使えなくなった土地。 近辺の世帯は土地なしになった。
水利などの問題で使えなくなった土地。 近辺の世帯は土地なしになった。
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夫の死亡で土地を無くした、一人で子育てをする若き母。
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 第3章 「母(親)中心的な」家族とジェンダー~ 居住・相続慣行と「婿」の立場 p 概要 1.家族構造や家庭内役割に大きく影響するのは、 経済に関連する、資源(土地)、家庭内ケアー、そして生産能力である。 2.「土地の権利」といわれる近代制度=土地が豊富にない場合、土地に金銭的な価値がつき、その価値が高まる。その土地を利用する、販売することが可能になった人が土地の権利を持つと言える。
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 居住・相続慣行と「婿」の立場 p 近代経済や近代法がもたらす変化: 土地は母・娘・妻名義であったが、「世帯主」の位置づけは父から婿へ 2.土地、水利という天然資源物の利用、所有、そして分配は先ず家庭内・親族で行われるが、土地が増加する人数(子孫)に足らない場合、家族内に「土地なし層」ができる 3.夫婦間の土地の場合、その配置・処理は夫婦間で決定するから「女性の立場圧倒的に優位にしているわけではない」 4.土地の金銭的な価値への見方や、土地登記制度による「新しい変化への対応」を生み出した。従来のジェンダー役割との関係は?
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 若年層の離婚 p161 1.妻の両親と同居する慣行による、婿への精神的な負担 2.妊娠・子育て(結婚の破綻、夫の死などの場合も含めて)の、妻や妻の母への負担: 子供のために妻が働かなければならない 妻が働くから妻の母(祖母)が子育てを担う
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 「母の家」の中心的存在となる「嫁」 p162 夫の両親と同居する時にも最終的に自分の娘 (末娘)と同居してしまうため「母の家」の慣行が つづく。 この場合土地の相続は不利にはならないが、 夫の両親への「気兼ね」がある?
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 居住形態と意志決定 p163-4 1.伝統社会である農村社会ではほとんどの女性が働く。 2.普段は妻方居住をするが、「経済的な理由から夫の家に同居する」 3.妻が働くことに反対する夫は殆どいないが、 いる場合、夫方居住をする可能性が高い。 4.この場合、夫の意見のみによると、働く・働かないきっかけは「現金が足りる・不足している」 5.妻が「農作業」だけに従事して欲しい場合、農作業は「仕事」ではないように定義されていることが明らかになる。
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 第4章 女性の家計貢献を促す「母の家」 ~ 娘の場合 p
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 母の場合 p166
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ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例
ジェンダーから世界を読む 第一部 タイ農村部からの例 第5章 おわりに ~ 現実に則したジェンダー理解に向けて p
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