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Published byつねとき たつざわ Modified 約 7 年前
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IIDC 1394 Digital Camera over IPによる 遠隔講義用高品位映像伝送システム の実装とプロトコル
京都大学 学術情報メディアセンター 中村素典、八木啓介、岡部寿男 ITRC meet15 (2004/5/27)
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内容 実験・評価システムの変遷 相互接続のためのプロトコルの検討
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システムの概要 IIDC 1394 規格のデジタルカメラを用いると 高解像度映像が比較的安価に取得できる。 (ただし、非圧縮なのでフレームレートは IEEE1394 Bus の帯域の制約を受ける。 1280×960で7.5fps等) 非圧縮映像をそのままネットワーク伝送 (FastEthernetでは帯域不足) 受信側は、SXGAフレームバッファに直接描画 (PCとPC用ディスプレイさえあれば受信可能)
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システム構成 Gigabit Network IEEE1394カメラ 送信用PC 受信用PC SXGA対応 プロジェクター
IEEE1394 I/F内蔵 受信用PC SXGA対応 プロジェクター IEEE1394バス
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PCの要求仕様(ハード) Gigabit Ethernet IEEE 1394 I/F (送信側のみ) SXGA対応Graphic Card
150Mbpsが流れる IEEE 1394 I/F (送信側のみ) DFW-SX900を接続、距離問題に注意 SXGA対応Graphic Card DFW-SX900は1280x960の解像度 DirectX 8.1以上(Windowsの場合)
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要求仕様(ソフト) 複数のカメラを接続、選択が可能 送信映像のモニタ(全画面) 受信映像の表示(全画面) カメラパラメータの制御
ユニキャスト送信・マルチキャスト送信 受信側は自動切換えが嬉しい
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実験・評価システムの変遷 デスクトップ(ミニタワー)PC スモールデスクトップPC ノートPC 小型PC
Dell Precision 340 Pentium4 1.8GHz, 256M Mem, NVIDIA Quadro4 900XGL FASE FWLink-4001s スモールデスクトップPC Dell OptiPlex GX270 small desktop Pentium4 2.6GHz, 512M Mem ノートPC Latitude D600 (受信専用) Pentium-M 1.6GHz, 512MB Mem, ATI MOBILITY RADEON 9000 小型PC FASE PC-CUBE Pentium-M LV 1.1GHz, 1GB Mem, Flash Disk (CF) Windows XP Embedded
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初期バージョン:ミニタワーPC
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小型化:スモールデスクトップPC
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超小型版:FASE製 PC-CUBE http://www.fase.co.jp/PC-CUBE/
ACアダプタは外付け
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PC-CUBEの内部
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実験・評価システムその後 Windows XP への対応 マルチキャストへの対応 フレームの間引き などなど
従来はブロードキャスト… フレームの間引き などなど
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運用システムの構築 仕様 2004年度から運用開始 Pentium3 1.2GHz, 512MB Memory
256MB Flash Disk 複数カメラの切り替え 2式を装備し、2ストリーム同時送受信可能 RS232Cからの制御 2004年度から運用開始
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ネットワークの設計(L2でべったり) 吉田キャンパス 講義室 (化学) 講義室 (電気) 桂キャンパス 講義室 (電気) 1G 1G
Cat6500 講義室 (メディア) 10G Cat6500 講義室 (化学) 10G 1G 講義室 (生存圏) Cat6500 宇治キャンパス
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ストリームのRTP化の検討 目的 異なる実装間で相互通信できるようにする
EthernetのMTUを超えるサイズのIsochronous packetを事前に分割する方式を規定する フレームを構成するパケットの一部の損失があっても、フレームを部分的に再構成できるようにする(実装はともかく、プロトコルとして) フレームの先頭や末尾の欠落、順序の入れ替わり等
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IIDC 1394-based Digital Camera Specification Version 1.3 (Jul. 2000)
1394 Trade Association Instrumentation and Industrial Control Working Group (II-WG), Digital Camera Sub Working Group (DC-SWG)
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IIDC 1394 データフォーマット (Video Isochronous packet structure)
0-7 8-15 16-23 24-31 data length tg channel tCode sy header CRC Video data payload data CRC sy: 同期情報 ― フレームの先頭は0001、その他は0000 tg, tCode は固定値
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ペイロードのサイズ Format, Modeによって変動する 125μsec間隔でパケット送出
Format 2, Mode 0 : 1280x960, YUV(4:2:2), 16bit/pixel, 1line/packet, 7.5fps 2560Bytes/packet × 1packet/line × 960lines/flame × 7.5fps = bps Format 0, Mode 2 : 640x480, YUV(4:1:1), 12bit/pixel, 2lines/packet, 30fps – 1920B/p そのままIPに乗せるとフラグメントが必要
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ペイロードの形式 U-(K+0) Y-(K+0) V-(K+0) Y-(K+1) U-(K+2) Y-(K+2) V-(K+2)
U-(K+Pn-6) Y-(K-Pn-6) V-(K-Pn-6) Y-(K-Pn-5) U-(K+Pn-4) Y-(K-Pn-4) V-(K-Pn-4) Y-(K-Pn-3) U-(K+Pn-2) Y-(K-Pn-2) V-(K-Pn-2) Y-(K-Pn-1) 位置情報が含まれない
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検討事項 Isochronous packetのヘッダをどうするか MTUに収まるように事前に分割する
フレームの先頭を示す情報が別途あればよい? Any IEEE 1394 over IP は目指さない MTUに収まるように事前に分割する パケットの一部損失でフレーム全部を捨てずに、部分的な再構成を可能にする フレーム内の位置を示す情報を付加する? フレームの先頭パケットの損失もありえるので、RTPのシーケンス番号だけではつらいだろう 実は draft-ietf-avt-uncomp-video-06.txt が使えるかも? カメラのパラメータ制御は別途RTSPで考える
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運用状態のモニタリング 統計情報の取得 映像状態の遠隔監視 パケットロスの数、頻度
パケットロスで再構成できなかったフレームの数(合計、単位時間あたり) 内部処理の遅延によって再構成できなかったフレームの数(合計、単位時間あたり) 映像状態の遠隔監視
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今後の課題 RTPフォーマットの確定と複数の実装による相互接続の実現 IPv6対応 一部パケットの損失時でも残りで再構成
音声ストリームへの対応、同期 広域環境での評価実験 FECの適用
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まとめ IIDC 1394 Digital Camera over IPによる遠隔講義用高品位映像伝送システムを構築
異なる実装間での相互通信を実現するための仕様の検討
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