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ジャパンリンクセンター(JaLC)のご紹介
平成24年7月19日 科学技術振興機構 知識基盤情報部
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■ジャパンリンクセンター(JaLC)とは・・・
●国内外の電子ジャーナル論文等の様々な文献書誌・所在情報を一元的に管理し、それらの相互リンクを実現するシステム。(システムのためのシステム) ●JSTを含む日本の情報機関による共同運営。 ●世界で9番目のDOI登録機関。
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■JaLCの構成と利用者(1/2) ●利用機関(会員) ●連携機関 JaLCを利用する、デポジット機関、および検索機関のこと。
①デポジット機関 自機関のもつコンテンツの書誌情報および所在情報(原文の 実URL)をジャパンリンクセンターに登録(デポジット)する機関。 ②検索機関 電子ジャーナルや検索データベース等を運用する機関。 JaLCが管理 するコンテンツの所在情報を自サービスで利用する機関。 ●連携機関 JaLCが問い合わせを行ったり、データの授受を行う機関。
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■JaLCの構成と利用者(2/2) 利用機関 連携機関 デポジット機関(リンクターゲット) 書誌情報・ 所在情報(URL) の登録
JST NII NDL 学協会等の電子ジャーナル 国内データベース 農水Agrolib リンクの実現 大学、研究機関(NIMSなど)、国内出版社等 事業者等 検索機関(リンクソース) 連携 全文情報の所在確認 NII NDL 連携機関 JST JST IDF
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■JaLCを利用するメリットとは・・・ 1)デポジット機関(リンクターゲット)として利用する場合
経由で閲覧される機会が増える。 ●引用、被引用リンクにより関連文献へのアクセスが容易になる。 ●個々の文献に国際標準の識別番号(DOI、【補足】DOI について参照)を付与できる。 2)検索機関(リンクソース)として利用する場合 ●リンクした文献へのアクセスが保証される(リンク切れ問題の解消)。 ●JaLCにデポジットしている多くの電子ジャーナルサイトの文献情報 を一元的に検索できる。
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■登録対象コンテンツ 当面は、 将来的には、 ●学術論文(ジャーナル、予稿集、要旨集、紀要、 報告書、学位論文)
報告書、学位論文) ●論文に付随する図表などの情報 将来的には、 ●書籍 ●研究データ ●特許など
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■ジャパンリンクセンターの機能(1/4)~アクセス保証~
識別子DOIを付与することにより、URLの変更によらず コンテンツへの恒久的なアクセスを実現 URL変更登録 リンク先のURL(所在)が変わってもDOIは変わらない。 ⇒ 同一のURL(
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■ジャパンリンクセンターの機能(2/4)~全文サイトリンク~
データベース等の検索結果から電子ジャーナルサイトの論文の全文へのリンクを実現 例:PubMedからJ-STAGE全文へのリンク(イメージ図) 全文データベースへの リンクボタンをクリック JaLC経由で・・・ 全文サイトへ移動
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■ジャパンリンクセンターの機能(3/4)~引用文献リンク~
電子ジャーナルサイトの論文中にある引用文献へのリンクを実現 例:J-STAGEの引用文献からその全文または抄録DBへのリンク(イメージ図) 引用文献サイト(全文)へ 選択可能 JaLC経由で・・・ 引用文献サイト(抄録DB)へ 引用文献リンクをクリック
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■ジャパンリンクセンターの機能(4/4)~被引用リンク~
他論文に引用された場合、元論文全文へのリンクを実現(イメージ図) 例:J-STAGEの被引用リンクから引用元文献サイトへ(イメージ図) JaLC経由で・・・ 引用元文献サイトへ 引用元文献サイトへの リンクボタンをクリック
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アクセスする際のURL ⇒ http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.55.42
【補足】 DOI について(1/4) 国際標準の識別子 DOIとは ● DOIは、ISO(国際標準化機構)により標準化された規格(ISO26324:2012) 。 コンテンツ個々の電子データに付与される国際的な識別子(Digital Object Idendifier)。 ●各機関固有のDOI-prefixと、個々のコンテンツを特定するDOI-suffixとを /(スラッシュ記号)でつないで並べた形となっている。 ●冊子や論文単位だけでなく、任意の図表やページ等、より細分化したレベ ルで付与することもできる。 DOIの例: / johokanri.55.42 DOI-Prefix DOI-Suffix アクセスする際のURL ⇒
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【Nature Publishing Group (NPG) 】
【補足】 DOI について(2/4) DOIの利点 ●学術論文の分野で世界的に普及しており、NatureやScienceのような学術雑誌や、ACM、 IEEEなどの学会が発行した論文誌の記事に付与されている。これらの論文記事との引用・ 被引用関係が容易に判明し、国際的な流通基盤となっている。 ●科研費の報告書にも、DOI記入欄が新設。 【Nature Publishing Group (NPG) 】 【アメリカ科学振興協会(AAAS) 】 【ACM: Association for Computing Machinery】 【IEEE: The Institute of Electrical and Electronics Engineers】
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#今年3月JaLCは世界で9番目のRAとして認定を受けた。
【補足】 DOI について(3/4) DOIの運営組織 国際DOI財団 (The International DOI Foundation, IDF) ●DOIレゾリューション( XXXにDOIを入 れると URLに) ●DOI登録機関(Registration Agencies, RA)の管理 ●ポリシーの策定 DOI登録機関 ( Registration Agencies,RA) DOIのシステムは、AAP(Association of American Publishers、アメリカ出版協会)とCNRI (Corporation for National Research Initiatives、国立研究所)によって設立され、現在は国際DOI財団 (The International DOI Foundation)によって運営されています。 ●DOI登録のシステム基盤の運営 ●DOI登録者(registrants=DOI登録を行おうとする者)の管理 ●DOIシステムの普及 ●CrossRef 等、9つの機関が存在する。 #今年3月JaLCは世界で9番目のRAとして認定を受けた。
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【補足】 DOI について(4/4) DOIの登録状況
●これまでに登録されたDOI数・・・・約6000万件。 うち、CrossRef ・・・・・・約5469万件。 ISTIC ・・・・・・・・約 183万件。 DataCite ・・・・・・・・ 約 100万件。 (2012年5月時点)
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