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なぜ今、情報の標準化が必要なのか。 インターネット普及率(ハードITインフラ)は既に飽和気味。

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Presentation on theme: "なぜ今、情報の標準化が必要なのか。 インターネット普及率(ハードITインフラ)は既に飽和気味。"— Presentation transcript:

0 自治体が保有する情報の可能性 ~情報が利活用しやすい環境の整備~
資料4 自治体が保有する情報の可能性 ~情報が利活用しやすい環境の整備~ 平成26年9月 経済産業省

1 なぜ今、情報の標準化が必要なのか。 インターネット普及率(ハードITインフラ)は既に飽和気味。
我が国のインターネット利用者数及び人口普及率の推移(個人) 出典:平成26年度情報通信白書,総務省 ・平成21年末の78.0%から5年間で4.8%の伸長にとどまっており、近年伸び悩みの傾向が見られる。 グローバルでのITガバナンスの現状と今後 出典:企業IT動向調査報告書2014,日本情報システム・ユーザー協会 ・情報(マスターやコード体系)がグローバルで 管理・標準化されることを企業は望んでいる。

2 住民サービス向上への道筋 限られた予算内での住民サービスの向上を図るには、ITインフラを活用して、様々な情報資源を有機的に結合させる環境を整えることが必要。 これまで これから 各省の形式がそろった形で情報が提供 各省もバラバラに 情報を提供 国の機関 国の機関 部署ごとに管理しているデータも共有 できるのか! 地方自治体 地方自治体 子育て部門 医療・介護部門 高齢者部門 子育て部門 医療・介護部門 高齢者部門 ・各部門ごとに、それぞれの施策対象者に対して、ウェブサイトや広報誌等を通じて情報を発信。 ・部門を横断した情報の収集やサービスの享受が難しい。 ・自治体内での情報共有も進みづらい状態。 ITインフラの活用により、各部門の情報を結合 ・住民に対して統合的な情報を提供。 自治体のウェブサイトはどこに何の情報があるか分からない!! せっかく色々なサービスがあるのに・・・ ワンストップで色々な情報を見れて便利! 自治体のサービスを積極的に使おう!

3 住民及びデータ活用ユーザー目線での現状の課題
自治体(部署)ごとに情報管理、  情報発信しているため、一つの情報を統合的に知ることが難しい。 自治体(部署)ごとで公開しているデータ構造が異なるため、オープンデータを活用した自治体横断的なアプリの開発が難しい。 (例)市の境目にある公園に関連した観光マップ 〇〇県 ××市 △△市 武蔵野市観光マップ 三鷹市観光マップ 東京都観光マップ ・データ構造 Aで公開 ・データ構造 Bで公開 ・データ構造 Cで公開 ・俯瞰しているが詳細な情報は欠落。 ・公園北側の情報が充実 ・公園南側の情報が充実 情報収集 ・自治体に特化したアプリの開発 住民が便利になるアプリを作ったのに、データ構造が違うからアプリを自治体ごとにカスタマイズしないといけない。 お金も手間もかかるから大変! データ構造が同じだったら楽なのにー! 住民・観光客 プログラマー・シビックハッカー 自治体の境目なんて観光客には関係ない! 公園に遊びに行くだけで、色々調べないといけないので手間! ・自治体側としても既存のアプリを活用が難しく、自治体ごとにカスタマイズ費用が発生する。  →予算の効率的な執行に支障。 ・自治体間で情報の共有・交換が行いづらい。  →情報を共有・交換し、統合して情報発信ができない。

4 管理している施設の防災施設としての位置付けが分かれば、
自治体内の業務効率化に向けた課題 各部門システムのデータ構造がそれぞれ異なり、バックオフィス連携が難しい。 自治体内の情報共有による業務効率化や透明性の向上に支障がある。 行政施設マップ 観光マップ 防災マップ システム連携 システム連携 施設管理部門 観光部門 防災部門 管理している施設の防災施設としての位置付けが分かれば、 保全計画が立てやすいのに! 施設の築年数や構造等が分かれば、 避難所等の指定作業がはかどるのに! ・同じ公園でも、各部門によって管理している情報は異なる。 ・データが共有できていれば、各部門の施策立案等における業務の効率化が可能。 ・情報の共有ができる形でないため、統合的な情報発信が難しい。

5 共通語彙基盤とは? 共通語彙基盤は、組織間の情報交換の時に組織が使用しているデータの構造や意味の違いを吸収し、情報交換を円滑化するものである。 共通語彙基盤 データ構造の共通化 情報交換する際のデータ構造を決めることで、既存のデータとマッピングを行い、情報交換を可能とする。 マッピング マッピング 防災部門 観光部門 語彙の共通化 情報交換する際に使用する語句を決めることで、既存の語句とマッピングを行い、情報交換を可能とする。 マッピング マッピング ○○県 ××市 ・共通語彙基盤を活用することにより、既存のデータフォーマットやシステムの改修等を必要とせず各組織間での情報交換が可能となる。

6 共通語彙基盤とは? データ構造の共通化 共通語彙基盤は、組織間の情報交換の時にデータの構造・形式の違いを埋める役割を果たす。 共通語彙基盤
共通語彙基盤とは? データ構造の共通化 共通語彙基盤は、組織間の情報交換の時にデータの構造・形式の違いを埋める役割を果たす。 共通語彙基盤 データ構造の共通化 各部署(自治体)が情報交換する際は、共通語彙基盤で定めるデータ構造に、既存のデータをマッピングする。 共通語彙基盤のデータ構造 名称 通称 住所 都道府県 市区町村 町名 番地 連絡先 電話番号 FAX番号 説明 建物 敷地面積 構造 竣工日 階数 マッピング マッピング ××市 △△市 (例)××市が管理している 小学校データ (例)△△市が管理している 小学校データ 項目 入力値 名称 〇〇小学校 通称 〇〇小 住所 ××県××市××町1-2 電話番号 説明 ××市立の小学校です。 敷地面積 15,000m2 階数 5階建て 項目 入力値 名称 〇〇小学校 住所 △△町4-4 電話番号 FAX番号 最寄駅 △△駅 敷地面積 20,000m2 構造 鉄筋コンクリート 竣工日 昭和40年2月3日 分解 分解

7 共通語彙基盤とは? 語彙の共通化 共通語彙基盤は、組織間で異なる語句を用いている場合に、情報をつなぐ役割 を果たす。 共通語彙基盤
共通語彙基盤とは? 語彙の共通化 共通語彙基盤は、組織間で異なる語句を用いている場合に、情報をつなぐ役割   を果たす。 共通語彙基盤 語句の共通化 マッピング 各自治体が情報交換する際は、共通語彙基盤で提示する語句のどれに該当するかをマッピングする。 マッピング ××市 △△市 (例)××市が管理している 避難所のデータ (例)△△市が管理している 避難所のデータ ××市 共通語彙基盤で使用する語句 △△市 〇○公民館… 指定避難所 △△会館… 〇〇小学校… 福祉避難所 △△中学校… 〇○病院… 広域応援活動拠点 △△大学病院… 〇○大学… 緊急避難場所 △△図書館… ○○公園… 広域避難場所 △△緑地… ○○工場… 災害時帰宅支援ステーション △△ショップ… 項目 入力値 避難所 〇○公民館… 二次避難所 〇〇小学校… 広域応援活動拠点 〇○病院… 一時集合場所 〇○大学… 広域避難地 ○○公園… 災害時帰宅支援ステーション ○○工場… 項目 入力値 指定避難所 △△会館… 福祉避難所 △△中学校… 広域防災拠点 △△大学病院… 一時避難場所 △△図書館… 広域避難場所 △△緑地… 災害時帰宅支援ステーション △△ショップ… 共通語彙基盤は自治体ごとに異なるデータ構造及び語句の使い方(意味)を吸収し、 既存のシステム等を変えることなく、情報交換を可能とする。

8 共通語彙基盤に求められる機能(役割) 情報を正しく効率的に交換、活用するために必要な共通語彙基盤には、様々な機能 (役割)が必要である。
情報を正しく効率的に交換、活用するために必要な共通語彙基盤には、様々な機能   (役割)が必要である。 検索性の向上 システム連携 Schema.orgに準拠することで、検索性が向上する。 データ構造が揃うため、システム間の連携が容易となる。 共通語彙基盤 データ構造の共通化 語彙の共通化 国際的な整合性 オープンデータ 国際的な語彙と整合性をとることで、国際的な情報交換も 可能とする。 オープンデータの民間利活用が促進される。 forf ISA NIEM DC

9 共通語彙基盤の導入による自治体内の効果 共有語彙基盤の活用により、オープンガバメントが進み、新しい行政モデルが実現される。 これまで
これから 大きな政府 行政 社会 小さな政府 行政 市民ハッカー NPO 住民サービスを全て行政が担っている状態。 行政は民間が活動できる土壌を整える。 アプリ部分の調達が必要なので、お金や人等コストがかかる! 自治体の業務 サービスを作っていたリソースを別施策の 企画立案に回せる! 地方自治体 自治体の業務 苦情 意見 地方自治体 自治体Web サービス 利活用可能な データ 中途半端な作りで使いにくい! 企業Aのサービス 企業Bのサービス 企業Cのサービス ・・・ ・お金をかけ、 サービスを提供 住民は自分に合ったサービスを選択できる。 自分に合った サービスを選べる♪ ・行政は、できる限り情報を再利用可能な形で提供し、自由に活用してもらう環境を整えることが重要。 ・住民へのサービスの向上や自治体内での業務効率化が望める。 ・自治体がWebサービスを多額の予算や人を投入し、作成することは非常に手間。 ・行政がすべての情報を握り、提供する思想は古い。

10 共通語彙基盤による組織内情報の開放 共通語彙基盤を活用して自治体が積極的に情報を発信することと、民間企業からも、企業内で閉じていたデータを壁を越えてデータを共有・活用する「データ駆動型(ドリブン)イノベーション」が同時並行的に進行中。 スモール 共通語彙基盤により、自治体や民間におけるオープンデータが促進 :施設位置情報 :交通、路線 これまでクローズドだったデータの流通によるデータ駆動型(ドリブン) イノベーションが促進 :イベント情報 :会計情報 <量> :法人登記 :犯罪情報 :特許、技術 :戸籍世帯情報 地域や部門を意識しない統合された情報の利用が可能になる :人口動態 :お薬手帳 :公共交通履歴 :地質 :購買情報 :携帯/GPS情報 :気象、海流 ・住民の利便性の向上! ・地場産業の活性化! :プローブ情報 :納税 ビッグ オープン <公開> クローズド オープンデータ :公共分野 ビッグデータ :民間分野 参考:千葉市 三木浩平氏資料 2013年11月

11 共通語彙基盤の活用イメージ(コア部分) 現在整備が進んでいる部門横断で活用する情報(コア語彙:氏名、住所、施設、組織、活動等)を整理するだけで、バラバラだった情報がひとまとまりの情報に。 ○○市役所 ○○小学校のデータ 説明 名称 住所 建物 イベント 設備 組織 連絡先 状態 防災 一つの事項(施設や組織、活動)に関する情報が集約される 各部署が保有するデータを入力し、共有 施設管理部門 ・住所や、連絡先等、基本データを共有することで、データ作成コストを低減。 ・まとまったデータを参照することで、新たな行政サービスの発案につなげることができる。 ・住民や企業はデータの利活用が行いやすくなる。 子育て部門 観光部門 防災部門

12 どこの避難所が開いて(空いて)いるかが一元的にわかる!
共通語彙基盤の活用イメージ(防災分野) 専門部門においても、共通語彙基盤は有効である。  (例) 防災分野 ○○自治体 住民等への情報発信 □□病院 避難所種別 指定避難所 対象地区 収容可能人数 開設状況 避難者数 衛生状況 ▽▽公民館 避難所種別 指定避難所 対象地区 収容可能人数 開設状況 避難者数 衛生状況 ××公園 避難所種別 指定避難所 対象地区 収容可能人数 開設状況 避難者数 衛生状況 共通語彙基盤の形式で提供 △△中学校 避難所種別 指定避難所 対象地区 収容可能人数 開設状況 避難者数 衛生状況 どこの避難所が開いて(空いて)いるかが一元的にわかる! ・・・ ○○小学校 避難所種別 指定避難所 対象地区 ○○町1~4丁目 収容可能人数 100人 開設状況 開設 避難者数 80人 衛生状況等 高齢者30名… 近隣自治体や関係組織との情報交換 他の自治体 共通語彙基盤の形式なので、 情報がすぐ突合できる! 各種避難所からの 報告 警察・自衛隊等 情報を共通語彙基盤の形式で一元管理 どこの避難所が救援や物資を 必要としているかが分かりやすい!

13 共通語彙基盤の導入に向けて 共通語彙基盤の導入ステップは3段階。 ステップ① ステップ② ステップ③ ↓
共有語彙基盤の導入範囲・分野を決める。 ツールの活用により、 既存データを共通語彙基盤の形式に変換! 共通語彙基盤の形式で 情報発信(オープンデータ化)、情報共有する! 情報共有やオープンデータを推進したい分野等 共通語彙基盤の導入ツール(仮)について 自治体 XML ③用途に応じた形式で公開 他の自治体等と情報交換 ①Excel等使い慣れた ツールでデータ作成 RDF JSON-RD IEPの作成 ツール(Webアプリ) ②ツールでの変換 ・自動的に共通語彙基盤にマッピング ・追加で入れるべき内容のサジェスト ・データ書式を用途に応じて変換 民間の活用を促す オープンデータで公開 ツールの開発 語彙の整備 共通語彙基盤の導入方法はシンプルかつ簡単。 今後は、自治体をフィールドに共通語彙基盤やツールの効果を検証していく。

14 (参考)Information Exchange Package(IEP)の作成
自治体の既存データから共通語彙基盤への変換手続を纏めたマニュアル 氏名、住所、地点、組織等の個別アイテムごとに作成 例:住所のデータ変換手続 ①既存システムのデータ 構造は変更不要 ②他システムとの連携は、 共通語彙基盤の形式に変換 ③受け取ったデータを自システムのデータ構造に変換

15 (参考)語彙の整備 三田中学校(千葉県)を例に、整備したコア部分の語彙 (データ構造)を適用。
三田中学校(千葉県)を例に、整備したコア部分の語彙   (データ構造)を適用。 三田中学校に関する情報をそれぞれの項目ごとにあてはめている。 ツール等を用いて、簡単に入力が可能 凡例 ic:imi core xsd:xml Schema usece:UN/CEFACT準拠

16 (参考)ツールの開発 自治体データを簡単かつ円滑に共通語彙基盤へ変換するための ツールを開発 民間企業でも利用しやすい形式に変換 自治体
自治体データを簡単かつ円滑に共通語彙基盤へ変換するための ツールを開発 民間企業でも利用しやすい形式に変換 構造化データ 付与ツール データ項目に関する属性等の メタ情報(場所情報・日時)を付与 共通語彙基盤 イベント型の データ(HTML) イベント型のデータ (HTML+メタ情報) 人が見やすい表示 子供向け 商品メーカー等 子育てイベント 情報等 (一般的なサイト) 子育てイベント情報等 (場所情報、日時等のメタ情報を追加) 子供向け商品情報 (子育てイベント情報等つき) メタ 情報 自治体 商品情報にメタ情報から 得たイベント情報を追加 住民 HTML 小児検診・ 予防接種など 場所型 日時型 イベントテンプレート


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