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統一原理 復帰原理2 よ う こ そ
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ノアの家庭を中心とする復帰摂理 アダム セツ アベル カイン 義人ノア 10代 1600年
(創世記第6章) ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。ノアはセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。神が地を見られると、それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。 アダム セツ アベル カイン 善の表示体 悪の表示体 義人ノア 10代 1600年 セム ハム ヤぺテ アダム家庭の身代わりとして新たな復帰摂理をされた 第2の 人間始祖 ■神はアベルが忠誠を尽くした、その心情の基台の上に、その身代わりとしてセツを立てられ、その子孫からノアの家庭を選んで、新たな復帰摂理をされました。 ■ノアの家庭は、「信仰基台」と「実体基台」を復帰する蕩減条件を立てることによって、アダムの家庭が復帰でなかった「メシヤのための基台」を蕩減復帰しなければなりませんでした。
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天 宙 信 仰 基 台 ①中心人物 : ノア ②条件物 : 箱舟 ③蕩減期間 : 120年、40日‥‥
そこで神はノアに言われた、「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。 あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、‥‥一階と二階と三階のある箱舟を造りなさい。 わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。 ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。 またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。 ‥‥ノアはすべて神の命じられたようにした。‥‥洪水は四十日のあいだ地上にあった。 信 仰 基 台 ①中心人物 : ノア ②条件物 : 箱舟 ③蕩減期間 : 120年、40日‥‥ 天 宙 ■「信仰基台」を復帰すべき中心人物はノアでした。神はアダムの身代わりとして、1600年を経て、十代目にノアを召命されました。 ■第2の人間始祖としてノアが捧げるべき条件物は、「天宙」を象徴する箱舟(全長150m近く)でした。三層でつくられた箱舟は、三段階の成長過程で創造された天宙を象徴しています。その中のノアは神を象徴し、家族は全人類、動物は万物世界を象徴していました。 ■ ノアは、120年間あらゆる罵倒と嘲笑を受けながらも、神の命令には絶対に服従して、平地ならばともかく、山の頂上に箱舟をつくりました。
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(創世記第7~8章) 洪水は四十日のあいだ地上にあった。水が増して箱舟を浮べたので、箱舟は地から高く上がった。 また水がみなぎり、地に増したので、箱舟は水のおもてに漂った。 水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は皆おおわれた。 地のおもてにいたすべての生き物は、人も家畜も、這うものも、空の鳥もみな地からぬぐい去られて、ただノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。‥‥箱舟は七月十七日にアララテの山にとどまった。 水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。‥‥ 新たな人類 アダム セツ ノア 40 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 40日洪水審判 ■箱舟が完成されたのちに、神は40日洪水審判をなさったのでした。その目的は、神だけが対応して摂理できる対象を立てるために、サタンの相対となっている淫乱に満ちた全人類を滅ぼし、もう一度新たな人類を出発させるためでした。 ■審判期間を40日と定められたのはなぜでしょうか?アダムからノアまで10代ですが、10数は帰一数(元に帰るという意味)です。10代の各代が四位基台を蕩減復帰(10×4)していくこの期間が、10代目のノアの時代に淫乱でサタンの侵入を受けたので、サタンに侵入された40数を神側に復帰する蕩減期間として、40日洪水審判期間を立てて、「信仰基台」を復帰しようとされたのです。
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心情的一体不可分 アダム アダム家庭 ノア ハム セム 次男 長男 アベル カイン 箱舟 ノア ノア家庭 次男 長男 ハム セム
父ノアの勝利圏を相続 次男 長男 アベル カイン 箱舟 (アダム家庭の 身代わり) ノア ノア家庭 次男 長男 ハム セム ■このように、ノアの家庭は、洪水審判40日で、「信仰基台」を復帰するための条件物である箱舟を、神のみ意にかなうように捧げることができました。 ■「信仰基台」の上で、ノアの子セムとハムとが、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てれば、「実体基台」が成就されるようになっていました。 ■その前に、ハムは、「実体基台」の中心人物アベルの立場を復帰しなければなりませんでした。なぜなら、ノア家庭では次男ハムではなく、ノア自身が「信仰基台」を蕩減復帰したからです。ハムがアベルの立場に立つためには、「信仰基台」を復帰した父親ノアと「心情的に一体不可分」の立場に立つべきでした。
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一体不可分のための摂理 (創世記第9章) 箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。 この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、 彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。 カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。 セムとヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。 やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、 彼は言った、 「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。 (カナンはハムの息子) ハム ノア ノア家庭が、裸でも恥ずかしさを知らなかったアダム家庭の立場を蕩減復帰するための摂理でもあった。 ■ハムがノアと心情一体となるために、神は特別な摂理をされました。聖書を見ると、ハムは父親ノアが天幕の中で裸になって寝ているのを発見し、恥ずかしく思い、批判の心を持ってセムとヤペテを扇動したので、二人もハムの扇動に雷同して、父親の裸を恥ずかしく思い、後ろ向きに歩み寄って、着物で覆いました。ところが、これが罪となってノアはハムの家系を呪いました。 ■これによって、一体不可分のための摂理は失敗(サタン侵入)し、ハムは「実体基台」を復帰するためのアベルの立場を蕩減復帰できず、「実体基台」をつくることができなくなったので、ノアを中心とする復帰摂理は無為に帰したのです。
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アブラハムの家庭を中心とする復帰摂理 ノア 10代 400年 アブラハム
(創世記第12章) 時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。‥‥ アブラムは主が言われたようにいで立った。 ノア セム ハム ヤぺテ アブラハム 10代 400年 神が最も愛するアベルの身代わりであるハムをサタンに奪われたので、サタンの最も愛する偶像商の長男を導き出した。 ハラン ■神は、ノアが天に対して忠誠をつくしたその心情の基台の上で、アブラハムを召命なさり、アブラハムの家庭を中心として、復帰摂理を再び行われました。 カナン ウル ■ノア家庭の摂理で、「アダムからノアまでの10代と審判40日期間」がサタンに奪われたので、10×40の400年蕩減期間を経て、アブラハムは召命されました。 エジプト 4000年前のカナン(イスラエル)周辺
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信 仰 基 台 (アブラハムの象徴献祭) 雌牛 羊 鳩
(創世記第15章) また主は彼に言われた、「わたしはこの地をあなたに与えて、これを継がせようと、あなたをカルデヤのウルから導き出した主です」。 彼は言った、「主なる神よ、わたしがこれを継ぐのをどうして知ることができますか」。 主は彼に言われた、「三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山ばとと、家ばとのひなとをわたしの所に連れてきなさい」。 彼はこれらをみな連れてきて、二つに裂き、裂いたものを互に向かい合わせて置いた。ただし、鳥は裂かなかった。荒い鳥が死体の上に降りるとき、アブラムはこれを追い払った。 日の入るころ、アブラムが深い眠りにおそわれた時、大きな恐ろしい暗やみが彼に臨んだ。 時に主はアブラムに言われた、「あなたはよく心にとめておきなさい。あなたの子孫は他の国に旅びととなって、その人々に仕え、その人々は彼らを四百年の間、悩ますでしょう。 信 仰 基 台 荒い鳥=サタンの象徴 (アブラハムの象徴献祭) 三段階の成長過程を通じて 完成する天宙を象徴 雌牛 羊 鳩 蘇生 完成 長成 ■神は、「信仰基台」復帰のための条件物として、アブラハムに「鳩と羊と雌牛」とを供え物として捧げるように命じられました。 ■この三種類の供え物は、三段階の成長期間を通じて完成する天宙を象徴するものでした。 ■アブラハムは、羊と雌牛は二つに裂いて祭壇に置きましたが、鳩だけは裂かずにそのまま置いたので、荒い鳥がその死体の上に降りたと書かれています。その罰として、子孫であるイスラエル民族は400年の苦役をするようになりました。
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■それゆえ、鳩を裂かなかったことで条件物にサタンが侵入し、大きな罪となりました。この問題は今日まで解明されませんでした。
アダム ノア アブラハム 蘇生 完成 長成 ノアは巨大な箱舟を供えたが、その勝利の基台の上に、アブラハムは象徴的な三種の動物を信仰基台の条件物とすることができた。しかし、神のみ言を信じ守ることができず、その中でも一番裂くのが簡単なハトを裂くのを怠った。 祭 壇 ■鳩と羊と雌牛の三種の供え物を、一つの祭壇に載せて献祭したのは、アダム、ノア、アブラハムの三代の蕩減復帰摂理を、一時に横的に完成するためでした。 ■鳩と羊と牛を裂くことは、それぞれアダム家庭とノア家庭およびアブラハム家庭の善悪分立摂理を象徴するものです。さらに、「裂く」というのは、サタンの血を流して聖別する条件を立てる意味があります。 ■それゆえ、鳩を裂かなかったことで条件物にサタンが侵入し、大きな罪となりました。この問題は今日まで解明されませんでした。
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サ (創世記第22章) 神は言われた、「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」。 アブラハムは朝はやく起きて、ろばにくらを置き、ふたりの若者と、その子イサクとを連れ、また燔祭のたきぎを割り、立って神が示された所に出かけた。 三日目に、アブラハムは目をあげて、はるかにその場所を見た。 そこでアブラハムは若者たちに言った、「あなたがたは、ろばと一緒にここにいなさい。わたしとわらべは向こうへ行って礼拝し、そののち、あなたがたの所に帰ってきます」。 アブラハムは燔祭のたきぎを取って、その子イサクに負わせ、手に火と刃物とを執って、ふたり一緒に行った。 やがてイサクは父アブラハムに言った、「父よ」。彼は答えた、「子よ、わたしはここにいます」。イサクは言った、「火とたきぎとはありますが、燔祭の小羊はどこにありますか」。 アブラハムは言った、「子よ、神みずから燔祭の小羊を備えてくださるであろう」。こうしてふたりは一緒に行った。 Ⅰ アダム サ Ⅱ ノア サ Ⅲ アブラハム 燔祭=いけにえの動物を 祭壇上で焼き、神にささげる ■3次目であるアブラハムが、信仰基台の条件物を捧げることに失敗してしまったので、神の復帰摂理は極めて困難になりました。しかし、アブラハムは失敗したけれども、アベルやノアが信仰基台の復帰に成功した歴史的な心情の基台を条件として、もう一度供え物を捧げさせることができました。したがって後日、神は再び、アブラハムに息子イサクを捧げるように命令されました。 ■アブラハムは、3日路程を経ながら苦悩を乗り越え、絶対的な信仰で神のみ言に従い、老いてから授かった愛児イサクを、燔祭にするため殺そうとしました。
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彼らが神の示された場所にきたとき、アブラハムはそこに祭壇を築き、たきぎを並べ、その子イサクを縛って祭壇のたきぎの上に載せた。 そしてアブラハムが手を差し伸べ、刃物を執ってその子を殺そうとした時、 主の使が天から彼を呼んで言った、「アブラハムよ、アブラハムよ」。彼は答えた、「はい、ここにおります」。み使が言った、「わらべを手にかけてはならない。また何も彼にしてはならない。あなたの子、あなたのひとり子をさえ、わたしのために惜しまないので、あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」。 この時アブラハムが目をあげて見ると、うしろに、角をやぶに掛けている一頭の雄羊がいた。アブラハムは行ってその雄羊を捕え、それをその子のかわりに燔祭としてささげた。 イサクの忠誠はアブラハムの忠誠に劣らないものであった。もし、イサクが拒否していたならば救いの摂理は絶望的にならざるを得なかった。 アブラハム イサク 一体 不可分 3日間 モリヤ山 ■そのとき、神は「殺してはならない!」と命令されて、「あなたが神を恐れるものであることをわたしは今知った」と言われました。これは、象徴献祭失敗の叱責とイサク献祭成功の喜びが表現されたものです。 ■アブラハムが絶対的信仰によってイサクを殺そうとした忠誠は、サタンの侵入を受けた自分自身を殺したのと同じ立場に立ったので、サタンを分離することができ、共に死から復活したイサクと一体不可分の立場に立つようになりました。 ■このようにイサクはアブラハムの使命を受け継いで「信仰基台」の中心人物となって、父と共に雄羊を供え物として捧げ、遂に「信仰基台」を蕩減復帰しました。
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信 仰 基 台 実体基台 (アベル) アブラハム ①中心人物 : (アブラハム→)イサク ②条件物 : 雄羊
①中心人物 : (アブラハム→)イサク ②条件物 : 雄羊 (蕩減期間 : 120年、40年‥‥) イサク イシマエル ヤコブ エサウ 実体基台 堕落性を脱ぐ ための蕩減条件 ヤコブ エサウ ④③②① (アベル) アラブ世界 イサクの家庭 ■イサクの家庭で、彼の子エサウとヤコブが、カインとアベルの立場で「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てて「実体基台」を完成しなければなりませんでした。 ■そのためには、先ずヤコブが、信仰基台の条件物を捧げたアベルの立場(中心人物)を蕩減復帰する条件を立てなければなりませんでした。そのため、聖書には、ヤコブが「長子権」を復帰するために特別な路程を歩んだことが記されています。なぜなら、長男の立場でなければ、父親イサクが成功した「信仰基台」復帰の勝利圏を相続することができないからです。
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■第一に、ヤコブは長子権を個人的に復帰する争いで、パンとレンズ豆のあつものを与えて、エサウから長子権を奪いました。
(創世記第25章~) (リベカの)胎内にはふたごがあった。さきに出たのは赤くて全身毛ごろものようであった。それで名をエサウと名づけた。その後に弟が出た。その手はエサウのかかとをつかんでいた。それで名をヤコブと名づけた。‥‥ある日ヤコブが、あつものを煮ていた時、エサウは飢え疲れて野から帰ってきた。 エサウはヤコブに言った、「わたしは飢え疲れた。お願いだ。赤いもの、その赤いものをわたしに食べさせてくれ」。彼が名をエドムと呼ばれたのはこのためである。 ヤコブは言った、「まずあなたの長子の特権をわたしに売りなさい」。 エサウは言った、「わたしは死にそうだ。長子の特権などわたしに何になろう」。 ヤコブはまた言った、「まずわたしに誓いなさい」。彼は誓って長子の特権をヤコブに売った。 そこでヤコブはパンとレンズ豆のあつものとをエサウに与えたので、彼は飲み食いして、立ち去った。このようにしてエサウは長子の特権を軽んじた。 イサクは年老い、目がかすんで見えなくなった時、長子エサウを呼んで言った、「子よ」。彼は答えて言った、「ここにおります」。イサクは言った。「わたしは年老いて、いつ死ぬかも知れない。それであなたの武器、弓矢をもって野に出かけ、わたしのために、しかの肉をとってきて、わたしの好きなおいしい食べ物を作り、持ってきて食べさせよ。わたしは死ぬ前にあなたを祝福しよう」。 イサクがその子エサウに語るのをリベカは聞いていた。 「それで、子よ、わたしの言葉にしたがい、わたしの言うとおりにしなさい。群れの所へ行って、そこからやぎの子の良いのを二頭わたしの所に取ってきなさい。わたしはそれで父のために、父の好きなおいしい食べ物を作りましょう。あなたはそれを持って行って父に食べさせなさい。父は死ぬ前にあなたを祝福するでしょう」。 ■第一に、ヤコブは長子権を個人的に復帰する争いで、パンとレンズ豆のあつものを与えて、エサウから長子権を奪いました。 ■第二に、サタン世界であるハランに行って、(氏族の中で)21年間苦労しながら、家庭と財物を中心に、長子権を復帰しました。 ■第三に、ヤコブはカナンに帰る途中、ヤボク河で天使との組み打ち(相撲)に勝利して、実体で天使に対する主管性を復帰しました。 ■このようにして、ヤコブは長子権復帰勝利によってアベルの立場を蕩減復帰しました。このような記録は今日まで理解できない謎として解明されませんでした。
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ヤコブは母リベカに言った、「兄エサウは毛深い人ですが、わたしはなめらかです。おそらく父はわたしにさわってみるでしょう。そうすればわたしは父を欺く者と思われ、祝福を受けず、かえってのろいを受けるでしょう」。母は彼に言った、「子よ、あなたがうけるのろいはわたしが受けます。ただ、わたしの言葉に従い、行って取ってきなさい」。そこで彼は行ってやぎの子を取り、母の所に持ってきたので、母は父の好きなおいしい食べ物を作った。リベカは家にあった長子エサウの晴着を取って、弟ヤコブに着せ、また子やぎの皮を手と首のなめらかな所とにつけさせ、彼女が作ったおいしい食べ物とパンとをその子ヤコブの手にわたした。 そこでヤコブは父の所へ行って言った、「父よ」。すると父は言った、「わたしはここにいる。子よ、あなたはだれか」。ヤコブは父に言った、「長子エサウです。あなたがわたしに言われたとおりにいたしました。どうぞ起きて、すわってわたしのしかの肉を食べ、あなたみずからわたしを祝福してください」。イサクはその子に言った、「子よ、どうしてあなたはこんなに早く手に入れたのか」。彼は言った、「あなたの神、主がわたしにしあわせを授けられたからです」。イサクはヤコブに言った、「子よ、近寄りなさい。わたしは、さわってみて、あなたが確かにわが子エサウであるかどうかをみよう」。ヤコブが、父イサクに近寄ったので、イサクは彼にさわってみて言った、「声はヤコブの声だが、手はエサウの手だ」。ヤコブの手が兄エサウの手のように毛深かったため、イサクはヤコブを見わけることができなかったので、彼を祝福した。イサクは言った、「あなたは確かにわが子エサウですか」。彼は言った、「そうです」。イサクは言った、「わたしの所へ持ってきなさい。わが子のしかの肉を食べて、わたしみずから、あなたを祝福しよう」。‥‥ イサクがヤコブを祝福し終って、ヤコブが父イサクの前から出て行くとすぐ、兄エサウが狩から帰ってきた。 ‥‥イサクは言った、「あなたの弟が偽ってやってきて、あなたの祝福を奪ってしまった」。 エサウは言った、「よくもヤコブと名づけたものだ。彼は二度までもわたしをおしのけた。さきには、わたしの長子の特権を奪い、こんどはわたしの祝福を奪った」。また言った、「あなたはわたしのために祝福を残しておかれませんでしたか」。 ‥‥「父よ、あなたの祝福はただ一つだけですか。父よ、わたしを、わたしをも祝福してください」。エサウは声をあげて泣いた。‥‥ こうしてエサウは父がヤコブに与えた祝福のゆえにヤコブを憎んだ。エサウは心の内で言った、「父の喪の日も遠くはないであろう。その時、弟ヤコブを殺そう」。 しかしリベカは長子エサウのこの言葉を人づてに聞いたので、人をやり、弟ヤコブを呼んで言った、「兄エサウはあなたを殺そうと考えて、みずから慰めています。 子よ、今わたしの言葉に従って、すぐハランにいるわたしの兄ラバンのもとにのがれ、あなたの兄の怒りが解けるまで、しばらく彼の所にいなさい。
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さてヤコブは目をあげ、エサウが四百人を率いて来るのを見た。そこで彼は子供たちを分けてレアとラケルとふたりのつかえめとにわたし、つかえめとその子供たちをまっ先に置き、レアとその子供たちを次に置き、ラケルとヨセフを最後に置いて、みずから彼らの前に進み、七たび身を地にかがめて、兄に近づいた。 するとエサウは走ってきて迎え、彼を抱き、そのくびをかかえて口づけし、共に泣いた。エサウは目をあげて女と子供たちを見て言った、「あなたと一緒にいるこれらの者はだれですか」。ヤコブは言った、「神がしもべに授けられた子供たちです」。そこでつかえめたちはその子供たちと共に近寄ってお辞儀した。レアもまたその子供たちと共に近寄ってお辞儀し、それからヨセフとラケルが近寄ってお辞儀した。するとエサウは言った、「わたしが出会ったあのすべての群れはどうしたのですか」。ヤコブは言った、「わが主の前に恵みを得るためです」。エサウは言った、「弟よ、わたしはじゅうぶんもっている。あなたの物はあなたのものにしなさい」。ヤコブは言った、「いいえ、もしわたしがあなたの前に恵みを得るなら、どうか、わたしの手から贈り物を受けてください。あなたが喜んでわたしを迎えてくださるので、あなたの顔を見て、神の顔を見るように思います。どうかわたしが持ってきた贈り物を受けてください。神がわたしを恵まれたので、わたしはじゅうぶんもっていますから」。こうして彼がしいたので、彼は受け取った。 ■ヤコブがアベルの位置を復帰して、ハランからカナンに帰って来た時、ついに兄エサウは彼を愛し歓迎したので、彼らは「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てることができました。 ■ここに、アダムの家庭から「実体基台」を蕩減復帰するために続いてきた、縦的な歴史路程を、イサクの家庭で初めて、横的に蕩減復帰したのです。ここに、救いの摂理歴史初めての「メシヤのための基台」が造成されました。
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民 族 民 族 メシヤのための家庭的基台 メシヤのための民族的基台 イサク家庭 イスラエル民族 ④③②①
出エジプト3・6 アブラハムの神、イサクの神 イサク家庭 民 族 ①アブラハムの象徴献祭の失敗を蕩減する400年 ②メシヤのための家庭的基台を民族的基台に拡大するための期間 メシヤのための民族的基台 イスラエル民族 民 族 (アベル) (カイン) ④③②① ■イサクの家庭を中心として、初めて「メシヤのための基台」が造成されましたが、すでに堕落人間たちがサタンを中心とする民族を形成していたので、この時にメシヤが降臨されることはできませんでした。 ■ゆえに、ヤコブの家庭は息子ヨセフを中心としてエジプトに入り、400年間の蕩減路程を歩む中で繁殖し、民族的な基台を造成しようとしました。 ■ヤコブは天使との組み打ちに勝利したとき、「イスラエル」の名を与えられ、彼の12子息がエジプトの地で12部族を形成し、選民=イスラエル民族となりました。
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エジプト苦役400年 アブラハム エサウから長子権を奪う ハランへ 家族と共にカナンへ帰る ヤコブがエジプトのヨセフを訪ねていく イサク アダム ノア ヤコブ 120年 40年 21年 12 40 21 120 40 21 (120) (40) (21) ■アブラハムが象徴献祭に成功していたならば、ノアが洪水審判を中心に立てた、120、40、21、40数の蕩減期間をアブラハムの家庭で立てるべきでした。しかし、献祭失敗によって400年間の苦役路程を行かなければならなくなり、孫であるヤコブがその息子たちと共にエジプトに入って行くまでの路程を通して、120数、40数、21数、40数を立てるようになりました。
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