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Ooshiro・Sanada・Nishimura・ Miyamoto・Wakabayashi
金融市場 国際班 Ooshiro・Sanada・Nishimura・ Miyamoto・Wakabayashi
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定義 日本と国際の実質金利の乖離を縮小 結論 実質金利を低下させることによって、 資本流入を招き、中期的に円安傾向へ。
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実質金利= 名目金利ー期待インフレ率
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実質金利↑(↓)の影響 財面:国内投資の減少(増加) 貯蓄の増加(減少) {S↑(↓)ーI↓(↑)}+(TーG) ⇒経常収支 黒字(赤字)
貯蓄の増加(減少) {S↑(↓)ーI↓(↑)}+(TーG) ⇒経常収支 黒字(赤字) 国際金融面:資本流入(流出) ⇒円高(円安)
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<<現状>> ・実質金利は増加 ・名目金利は下限 ・期待インフレ率は低下 実質金利↑= 名目金利(下限)ー期待インフレ率↓
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実質金利↑の影響 財面:国内投資の減少 貯蓄の増加 {S↑(↓)ーI↓(↑)}+(TーG) ⇒経常収支 黒字 国際金融面:資本流入 ⇒円高
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実質金利上昇の影響(1) 財市場
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貸出金利と投資 「投資・金利」91年をピークに新規投資は 下落し、95年以降横ばい
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実質金利と名目金利 名目金利が低水準にあるのに、実質金利は89年とほぼ変わらない。⇒期待インフレ率を上げることが必要
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実質金利の影響(2) 国際金融面
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実質金利の高さと為替レート
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実質国債金利差と為替レート 日本の実質金利の方が96年、97年以外は比較的高い。 金利差が高いことで資金流入が起き、円高が起きている。
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実質金利の国際比較 日本の実質金利は比較的低いため、資本流入が起きる。
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国債:日本の実質金利>世界の実質金利 市場金利:日本の実質金利<世界の実質金利 ⇒資本流入⇒円高
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国債: (比較)日本の実質利子率が高さ 市場金利: (比較)日本の実質利子率の低さ ⇒資本流入⇒円高 (国内)実質利子率の高さ⇒投資の減少
国債: (比較)日本の実質利子率が高さ 市場金利: (比較)日本の実質利子率の低さ ⇒資本流入⇒円高 (国内)実質利子率の高さ⇒投資の減少
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超短期 日銀の介入 →円安 短期 金利 金融政策→金利低下→円安 長期 インフレ率↑(購買力平価)→円安
為替レートの決定要因 超短期 日銀の介入 →円安 短期 金利 金融政策→金利低下→円安 長期 インフレ率↑(購買力平価)→円安
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日銀の介入
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短期 金融政策 金利=実質金利の低下 実質金利
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購買力平価 e=p/p*
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経常収支 循環的 為替レート 国内・海外の景気 国内外のインフレ率 金利(資本収支が動くため) NX=X(e, Y*, P)
経常収支 循環的 為替レート 国内・海外の景気 国内外のインフレ率 金利(資本収支が動くため) NX=X(e, Y*, P) -M(e,Y P) F=F(r)
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経常収支 趨勢的 貯蓄率 財政赤字 国内需要
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財政政策と金融政策の 効果
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クラウディングアウト r(利子率) LM r’ r(r”) IS’ IS(IS’’) Y(国民所得)
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財政政策(ΔG)をすると、総支出が増加するが、一緒に市場金利上昇をもたらし、投資が減少する。
さらに 金利が上昇することから外国からの資産需要が起き、為替レートが増価する。円高は輸出減少、 結局は、財政政策の効果を失う。
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流動性の罠 r(利子率) LM LM’ (LM’・LM”) LM” r’(r”) IS LM Y(国民所得)
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M2+CDと長期国債 2002 2003 徐々にマネーサプライを増加しているが、 長期国債の金利は低下している。
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流動性の罠によって、マネーサプライを増加させても、人々が債権金利が下限である(現在割引価値が最大)と考えるため、これ以上の利子率低下は起きない。
しかし、 流動性の罠のもとで、財政政策を行えばクラウディングアウトと海外からの資金流入と、それによって起きる円高は起きないと考える。
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流動性の罠における財政政策 r(利子率) LM LM’ re=r IS’ IS Y(国民所得) Y1 Y2
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問題点 ・税収が減っており、更なる国債発行も難しい。 ・国債償還が将来の世代に残される。 (バローの中立命題) まとめると、
財政政策は、理論上は効果があると考えるが、現状では難しい。 金融政策は、名目金利を動かすようなマネーサプライを増やしても効果がないため、実質金利=名目金利-期待インフレ率 から期待インフレ率を上げる政策が求められる。
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日米株価の推移 4月に最安値の7600円台をマーク。 しかし一時11000円台の 最高値をマークし、現在は10900円台にまで回復。
〔出所〕NIKKEI NET 4月に最安値の7600円台をマーク。 しかし一時11000円台の 最高値をマークし、現在は10900円台にまで回復。
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配当利回りは低く設定されている一方で、収益は
株価上昇の背景 配当利回りは各国と 比べて低い。 これは日本の企業はまだ この先も成長し続けるとの 見方が強いため このように設定されている と思われる。 配当利回りは低く設定されている一方で、収益は 世界と比較しても割高。 〔出所〕上下ともに野村證券金融研究所
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株価上昇の背景・1 アメリカ 日本 4月の株価最安値で 投資マインドが低下してしまい、慎重な態度 リストラなどによるコスト
削減によって2003年3月期決算において一部上場企業の 約7割が増益と転じた。 外国人投資家は日本株の割安感を感じ、買い越しへ。
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ECB(欧州中央銀行)が0.5%の金利下げの金融緩和策を講じた。これにより下げ止まり感が一層強まった。
株価上昇の背景・2 世界的な金利の低下 ECB(欧州中央銀行)が0.5%下げの金融緩和策を講じた。 金利低下により投資マインドが拡大され、 株式市場に資金が流入し株価が上昇。 ECB(欧州中央銀行)が0.5%の金利下げの金融緩和策を講じた。これにより下げ止まり感が一層強まった。 〔出所〕世界経済白書より作成
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株価上昇の影響 世界的な長期金利の上昇 ・日本の長期金利:0.4%台(6月中旬)⇒1%台前半へ 長期国債利回り推移(過去3年間)
長期国債利回り推移(過去10年間) 〔出所〕日本相互証券株式会社
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株価上昇の影響 ≪背景≫ ・株価上昇で、資金の流れが債券市場から株式市場へ。 ・「超」低金利の修正 (これまでの低金利は行き過ぎとの見方)
(これまでの低金利は行き過ぎとの見方) この先の株価はどう推移するだろうか?
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外資系企業の日本市場への今後の評価 〔出所〕JETRO より作成 「低迷が続き、回復には3~5年を要する」との厳しい見方が強い
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外資系企業の日本市場への今後の評価 外資系企業の日本市場への期待感は2001年を分岐点に、大きく様変わりしている。
〔出所〕JETRO より作成 外資系企業の日本市場への期待感は2001年を分岐点に、大きく様変わりしている。
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・今後とも成長する 情報通信機器、 医薬品、 サービス業(金融・保険中心) ・今後成長が期待できない 製造業
≪企業別≫ ・今後とも成長する 情報通信機器、 医薬品、 サービス業(金融・保険中心) ・今後成長が期待できない 製造業
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対日投資戦略 ~今後の事業展開~ しかし、今後の事業展開の見通しでは拡大を図る企業数は 過去5年間で最高の比率。
対日投資戦略 ~今後の事業展開~ 〔出所〕JETRO より作成 しかし、今後の事業展開の見通しでは拡大を図る企業数は 過去5年間で最高の比率。
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1年遅行する指数。景気の転換点や局面の確認に利用
景気動向指数 遅行指数 一致指数に半年から 1年遅行する指数。景気の転換点や局面の確認に利用 先行指数 景気に対し先行して 動く指数 一致指数 景気動向とほぼ一致して 動く指数
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≪先行指数≫ 先行指数は4か月連続で50%を上回った。 【上回りに寄与した指標】 ・新規求人数(除学卒) ・東証株価指数 ・消費者態度指数 など
〔出所〕経済社会総合研究所
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≪一致指数≫ 一致指数は4か月連続で50%を上回った。 【上回りに寄与した指標】 ・鉱工業生産財出荷指数 ・有効求人倍率(除学卒) など
≪一致指数≫ 一致指数は4か月連続で50%を上回った。 【上回りに寄与した指標】 ・鉱工業生産財出荷指数 ・有効求人倍率(除学卒) など 〔出所〕経済社会総合研究所
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≪遅行指数≫ 遅行指数は2か月連続で50%を上回った後、50
≪遅行指数≫ 遅行指数は2か月連続で50%を上回った後、50.0%となった。 【上回りに寄与した指標】 ・常用雇用指数(製造業) ・完全失業率 ・家計消費支出 〔出所〕経済社会総合研究所
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よって国内景気の上昇が見込まれるので、今後も株価上昇の期待が高い。
3指数累積指数 〔出所〕経済社会総合研究所 よって国内景気の上昇が見込まれるので、今後も株価上昇の期待が高い。
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