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事例1 34歳男性、会社員、年末のため仕事で会合が多く疲れ気味であった。

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1 事例1 34歳男性、会社員、年末のため仕事で会合が多く疲れ気味であった。
現病歴:昨夜から39度台の発熱と悪寒戦慄、関節痛が出現した。軽度の咽頭痛、鼻汁とともに筋肉痛も加わってきた。 ①どのような病態が考えられるのか? ②呼吸器感染症なら、起因微生物は何か? ③どのような検査がなされるのか?

2 呼吸器の構造 空気の通り道である気道は、鼻前庭に始まり、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、細気管支を経て肺胞まで達している。このうち、鼻前庭から喉頭までを上気道、気管より末梢を下気道という。そして、外界(ほとんどは大気中)から微生物が侵入して上気道で急性感染が起こったものを急性上気道感染症と称し、これには急性上気道炎(いわゆる“かぜ症候群”)、急性咽頭炎・扁桃炎、急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎が含まれるが、大部分は“かぜ症候群”。

3 呼吸器感染症 気道感染を示す重要な徴候としては発熱、咳、痰といった症状を呈する。ここでは一般診療でかかわる主な疾患を示す。 1 かぜ症候群
2 咽頭炎 3 喉頭蓋炎 4 喉頭炎 5 副鼻腔炎 6 インフルエンザ、インフルエンザ様疾患 7 気管支炎 8 細気管支炎 9 肺炎

4 呼吸器感染症のマネージメント 感染症と疾患の特定 起炎菌の同定 治療法の選択 発熱、咳、痰を訴える患者
外来or入院 バイタルサインや呼吸状態を参考に決定するが、A-DROPが参考になる。 空気感染(麻疹や結核、水痘など)するものもあり 隔離も考慮する。 感染症と疾患の特定 問診、身体所見、X線写真、心電図、採血、喀痰検査などが行われる。 起炎菌の同定 確定診断は培養による。しかし、迅速キットの普及によって予測が可能な場合が多い。 治療法の選択 抗菌薬をはじめとする化学療法やドレナージといった治療を行う。

5 かぜ症候群 かぜ症候群の予想される経過は? かぜ症候群に対する対処は? かぜ症候群と鑑別すべき疾患は?
一般に風邪といわれているもので、呼吸器感染症のなかでも最も頻度の高い疾患。原因となる微生物としてはウイルスが大部分で、全体の80~90%をしめ、残りは一般細菌、マイコプラズマ、クラミジアなど。 ウイルスの中では以下のウイルスが多い順番. ライノウイルス、 コロナウイルス RSウイルス、 インフルエンザウイルス、 パラインフルエンザウイルス、 アデノウイルス。 かぜ症候群の予想される経過は? かぜ症候群に対する対処は? かぜ症候群と鑑別すべき疾患は?

6 かぜ症候群に対する対処は? 通常、成人は1年間に3~4回の“かぜ症候群”に罹患し、鼻汁、咳、咽頭痛、発熱などの症状を示す。軽度の場合、罹患した患者さんの大部分は自宅療法で5−7日程度で自然治癒する。従って基本的には何もしなくて良い。

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8 飛沫感染と空気感染の違い 飛沫感染とは、咳やくしゃみによって飛んだしぶき(飛沫)に含まれる病原体を吸入することで引き起こされる感染。飛沫は直径0.005mm以上の大きさで、届く範囲は1~2m程度と言われている。そのため、マスクの着用や感染源から距離をとることが有効な対策となる。飛沫感染で起こる疾病の代表としては、インフルエンザ、風邪症候群、おたふく風邪、風疹など。 飛沫に含まれる水分が蒸発した直径0.005mm以下の粒子を飛沫核といい、空間に浮遊して広範囲に広がる。病原体も浮遊し、これらを吸入することで伝播することを空気感染という。ノロウイルス、麻疹ウイルス、結核菌、水痘ウイルスなどが空気感染によって感染する。

9 インフルエンザによる年齢別死亡率 小児と高齢者、特に高齢者に多いことに注目する。

10 インフルエンザの合併症 小児では時にインフルエンザ脳症となることがある。 サリチル酸系の鎮痛解熱剤投与はライ症候群を起こすので要注意。
治療薬としては、 抗A薬としてアマンタジン 抗AB薬としてタミフル、リレンザがある。

11 ライ症候群とインフルエンザ脳症 インフルエンザの臨床経過中に重症な意識障害を伴う症候群をインフルエンザ脳症という。
ライ症候群は小児にみられる急性脳症であり、発病初期では高アンモニア血症、低血糖症がみられ、引き続いて血清高AST(GOT)、ALT(GPT)、プロトロンビン値低下などの肝機能障害が認められる。肝生検所見でのKupffer細胞の腫大、小脂肪滴の散在などを特徴とする。1963年Reyeによって報告された。脳波は非特異的な徐波を示し、脳脊髄液に異常はない。剖検例での大脳には脳浮腫、乏血性変化、ニューロンの消失を特徴的所見とする。

12 事例2 55歳女性、主婦。 現病歴:4-5日前から微熱、咳嗽があり、市販の感冒薬を服用したが改善されなかった。次第に咳嗽が強くなり、昨日から黄色痰と38度台の発熱が出現したため受診した。 ①どのような病態が考えられるのか? ②呼吸器感染症なら、起因微生物は何か? ③どのような検査がなされるのか?

13 市中肺炎における肺炎球菌の重要性 市中肺炎の約半数は、肺炎球菌感染による。
ワクチンがあるので65歳以上の高齢者などは、ワクチン接種が勧められる。1回で5年間ほど有効。

14 事例3 78歳男性。妻と二人暮らし。約半年前から禁煙。近所に住む孫夫婦の7ヶ月の子供(ひ孫)を昼間預かっている。
現病歴:3週間前ほど前から関戸少量の単があり、全身倦怠感がある。 ①どのような病態が考えられるのか? ②呼吸器感染症なら、起因微生物は何か? ③どのような検査がなされるのか?

15 肺結核

16 事例4 45歳男性。生体肝移植術後5週目。免疫抑制剤使用中。発熱と胸部異常陰影がみられたため喀痰の抗酸菌検査を提出するとともに、陰圧病室へ収容した。喀痰の直接塗沫ガフキー7号と、遺伝子検査(PCR)で、結核菌DNAが陽性となった。 ①結核を発症しやすい宿主側の要因は何か? ②陰圧病室に収容したのはなぜか? ③感染防止のためにまず行うことは何か?

17 結核の脅威 近年,結核の院内集団感染の多発や死亡例が報告されており,本来医療を提供するべき場所である医療機関において,逆に感染を受けるという事態が生じている。さらに結核院内感染は,結核病床を有する病院のみならず,結核病床を有しない病院においても発生していることに注意が必要である。


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