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SQLite3
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SQLite オープンソース(フリー)RDBMS実装の1個 http://www.sqlite.org/ 特徴
現在,3.6が最新版. SQLite 2.x と SQLite 3.x が有名. 特徴 RDBMSサーバプロセスの起動が不要. 「1データベース,1ファイル」で格納.. つまり「お手軽」なRDBMS. SQLiteの業務での使用はまれ.使い方やSQL文法は他の実装と類似.勉強には(ほとんど)問題ない. 問題点:型付けが弱い.ユーザが無く,GRANTなどがない.
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起動 と 終了 www.ns.kogakuin.ac.jp では以下にある /home/ct13140/bin/sqlite3
起動方法 (データベースと接続) /home/ct13140/bin/sqlite3 DBファイル 指定ファイルにデータ保存.無ければ新規作成. 終了方法 (データベースと切断) sqlite> .exit 上記は,山口が個人的にインストールしたものです. 年度末までは,存在することを保証します. それ以降は,予告無く削除することもありえます.
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起動 と 終了 >/home/ct13140/bin/sqlite3 ~/a.db SQLite version 3.6.20
Enter ".help" for instructions Enter SQL statements terminated with a ";" sqlite> sqlite> .help .backup ?DB? FILE Backup DB (default "main") to FILE (略) width: sqlite> .exit > 接続 接続中 切断 sqlite> というプロンプトが 表示されている間は, SQLite3と接続中.
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操作 赤字がユーザの入力である. 以下のような表を作るとする. id name email fukuda
fukuda 1 abe ↑ Integer型 ↑ text型 ↑ text型
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復習 (SQL文) 0/6 データベースの作成 データベースの削除 データベースにつないでいない状態で
sqlite3 データベースファイル名 ファイルが存在したら「既存DBに接続」,存在しなかったら「新規DB作成」 これはSQLite特有のコマンド. データベースの削除 rm データベースファイル名 これはUnix一般のファイル削除コマンド.
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復習 (SQL文) 1/6 データベースに接続する. データベースとの接続を切断する. データベースにつないでいない状態で
sqlite3 データベースファイル名 これはSQLite特有のコマンド. データベースとの接続を切断する. データベースにつないでいる状態で .exit これは,SQLite特有のコマンド.
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復習 (SQL文) 2/6 存在する表の一覧を表示 データベースにつないでいる状態で .tables これは,SQLite特有のコマンド.
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復習 (SQL文) 3/6 表の作成 表の削除 データベースにつないでいる状態で CREATE TABLE...;
これはRDBMS一般のコマンド. 表の削除 DROP TABLE テーブル名; 表内のデータが全て消えてしまう.
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復習 (SQL文) 4/6 表内のデータを得る 表にデータを挿入する. データベースにつないでいる状態で
SELECT 列名 FROM 表名...; これはRDBMS一般のコマンド. 表にデータを挿入する. INSERT INTO 表名 VALUES (...);
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復習 (SQL文) 5/6 表内のデータを変更する データベースにつないでいる状態で
UPDATE 表名 SET 列名=値 WHERE 条件; これはRDBMS一般のコマンド.
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復習 (型) Integer型 : 整数型 Real型 : 浮動小数点型 TEXT型 : 文字列型
SQLite に, CHAR型, VARCHAR型はない. BLOB型 : Binary Large OBject 値をそのままバイナリで格納.
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操作 0/21 PuTTYでgreen.ns.kogakuin.ac.jp にloginする
「Host Name (or IP address)」に「green.ns.kogakuin.ac.jp」と, 「Port」に「22」と入力し「Open」をクリック. 「Security Alert」が表示されたら「Yes」を押す. 「login as」に対してユーザ名を,「password」に対してパスワードを入力. 注意:ここで使用するユーザ名とパスワードは,工学院大学計算機(Windows)にlogonする時に使用するものです.
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操作 1/21 自分用データベースの作成&接続. ~/a.db SQLite version Enter ".help" for instructions Enter SQL statements terminated with a ";" sqlite> このように表されれば データベースに接続中.
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操作 2/21 データベースとの接続を切断する. sqlite> .exit ct13140@green[101]:
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操作 3/21 再度自分用データベースに接続する.
~/a.db SQLite version Enter ".help" for instructions Enter SQL statements terminated with a ";" sqlite> このように表されれば データベースに接続中.
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操作 4/21 存在する表を調べる(データベース接続中). sqlite> .tables sqlite> 何も表示されずに
が表示されたら, 「表はない」ということ.
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操作 5/21 表usertblを作る(データベース接続中). sqlite> CREATE TABLE usertbl (
...> id integer, ...> name txt, ...> txt ...> ); sqlite> 使用したSQL文は CREATE TABLE usertbl (id integer, name text, text); 途中の改行はあってもなくてもよい. 最後の;(セミコロン)を忘れない様に.
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「操作5」で作成した表が表示されれれば成功.
操作 6/21 存在する表を調べる(データベース接続中). sqlite> .tables usertbl sqlite> 「操作5」で作成した表が表示されれれば成功.
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操作 7/21 表にSELECTを実行する(データベース接続中). 現在,表は空のはずである.
sqlite> SELECT * FROM usertbl; sqlite> 何も成功されなければ, 成功
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操作 8/21 表にデータを入力する(データベース接続中).
sqlite> INSERT INTO usertbl VALUES (0, 'fukuda', sqlite> SELECT * FROM usertbl; これがデータの挿入命令. 表示は特に変化なし. 途中改行はあってもなくてもよい. SELECTを実行して, 表の中身を確認してみる.
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操作 9/21 表にデータを入力する(データベース接続中).
sqlite> INSERT INTO usertbl VALUES (1, 'abe', sqlite> INSERT INTO usertbl VALUES (2, 'koizumi', sqlite> SELECT * FROM usertbl; sqlite>
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操作 10/21 表diarytblを作る(データベース接続中).
sqlite> CREATE TABLE diarytbl (diaryid Integer, userid Integer, year Integer, month Integer, day Integer, sentence txt); sqlite> .tables diarytbl usertbl sqlite> 日記記事1個ごとに1行の表とする. diaryid:日記記事の通し番号 Userid:日記を書いたユーザのID year,month,day:日記の日付 sentence:日記本文
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操作 11/21 表diarytblにデータを挿入する(データベース接続中).
sqlite> INSERT INTO diarytbl VALUES (0, 0, 2007, 1, 1, 'gantan deshita'); sqlite> INSERT INTO diarytbl VALUES (1, 0, 2007, 7, 29, 'senkyo deshita'); sqlite> INSERT INTO diarytbl VALUES (2, 2, 2005, 8, 8, 'kaisan shita'); sqlite> SELECT * FROM diarytbl; 0|0|2007|1|1|gantan deshita 1|0|2007|7|29|senkyo deshita 2|2|2005|8|8|kaisan shita sqlite>
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操作 12/21 現状の確認(データベース接続中). sqlite> SELECT * FROM usertbl;
sqlite> SELECT * FROM diarytbl; 0|0|2007|1|1|gantan deshita 1|0|2007|7|29|senkyo deshita 2|2|2005|8|8|kaisan shita sqlite>
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操作 13/21 現状の確認(データベース接続中). sqlite> SELECT * FROM diarytbl WHERE userid=0; 0|0|2007|1|1|gantan deshita 1|0|2007|7|29|senkyo deshita sqlite>
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表内の列の順番は全く保証されていないので,
操作 14/21 現状の確認(データベース接続中). sqlite> UPDATE diarytbl SET sentence='ganjitu deshita' WHERE diaryid=0; sqlite> SELECT * FROM diarytbl; 0|0|2007|1|1|ganjitu deshita 1|0|2007|7|29|senkyo deshita 2|2|2005|8|8|kaisan shita sqlite> 表内の列の順番は全く保証されていないので, 順番はRDBMSが勝手に決めてくる. 必ずしこの順になるとは限らない.
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操作 15/21 内部結合(データベース接続中). sqlite> SELECT * FROM usertbl CROSS JOIN diarytbl; deshita deshita shita deshita deshita shita deshita deshita shita sqlite> userID = 2 の横に, userID=0 の書込を置いても, 意味が無い.
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操作 16/21 内部結合(データベース接続中). sqlite> SELECT * FROM usertbl INNER JOIN diarytbl ON usertbl.id = diarytbl.userid; deshita deshita shita sqlite>
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操作 17/21 表内のデータの削除(データベース接続中).
sqlite> DELETE FROM diarytbl WHERE diaryid=0; sqlite> SELECT * FROM diarytbl; 1|0|2007|7|29|senkyo deshita 2|2|2005|8|8|kaisan shita sqlite>
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操作 18/21 表の削除(データベース接続中). sqlite> DROP TABLE diarytbl;
sqlite> .tables usertbl sqlite> 表を削除すると, 表内のデータは全て消失するので注意.
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操作 19/21 データベースとの接続を切断(データベース接続中). sqlite> .exit
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データベース内の全てのデータが失われるので注意!!
操作 20/21 データベースの削除. ~/a.db データベースを削除すると, データベース内の全てのデータが失われるので注意!! 頻繁に行う作業ではありません.
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注意事項 RDBMSに接続中は, sqlite> と表示されるのが正常な状態です. ...>
などと表示されたのなら「コマンド入力途中」という変な状態です.これを正常に戻すには ;[Ent] などを押すと,(入力文はエラーとなるが)元に戻せる.
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注意事項 DBのデータを読むには, DBにデータを書き込むには, DBファイルへの読込権限が必要. DBのファイルへの書込権限と,
Webなどで使用するときは後者を要注意!
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フィールド制約:NOT NULL NOT NULL制約 NULL値を入れられなくなる
sqlite> CREATE TABLE tbl0(id integer, name text NOT NULL, text); sqlite> INSERT INTO tbl0 VALUES (0,'sane',NULL); sqlite> INSERT INTO tbl0 VALUES Error: constraint failed これは, 正常に実行される. これは, エラーとなる.
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フィールド制約:UNIQUE UNIQUE制約 同じ値を複数行に入れられなくなる
sqlite> CREATE TABLE tbl1(id integer UNIQUE, name text, text); sqlite> INSERT INTO tbl1 VALUES sqlite> INSERT INTO tbl1 VALUES Error: constraint failed これは, 正常に実行される. これは, エラーとなる.
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フィールド制約:DEFAULT DEFAULT制約 入力略時には,DEFAULT値が採用される.
sqlite> CREATE TABLE tbl2(id integer, name text, text DEFAULT sqlite> INSERT INTO tbl2 (id,name) VALUES (0,'sane'); sqlite> select * from tbl2;
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フィールド制約:PRIMARY KEY PRIMARY KEY制約 自動的に一意の値が割り振られる.
ただし,削除してしまった行の値は再利用される. sqlite> CREATE TABLE tbl3(id integer PRIMARY KEY, name text, text); sqlite> INSERT INTO tbl3 VALUES (NULL,'sane', sqlite> INSERT INTO tbl3 (name, ) VALUES sqlite> SELECT * FROM tbl3;
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フィールド制約:CHECK CHECK制約 値に制限をかけられる.
sqlite> CREATE TABLE tbl4(id integer CHECK(id>0), name text, text); sqlite> INSERT INTO tbl4 VALUES (1,'sane', sqlite> INSERT INTO tbl4 VALUES (0,'yasu', Error: constraint failed これは, 正常に実行される. これは, エラーとなる.
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フィールド制約:ANTOINCREMENT
一意なIDの自動割り振り sqlite> CREATE TABLE usertbl2 (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, name TEXT, TEXT); sqlite> .tables usertbl usertbl2 sqlite> INSERT INTO usertbl2 (name, ) VALUES sqlite> INSERT INTO usertbl2 (name, ) VALUES sqlite> INSERT INTO usertbl2 VALUES (NULL, 'hoge', sqlite> SELECT * FROM usertbl2; sqlite> PRIMARY KEY かつ AUTOINCREMENT にしておくと,一度削除された値が 再利用されることがない.
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SQLiteコマンド (DBではなく) DBMSを制御するコマンド .help :ヘルプメッセージを表示 .dump :データベースをダンプ
例:シェルにて sqlite3 a.db .dump | sqlite3 b.db .quit :SQLiteを終了 .tables :表の一覧を表示 例:「.tables」,「.tables us%」 .databases :データベース一覧を表示 .schema :表のスキーマ(型など)を表示.
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無料でRDBMSの勉強をするには 講義ツールを使用(本学サーバ+SQLite3) 本学情報処理演習室 Microsoft Access.
おすすめしない.AccessはSQLを使いづらい. 自分のWindows機に無料RDBMSをinstall 例:Windows版MySQL,Windows版PostgreSQL 自分のPCに無料OSと無料RDBMSをinstall 例:Linux+MySQL,Linux+PostgreSQL
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