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Published byかずゆき いちぞの Modified 約 7 年前
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学習目標 【第5章 食物アレルギー患児の看護】 1.食物アレルギーの発生機序(I型)を理解できる. 2.食物アレルゲンの種類と侵入経路を理解できる. 3.食物アレルギーの症状を理解できる. 4.食物アレルギーの検査・治療を理解できる. 5.食物アレルギー患児・家族への看護を理解できる. 6.幼稚園・保育園・小学校との連携を理解できる. 【第6章 花粉アレルギー患者の看護】 7.花粉症の発生機序(I型)を理解できる. 8.アレルゲンの種類と侵入経路を理解できる. 9.花粉症の症状を理解できる. 10.花粉症の検査(皮膚反応テストとIgE抗体検査)・診断を理解できる. 11.花粉症の治療(減感作療法と局所療法)を理解できる. 12.花粉症患者の日常生活管理・看護を理解できる. SAMPLE 学習目標 【第3章 食物アレルギー患児の看護】 1.食物アレルギーの発生機序(I型)を理解できる. 2.食物アレルゲンの種類と侵入経路を理解できる. 3.食物アレルギーの症状を理解できる. 4.食物アレルギーの検査・理解できる. 5.食物アレルギー患児・家族への看護を理解できる. 6.幼稚園・保育園・小学校との連携を理解できる. 【第4章 花粉アレルギー患者の看護】 7.花粉症の発生機序(I型)を理解できる. 8.アレルゲンの種類と侵入経路を理解できる. 9.花粉症の症状を理解できる. 10.花粉症の検査(皮膚反応テストとIgE抗体検査)・診断を理解できる. 11.花粉症の治療(減感作療法と局所療法)を理解できる. 12.花粉症患者の日常生活管理・看護を理解できる.
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食物アレルギーとは 1.食物あるいは食品添加物などの摂取後に起こる免疫学的機序に由来する反応のことである. 2.年々,増加傾向にある. 3.増加要因として,食生活の変化があげられる. SAMPLE 説明 ○食物あるいは食品添加物などの摂取後に起こる生体に不利な反応をして,免疫学的機序に由来する食物アレルギーと非免疫学的機序によるものがある. ○食物アレルギーは年々,増加傾向にあり,乳幼児だけでなく成人においても認められる. ○食生活の欧米化,卵・牛乳など抗原性の強い食品を摂る機会の増加といった食生活の変化が食物アレルギー増加の要因になっている.
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SAMPLE 即時型食物アレルギーの原因アレルゲン 説明 ○アレルゲンとは,即時型アレルギー反応を引き起こす抗原のこと.
○三大アレルゲンは,卵,牛乳,小麦. ○年長児以降は,魚類,エビ,カニに対するものが卵より増える. ○大部分は経口摂取により,消化管から吸収され,食事性アレルギーとも呼ばれている. ○消化管以外には,気道,皮膚などがあり,食品により侵入経路や症状が異なる.
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アトピー性皮膚炎の臨床症状 1.急性症状 アレルゲンを摂取後,15分の間に生じる. 1)口腔・口唇違和感,口腔粘膜腫脹など. 2)重症の場合 浮腫のための呼吸困難→悪心,腹痛,嘔吐,下痢,下血 2.慢性症状 アトピー性皮膚炎の悪化,発育障害,体重減少,鉄欠乏性貧血,間欠性の下痢,腹痛など SAMPLE 説明 ○発症様式には,即時型,遅発型,遅延型があるが,複数の型の反応が同時に起こることもある. ○急性症状は,アレルゲンを摂取後,15分の間に生じる口腔・口唇違和感,口腔粘膜腫脹など.重症の場合,浮腫のための呼吸困難を起こす.その後,悪心,腹痛,嘔吐,下痢,下血などを起こす. ○慢性症状は,アトピー性皮膚炎の悪化,発育障害,体重減少,鉄欠乏性貧血,間欠性の下痢,腹痛など.
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SAMPLE 食物アレルギーの診断の進め方 説明 ○食物アレルギーの治療の対象は発育段階の小児が多い.
○アレルギー診断を進めながら,種々の検査結果を正確に判断することが重要である. ○原因食物がどの症状に対応するのか判定も必要である.
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SAMPLE 食物アレルギーの診断 1.病歴の問診 2.皮膚テスト 3.特異的IgE抗体 4.食物の除去・負荷試験 1)病歴の問診 説明
○第一に重要なことは,詳細な問診.臨床症状と食物摂取の関係を把握することである. ○多品目摂取に伴う症状や非即時型反応としてのアトピー性皮膚炎の増悪に関与時などは,原因食物の同定が難しい. ○事例の患児も行っているように,原因食物の推定に食物日誌が有用となる. 2)皮膚テスト ○スクラッチテスト,プリックテスト,皮内テストがある. ○いずれも15~20分後の発赤,膨疹の状態によって判断される. ○皮膚テストは原因アレルゲン検索の第一スクリーニングとなり,乳幼児にも簡単にできる.しかし,アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が低下している場合は,一致率に問題のあることがあり,注意が必要である. 3)特異的IgE抗体 ○血清中の特異的IgE抗体の測定は,食物アレルギーの診断法として広く用いられている.特に皮膚反応の信頼性に乏しい場合,有力な診断方法である. 4)食物の除去・負荷試験 ○信頼性の最も高い食物アレルギーの診断法は,疑わしい食物が明らかになってきた時点でその食物を1~2週間ほど除去し,症状の改善を確かめる除去食試験である. ○原因アレルゲン同定のためや,除去食の程度を決定するための検査として食物負荷試験がある.これは,疑わしい食物を経口摂取させて反応をみるため,十分なインフォームドコンセントを行い,実施時にはアナフィラキシーに対応できるようにしておくことが重要である.
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食物アレルギーの治療 1.急性症状に対する治療 エピネフリンの皮下注,副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド薬),アミノフィリン薬剤,酸素投与など 2.除去食療法 3.抗アレルギー薬:予防を目的とする. SAMPLE 説明 ○出現したアレルギー反応を改善させる対症療法と,アレルギー症状の出現を予防する予防的治療に分けられる. ○予防的治療は,さらに除去食療法と経口アレルギー薬を用いる方法に分けられる.
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SAMPLE アナフィラキシーショック時の看護の要点
1.アナフィラキシー症状の理解 2.迅速な救命救急処置 3.症状や検査データなどを合わせた総合的な判断と処置 SAMPLE 説明 ○重篤なアナフィラキシーショックにまで至ることもあり,迅速に救急救命処置が行えるように,アナフィラキシー症状を理解しておく必要がある. ○さまざまな臓器における症状とショック症状の観察,発症時間,食事内容,アレルギー歴などの問診,検査データと合わせ総合判断しながら,早期に処置を行うことが重要である.
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SAMPLE 家庭での日常生活上の注意 1.食物日誌の活用 2.食品添加物 3.除去食療法を行う場合の注意点 説明
○検査で食物アレルゲンがはっきりしなくても,食物日誌を参考に検索を続けることが重要である. ○摂取した食物だけでなく,その日の日常生活についても記載し,症状が出た日だけでなく,2日前の食物や日常生活にも目を向けられるようにする.
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SAMPLE 保育園,幼稚園,小学校との連携上の注意
1.保育園,幼稚園,小学校などに理解を求める. 診断書や除去食品と摂取できる食品リストを提示する. 2.強度に過敏な食物アレルギー患児 集団生活で起こりうる危険に対して医療者を含めて,対策を決めておく. SAMPLE 説明 ○保育園などの入園に際しては,除去食と摂取できる食品リストを診断書などで提示し,保育園などに理解を求める. ○給食で対応できない場合,家庭から代替食などを持参してもらう. ○強度に過敏な食物アレルギー患児では,集団生活で起こりうる危険に対して日常での対策などを決めておくなど,対処法を話し合っておく.
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減感作療法とは 1.減感作療法とは アレルゲンエキスを低濃度から維持量まで投与し,アレルギー反応を減弱させる状態にすること. 2.治療期間 2~3年 3.副作用 アナフィラキシーショック SAMPLE 説明 ○この項目についてはよく読んでおくように説明する.
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花粉症発症時の標的臓器,症状 SAMPLE 説明 ○図2.4-1を参照し,花粉症発症の一連の流れを説明する.
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SAMPLE 花粉症の症状 1.花粉症の三大症状 1)漿液性鼻汁 2)鼻閉 3)くしゃみ 2.好発年齢 20~40歳 説明
○花粉症の三大症状は,漿液性鼻汁,鼻閉,くしゃみで,その他,眼や鼻の掻痒感などがある. ○好発年齢は20~40歳であるが,小児や高齢者でも発症する.
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資料映像:花粉症の検査と診断 SAMPLE
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SAMPLE 花粉症の検査と診断 1.皮膚テスト 2.血清IgE 3.鼻鏡検査 4.鼻汁好酸球検査 5.鼻粘膜誘発テスト 説明
○この項目についてはよく読んでおくように説明する.
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花粉症の治療と看護(1) 1.アレルゲンの除去と回避 2.薬物療法 1)経口薬(抗アレルギー薬,抗ヒスタミン薬,ステロイド薬) 2)局所薬(点鼻,点眼) 3.手術療法 4.花粉症患者の日常生活管理と看護ケアのポイント SAMPLE 説明 ○この項目についてはよく読んでおくように説明する.
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花粉症の治療と看護(2) SAMPLE 説明 ○この項目についてはよく読んでおくように説明する.
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花粉症患者の日常生活管理と看護 ケアのポイント
1.患者とのコミュニケーション 2.アレルゲンの除去と回避 3.薬物療法 4.日常生活指導 SAMPLE 説明 ○この項目についてはよく読んでおくように説明する.
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