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主な感染症とその感染経路 長岡営業所 小林雅樹・倉井智.

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1 主な感染症とその感染経路 長岡営業所 小林雅樹・倉井智

2 感染経路と主な媒介生物

3 感染経路と主な媒介生物 経気道感染(空気感染) 経口感染 接触感染 経皮感染

4 ■経気道感染(空気感染) 病原体 ブドウ球菌 肺炎球菌 緑膿菌 結核菌 レンサ球菌 レジオネラ インフルエンザウイルス アデノウイルス
病原体 ブドウ球菌 肺炎球菌 緑膿菌    結核菌 レンサ球菌 レジオネラ     インフルエンザウイルス     アデノウイルス     カンジダアスペルギルス     クリプトコッカス 媒介生物 ダニ類

5 呼吸器などからの飛沫,経気道感染 ☆印ワクチンなどの予防薬あり

6 ■経口感染 病原体 サルモネラ 病原性大腸菌 腸炎ビブリオ ボツリヌス菌 ウエルシュ菌 コレラ菌 カンピロバクター ヘリコバクターピロリ
病原体 サルモネラ 病原性大腸菌 腸炎ビブリオ      ボツリヌス菌 ウエルシュ菌 コレラ菌      カンピロバクター ヘリコバクターピロリ      赤痢菌 エロモナス セレウス菌      腸チフス菌 ブドウ球菌 肝炎ウイルス 媒介生物 ダニ類

7 飲食物などからの経口感染 W:世界各地 A:アジア ☆印:ワクチンなどの予防薬あり B:アフリカ C:南米
W:世界各地 A:アジア B:アフリカ C:南米 ☆印:ワクチンなどの予防薬あり ★印:海外渡航前に行き先に応じて予防接種を受けたほうがよい疾病

8 ■接触感染 病原体  エイズウイルス 皮膚糸状菌       リケッチア 媒介生物 ダニ類

9 皮膚や粘膜の接触又は血液,体液を介して感染

10 ■経皮感染 病原体 狂犬病ウイルス ブドウ球菌 媒介生物 ダニ ツツガ虫 シラミ       ノミ ゴキブリ ハエ カ

11 昆虫や動物を介して感染

12 恐ろしい蚊による感染症

13 1.マラリア アフリカ、南アメリカ、南~東南アジア等を中心とした亜熱帯や熱帯地域の主として辺地で現在も大流行をしています。感染者は年間約3億人、死者は150~300万人で、そのおよそ95%がサハラ砂漠より南のアフリカで発生しています。

14 吸血するハマダラカ 熱帯熱マラリア原虫を媒介する。

15 2.デング熱 東南アジアや中・南米、それに、アフリカなどの熱帯地域に常在。
昨年のWHOの推計では全世界で年間50万人以上の患者が発生しているとされている。媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)は、空き缶の水のような少しの水たまりでも発生するため、シンガポールなど衛生状態の良い都市部でも流行し、日本人旅行者が感染する機会もマラリアよりはずっと高いと考えられます。

16 ヒトスジシマカ

17 ネッタイシマカ

18 マラリアの世界分布 (デング熱も類似)

19 3 日本脳炎 南アジア~東南アジアを経て東アジアへ至るアジアモンスーン地帯に広く分布しています。流行は先ずブタの間でウイルス感染が拡がり、媒介蚊がブタを吸血し、再度ヒトを刺すことによってヒトの間に流行がみられるようになります。感染者のうち、脳炎の発症率は300~3000人に1人と言われています。世界的には毎年約43000人以上の患者が発生し、このうち9000人が死亡している。

20 コガタアカイエカ

21

22 4 西ナイル脳炎 アフリカ、ヨーロッパ、中東に分布していましたが、1999年以降北米にも発生がみられるようになりました。ウイルスは鳥と蚊の間で感染環が維持され、蚊を介してヒト、ウマに感染します。重い症状が出現するのは1%未満とされています。北米では2002年には患者は2000人を越え、死者も100人以上となっています。

23 熱帯イエカ

24 ウェストナイル脳炎 鳥・蚊・哺乳動物・人において感染が確認された地域 ウェストナイル熱・脳炎の患者が発生した地域

25 ウェストナイル脳炎 アメリカで大流行 2001年のアメリカ合衆国における馬のウェストナイル熱は、20州738頭の発生が確認された。発生は2001年6月25日~12月21日に見られ、転帰が報告された470頭中156頭(33.2%)が死亡ないしは安楽死させられた。

26 カラスや野鳥を中心に鳥のサーベイランスも行われた。その結果、27州1地区7,000羽以上が陽性となった。なお、コマーシャル養鶏には感染していない。アメリカ合衆国においては、ウェストナイル熱は風土病になったと考えられ、2002年も年の後半にはウィルスの活動が見られるだろう。

27 海外感染症情報2001 一太郎スライドが出るまで、しばらくお待ちください。

28 感染予防のための注意事項 生もの,生水は口にせず,必ず加熱されたものを食べる。
用便後,炊事前,食前,外出から帰宅時には必ず石鹸と流水での手洗いを実行する。 蚊やダニなどにさされないようにする。 野生動物には直接触れない。はだしで歩かない。 特に男性は品行方正でいる。 生活環境を清潔に保ち,過労は避け,睡眠休養を充分にとり,体力を維持する。

29 感染症予防法 平成10(1998)年10月2日交付 平成11(1999)年4月1日 施行 第二十七条
 平成11(1999)年4月1日 施行 第二十七条 (感染症の病原体に汚染された場所の消毒) 第二十八条(ねずみ族、昆虫等の駆除)


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