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器械運動(マット運動)における技の系統性の整理と 教師の指導力の向上 ~誰もができる喜びを味わえるために~
丹波市立 東小学校 大槻 武志 丹波市立 北小学校 藤原 義行 氷上情報教育研究会
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研究の動機と目的 器械運動(マット運動) 子ども:できない原因がわからないまま練習 基本的な力が身についていないままの高学年
子ども:できない原因がわからないまま練習 基本的な力が身についていないままの高学年 できるできない二極化 苦手意識 体育嫌い (技ができる喜びをもっと感じたい) マット運動における教師の指導力向上 教 師:技を達成させる 視点(技のポイント) 不明確 身につける力・力のつながり 意識しない授業 マット運動の指導方法 抽象的 (技ができる達成感・成就感を味わわせたい)
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研究の進め方 コンテンツ開発 コンテンツ利用評価 検証 マット運動 : 技の系統性を整理(前転系)
《技を達成させる 視点(技のポイント)》 《身につける力・力のつながり》 《マット運動の指導方法》 来年度 教師の指導力向上・子どもに器械運動の楽しさ コンテンツ利用評価 検証
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研究の実際 《マット運動における技の系統性の整理》 ○丹波市の各小学校体育担当者 子どもの実態に応じた
《マット運動における技の系統性の整理》 ○丹波市の各小学校体育担当者 子どもの実態に応じた ○民間の器械運動専門機関との連携・講習会への参加 現場の現状、専門家、双方の視点からまとめた系統性の整理
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デジタルコンテンツ マット運動〔前転系〕の指導の系統性 学年 3年 4年 5年 6年 項目 前転 達成すべき技のレベル 跳び前転 回転感覚
大きな前転 開脚前転 達成すべき技のレベル 前転 膝伸前転 倒立前転 跳び前転 身につける力 ( 技 能 ) 回転感覚 踏み切り感覚 腕支持感覚 回転する力 低い位置からなめらかに回転する力 高低差を回転エネルギーに変換する力 回転力を得る力 より大きな高低差を大きな回転のエネルギーに変換する力 より大きな回転力を得る力 変換した大きな回転エネルギーを利用する力 回転力を利用する力 技のつながり 前転系の技 大きな前転 跳び前転 膝伸前転 倒立前転
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デジタルコンテンツ マット運動〔前転系〕の指導の系統性 学年 3年 4年 5年 6年 項目 前転 達成すべき技のレベル 跳び前転
大きな前転 開脚前転 達成すべき技のレベル 前転 膝伸前転 倒立前転 跳び前転 身につける力 ( 技 能 ) 均等に割り振る 支持力 突き放しに生かす 支持力 勢いを吸収する 支持力 利用する 支持力 回転感覚 両腕へ均等に力を加えられる力 両腕でマットを突き放す力 跳びこんだ勢いを吸収する力 より強く突き放す力や支持を保持する力 腕支持感覚 踏み切り感覚 技のつながり 前転系の技 大きな前転 跳び前転 膝伸前転 倒立前転
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デジタルコンテンツ マット運動〔前転系〕の指導の系統性 学年 3年 4年 5年 6年 項目 前転 達成すべき技のレベル 跳び前転
大きな前転 開脚前転 達成すべき技のレベル 前転 膝伸前転 倒立前転 跳び前転 身につける力 ( 技 能 ) 両足そろえて 踏み切る力 力強く 踏み切る力 より力強く 踏み切る力 利用する 踏み切る力 回転感覚 両腕と両足へ均等に力を加えられる力 遠くへ手をつくことへつながる力強く踏み切る力 両手と両足が地面から離れている瞬間をつくる踏み切る力 技に合わせて踏み切る力を加減できる力 腕支持感覚 踏み切り感覚 技のつながり 前転系の技 大きな前転 跳び前転 膝伸前転 倒立前転
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『孫の手』デジタルコンテンツ マット運動〔前転系〕の指導の系統性 学年 3年 4年 5年 6年 項目 前転 達成すべき技のレベル 跳び前転
大きな前転 達成すべき技のレベル 前転 膝伸前転 跳び前転 開脚前転 倒立前転 技のポイント 技のポイント(前)(開) 技のポイント 技のポイント(膝)(倒) 身につける力 ( 技 能 ) 回転する力 回転力を得る力 より大きな回転力を得る力 回転力を利用する力 回転感覚 低い位置からなめらかに回転する力 高低差を回転エネルギーに変換する力 より大きな高低差を大きな回転のエネルギーに変換する力 変換した大きな回転エネルギーを利用する力 腕支持感覚 踏み切り感覚 前転系の技 大きな前転 跳び前転 膝伸前転 倒立前転 技のつながり
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技のポイント 【跳び前転ポイント】 指導すべきポイントが明確 【評価基準】 ①回転開始 【練習例・動画】
【跳び前転ポイント】 ①回転開始 【練習例・動画】 ・両腕と両足が地面から離れている状態で遠くへ着手するようにとびこむ。 ②回転中 【練習例・動画】 ・両腕でしっかり着手し、勢いを吸収させる。 ③回転中~終了 【練習例・動画】 ・首、背中の順につき、なめらかにまわる。 指導すべきポイントが明確 【評価基準】 A評価:上記の3つのポイントを達成し、滞空時間の長い、大きな跳びこみで技を 完成させている。 B評価:上記の3つのポイントを達成して技を完成させている。 C評価:上記の3つのポイントを達成できない。
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デジタルコンテンツ 『孫の手』 マット運動〔前転系〕の指導の系統性 学年 3年 4年 5年 6年 項目 前転 達成すべき技のレベル 跳び前転
デジタルコンテンツ マット運動〔前転系〕の指導の系統性 学年 3年 4年 5年 6年 項目 大きな前転 達成すべき技のレベル 前転 膝伸前転 跳び前転 開脚前転 倒立前転 技のポイント 技のポイント(前)(開) 技のポイント 技のポイント(膝)(倒) 身につける力 ( 技 能 ) 回転する力 回転力を得る力 より大きな回転力を得る力 回転力を利用する力 回転感覚 低い位置からなめらかに回転する力 高低差を回転エネルギーに変換する力 より大きな高低差を大きな回転のエネルギーに変換する力 変換した大きな回転エネルギーを利用する力 腕支持感覚 踏み切り感覚 前転系の技 大きな前転 跳び前転 膝伸前転 倒立前転 技のつながり
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各学年ごとの積み重ねが次学年でいかされる
研究の成果 マット運動の系統性:整理したコンテンツ 専門家との連携 各学年の技、つける力のつながりが明確=全学年を見通したマット運動の指導 指導の視点 教師の授業への意識・指導力向上へ 指導方法 各学年ごとの積み重ねが次学年でいかされる (全学年を通してつながりのある指導) 誰もができる喜びを感じられる 各学年で身につけた力を生かして次学年で新たな技に挑戦
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今後に向けて ○コンテンツ自体の活用評価を検証。 ○基本の運動とのつながりを明確化。 ○中学校との連携
○中学校との連携 小学校と中学校まで見通しを持ったデジタルコンテンツへ ○コンテンツ自体の活用評価を検証。
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コンテンツ利用評価 《校内研修による紹介》 ○作成した意図、使い方を説明 身につける技・力のつながりを理解 技の各ポイントを理解
《校内研修による紹介》 ○作成した意図、使い方を説明 身につける技・力のつながりを理解 技の各ポイントを理解 ○実際の授業における展開例 1.子どもたちの現状を知る。→身についていない力は補助運動で 2.各ポイントの説明、達成させるための練習 教師の利用評価 子どもの単元前・後の技の達成度・意識の変容
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研究の実際 《達成すべき技のポイント整理》 《各ポイントにおける練習方法のデータ収集》 ←専門機関と連携
《達成すべき技のポイント整理》 ←専門機関と連携 ○各技のポイント説明、評価基準のまとめ。 ○技の構成・特性 3ポイントにしぼる。 指導すべきポイントが明確 具体的・効率的な指導 《各ポイントにおける練習方法のデータ収集》 ○各ポイントを達成させるための具体的な指導方法 動画紹介 ○技のポイントとリンクさせる。 子どもたちの達成段階が明確 段階ごとの指導が可能 ⇒個に応じた技の完成
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