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途上国への報酬である技術と資金は 交渉に影響を与えられたのか? -交渉以外の活動も交えて-

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1 途上国への報酬である技術と資金は 交渉に影響を与えられたのか? -交渉以外の活動も交えて-
田麦誠 2010/01/23(Sat) AGSUTSC/CCWG/2010/L.3

2 -あらすじ- ①出発前(~12月5日) ②デンマークにて(交渉を中心に) ③反省&まとめ

3 -CCWGに加入したきっかけ- 2009年8月 加入! CDM研究に活かしたい! 環境省で働いたい! NPO活動にも役立てたい!
海外経験がほしい!

4 -COP15に参加して分かったこと、感じたこと-
①資金・技術に関して先進国は妥協できる余地があったのではないか ②COP15は「終わりの始まり」ではない ③望むように交渉を見られないなかでどう動くか →NGOとメディアステータスの限界?

5 ①出発前(~12月5日)

6 -出発までのタイムライン- 2009/12/06 出発! 顔合わせ 2009/08/07 勉強会① 2009/09/05 勉強会②
2009/10/11 ブリーフィングセッション 2009/10/16 勉強会③ 2009/10/25 勉強会④ 2009/11/03 2009/11/03 ネット会議 勉強会⑤ 2009/11/08 打ち合わせ 2009/11/15  事前報告会 /22 インタビュー① 2009/12/02 インタビュー② 2009/12/03  2009/12/06 出発!

7 -事前勉強では・・・!?- それぞれの興味・関心 ・田麦 → 技術、資金 ・荻本 → 緩和 ・平石 → 共有ビジョン、適応
・田麦    → 技術、資金 ・荻本    → 緩和 ・平石    → 共有ビジョン、適応 ・鄭 → 共有ビジョン、AWG-KP ・Marcos   → 緩和、NAMAs ・神戸 → 技術、REDD

8 -技術&資金のポジション- 長期協力行動(LCA)交渉の全体像
UNFCCC COP Conference of Parties COP/MOP COP serving as Meeting of Parties AWG LCA AWG KP 緩和 適応 共有 ビジョン 技術 資金 能力 開発

9 情報だけでなく、特許の緩和などで先進国から技術を引き出したい
-予想された争点①技術- -資金メカニズム- 緩和、適応 NAMAs -民間- 特許 民間投資 -技術のシェア- 共同開発 技術プール 特許期間の制限 -制度設計- アクションプラン 情報パネル -途上国- 情報だけでなく、特許の緩和などで先進国から技術を引き出したい -先進国- 技術の適切な保護のもとでの移転を望む 対立

10 -予想された争点②資金- -誰が払う?- 先進国、G8、途上国 -公か民か?- 公的機関が中心に資金を拠出し、民間は補足的と定めるか
-額は?- GNPの0.5~2%, GDPの0.5~1%, 世界規模での炭素税、CDMやJIの利益 -公か民か?- 公的機関が中心に資金を拠出し、民間は補足的と定めるか -制度は?- 資金メカニズムの監 視制度、意思決定は一 国一票か加重式か -途上国- 先進国になるべく 多く引き出させたい -先進国- 不当な額は 払いたくない 対立

11 ②デンマークにて(交渉を中心に)

12 -数字で振り返るCOP15- 滞在日数 15 Bella Centerにいた時間(8日) 90 睡眠時間 5 会議 13 サイドイベント 8
滞在日数          15 Bella Centerにいた時間(8日)   90   睡眠時間       5 会議         13 サイドイベント   8 交換した名刺   20 メールの数(12/6~21) 191

13 -2週間の活動①- 12月7日(月) 10:00~ Conference of the Parties(COP)
15:00~ Ad Hoc Working Group on LCA(AWG-LCA) 12月8日(火) 9:00~ Student Session in Copenhagen Univ. 12月9日(水) 11:00~ 15:00~ Conference of the Parties serving as the meeting of the Parties to the Kyoto Protocol(CMP) 12月10日(木) 11:30~ Contact group on issues relating to the clean development mechanism 14:15~ IGES ; Low-carbon Asia; visions and actions 18:15~ Japan; Japan’s efforts for international cooperation on climate change 18:15~ UNFCCC; Energy efficiency under the CDM

14 -2週間の活動②- 12月11日(金) 15:00~ Contact group on the report of the Adaptation Fund Board 17:00~ World Bank; “10 years of CDM and JI – Lessons Learned” 18:15~ Bhutan; Expanding gross national happiness through CDM project in the kingdom of Bhutan 12月12日(土) 10:00~ Conference of the Parties(COP) 11:30~ Conference of the Parties serving as the meeting of the Parties to the Kyoto Protocol(CMP) 12月14日(月) 12:00~ IETA; International Property Rights and Climate Change 17:00~ Contact group on other issues identified at its resumed sixth session(emission trading and project-based mechanisms) 18:15~ BUSINESSEUROPE; A successful international climate change agreement – contributions and expectations from European business 20:00~ Contact group on AnnexⅠParties’ emission reductions

15 -2週間の活動③- 12月15日(火) 11:00~ Contact group on agenda item3(AWG-LCA)
20:00~ Ad Hoc Working Group on Further Commitments for AnnexⅠ Parties under Kyoto Protocol(AWG-KP) 12月16日(水) 会議がほぼ非公開に。経産省のサイドイベントも急遽中止 16:30~ Contact group on issues relating to the clean development mechanism 12月17日(木)~ 入場規制 サブ会場で情報収集

16 -技術&資金は途上国への飴となり得たのか?-
-集発前- 飴(技術&資金)と鞭(削減目標) 技術と資金は過去の責任を果たすためのもの? 現状では報酬としての価値が低い? 技術援助と資金供与の代わりに 途上国へ削減義務をもってもらう! -COPを終えて- 罪(歴史的責任)と罰(技術&資金供与)

17 -おさらい①資金- ・途上国への資金供与 ・ 年の期間に合計300億$ ・2020年までに合計1000億$ ・Copenhagen Green Climate Fund の設立

18 -おさらい②技術- ・技術メカニズムの設立を決定 ※交渉の過程では、コペンハーゲン 合意以上の内容が議論されていた

19 -交渉の過程①- 長期行動計画(LCA)テキストの交渉での扱い
①12月9日 8:30 Draft Text 46章  (資金 → 35~44章 技術 → 45章)   ②12月15日 8:30 Draft Text 32章  (資金 → 22~30章 技術 → 31章)   ③12月15日 Draft Conclusion(FCCC/AWGLCA/2009/L.7)45章  (資金 → 34~42章 技術 → 43章) ※15日のDraft Conclusionで個別テーマに関する追加    決定文書をつくることを決めていた(はずだった)

20 -交渉の過程②- 「資金」追加テキストの内容(2009/12/15; 3ページ)
(FCCC/AWGLCA//L.7/Add.2) ①資金メカニズムの設立 ②計測・報告・検証(MRV)が可能な方式の確立 ③助言や情報提供の実施 ④COP16までに運営機関の理事を選出 ⑤Specialized funding windowsの設立(事業支援?) ⑥民間部門の資金

21 -交渉の過程③- 「技術」追加テキスト(2009/12/15; 8ページ)
(FCCC/AWGLCA/2009/L.7/Add.3) ①民間と公共部門の協力 ②調査と実証を2012年までに2倍、2020年までに4倍 ③協力協定(arrangement)の設立 ④ライセンスや知的所有権の買い上げ ⑤テクノロジーメカニズムの設立 ⑥テクノロジーセンターの設立 ⑦イノベーションセンターとネットワーク ⑧テクノロジーロードマップやアクションプラン

22 -交渉の過程④- ⑨情報共有のための機関 ⑩地球技術知的所有権プール(共同利用施設) ⑪公有の技術とノウハウの無償提供(Loyalty-free) ⑫知的所有権による障壁撤廃の推奨(Recommend) 「技術」・「資金」の交渉は進行 途上国への削減義務の見返りになるかと思えた しかし・・・

23 -技術と資金は本当に飴だったのか?- 途上国への削減義務はボランランタリーに 追加テキストは採択されず
「技術」と「資金」は交渉において現時点では  大きな効力を持ち得えなかった

24 -なぜ力を持たなかったのか?今後の展開 – 考え得る3つの可能性
制度 知的所有権 地域性 数値目標 認識の違い 歴史的責任 先進国の妥協に途上国が応じなかったかのように思えた 先進国も知的所有権に関する条項などで妥協しなかった 途上国が一方的に交渉を蹴ったとは言えないのではないか 技術 資金

25 We can fail. Key word is “compromise”(Connie Hedegaard)
-COP16へ残されたもの- コペンハーゲン合意だけがCOP15のすべてではない 技術&資金など個別テーマの交渉は裏で確実に進展必要以上に悲観的になる必要はない 「技術」と「資金」の役割の明確化と具体化                                        ↓  COP16、17での合意に影響力を与える可能性 We can fail. Key word is “compromise”(Connie Hedegaard)

26 ③反省&まとめ

27 -交渉 ・現状の技術・資金は途上国への報酬足り得ない ・先進国の妥協が途上国を今後動かす可能性 ・民間を巻き込む具体策は不明のまま -サイドイベント ・排出権絡みのイベントは非常に多い ・交渉とは関係ないボトムアップの取り組み ・日本のアクターもアピール(政府、JICA、IGESなど) ・EUのイベントの後は毎回のように立食パーティー

28 -生活 ・英語力や海外慣れの重要さ ・早い段階で家と会場の帰り方を覚える ・臨時用の医療品は必須。腹痛薬や鼻炎薬など ・2週間で-3kg。しっかり食べましょう -空港 ・重量制限を意識した荷造りを 7kgオーバー(2kgは相殺)で\15,000が・・・ COPの前後はチェックが厳しいのか? Bad Luck…

29 ご清聴ありがとうございました! -質疑応答-


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