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2015-07-22 仙台市教育委員会 スクールカウンセラー全体研修 スクールカウンセラーと教員の連携 ~チーム援助による問題解決~
仙台市教育委員会 スクールカウンセラー全体研修 スクールカウンセラーと教員の連携 ~チーム援助による問題解決~ 筑波大学 石隈利紀
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子どもを育てるにはひとつの村が必要 (アフリカ) なぜ個別の支援計画作成のチーム会議に子どもを参加させるか
(アフリカ) なぜ個別の支援計画作成のチーム会議に子どもを参加させるか ~子どもが自分の人生に責任をもつから (スウェーデン、特別支援学校コーディネーター)
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1 スクールカウンセリングとは スクール(学校教育)の一環としてのカウンセリング(援助サービス)
1 スクールカウンセリングとは スクール(学校教育)の一環としてのカウンセリング(援助サービス) スクール(学校教育)という場におけるカウンセリング(援助サービス) どちらもOK。でも大切なのは子どもの発達・成長を支える「学校教育」への敬意と期待
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心理教育的援助サービスの理論と実践の体系
2 学校心理学 心理教育的援助サービスの理論と実践の体系 一人ひとりの子どもの学習面、心理・社会面、進路面、健康面など「学校生活」における問題状況・危機状況での援助と、子どもの成長を促進する活動 (生徒指導・教育相談、特別支援教育、学校保健等と共通する枠組み) ☆学校生活の質
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3 心理教育的援助サービスの担い手 <4種類のヘルパー>
3 心理教育的援助サービスの担い手 <4種類のヘルパー> 基本は「自助」「自律」 ①ボランティア的ヘルパー:友人、隣人 ②役割的ヘルパー:保護者は「自分の子どもの専門家」;家族、親戚、同じ組織の人々 ③複合的ヘルパー:教師 ④専門的ヘルパー: (機能として)教育相談担当 特別支援教育コーディネーター 養護教諭 (立場として)SC,SSW 「チーム学校」
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4 子どもの多様な援助ニーズ ①学習面、心理・社会面、進路面、健康面、 「学校生活」における問題状況や危機状況 →発達障害の要因も ②学校環境の援助ニーズ・・・暴力、いじめ ③医療的ニーズ ④(家族の)福祉的ニーズ・・・貧困、家族の葛藤、家族の心理的・医療的ニーズ、異文化 ☆虐待:DVおよびその目撃 コミュニティアプローチ:チーム援助
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5 子どもの危機と援助ニーズ ①発達上の課題に伴う危機 ②教育上の課題に伴う危機 ③心的外傷になるできごと ④障害・疾病に伴う危機 ⑤精神疾患の現れとしての危機 →安全・安心の環境の回復、日常生活の回復、自己コントロール感の回復、できごとの整理(瀧野,2004)
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6 学校心理学のモデル:自助資源・援助資源のアセスメント
6 学校心理学のモデル:自助資源・援助資源のアセスメント ①子どもの自助資源の発見と活用 ②子どもの援助資源の発見と活用 →レジリエンス(回復力)
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7 学校心理学のモデル:三段階の心理教育的援助サービス(水野ら,2013)
7 学校心理学のモデル:三段階の心理教育的援助サービス(水野ら,2013) 三次的援助サービス 特別な教育ニーズのある特定の子ども 二次的援助サービス 苦戦している一部の子ども 一次的援助サービス すべての子ども
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学校レベルの「コーディネーション委員会」
8 心理教育的援助サービスのシステム 学校経営を支える「マネジメント委員会」 学校レベルの「コーディネーション委員会」 「個別の援助チーム」
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9 日本型の援助チーム ・ 濃淡のある絵を重ねるチーム> ピースを組み合わせるチーム ①職業的な強み ②個人的な強み(趣味・特技) ③大切にしていること(価値観) ○自分ができること△自分だけができること ☆野球型、バレーボール型、サッカー型
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10 3種類のチーム(家近,2011) A 「なりかけチーム」 情報の交換、それぞれの実践の向上、 効率的な会議、個別の責任 ・・少しプラス
10 3種類のチーム(家近,2011) A 「なりかけチーム」 情報の交換、それぞれの実践の向上、 効率的な会議、個別の責任 ・・少しプラス B 「にせチーム」 口の出しあい(一般論、責任論、自慢話) ・・マイナスとなる!
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なりかけチーム(ワーキンググループ) 目標 目標 目標 メンバーA メンバーB メンバーC
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C 「ほんものチーム」 ①少人数 ②目的・目標と方法の共有 ③相補的なスキル(初期に見つける) ④問題解決をめざす自由な討論 ⑤それぞれの実践の向上、共同の行動 ⑥個別の責任、チームとしての責任 リーダーシップの共有 ⑦子どもやメンバーの小さな一歩を祝う
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ほんものチーム メンバーA メンバーB メンバーC 共通の目標
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11 援助チームの演習 (1)援助チームの準備 グループ、自己紹介、役割決め (2)事例 概略の説明、子どもについて考える (3)援助チームの話し合い (4)援助チームの振り返り
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みんなが資源 みんなで支援 危機(感)の共有 責任(感)の共有 希望の共有
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◎石隈利紀 2006 寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学~やわらかく生きるための6つのレッスン 誠信書房(TED×TsukubaよりYouTube配信予定)
◎田村節子・石隈利紀 2013 石隈・田村式援助シートによる実践チーム援助~特別支援教育編 図書文化 ◎水野治久・石隈利紀・田村節子・田村修一・飯田順子(編) 2013 よくわかる学校心理学 ミネルヴァ書房 ◎石隈利紀・家近早苗・飯田順子 2014 学校教育と心理教育的援助サービスの創造 学文社 ◎石隈利紀(監訳)中田正敏(訳) 2015 教師のチームワークを成功させる6つの技法 誠信書房
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