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健全な経営を! ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)
駒澤大学経営学部経営学科 MG9279 鈴木 亮 健全な経営を! ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)
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目次 ・ファイナンシャル・フェアプレーとは? ・背景(1)ボスマン判決 ・背景(2)ボスマン判決の影響-①
・背景(2)ボスマン判決の影響-② ・背景(2)ボスマン判決の影響-まとめ ・背景(3)欧州サッカーバブル ・ファイナンシャル・フェアプレーの是非 ・参考資料
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ファイナンシャル・フェアプレーとは? 各クラブに収入以上の支出をしないこと(ブレーク・イーブン要件)を義務付けることにより、欧州サッカー界の長期的な財政健全化を促す指針となるもの。2011年6月1日から 3年間の段階的導入期間を経た後実施され、ルールに適合できないクラブは、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)の舞台から締め出される。
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背景(1)ボスマン判決 1995年12月に欧州司法裁判所で出された判決で、EUに加盟する国の国籍を持つプロサッカー選手が以前所属したクラブとの契約を完了した場合、EU域内の他クラブチームへの移籍を自由化したもの。また、EU域内のクラブチームは、EU加盟国籍を持つ選手を外国籍扱いにできないとした。
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契約が完了したときに移籍金なしで移籍されては困る
背景(2)ボスマン判決の影響-① ①EU域内の他クラブチームへの移籍を自由化 クラブ側が選手を引き留めるには、大幅な年俸のアップや複数年契約などの防衛策を講じなければならなくなった。(それまでは契約完了時に所属クラブに所有権があり、移籍金が必要だった) 契約が完了したときに移籍金なしで移籍されては困る
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背景(2)ボスマン判決の影響-② ② EU加盟国籍を持つ選手の外国籍扱い禁止
(それまではどの国のリーグにも外国人枠があり、ひとつのクラブが契約出来る外国人選手は多くて4〜5人までだった。)
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背景(2)ボスマン判決の影響-まとめ 移籍市場の流動化に伴い、高騰する放映権料(後述)を支えにビッグクラブによるスター選手争奪戦が過熱したことで、移籍金と年俸が高騰した。
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背景(3)欧州サッカーバブル 1990年代、ヨーロッパ各国ではそれまで安価で推移していたサッカーの放映権料が有料デジタル放送などの登場で急騰した。その影響はクラブの財政や選手の年俸に多大なる恩恵をもたらしたが、一般のサッカーファンに負担強いる事になった。しかし、あまりの高騰ぶりがテレビ局の破綻や視聴者のサッカー中継離れを呼び、2002/03シーズンを境に放映権料の価格は下降線を辿る事となり、後にクラブの経営にまで大きな影響を及ぼす事となった。
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背景(4)まとめ ボスマン判決以後の人件費の増加、欧州サッカーバブル崩壊による放映権料の下落により多くの欧州クラブは経営危機に陥ってしまった。
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ファイナンシャル・フェアプレーの是非 資金力の差がチームの戦力に大きく影響するのはある程度仕方がないかもしれない。しかし、赤字経営でなければリーグタイトルを獲得できないような環境はビッククラブを経営破綻に追い込みかねない。このような環境に終止符を打とうとする試みは、欧州サッカー界にとって良い兆候である。
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参考資料 スポーツナビ「選手のサラリー高騰がクラブをつぶす プラティニの目指す欧州サッカーの透明性 」 産経ニュース「赤字にレッドカード! 欧州クラブ、健全経営へ新制度」 Wikipedia「ボスマン判決」 Wikipedia「放映権 (サッカー) 」 和製ジダンのプログ「1995年の出来事ボスマン判決」 YAHOO!JAPAN画像「プレミアリーグ」
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おわり
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