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Published byへいぞう いいはた Modified 約 7 年前
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中国の中小企業信用評価指標体系の統計的分析 ・: ―国連計画試験地鎮江市を事例として The Study of Using the Multivariate Analysis for The SME Credit Evaluation ―A Case Study in Zhenjiang China 三重大学大学院生物資源学研究科 李 昕 2004年9月25日
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はじめに 問題意識: ・中小企業は融資難であるが、中小企業信用体系は健全ではなく、中小企業融資はますますリスクと困難を加えている。 ・信用保証機関の信用リスクの評価、審査業務の効率化、さらに中小企業資金調達の円滑化を期待されている。 ・多変量解析法を利用して、中小企業に対する信用等級評価を試みる。 考察対象: ・鎮江市中小企業信用保証センターで保証を申請する中小企業15社。 構成: ・一 研究の背景 ・二 中小企業信用評価指標体系の統計的研究 ・三 おわりに 2004年9月25日
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一 研究の背景 研究地域 経済発展と中小企業概況 中小企業信用保証センターについて 中小企業信用管理及び信用等級評価 2004年9月25日
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研究地域
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二 信用等級評価指標体系の統計的分析 図2 信用等級評価項目体系 2004年9月25日
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附表1 鎮江市中小企業信用保証センター企業信用等級評定表(試行)
附表1 鎮江市中小企業信用保証センター企業信用等級評定表(試行) 指標 配点 内容及び算式 評点 一、経営者素質 10 1.資質 1 国家の規律、法令を守る、誠実、信用。 良好:1 一般:0.5 差:0 2.業歴 企業法人や経営者は本業を従事する年数 4年以上:1 2年以上:0.5 2年以下:0 3.学歴 2 経営層の4年大学卒業者のウェート ≥70%:2 ≥50%:1≥30%:0.5 <30%:0 4.能力 経営層の経営管理能力 強:1 一般:0.5 弱:0 指導者の威信 高:1 一般:0.5 低:0 5.業績 企業法人近3年間の業績 3年内市レベル以上の優秀企業号を獲得する企業:2 一般:1 その他:0 6.センターとの協力関係 センターの規則、制度を順守、センターの合理化提案を受け入れ、毎月予定とおり財務報告書を提出する 良好:2 一般:1 差: 0 二、経済実力 7.自己資本 4 X=資本総額-負債総額-未処理資本損失 (万元) ≥4000:4 ≥3000:3.5 ≥2000:3 ≥1000:2.5 ≥500:2 ≥100:1 <100:0 8.有形固定資産 3 X=固定資産額+未成工事+長期投資 (万元) ≥10000:3 ≥5000:2 ≥1000:1 ≥500:0.5 <500:0 9.一人当たり自己資本 X=自己資本/(現役従業員数+定年退職人員数)(万元/人) ≥4:3 ≥3:2 ≥2:1 <2:0 三、資本構造 20 2004年9月25日
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2004年9月25日 10.総資本対総負債率 10 X=負債総額/資産総額*100%
≥90:0 ≥85:1 ≥80:2 ≥75:3 ≥70:5 ≥65:6 ≥60:7 ≥55:8 ≥50:9 <50:10 11.流動比率 5 X=流動資産/流動負債*100% ≥130:5 ≥120:4 ≥110:3 ≥100:2 ≥90:1 <90:0 12.当座比率 2 X=(流動資産-棚卸資産)/流動負債*100% ≥90:2 ≥70:1.5 ≥50:1 <50:0 13.現金純流量 3 ≥保証額の2倍:3 ≥保証額の1倍:2 <保証額:0 四、収益性 20 14.総資本経常利益率 X=経常利益/総資本*100% ≥4:5 ≥3:4 ≥2:3 ≥1:2 ≥0:1 <0:0 15.売上高経常利益率 X=経常利益/純売上高*100% ≥20:5 ≥15:4 ≥10:3 ≥5:2 ≥0:1 <0:0 16.利潤保証倍数 4 X=(利益総額+財務費用)/財務費用 ≥4:4 ≥3:3 ≥2:2 ≥1:1 <1:0 17.受取勘定回転率 X=純売上高/(受取手形+売掛金) (回/年) ≥8:3 ≥4:2 ≥1:1 <1:0 18.棚卸資産回転率 X=売上高/棚卸資産 (回/年) ≥3:3 ≥2:2 ≥1:1 <1:0 五、信用性 30 19.企業無担保貸付金状況 2年内新増不良債務がない:5 延滞債務がある:3 延滞、回収不可能債務かつ要注意、懸念、損失貸付金がある:0 20.保証付貸付金状況 8 期間とおり元利返済:8 その他:0 21.保証付貸付金利息支払い 期間通り利息支払い:5 <四半期利息額:4 <2四半期利息額:3 ≥2四半期利息額:0 2004年9月25日
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2004年9月25日 21.保証付貸付金利息支払い 5 期間通り利息支払い:5 <四半期利息額:4
期間通り利息支払い:5 <四半期利息額:4 <2四半期利息額:3 ≥2四半期利息額:0 22.預貸率 6 X=預金総額/貸付総額*100% ≥80:2 ≥60:4 ≥40:2 <0 23.義務を果す状況 保証契約期間内に果すべき義務 良好:6 一般:3 やや劣る:0 六、成長性 10 24.近3年間企業利潤状況 2 利益総額増加(赤字企業の損失を減少) 3年連続増加(損減少):2 2年連続増加(損減少):1.5 3年内利増加(損減少)がある:1 3年内増減がない:0 25.売上高増加率 X=(当期売上高-前期売上高)/前期売上高*100% ≥8:2 ≥6:1.5 ≥4:1 ≥1:0.5 <0:0 26.資本増加率 X=(期末所有者利益-期初所有者利益)/期初所有者利益*100% ≥5:2 ≥3:1.5 ≥2:1 ≥1:0.5 <1:0 27.業界発展 本業界の発展段階 新興業界:0.5 成熟業界:1 衰退業界:0 28.マーケティング 1 主要製品の売れ行き予測 よい:1 平均:0.5 よくない:0 29.主要製品の寿命周期 1 三種類主要製品の寿命周期および売上高のウェートにより計算 投入期:0.5 成長期:1 成熟期:0.5 衰退期:0 2004年9月25日
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企業信用等級評価表における項目評価の区分および評点
表1 企業信用等級評価表における項目評価の区分および評点 表1 企業信用等級評価表における項目評価の区分および評点 (出所)鎮江市中小企業信用保証センターから入手したデータで筆者作成。 2004年9月25日
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1、定性指標について 定性指標の選定と運用の検討 恣意性、定性指標の定量化 定性指標間の得点格差がほとんどない
定性項目ウエイトを減らすべき。 2004年9月25日
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2、 定量指標によるサンプル企業クラスター分析
2、 定量指標によるサンプル企業クラスター分析 図3 サンプル企業クラスター分析の結果を示すデンドログラム 2004年9月25日
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クラスター分析の結果 結果は人的判断結果と高度合致 それぞれのサンプル企業の信用状況は今後なお研究の必要がある
企業の分類と企業所有制には一定の指標間の関連性がみられる 2004年9月25日
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3、信用等級評価表の定量指標によるサンプル企業15社の因子分析
評価体系 等級評価 最上位から最下位まで10段階に分けられる 分析ツール 2004年9月25日
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因子分析の流れ データ収集 相関係数行列式の形成 固有値と固有ベクトルを求める 共通因子個数の設定 因子負荷量の推定量 因子得点の算出
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表2 回転後直交因子表 2004年9月25日
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新しい総合指標 2004年9月25日
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表3、サンプル企業の因子得点および総合得点
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因子分析結果と考察 人的評点とほぼ一致 興味深い結果を得られる 四つの新因子を形成する 2004年9月25日
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相関性と回帰方程式 r=0.9067 ý= +2.0968χ 2004年9月25日
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三 おわりに 本研究では、中国の中小企業信用評価問題を研究対象にして、サンプル企業に対して定量、定性指標の調査、分析を行いました。クラスター分析の結果によれば、各クラスターと企業所有制には一定の関連性が見られた。また、因子分析の結果によれば、因子得点と既存の企業評価得点との間には高い相関がみられた。いかにして定性分析法を定量分析法と結びつけ企業信用等級の評価法を確立していくかという問題は今後の重要な研究課題になろう。 2004年9月25日
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ご静聴有り難うございました 謝謝 2004年9月25日
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