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口蹄疫問題 塩見菜津希
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口蹄疫とは… 口蹄疫ウイルスが原因で、偶蹄類の家畜(牛、豚、山羊 など)や野生動物(ラクダ、シカなど)に感染。人へは感染 しない。
発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができ るなどの症状。 伝播力がかなり強く、子牛や子豚では死亡することもあ るが、成長した家畜では死亡率は数%ほど。
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対策 口蹄疫が発生した農場の家畜を殺処分して埋却し、農 場を消毒 。 口蹄疫が発生した農場周辺の牛や豚の移動を制限 。
県内全域へ消毒薬を配布し、散布 。 移動制限区域内に出入りする車両を消毒するための消 毒ポイントを設置し、消毒を実施 。 発生農場と人や物などの関連(疫学関連)があった農場 の確認 。 他の都道府県における牛豚飼養農場の緊急調査を実 施(これまで宮崎県以外での口蹄疫の発生は確認され ていない) 移動制限区域内のワクチン接種による感染拡大防止 。
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宮崎県での口蹄疫問題 2010年4月20日、宮崎県都農町にて口蹄疫の疑似患 畜の1例目を確認。
移動制限区域内のワクチン接種対象家畜(牛45,827頭、 豚79,603頭)へのワクチン接種について、5月26日まで に一部を除きほぼ全ての接種を完了。 宮崎県及び隣接する大分県、熊本県、鹿児島県全域 に消毒薬を配布し、散布中。 西都市に移動した宮崎県家畜改良事業団の種雄牛6 頭(福之国 、勝平正 、忠富士 、秀菊安 、美穂国 、安 重守 )のうち、殺処分となる1頭(忠富士 )を除く他の5頭 は引き続き経過観察を実施。
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殺処分頭数推移
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まとめ 口蹄疫は、偶蹄類動物間での伝播力は極めて強いが、 人へは感染しない感染症。
家畜伝染病予防法により、口蹄疫に感染した家畜は殺 処分したり、埋却をしなければならないため、宮崎県で は殺処分対象頭数272,191(牛66,451、豚205,723) もの 被害が。 未だ感染は収まらず、ワクチンを打った上で今後どうな るかまだまだ観察が必要である。
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