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マクロ経済学初級II (秋学期) タイプIIクラス
2004年 白井 義昌 9月30日 マクロ経済学初級II
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教科書 マクロ経済学・入門 第2版 福田慎一・照山博司著 有斐閣アルマ 参考書
マクロ経済学・入門 第2版 福田慎一・照山博司著 有斐閣アルマ 参考書 Principles of Economics, 2nd edition N. Gregory Mankiw, The Dryden Press, 2000. 購入は洋書店か 邦訳本 マンキュー経済学IIマクロ編 東洋経済新報社 9月30日 マクロ経済学初級II
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講義ノートおよび成績評価 講義ノートなどの関連資料は
に逐次掲載します。 成績評価は期末テストにて行います。 9月30日 マクロ経済学初級II
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講義の目標 マクロ経済学の問題とそのアプローチを理解する。 新聞などで報じられる経済問題を自分の頭で理解、検討でるようにする。
経済学に一層の興味を持てるようにする。 9月30日 マクロ経済学初級II
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第1回講義予定 経済学とは何か マクロ経済学の問題 経済学の十大原理 経済学者の考察方法 経済成長 景気循環 失業 インフレーション
国際経済 マクロ経済政策 9月30日 マクロ経済学初級II
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第1回講義 経済学とは何か? 9月30日 マクロ経済学初級II
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経済学の考察 資源の希少性 Scarcity of resources 経済学は
社会がその希少な資源をどのように管理するかを考える学問である。 Economics is the study of how society manages its scarce resources 資源配分 resource allocation 9月30日 マクロ経済学初級II
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社会的資源配分を考察するに あたっての重要な要素
主体の意思決定 Decision making 主体の意思決定の相互依存 Interaction of decision making -市場を通じて -非市場的組織を通じて 経済全体をどう表現するか。社会会計 経済は全体としてどのように動いているか? 9月30日 マクロ経済学初級II
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経済学の十大原理 主体はどのように意思決定をするか How people make decisions.
主体はどのような相互依存関係にあるか How people interact 経済は全体としてどのように動いているか How the economy as a whole works 9月30日 マクロ経済学初級II
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主体はどのように意思決定 をするか 第1原理: 経済主体はトレードオフに直面している 第2原理:
経済主体はトレードオフに直面している 第2原理: ある選択の費用はその選択をとることによって放棄した選択によってはからられる。 機会費用 9月30日 マクロ経済学初級II
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主体はどのように意思決定をするか(続き)
第3原理: 合理的主体は限界原理にもとづいて意思決定する。 Rational people think at the margin. 第4原理: 主体はさまざまな誘引に反応する。 People respond to incentives 9月30日 マクロ経済学初級II
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主体はどのような 相互依存関係にあるか 第5原理: 交換によって全ての主体が豊かになる ことが可能である。
交換によって全ての主体が豊かになる ことが可能である。 Trade can make everyone better off. 交換の利益、貿易の利益 Gains from trade 9月30日 マクロ経済学初級II
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主体はどのような相互依存関係にあるか(続き)
第6原理: 市場は経済活動を運営するうえで通常は有益な方策である。 市場経済 第7原理: 政府は時によって市場取引の成果を改善することができる。 市場の失敗、外部性、市場支配力 9月30日 マクロ経済学初級II
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経済は全体としてどのように 動いているのか
第8原理: 一国の生活水準はその国の財サービスの生産能力に依存する。 第9原理: 政策当局が貨幣を増発すると諸価格は上昇する。 第10原理: 社会は短期的にインフレと失業の間のトレードオフに直面する。 9月30日 マクロ経済学初級II
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経済学者の考察方法 9月30日 マクロ経済学初級II
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経済学の特徴 主体、取引対象を分割する。 社会会計
誰かの支払いは誰かの受け取りになっているという原則に着目し、主体、取引対象について整理することができる。 9月30日 マクロ経済学初級II
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モデルで考える 主体の行動仮説 (原理1,2)を想定する。 主体の行動環境についての仮定をおく。 その経済的な帰結を演繹する。
主体の行動仮説 (原理1,2)を想定する。 主体の行動環境についての仮定をおく。 その経済的な帰結を演繹する。 説明しようとした経済現象との照らし合わせをデータを用いて行う。 9月30日 マクロ経済学初級II
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ミクロ経済学とマクロ経済学 マクロ経済学 集計された変数についての考察 GDPの決定、成長、 物価上昇率、失業率、利子率のふるまい
集計された変数についての考察 GDPの決定、成長、 物価上昇率、失業率、利子率のふるまい ミクロ経済学 主体の意思決定過程を明確にし、主体間の資源配分についてその帰結を考える。 9月30日 マクロ経済学初級II
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実証分析と規範分析 実証分析 positive analysis ある経済現象についてなぜそうなるかを 説明しようとする分析
ある経済現象についてなぜそうなるかを 説明しようとする分析 規範的分析 normative analysis ある資源配分が何らかの意味で望ましいかどうかについての分析 9月30日 マクロ経済学初級II
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マクロ経済学の問題 Long-Run Economic Growth Business Cycles Unemployment
マクロ経済学の問題 Long-Run Economic Growth Business Cycles Unemployment Inflation The International Economy Macroeconomic Policy 9月30日 マクロ経済学初級II
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アメリカおよび日本経済の総生産 長期の経済成長 アメリカ 日本 経済の成長のメカニズムはどのようなものか?
1869年以降アメリカのGDPは75倍増大 人口成長 平均労働生産性の拡大 日本 1880年から1990年にかけて日本のGDPは70倍増大 戦後の高度成長、石油ショック後の安定成長、90年代の停滞 経済の成長のメカニズムはどのようなものか? 9月30日 マクロ経済学初級II
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Figure 1.01 Output of the U.S. economy, 1869-1996
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景気変動 景気の山と底 (講義にて説明) 景気の底から次の底までの期間を景気の一循環と呼ぶ。
景気の山と底 (講義にて説明) 景気の底から次の底までの期間を景気の一循環と呼ぶ。 戦後から日本は13回の景気循環を経験し、現在第14回目の景気循環に入った(2001年末より現在まで景気の上昇局面にある)。 9月30日 マクロ経済学初級II
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失業 失業率=失業している労働者数/総労働力人口 総労働力人口=働いている労働者数+仕事を 探している労働者数 不況期には失業率が高くなる
総労働力人口=働いている労働者数+仕事を 探している労働者数 不況期には失業率が高くなる 好況期であってもプラスの失業率がある なぜ好況期にさえ失業率がある程度高いのか? 9月30日 マクロ経済学初級II
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Figure 1.03 The U.S. unemployment rate, 1890-1998
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物価上昇率 インフレとデフレ 戦時期にインフレその後デフレが続く 大恐慌後は継続的インフレ 貨幣の購買力 インフレ,デフレはなぜ起こるか?
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Figure 1.04 Consumer prices in the United States, 1800-1998
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国際経済 開放経済と閉鎖経済 国際貿易と国際貸借 景気変動の国際波及 貿易(経常)収支の不均衡 なぜ貿易収支の不均衡が起こるか?
貿易収支の不均衡はいいのかわるいのか? 9月30日 マクロ経済学初級II
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Figure 1.05 U.S exports and imports, 1869-1998
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マクロ経済政策 財政政策(Fiscal Policy) 財政支出と税の徴収 金融政策 (Monetary Policy) 貨幣供給量の調節
貨幣供給量の調節 9月30日 マクロ経済学初級II
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財政赤字と政府の債務残高 政府の財政赤字= (1年間の)政府支出 ー 政府の税収 [1年間という期間で定義されるフローの概念]
(1年間の)政府支出 ー 政府の税収 [1年間という期間で定義されるフローの概念] 政府の債務残高= ある時点で政府が負っている負債の総額 (具体的には国債の発行残高) [ある時点で定義されるストックの概念] 9月30日 マクロ経済学初級II
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Figure 1.06 U.S. Federal government spending and tax
collections, 9月30日 マクロ経済学初級II
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