Download presentation
Presentation is loading. Please wait.
1
建築構法 第9回 2017/3/11 「建築構法」 12回目の授業 鉄骨構造の変遷 平成27年7月6日(月) 今岡 克也
2
建築構法 第12回 2017/3/11 鉄骨構造の変遷
3
古代の製鉄 BC 3000年頃 ←鉄隕石(隕鉄)を利用 エジプトのピラミッドに鉄環の首飾りが出土 BC 1500年頃
建築構法 第12回 2017/3/11 古代の製鉄 BC 3000年頃 ←鉄隕石(隕鉄)を利用 エジプトのピラミッドに鉄環の首飾りが出土 BC 1500年頃 トルコのヒッタイト族が鉄製の武器を製作 BC 900年頃 エジプトで熱処理(焼き入れ,焼き戻し)開始 BC 430年頃 ギリシャ人が巨大な鉄の鎖を製作
4
中世の製鉄法 AD 300年頃 中国 ① 炉中に鉄鉱石と木炭を層状に置いて、火を 付けて、ふいごで風を送る。
AD 300年頃 中国 ① 炉中に鉄鉱石と木炭を層状に置いて、火を 付けて、ふいごで風を送る。 ② 木炭が燃えて一酸化炭素が発生する ③ 鉄鉱石にある酸化鉄の酸素が一酸化炭素と 反応して二酸化炭素となり、銑鉄が得られる ④ 溶融した銑鉄(溶鉄)を鋳型に流して鋳鉄を 製作し、武器や農具などに使用 ・ 700年頃 日本 砂鉄と木炭を用いたたら製鉄で釘などを生産
5
建築構法 第12回 2017/3/11 日本古代のたたら製鉄 ノロ(砂鉄に含まれる不純物)
6
建築構法 第12回 2017/3/11 銑鉄の製造工程
7
銑鉄の大量生産へ 中世のイギリス 多くの錬鉄炉で,錬鉄から鉄製品を製作 木炭を使用したために多くの森林が消滅 1709年 イギリス
建築構法 第12回 2017/3/11 銑鉄の大量生産へ 中世のイギリス 多くの錬鉄炉で,錬鉄から鉄製品を製作 木炭を使用したために多くの森林が消滅 1709年 イギリス ダービーが木炭の代わりに石炭を使用して 鋳鉄の製作を実用化 → コークスを使用 1779年 イギリス コールブルックディール 世界で最初の鉄製の橋が完成
8
建築構法 第12回 2017/3/11 コールブルックディールの鉄橋 1779年に完成 鋳鉄スパン約30m
9
錬鉄の大量生産へ 1784年 イギリス ヘンリー・コートがパドル炉を発明。 銑鉄から錬鉄だけを棒で掻き回して取る 1754年 イギリス
建築構法 第12回 2017/3/11 錬鉄の大量生産へ 1784年 イギリス ヘンリー・コートがパドル炉を発明。 銑鉄から錬鉄だけを棒で掻き回して取る 1754年 イギリス ヘンリー・コートが圧延機を発明,錬鉄製品 として,レールや橋梁,列車などを大量生産 1860年頃のイギリス 約3,400のパドル炉で年間160万トンもの 錬鉄を製造
10
建築構法 第12回 2017/3/11 ヘンリー・コートのパドル炉 錬鉄
11
製鋼法の出現と大量生産 1855年 ヘンリーイギリス ヘンリー・ベッセマーが転炉を開発し, 銑鉄からベッセマー鋼を大量に生産
建築構法 第12回 2017/3/11 製鋼法の出現と大量生産 1855年 ヘンリーイギリス ヘンリー・ベッセマーが転炉を開発し, 銑鉄からベッセマー鋼を大量に生産 1948年 アメリカ 連続鋳造法が開発され,溶鋼から半製品 までを一度に製作 1955年 ドイツ アルゴンを用いて鋼中の有害なガスを除去
12
建築構法 第12回 2017/3/11 ヘンリー・ベッセマーの転炉 二酸化炭素(CO2)ガス 溶けた銑鉄 溶けた鋼
13
建築構法 第12回 2017/3/11 鋼材の製造工程
14
建築構法 第12回 2017/3/11 H形鋼の製造工程
15
建築構法 第12回 2017/3/11 1851年 水晶宮(クリスタル・パレス) ロンドンの万国博覧会
16
建築構法 第12回 2017/3/11 1889年 エッフェル塔 錬鉄製 高さ 324m
Similar presentations
© 2024 slidesplayer.net Inc.
All rights reserved.