DBバックアップあーんどリカバリ HN　おいろん.

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1 DBバックアップあーんどリカバリ HN　おいろん

2 １．はじめに

3 自己紹介 名前： 守田 典男 （HN：おいろん） ２９歳 職業： 某会社 技術社員
１．はじめに 自己紹介 名前：　守田　典男　（HN：おいろん）　２９歳 職業：　某会社　技術社員 業界歴：　開発(汎用)：２年→ＤＢ：４年→ 　　　　　　 開発・ＤＢ：２年 ＤＢ歴：　　Oracle　6年 　　　　　　 SQLServer2000、2005　1年半 　　　　　　 HiRDB　半年

4 １．はじめに 本セッションについて 対象：DBA初心者（Lv1クマー） あくまで「企業システムのデータベース」を 対象としておりますが、 バックアップをとることの重要性や 環境を復旧させることについては どなたでも参考になるかと・・・。 バックアップとれば、安心！と思ってる方！！ 復旧できなければ意味がありません！！

5 １．はじめに 対象範囲 これ アプリケーション データベース システムの中でもデータを管理する部分が 障害で壊れてしまった場合、どのように復旧すれば よいか？ 復旧計画はどのように立てていけばよいか？

6 目次 はじめに バックアップの考え方 リカバリの仕組み おわりに

7 ２．バックアップの考え方

8 用語解説 バックアップ ２．バックアップの考え方 ある時点のデータの複製 複製
ある時点のデータの複製 　　　　　　　　　　　複製 ハードの故障や紛失など、「万が一」に対する データの保護を目的とする。 使われなくなった過去のデータなど、保存目的で 取得する場合もある

9 用語解説 リストア ２．バックアップの考え方 取得しているバックアップから、データを物理的に 復元すること 「物理的に置き換える」ので
5/1時点のデータに 置き換わる オリジナル 　 5/30 バックアップ 　 5/1 リストア オリジナル 　 故障 バックアップ 　 5/1

10 用語解説 リカバリ ２．バックアップの考え方 リストアしたデータに対して、その後の変更内容を 反映させ、障害発生直前まで復旧すること
オリジナル 　 5/1 バックアップ 　 5/1 リカバリ オリジナル 　 5/30 変更内容 5/1~5/30

11 バックアップ計画の立て方 検討すべきポイント バックアップ要件の確認 ２．バックアップの考え方 障害からの復旧にどこまで時間をかけられるか？
どの時点のデータに復旧すればよいか？ バックアップ要件の確認 バックアップ対象とサイズ バックアップ取得時間帯 バックアップ取得方法 バックアップ世代数と取得媒体

12 バックアップ対象とサイズ 全体バックアップ 差分バックアップ ２．バックアップの考え方 データベース全体のバックアップを取得する。
バックアップ取得時間およびサイズが最大と なる。 差分バックアップ ある時点（全体バックアップ取得時点）から、現在 まで更新された差分のバックアップを取得する。 全体バックアップにくらべ取得サイズが小さくなり 応じて取得時間も少なくてすむ。

13 バックアップ取得時間帯 サービス停止期間 システム使用率がもっとも小さい時間帯 ２．バックアップの考え方
深夜の時間帯など、システムが停止できる場合は 停止時間帯を選択する。 停止できる時間によって、取得するバックアップも 変わってくる。 システム使用率がもっとも小さい時間帯 バックアップを取得すると当然パフォーマンスが落ちるので、パフォーマンスが落ちてもシステムに影響がでにくい時間帯を選択する。 （深夜、休日など）

14 バックアップ取得方法 コールドバックアップ（オフラインバックアップ） ホットバックアップ（オンラインバックアップ） ２．バックアップの考え方
データベースを停止し、OSコマンド等による バックアップ。 静的な状態でのバックアップなので、リストアした後 リカバリは不要。 ホットバックアップ（オンラインバックアップ） 24時間365日システム稼動必須の場合はこちら。 データベースを停止することなく、バックアップを取得する

15 バックアップ世代数と取得媒体 世代数 取得媒体 ２．バックアップの考え方 世代数が多ければ多いほど、過去の状態に 戻すことができる。
当然のことながら、その分のバックアップファイルが 必要なので、リソースもあわせて必要となる。 取得媒体 磁気テープ、バックアップサーバなど

16 バックアップ計画例 ２．バックアップの考え方 月 火 水 木 金 土 日 1日分の差分バックアップ 全体バックアップ 対象とサイズ
　月　　　　火　　　　水　　　　木　　　　金　　　　土　　　　日 1日分の差分バックアップ 全体バックアップ 対象とサイズ 平日は差分バックアップ、土日に全体バックアップ 取得時間帯 平日、土日ともに深夜１：００～６：００の間 バックアップ取得方法 平日はホットバックアップ、土日はコールドバックアップ バックアップ世代数と取得媒体 3世代まで管理、磁気テープに保存

17 ３．リカバリの仕組み

18 完全リカバリ 不完全リカバリ 最新の状態に完全に復旧させること。 最新の状態に戻すための必要なファイルが すべてそろっている必要がある。
３．リカバリの仕組み 完全リカバリ 最新の状態に完全に復旧させること。 最新の状態に戻すための必要なファイルが すべてそろっている必要がある。 不完全リカバリ 最新の更新情報がなく、ある一時点まで復旧させること。 利用者が誤って表を削除した場合など、意図的にある地点に戻す場合もある。

19 データ更新時の動き ３．リカバリの仕組み 履歴を格納 データベースサーバ 更新 １⇒２ データファイル バッファキャッシュ １⇒２
REDOログファイル １⇒２ 履歴を格納 REDOログキャッシュ

20 REDOログファイル 更新の内容を記録していく 複数のファイルで構成され循環して使用される。
３．リカバリの仕組み REDOログファイル 更新の内容を記録していく 複数のファイルで構成され循環して使用される。 ファイルがいっぱいになると次のファイルに 切り替わり、すべてがいっぱいになると上書きされる。 更新履歴が 残らない！！

21 アーカイブログファイル REDOログファイルを上書きする直前に アーカイブしたもの。 「アーカイブログモード」に設定する必要がある
３．リカバリの仕組み アーカイブログファイル REDOログファイルを上書きする直前に アーカイブしたもの。 「アーカイブログモード」に設定する必要がある

22 ノーアーカイブログモードの場合 ３．リカバリの仕組み ５／１ ５／３０ 障害発生 REDO システム Data
障害発生までの更新情報がないので、 ５／１時点の状態にしか戻せない！！ バックアップ

23 アーカイブログモードの場合 ３．リカバリの仕組み ５／１ ５／３０ 障害発生 REDO システム Data Arch1 Arch2
バックアップ 障害発生直前まで復旧が可能

24 データベース運用モード アーカイブログモード ノーアーカイブログモード ３．リカバリの仕組み データベースの停止が許されない場合
データを失うことが許されない場合 過去のある地点への復旧が必要な場合 ノーアーカイブログモード データを失っても構わない場合 アーカイブ適用以外で復旧が可能な場合

25 ４．おわりに

26 ４．おわりに 参考サイト @IT　Database Expert 　

27 いかがでしたか？ 少しでも、DBを意識したり、興味を感じることが できたでしょうか？
４．おわりに いかがでしたか？ 少しでも、DBを意識したり、興味を感じることが できたでしょうか？ 「バックアップ取得は当たり前」といえど、 要件を熟知して、要件にあった計画をたてる ことが大切となります。 最悪の状況を回避できる、顧客に喜ばれる システムを開発しましょう！！ ご清聴ありがとうございました！！