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青森県の橋梁の現状と 平成16年度県事業の概要について
資料 2 青森県の橋梁の現状と 平成16年度県事業の概要について それでは「青森県の橋梁の現状と平成16年度県事業の概要について」説明いたします。 青森県橋梁アセットマネジメントシステム 開発コンソーシアム
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青森県の橋梁の状況 青森県は、15m以上の橋梁を716橋を有しており、高度成長時代後期の1970年以降から建設が集中している。 青森県の橋梁の状況 大量更新時代 の到来 1973年 オイルショック 1964年 東京オリンピック 本県の橋梁は、15m以上の橋梁が716橋あり、 供用開始年の分布を見てみますと、 高度成長時代後期の1970年以降から建設が集中しています。 この集中は、 (クリックで大量更新時代の到来展開) 今後大量の更新時代が来ることを表します。 一方、青森県の橋梁予算の状況は、 (クリックで次ページへ) 1929・・・・・・・ 1960 1970 1980 1990 2003
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青森県の予算の状況 ・橋梁更新費 約14.5億円/年(補助+県単) ・橋梁補修費 約 6.5億円/年(補助+県単) ・維持管理費 約 0.5億円/年(県単) 1/3削減 財政改革プラン 投資的経費の削減 平成20年度には 平成15年度当初比 40%削減 平成15年度の橋梁更新費が14.5億円で年間約6橋程度の更新を行っており、橋梁補修費の6.5億円で耐震補強などの対策を行っていますが、橋梁の維持管理のための維持管理費は年間わずか5千万しかなく、十分なメンテナンスを行えない状況にあり、場当たり的な対応を余儀なくされている状態です。 (クリックで予算推移展開) また、本県の財政状況を見ますと、平成11年度をピークに公共投資が年々減少してきており、 (クリックで1/3削減展開) 平成15年度ではピーク時の約3分の2までに落ち込んでいます。 (クリックでプラン展開) さらに、昨年11月に策定された「財政改革プラン」により、 投資的経費は平成20年度には昨年度比で40%の削減が見込まれるなど、ますます厳しい財政運営を強いられることは確実な状況であります。 (クリックで次ページへ)
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青森県の位置 ~本州最北端~ 青森市 弘前市 八戸市 ●合併後、人口30万人前後の都市
青森県の位置 ~本州最北端~ 青森市 八戸市 弘前市 ●合併後、人口30万人前後の都市 次に本県の地理的特徴ですが、本県は本州の最北端に位置しており、北に津軽海峡、東に太平洋、西に日本海、中央には陸奥湾と四方を海に囲まれている複雑な環境であります。 また、人口も分散しており、 (クリック) 合併後は3つの30万前後の都市が誕生する地方都市にはめずらいしい地域特性を有しております。 (クリックで次ページへ)
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地域の特徴と課題 また、冬期は季節風の影響で奥羽山脈を挟み、大きく地理的特徴が異なり、日本海側では雪が降りやすく、太平洋側では晴れた日が多く、空気も乾燥しています。 (クリックで次へ)
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冬期間の地域特性 季節風 積雪地域 青森市 弘前市 八戸市 凍結地域 そのため、 (クリックで季節風) 季節風により、
(クリックで赤い地域展開) 日本海側の赤い地域が積雪地域となり、塩害の被害が発生しやすくなり、 (クリックで青い地域展開) 太平洋側の青い地域が凍結地域となり、凍害の被害が発生しやすくなる複雑な地理的環境となっています。 (クリックで次へ) 弘前市 八戸市
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劣化が進む橋梁の事例(塩害) 青森県は、海岸に囲まれているため塩害による損傷が多く見られる。特に、日本海側は、冬期に強い季節風により飛来塩分が浸入し、損傷劣化も大きい。 (クリック) つづきまして、県内の橋梁の現状ですが、日本海側の沿岸部を中心に塩害による損傷が多く見られ、 (クリックで亀裂) 塗装の劣化や桁への亀裂などが発生しています。 (クリックで次のページ)
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劣化が進む橋梁の事例(凍害) 冬期に、伸縮部から凍結防止剤が漏水し、凍害の劣化が発生する事例が多くみられる
排水型の伸縮装置のため凍結防止剤が桁座面に漏水・滞水して塩害、凍害を発生 (クリック) また、凍害の被害も多く発生しており、特に排水型の伸縮装置からの排水が目詰まりおこし、 下部工へ悪影響を及ぼしている事例も見られます。 以上のような現況を踏まえまして、長期的な視点で橋梁の維持管理を行う必要性があるということから、昨年度からアセットマネジメントについて研究を行ってきておりました。(クリックで次へ)
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アセットマネジメント(AM)推進チームの設置
全国初の先進的取組みである「アセットマネジメントシステム」の構築を、若手職員のパワー(意欲)をフル活用し、積極的に推進するため、「アセットマネジメント(AM)推進チーム」を設置した。 道路課AM推進体制 課内意思決定 道路課AM調整会議 道路課長 橋梁・市町村道GL 維持補修GL 定期報告 AM推進チーム 橋梁・市町村道G リーダー(山本主査) 主担者(石澤技師) 副担者(今井主査) 今年度からは具体的に検討を行うべく進んでおります。 まず、道路課の推進体制ですが、 全国初の先進的取組みを若手職員のパワーをもって積極的に進めるために、 (クリックでAMチーム展開) 橋梁・市町村道グループと維持補修グループのグループ横断的に 「アセットマネジメント推進チーム」を設置し、 更新から補修まで一元的に管理できるような組織としました。 その上に (クリックでAM調整会議展開) 道路課アセットマネジメント調整会議を設置し、 (クリックで定期報告と課内意思決定展開) そこでは、推進チームからの定期報告を受けて課内の意思決定を行うこととしました。 維持補修G サブリーダー(浅利技師) 副担者(天内技師) 横断的取組み
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① アセットマネジメントシステム構築 平成16年度の県事業の概要 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計
① アセットマネジメントシステム構築 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計 データベースシステム基本設計 維持管理・点検マニュアル策定 補修・補強マニュアル策定 大学教授等の有識者で構成する 「青森県橋梁アセットマネジメントシステム開発コンソーシアム」を設置 つづきまして、平成16年度の県事業の概要についてご説明いたします。 (クリックでアセットマネジメントシステム構築が展開) まず、アセットマネジメントシステム構築については、 ・橋梁アセットマネジメント基本計画策定 ・マネジメント支援システム基本設計 ・データベースシステム基本設計 ・維持管理点検マニュアル策定 ・補修補強マニュアル策定 を行います。 なお、これらについては、 (クリックで矢印以下展開) 開発コンソーシアムにて業務を進め、統括会議でこれらの事項を決定していきます。 (クリックで次へ)
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① アセットマネジメントシステム構築 ② 健全度診断 平成16年度の県事業の概要 (健全度診断) 橋梁アセットマネジメント基本計画策定
① アセットマネジメントシステム構築 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計 データベースシステム基本設計 維持管理・点検マニュアル策定 補修・補強マニュアル策定 ② 健全度診断 15メートル以上の橋梁の健全度を調査し、 橋梁ごとにカルテを作成 点検技術研修の実施 ITを活用した点検の実施 次に、点検マニュアルを基にして (クリックで健全度診断展開) 橋の健全度診断を行います。 15メートル以上の橋梁の健全度を調査し、橋梁ごとにカルテを作成します。 なお、この診断を行うに際しては、県内コンサル向けに点検技術研修を行います。 また、この業務についてはITを活用した点検システムにより行う予定でございまして、 (クリックで次ページへ)
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参考:ITを活用した点検イメージ 点検業務の効率化や点検精度の平準化を図るため、ITを活用した点検システムを構築する。 点 検 現 場
点検業務の効率化や点検精度の平準化を図るため、ITを活用した点検システムを構築する。 携帯情報端末 PDA 携帯情報端末 Tablet PC デジタルカメラ 変状の写真撮影 ・変状の記録 (位置・種類・程度) ・変状の履歴確認 点 検 現 場 携帯電話 維持管理情報の 送受信 橋梁データベース 点検支援システム (クリックですべて展開) 点検制度の平準化を図るための点検支援システムを搭載したモバイルパソコンなどにデジタルカメラで撮影した現場写真や点検結果を入力のうえ、携帯電話などでデータベースに随時送信し、データ更新できるような点検システムを構築し、点検を実施する予定です。 ネットワーク
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① アセットマネジメントシステム構築 ② 健全度診断 ③ 長寿命化モデル工事 平成16年度の県事業の概要 (長寿命化モデル工事)
① アセットマネジメントシステム構築 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計 データベースシステム基本設計 維持管理・点検マニュアル策定 補修・補強マニュアル策定 ② 健全度診断 15メートル以上の橋梁の健全度を調査し、 橋梁ごとにカルテを作成 ITを活用した点検の実施 点検技術研修の実施 ③ 長寿命化モデル工事 アセットマネジメント導入効果の検証 長寿命化補修のモデル工事を2件程度 工事の新たな発注方式なども検討 次ぎの業務としまして③の、 長寿命化モデル工事を2件程度行いたいと考えております。 この工事によりアセットマネジメントの導入効果を検証し、今後のシステムに活用していきたいと思います。 また、より効率的な工事の発注方式などについても検討も進めていきたいと考えています。 なお導入効果のイメージですが (クリックで次ページへ)
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参考:アセットマネジメント導入効果イメージ 「橋梁の長寿命化によるライフサイクルコスト縮減」
参考:アセットマネジメント導入効果イメージ 「橋梁の長寿命化によるライフサイクルコスト縮減」 代表的施設である橋梁について、アセットマネジメントシステムにより100年までの長寿命化を図ることで、ライフサイクルコストの縮減が可能となります。 ライフサイクルコスト(億円) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 経過年数(年) 4 9 8 7 6 5 10 12 11 ① CASE①:50年で架替 ② 架替 CASE②:補修により 100年まで延命化 大規模補修 (クリックでケース1すべて表示) ケース1は、50年で架け替えをします。 (クリックでケース2すべて表示) ケース2は、延命化のための補修を順次行っていき、70年目には大規模な補修を行って、最終的に100年までの長寿命化を図ります。 その結果 (クリックでCASE1>CASE2展開) 橋の寿命を100年まで延ばすケース2の方が、ライフサイクルコストの縮減を図ることができたというイメージでございます。 ライフサイクルコストでは CASE①>CASE②
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① アセットマネジメントシステム構築 ② 健全度診断 ③ 長寿命化モデル工事 ④ 長寿命化技術研究会
平成16年度の県事業の概要 (長寿命化技術研究会・産学官共同研究ほか) ① アセットマネジメントシステム構築 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計 データベースシステム基本設計 維持管理・点検マニュアル策定 補修・補強マニュアル策定 ② 健全度診断 15メートル以上の橋梁の健全度を調査し、 橋梁ごとにカルテを作成 対象橋梁数:約600橋 ITを活用した点検の実施 点検技術研修の実施 ③ 長寿命化モデル工事 アセットマネジメント導入効果の検証 長寿命化補修のモデル工事を2件程度 工事の新たな発注方式なども検討 ④ 長寿命化技術研究会 橋梁長寿命化のためのメンテナンス技術研究 県内建設業者の技術力向上 県内建設業エンジニア10名程度で研究 研究成果発表会 その他に (クリックで④展開) ④としまして長寿命化技術研究会を行い、県内建設業者のエンジニアのスキルアップを図っていきます。 具体的には、県内の建設業者を対象に公募を行い、県内有志による研究会を開催したいと考えています。 (クリックで⑤展開) ⑤としまして、劣化に関する産学官共同研究を行います。これについては、先ほどコンソーシアムのなかでも説明がありましたが、県内の大学とコンサルタントと県が本県特有の劣化について共同で研究を進め、将来的には、研究成果をシステムに反映していきたいと考えております。 こちらも④と同様に公募を予定しております。 (クリックで⑥展開) その他、情報収集としまして、土木学会への参加や、他県担当者との会議などで連携を図っていくことを予定しております。 以上で「青森県の橋梁の現状と今年度の事業概要について」説明を終わります。
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① アセットマネジメントシステム構築 ② 健全度診断 ③ 長寿命化モデル工事 ④ 長寿命化技術研究会 ⑤ 劣化に関する産学官共同研究
平成16年度の県事業の概要 (長寿命化技術研究会・産学官共同研究ほか) ① アセットマネジメントシステム構築 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計 データベースシステム基本設計 維持管理・点検マニュアル策定 補修・補強マニュアル策定 ② 健全度診断 15メートル以上の橋梁の健全度を調査し、 橋梁ごとにカルテを作成 対象橋梁数:約600橋 ITを活用した点検の実施 点検技術研修の実施 ③ 長寿命化モデル工事 アセットマネジメント導入効果の検証 長寿命化補修のモデル工事を2件程度 工事の新たな発注方式なども検討 ④ 長寿命化技術研究会 橋梁長寿命化のためのメンテナンス技術研究 県内建設業者の技術力向上 県内建設業エンジニア10名程度で研究 研究成果発表会 ⑤ 劣化に関する産学官共同研究 本県特有の橋梁の劣化 凍結防止剤の影響などの傾向を研究 県内大学と産業界(コンサル)が提携 県はデータ提供という形で参加 研究成果発表会 その他に (クリックで④展開) ④としまして長寿命化技術研究会を行い、県内建設業者のエンジニアのスキルアップを図っていきます。 具体的には、県内の建設業者を対象に公募を行い、県内有志による研究会を開催したいと考えています。 (クリックで⑤展開) ⑤としまして、劣化に関する産学官共同研究を行います。これについては、先ほどコンソーシアムのなかでも説明がありましたが、県内の大学とコンサルタントと県が本県特有の劣化について共同で研究を進め、将来的には、研究成果をシステムに反映していきたいと考えております。 こちらも④と同様に公募を予定しております。 (クリックで⑥展開) その他、情報収集としまして、土木学会への参加や、他県担当者との会議などで連携を図っていくことを予定しております。 以上で「青森県の橋梁の現状と今年度の事業概要について」説明を終わります。
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① アセットマネジメントシステム構築 ② 健全度診断 ③ 長寿命化モデル工事 ④ 長寿命化技術研究会 ⑤ 劣化に関する産学官共同研究
平成16年度の県事業の概要 (長寿命化技術研究会・産学官共同研究ほか) ① アセットマネジメントシステム構築 橋梁アセットマネジメント基本計画策定 マネジメント支援システム基本設計 データベースシステム基本設計 維持管理・点検マニュアル策定 補修・補強マニュアル策定 ② 健全度診断 15メートル以上の橋梁の健全度を調査し、 橋梁ごとにカルテを作成 対象橋梁数:約600橋 ITを活用した点検の実施 点検技術研修の実施 ③ 長寿命化モデル工事 アセットマネジメント導入効果の検証 長寿命化補修のモデル工事を2件程度 工事の新たな発注方式なども検討 ④ 長寿命化技術研究会 橋梁長寿命化のためのメンテナンス技術研究 県内建設業者の技術力向上 県内建設業エンジニア10名程度で研究 研究成果発表会 ⑤ 劣化に関する産学官共同研究 本県特有の橋梁の劣化 凍結防止剤の影響などの傾向を研究 県内大学と産業界(コンサル)が提携 県はデータ提供という形で参加 研究成果発表会 ⑥ その他(情報収集) 土木学会アセットマネジメント小委員会へ参加 情報収集と若手技術者のスキルアップ 他都道府県担当者との連携 連絡会議などにより 補助制度の問題点等協議 その他に (クリックで④展開) ④としまして長寿命化技術研究会を行い、県内建設業者のエンジニアのスキルアップを図っていきます。 具体的には、県内の建設業者を対象に公募を行い、県内有志による研究会を開催したいと考えています。 (クリックで⑤展開) ⑤としまして、劣化に関する産学官共同研究を行います。これについては、先ほどコンソーシアムのなかでも説明がありましたが、県内の大学とコンサルタントと県が本県特有の劣化について共同で研究を進め、将来的には、研究成果をシステムに反映していきたいと考えております。 こちらも④と同様に公募を予定しております。 (クリックで⑥展開) その他、情報収集としまして、土木学会への参加や、他県担当者との会議などで連携を図っていくことを予定しております。 以上で「青森県の橋梁の現状と今年度の事業概要について」説明を終わります。
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