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第6講 「人口の波」が語る日本の過去半世紀、今後半世紀
第6講 「人口の波」が語る日本の過去半世紀、今後半世紀 10/22 09ba225b 小口友輔
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生産年齢人口の波 近年、生産年齢人口が減少している 人数の多い終戦前後生まれの加 齢が原因
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年代別に見る生産年齢人口の波 1940年代 ・・・年齢が若いほど人数が多い時代 ・1950年代 ・・・47~49年のベビーブームにより、日
・・・年齢が若いほど人数が多い時代 ・1950年代 ・・・47~49年のベビーブームにより、日 本史上最大数の乳幼児集団が出現。 生産年齢人口も増加
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1960年代 ・・・戦時中生まれ世代の生産年齢人口が カウントされるようになり、生産年齢人 口が増加 ・1970年代 ・・・ベビーブーム世代が成人になり、就業 者数がピークに。「人口ボーナス」を最 大限に受取れた時代。生産年齢人口も さらに増加。
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1980年代後半 ・・・団塊の世代が40歳を超え、さらに団 塊ジュニアがハイティーンを超え、さら なる生産年齢人口の増加。しかし、こ
・・・団塊の世代が40歳を超え、さらに団 塊ジュニアがハイティーンを超え、さら なる生産年齢人口の増加。しかし、こ のとき住宅バブルが発生。 住宅バブルとは 親の数が二倍もいる団塊世代は親から自宅を相続できない立場にあり、マイホームの確保が人生においての大きな課題であった。そのため団塊の世代は40歳前後までになんとか頭金を貯めて、ローンを組んで自宅を買うことが多かった。このため、この時期に自宅の購入時期が集中した。しかし、顧客の中心がわずか三年間の団塊の世代に集中しているため、需要の盛り上がりは短期的であり、この世代が住宅を買い終わればこのレベルの需要はなくなる。日本人はこの住宅市場の活況を「人口の波」ではなく「景気の波」と勘違いしたために、住宅の過剰供給が発生し、バブルが起こった。
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1995年頃 ・・・団塊ジュニアが一斉に就職したため、 日本史上最大の生産年齢人口を記 録。 ・2005年頃 ・・・人数が多い昭和10年代生まれの定 年退職が本格化したためや出生数の 減少により、生産年齢人口が減少し た。
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生産年齢人口の今後 日本の生産年齢人口は今後減り続けることが予想される
団塊世代が無職になる2010~15年に日本史上最大の「人口オーナス」を受ける 団塊ジュニアが高齢者になる2050年には、生産年齢人口は現在の6割に。
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生産年齢人口から見る日本経済の今後 「好景気」と実態としての内需縮小が、同時に延々続くと言われている。
定年退職者>新規学卒者という状態が続く時に輸出産業が復調すると、人気のない職種では恒常的な人手不足が続き、有効求人倍率が高止まりして、数字上は「好景気」の判断材料になる。 だが、生産年齢人口は減少し続けるため、国内の大部分を占める内需型産業は恒常的に過剰供給状態になり、業績が回復せず、雇用者の所得が減り、内需が縮小し続ける。
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日本の加齢に伴う人口の波は、場所の違いを問わず、すべての場所を直撃する
定年退職者>新規学卒者という状況でも、世界の景気にさえ変調がなければ輸出競争力のある商品は売れ続けるため、 「輸出に強い製造業の立地している地域は好景気、そうでない地域は不景気」という「地域間格差」が観察される。 実際は、「好景気」の勝ち組とされていた首都圏や名古屋圏でも小売販売額は伸びなかった。 日本の加齢に伴う人口の波は、場所の違いを問わず、すべての場所を直撃する
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論点:人口オーナス社会に おける日本経済の成 長戦略のあり方
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