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Published byたいち たておか Modified 約 7 年前
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火山噴火と噴火災害 から作成
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プレートとマグマ上昇域
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世界の火山分布 text 地球上で火山が分布する地域は プレートの生産・分離境界(大洋の海嶺軸,大陸の地溝帯)
沈み込みプレート境界の陸側(島弧,活動的大陸縁) プレート内部に孤立したホットスポット
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世界の火山分布
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噴火様式
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噴火様式: 爆発的噴火 写真は有珠山の2000年噴火時の小規模な噴煙ジェット
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セントヘレンズの1980年噴火
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噴火災害:降灰と噴石 噴煙柱は下からガス推進域,対流域,傘型域 噴煙の上昇はガスの急膨張によるジェット推進 高温による浮力(対流)
周辺大気の密度と同じになったところで上昇は停止し,風に流されて横に広がり傘型
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1980年のセントヘレンズ噴火 北面(この写真の裏側)での山体崩壊の後,プリニー式噴火が起こり,噴煙柱は30kmの高さに噴き上がり,北米大陸の中央部にまで火山灰の堆積が生じました.
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噴火災害:火砕流 高温のガスと火山灰や軽石などの火砕物が一体となって高速で流れ下る
大型火砕流は火砕物を大量に含む噴煙柱の重力崩壊によって生じます.大規模なものでは100km以上もの遠方にまで到達し,火山周辺を埋め尽くして火砕流台地を 小型火砕流は溶岩ドームや火山岩尖の崩壊によって生じ,谷間など地形の凹所をたどって流下
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雲仙岳の溶岩崩落型火砕流 1991〜1994の雲仙火砕流は,山頂部に成長した溶岩ドームが崩壊し(左写真),溶岩塊が急斜面を落下していく間に細かく砕けて,含まれていた火山ガスを放出し火砕流に発展したものです(右写真).溶岩ドームはほぼ3年間継続して成長,火砕流の回数は1万回
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雲仙岳の噴火災害 1991年からのものと, 1792年の山体崩壊
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雲仙岳の噴火災害text 1990年7月開始。 91年5月からは火砕流発生。6月3日には43名が犠牲。標高は本峰(1360m)よりも130m高くなった。 土石流は91年5月半ばから発生し,総回数は124でした。 図には死者1.5万人を出した1792年の山体崩壊・岩屑流の範囲も示しました.
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火山泥流1991年ピナツボ噴火による火砕流と泥流の流下範囲
1991年のフィリピン・ピナツボ火山の噴火 噴煙柱崩壊型の火砕流は山頂から20km 火山泥流は火砕流末端から流れ出し,40km以上の距離のところまで到達 比較のために左上に示した雲仙岳1991~1994年の溶岩崩落型の火砕流は,最大で山頂から5kmまで達し,2次的土石流は6km
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山体崩壊・岩屑なだれ・津波 1980年,セントヘレンズ火山(標高2,500m)は,巨大崩壊と引き続く 大噴火を起こし,山頂部は1,000m以上低下。 1888年に磐梯山は,水蒸気爆発が引き金となって大崩壊し,岩屑 なだれは北麓を埋めて死者477人などの被害を引き起こしました. 右は磐梯山の崩壊壁頭部の写真です.
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磐梯山の山体崩壊・岩屑なだれ 1888年に磐梯山北面は 大崩壊を起こし,岩屑な だれは河流を堰き止め桧 原湖などを作った。 約5,000年前に磐梯山は, 1888年を上回る規模の 山体崩壊を起こし,岩屑 なだれは15km流下して 会津盆地に達しました (赤色部は崩壊壁,橙色 は岩屑なだれ堆積域). 猪苗代湖はこのときの河 流堰き止めによって出現。
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1792年雲仙岳・眉山の崩壊による津波 1792年雲仙岳・眉山の巨大崩壊による3億立方mの土砂は海に突入して,最大23mの津波を有明海沿岸に引き起こしました.対岸の肥後と天草における津波による死者は約5千人でした.島原領における死者は崩壊によるものを含め約1万人でした
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溶岩流・地震 S:1946年昭和溶岩,T:1914年大正溶岩(大隅半島と繋がる),A:1779年安永溶岩,B:1471年文明溶岩,P:764年天平溶岩,赤点域は1914年火砕流および1967年以降の火砕流。いずれも山腹噴火。 桜島は姶良カルデラの南縁に噴出した安山岩-石英安山岩の火山で,図の左上にカルデラ壁の一部が見えます.
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三宅島噴火の火山ガス 2000年から始まった三宅島雄山の噴火では,大量の二酸化硫黄が放出され,1日あたり5万トン超の放出がたびたび観測された. ガス放出が続いているので,5年ぶりに帰島した住民はガスマスク必携だった. トン トン
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日本の活動的火山 赤枠13火山が「活動的で重点的に観測研究を行うべき火山」,
青の下線 24火山が「活動的火山及び潜在的爆発能力を有する火山」 活火山(最近2,000年間に噴火活動を行った火山)は,無人の火山島などを除くと約80です. なお2003年から,「過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」が活火山と定義
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火砕流台地 巨大火砕流噴火が起こったことを明瞭に示す地形は,カルデラと火砕流台地の組み合わせ 北海道・東北北部および九州に分布 橙色は火砕流到達範囲です.これらの噴火による火山灰は広域を覆い,地層の年代決定の手段を提供しています.南九州のシラス台地を造った2.2万年前の噴火による火山灰は,東北北部でも5cmに及んでいます
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火山体の分類 上段は単成火山 A1 マール,A2 火山砕屑丘,A3 熔岩流原,A4 アイスランド式楯状火山 A5 熔岩円頂丘, A6 火山岩尖,A7 潜在火山 中段は複成火山 B1 成層火山,B2 爆発カルデラを持つ成層火山,B3 クラカタウ型カルデラと軽石流原 下段は玄武岩質複成火山 C1 溶岩流, C2 キラウェア型カルデラを持つハワイ式楯状火山 図中の0.5や1〜10などの数字は大きさを表す(km)。
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以 上
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