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2017年、ロータリー財団創立100周年に向けてのロータリー財団の夢計画

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1 2017年、ロータリー財団創立100周年に向けてのロータリー財団の夢計画
 2017年、ロータリー財団創立100周年に向けてのロータリー財団の夢計画 (土)  RI2650地区財団委員長会議 2004、2007年RI規定審議会(COL)2650地区代表議員、 年度R財団地域コーディネーター、 RI第2650地区 年度パストガバナー、 地区ロータリー財団委員会委員長 宮﨑 茂和(福井RC)

2 加し、ロータリー財団を自分達の財団と自覚すること。
「決議案07-116」 ロータリー財団の夢計画の使命、標語、 優先事項を承認する件 使命表明:国際ロータリーのロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状         態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、        世界理解、親善、平和を達成出来るようにすることである。 標語:世界でよいことをしよう。 優先事項:①全てのプログラムと運営を簡素化すること。 ②プログラムの成果も内容も未来の夢計画に沿ったものにすること。 ③地区レベル、クラブ・レベルにおいてロータリー財団へより一層参 加し、ロータリー財団を自分達の財団と自覚すること。  ④プログラムの目標達成のための十分な資金と人材を提供すること。  ⑤未来の夢計画を支える効果的な方策を開発すること。

3 ロータリー財団の今年度目標 ポリオの撲滅という約束を守る。 「毎年あなたも100ドルを」による年次プログラム基金および恒久基金の推進。
ロータリー世界平和フェローシップ・プログラムの確立。 ロータリーの公共イメージを高める。 ロータリー財団の未来の夢計画を支援する。

4 1.ポリオの撲滅という約束を守る。 インドでの マザー・テレサ (1910-1997)による 生ワクチン投与 「愛の反対は憎しみ
ではなく、無関心 です。」

5 ポリオの撲滅を国際ロータリーの最優先の目標であることを承認し、確認する件。
「決議案07-68」 ポリオの撲滅を国際ロータリーの最優先の目標であることを承認し、確認する件。 ポリオプラス・プログラムの目標は野生ポリオ・ウィルスの世界的な撲滅の証明をうけること。

6 ロータリーの1億ドルのチャレンジ ゲイツ財団からの チャレンジ補助金。 ポリオ撲滅キャンペーン。 2008年7月1日から
ビル・アンド・メリンダ・ ゲイツ財団からの チャレンジ補助金。 ポリオ撲滅キャンペーン。   2008年7月1日から  2010年12月31日まで。

7 ロータリーの2億ドルのチャレンジに関する重要なメッセージ
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、ポリオ撲滅活動のための補助金3億5500万米ドルをロータリーに授与しました。これを受けて、ロータリーは、今後3年間に2億米ドルを独自に調達し、この補助金に上乗せしてポリオ撲滅活動に提供していくことになりました。

8 2.「毎年あなたも100ドルを」 年次寄付基金:「年次プログラム基金を 会員数で割る方式」で一人当たり100ドルを目標とする。
恒久基金:投資され、その収益だけが プログラムに使用される。元金は財団の 基礎力を安定させ、プログラム活動を継続させたり、将来の新プログラムへの備えである。

9 ロバート・バース元RI会長(1993-94年度、スイス・アーラウRC)
 「年次寄付は、毎日庭に水を撒き、花々に水分を供給するようなものです。恒久基金はいつでも水がまけるように、十分な水を用意している貯水池のようなものです」 Next Rotary year with the successful completion of the Polio Eradication Campaign, the message of “Two Needs, Two Ways of Giving” will be appropriate again. John Osterlund has already worked with you to cover the APF. Let’s turn our attention to the Permanent Fund. 今日を、支援するために 明日を、確保するために 年次プログラム基金 恒久基金

10 ロータリー財団 年度年次報告

11 3.ロータリー世界平和フェローシップ・プログラムの確立
コンゴ民主共和国のゴマ市郊外で避難民の女性達と話す米川正子さん (ロータリーの友2009年2月号) スリランカで、避難先から故郷に戻った人々と共に。赤阪陽子さん (ロータリーの友2009年2月号)

12 ロータリーセンター(世界平和フェローシップ)
02-04 年度 03-05 04-06 05-07 06-08 07-09 国際基督教大学(日本) 7 9 6 8 パリ政治学院(フランス) 4 - ブラッドフォード大学(英国) 11 12 10 デューク大学/ノースカロライナ大学(米国) カリフォルニア大学バークレー校(米国) 5 サルバドール大学(アルゼンチン) 3 1 クイーンズランド大学(オーストラリア) 13 14 66 60 52 53 50 59 ※  年からチュラロンコーン大学(タイ)が追加

13 “Peace Builder District” 平和推進パイオニア地区の認証状

14 日本の世界平和フェロー一覧 日本の世界平和フェロー 推薦地区 留学校 1期生 杉山 恵那 2630 ノースカロライナ大学 小松崎 利明
杉山 恵那 2630 ノースカロライナ大学 小松崎 利明 2750 ブラッドフォード大学 2期生 野上 由美子 2710 細井 麻衣 2680 デューク大学 近松 佳朗 2580 クイーンズランド大学 岸谷 美穂 2770 3期生 清水 麻衣子 2590 恩田 牧 2650 4期生 寺西 悦子 2660 奥平 章子 二村 真由美 5360 5期生 大豆本 由紀 2780 Johanna.Stratton ICU 6期生 渡辺 はなこ Jason Hutson 7期生 平塚 広義 7770 原 哲子 永谷 裕香

15 日本人の世界平和フェロー 岸谷美穂さん 元ロータリー財団世界平和フェローの岸谷美穂さんはピースウィンズジャパンの日本代表として、イラクにおける、保健、水と衛生、教育、ソーシャルケアに焦点を置く再生プログラムを管理しています。

16 4.ロータリーの公共イメージを高める ロータリー、ロータリー財団が強調している広報の問題 広報 ≠ 報道

17 未来の夢アンケート調査の結果 ロータリアンの最優先事項 教育と識字率を改善する 飢餓をなくす 環境改善(きれいな水)は飢餓と直結している
1 未来の夢アンケート調査の結果 ロータリアンの最優先事項 教育と識字率を改善する 飢餓をなくす 環境改善(きれいな水)は飢餓と直結している 疾病をなくす

18 未来の夢アンケート調査の結果 ロータリアンが財団に望むこと プログラムの選択肢を簡素化し、焦点を絞ること
1 未来の夢アンケート調査の結果 ロータリアンが財団に望むこと プログラムの選択肢を簡素化し、焦点を絞ること 国際的な活動と地元の活動とのバランスを図ること 大きな成果をもたらし持続可能なプロジェクトに 焦点を当てること 決定権を地元に移すことにより、自分たちの財団であるという自覚を高めること 世界的プロジェクトの協力団体として真っ先に選ばれる存在になること(公共的イメージの高揚) 1万人を対象としたアンケート調査と120人の指導者を対象としたインタビューから集められた意見です。この結果を基に、計画の優先事項と目標が立てられました。プログラムのモデルを、ロータリー財団の使命ならびに新モデルの評価と開発に関する目標に沿ったものにするという2番目の優先事項について、管理委員会からの指示を求めています。

19 5.ロータリー財団の未来の夢計画 プログラムと運営の簡素化 クラブが自分たちの財団であると自覚できるようにする。
会員からの資源を余すところなく、賢明かつ効果的に駆使する。 新補助金プログラム 新地区補助金 グローバル補助金

20 未来の夢計画の目的 財団の使命に沿って、プログラムと運営を簡素化すること。
ロータリアンにとって関連性のある世界の優先的ニーズに取り組むことによって、最大の成果が期待できるロータリアンの奉仕活動に焦点を絞ること。 世界的目標と地元の目標の両方を果たすためのバランスの取れたプログラムを提供すること。 意思決定をさらに地区に移行することによって、地区レベルとクラブレベルで、ロータリー財団が自分たちのものであるという自覚を高めること。 ロータリー財団の活動に対する理解を深め、ロータリーの公共イメージを高めることです。

21 新しい補助金構成が必要な理由① 急激な成長 1965年~2000年:10,000 件のマッチング・グラント
2000年~2004年: 10,000件のマッチング・グラント

22 新しい補助金構成が必要な理由② 14の異なるプログラム ポリオ・プラス ロータリー平和および紛争解決研究 文化研修のための国際親善奨学金
マルチ・イヤー国際親善奨学金 1学年度国際親善奨学金 大学教員のためのロータリー補助金 財団奨学生地域セミナー助成金 地区補助金 マッチング・グラント 3-H補助金 低所得国のための奨学金共同基金 ボランティア奉仕活動補助金 研究グループ交換 災害復興

23 新しい補助金構成が必要な理由③ 「応急処置」にとどまるやり方 多数の小額補助金の取り扱いは経費上効率が良くない
1 新しい補助金構成が必要な理由③ 「応急処置」にとどまるやり方 多数の小額補助金の取り扱いは経費上効率が良くない 年度補助金の大半は、緊急な問題に取り組んだが、持続的な成果を もたらすものではなかった

24 リソースを長期的な計画に基づいて使用 = 成果の持続
1 新しい補助金構成が必要な理由④ 成果を持続させる 大規模なプロジェクトからは、大きな 見返りが期待でき、成果の持続も望める リソースを長期的な計画に基づいて使用 = 成果の持続

25 未来の夢 委員会の「五つのテスト」 簡素か コスト効果が高いか 多くのロータリアンが関与しているか 明らかに成果を持続できるか
1 未来の夢 委員会の「五つのテスト」 簡素か コスト効果が高いか 多くのロータリアンが関与しているか 明らかに成果を持続できるか 使命に沿っているか

26 「ロータリアンが健康状態を改善し、 教育への支援を高め、貧困を救済する ことを通じて、世界理解、親善、平和を 達成できるようにすること」
1 ロータリー財団の標語と使命 世界でよいことをしよう 「ロータリアンが健康状態を改善し、 教育への支援を高め、貧困を救済する ことを通じて、世界理解、親善、平和を 達成できるようにすること」 2007年4月規定審議会で承認 初期の段階で、未来の夢委員会からの推奨を受けて、管理委員会は、未来の夢計画の標語、使命声明、優先事項を採択しました。これらは 理事会ならびに2007年規定審議会によって承認(・支持)されたものです。財団の標語は「世界でよいことをしよう」であり、これは1917年に元会長のアーチ・クランフが残した有名な言葉です。財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。使命声明の主要分野に基づき、管理委員と理事会は、未来のロータリー財団のために6つの重点分野を承認しました。

27 2017年のビジョン: 第一級の財団に成長する ポリオ撲滅の完遂 100周年を祝う
NGO、その他の団体から長期的関係を結びたいとの要請が相次ぐ 水問題など、多くの問題についての権威 ノーベル平和賞 世界の財団のトップ50位以内

28 2010-13年度 新しい補助金制度への パイロット地区としての 立候補
年度  新しい補助金制度への パイロット地区としての 立候補

29 District Designated Fund
シェア・システム 年度寄付 WF World Fund 50% 国際財団活動資金 DDF 50% District Designated Fund 地区財団活動資金 プログラム年度

30 DDFとは 年次寄付の50%と恒久基金寄付の利息の50%がDDFとなります。 DDFの繰越 奨学金の辞退、補助金の返金

31 日本のDDF残(予想) 年度 DDF残 2007-08年度 US$6,270,487.11 2008-09年度
2009-2010年度 US$6,097,640.63

32 2650地区のDDFの配分状況  (単位:US$)

33 DDFの使い方 (2014-15年度からは強制的) 現在の制度 新制度 地区補助金に限り、年次寄付によるDDFの20%以内 他は地区の裁量
2種類に分かれます: A.新地区補助金:DDFの50%以内(地区の裁量はこれだけ) B.グローバル補助金:50%以上

34 新地区補助金 新地区補助金 District Grant 地区補助金 District Simplified Grant
WF〔国際財団活動資金)を使えませんが、地区の裁量が増えます。

35 グローバル補助金(Global Grant)
利用可能なDDFの50%以上 WF〔国際財団活動資金)・パッケージグラントを使うことができる

36 重点分野( Areas of focus)とは
平和と紛争予防/紛争解決 疾病予防と治療 母子の保健 水と衛生設備 基礎教育と識字率向上 経済開発と地域開発

37 建設 新地区補助金 グローバル補助金 改築 改築、建築

38 地区補助金と新地区補助金 地区補助金 新地区補助金 地区内、国内、 ロータリー・クラブのない国、少ない国 地区内、国内
ロータリー・クラブのある国、ない国

39 TRF/SP パッケージ・グラント 単にパッケージ・グラント(Packaged Grants)でもよい
TRF The Rotary Foundation ロータリー財団 SP Strategic partner 協力組織

40 クラブ&地区計画補助金 Club & District Developed Grants WFとのマッチングが可能
DDFなら1対1、現金なら1対0.5

41 グローバル補助金 重点分野(areas of focus) グローバル補助金の種類 TRF/SP パッケージ・グラント
1 グローバル補助金 重点分野(areas of focus) 平和と紛争 予防・紛争解決 疾病予防と 治療 水と衛生設備 母子の保健 基礎教育と 識字率向上 経済開発と 地域開発 options: グローバル補助金の種類 TRF/SP パッケージ・グラント クラブ&地区計画補助金 WFからの補助金

42 「ロータリアンが健康状態を改善し、 教育への支援を高め、貧困を救済する ことを通じて、世界理解、親善、平和を 達成できるようにすること」
1 ロータリー財団の標語と使命 世界でよいことをしよう 「ロータリアンが健康状態を改善し、 教育への支援を高め、貧困を救済する ことを通じて、世界理解、親善、平和を 達成できるようにすること」 2007年4月規定審議会で承認 初期の段階で、未来の夢委員会からの推奨を受けて、管理委員会は、未来の夢計画の標語、使命声明、優先事項を採択しました。これらは 理事会ならびに2007年規定審議会によって承認(・支持)されたものです。財団の標語は「世界でよいことをしよう」であり、これは1917年に元会長のアーチ・クランフが残した有名な言葉です。財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。使命声明の主要分野に基づき、管理委員と理事会は、未来のロータリー財団のために6つの重点分野を承認しました。

43 ロータリー財団新地区補助金 簡素、柔軟、革新的 使命に沿った教育的・人道的プロジェクト および活動 比較的小さな活動やプロジェクト
1 ロータリー財団新地区補助金 資格を 有する地区 ロータリー財団 申請書を 提出 ロータリー・ クラブ 資格を 有する地区 使命に 関連 DDF 一括 補助金 個人 新地区補助金を、さらに詳しく見てみましょう。先ほど申し上げましたとおり、この補助金は、現在の地区補助金をモデルとしており、地区財団活動資金の一部を活用し、地区にまとめて支給されます。まず、地区が新地区補助金を申請し、財団が、利用可能な地区財団活動資金、すなわちDDFを用いて、地区に一括で補助金を提供します。地区は、地元、または海外でプロジェクトを実施する地区内のクラブ、個人、ロータリー関連組織、協力団体に資金を授与します。 資金を 配分 簡素、柔軟、革新的 使命に沿った教育的・人道的プロジェクト および活動 比較的小さな活動やプロジェクト 指針に幅を持たせ、地元が決定権を持つ ロータリー 関連組織、地区、ゾーン等 地元と海外の地域社会に影響 協力団体 NGOなど

44 ロータリー財団グローバル補助金 長期的なプロジェクト ロータリアンの参加 より高額な補助金の授与 持続性のある成果
1 ロータリー財団グローバル補助金 資格を 有する クラブか 地区 申請書を 提出 グローバル補助金 資格を 有する クラブか 地区 ロータリー財団 クラブまたは地区が計画した補助金に授与 DDF/現金にWFを組み合わせ パッケージ・グラント 国際財団 活動資金(WF) 重点分野 グローバル補助金は、6つの重点分野のいずれかに授与されます。このタイプの補助金では、クラブと地区は2つの選択肢から選ぶことになります。すなわち、クラブ、あるいは地区が計画するプロジェクトと、パッケージ・グラントの2種類です。クラブと地区が計画するプロジェクトは、ロータリー財団を通じて、これまで私たちが実施してきたのと同じ類(たぐい)のものです。マッチング・グラントや3-H補助金を活用し、ニーズを抱えた開発途上国のロータリー・クラブが先進国のクラブと協同で、特定の地域社会のために活動するのが、このタイプです。しかし、人道的活動と教育的活動の両方は、グローバル補助金を通じて実施され、補助金の最低額に達し、重点分野の一つに関連していることが受領の条件となります。パッケージ・グラントの下では、協力組織と組む場合がほとんどです。財団が、いわゆる、「既成の」プロジェクトを提供します。これは、クラブが簡単に実施できるよう、基準とステップを明確に掲げた、パッケージ化されたプロジェクトです。プロジェクトの立案から、実施、管理、報告まで、標準的なアプローチが用いられます。パッケージ・グラントは、協力組織との協力の下、国際財団活動資金から全額が賄われます。ここで、協力組織についてお話ししましょう。 世界的な 地域社会に影響 長期的なプロジェクト ロータリアンの参加 より高額な補助金の授与 持続性のある成果 クラブまたは地区が計画するプロジェクトでは 海外クラブ・地区との協同が必要

45 現行プログラムからの移行 新地区補助金 グローバル補助金 現在、以下が資金源となっている活動 現在、以下が資金源となっている活動
1 現行プログラムからの移行 新地区補助金 現在、以下が資金源となっている活動 大学教員のためのロータリー補助金 国際親善奨学金(文化研修、 マルチイヤー、1学年度) 研究グループ交換 地域奨学生セミナー補助金 地区補助金(DSG) 少額のマッチング・グラント ボランティア奉仕活動補助金 災害復興 グローバル補助金 現在、以下が資金源となっている活動 1学年度国際親善奨学金 研究グループ交換 高額のマッチング・グラント 保健、飢餓追放および人間性尊重 (3-H)補助金 国際問題研究のためのロータリー・ センター 新地区補助金とグローバル補助金に、現行のプロジェクトはどのように関わってくるでしょうか。このスライドから、新構成の下、現行プログラムが、どちらに当てはまるか、お分かりいただけると思います。新地区補助金は、持続的な成果があまり期待できない、小規模のプロジェクトに支給されます。少額のマッチング・グラントやボランティア奉仕活動補助金が、新地区補助金となり、また、地区補助金が、今後、新地区補助金のモデルとなることは、すでに申し上げたとおりです。一方、規模の大きいプロジェクトは、グローバル補助金に当てはまります。国際親善奨学金、研究グループ交換、高額のマッチング・グラント、3-H補助金、国際問題研究のためのロータリー・センターも、同様です。 (国際問題研究のための)ロータリー・センターは、グローバル補助金に当てはまりますが、これまでどおりとなります。もう一つ、忘れてはならないのが、最優先事項であるポリオ・プラスですが、これは、新補助金構成とは別扱いになります。ここで、国際親善奨学金と研究グループ交換を例にとってみると、これらのプログラムは両方の補助金に当てはまることになります。地区はDDFの手続きを経て配分された新地区補助金を活用して、地区の自己資金をもとに、この二つのプログラムを実施することができます。グローバル補助金は、6つの重点分野に関連する大規模プロジェクトに使用されるもので、この重点分野に関連のない親善奨学生やGSEチームの派遣を希望する場合、地区は、新地区補助金を活用しなければなりません。しかし、重点分野に関連し、最低基準を満たしている場合は、グローバル補助金を活用することができます。

46 活動例 新地区補助金:財団の使命に関連 さまざまな職業を交え、又は互いの地区を訪問しあう職業研修 チーム(従来型の研究グループ交換)
1 活動例 新地区補助金:財団の使命に関連 さまざまな職業を交え、又は互いの地区を訪問しあう職業研修 チーム(従来型の研究グループ交換) 海外のクリニックでボランティアをする地元医師の渡航など(ロータリーボランティアに相当) 学生が地元または海外の大学に通うための奨学金(従来型の 奨学金) 地元学校の放課後プログラムを支援するための図画教材などの寄贈、海外の学校の改築など 他地区の自然災害の被害者にシェルターボックスを送る など ロータリー財団の全活動は、規定審議会の承認を受けた財団の使命に関連したものでなければなりません。このスライドには、新地区補助金を活用できるプロジェクトが挙げられています。さまざまな職業を交え、互いの地区を訪問しあう職業研修を行うことができます。この職業研修チームは、6つの重点分野に関連していないため、新地区補助金に振り分けられます。地元の青少年を支援するため、放課後プログラムに使用する図工の教材を寄贈する場合はどうでしょうか。このような活動は、グローバル補助金ではなく、新地区補助金に当てはまります。その理由は、一つに、教育に関連しているものの、国際プロジェクトでないこと、もう一つは、必要資金が少額であることです。

47 活動例 グローバル補助金:重点分野 安全な飲料水、公衆衛生、衛生教育に関する国際的な プロジェクト
1 活動例 グローバル補助金:重点分野 安全な飲料水、公衆衛生、衛生教育に関する国際的な プロジェクト 水工学プログラムなどで学ぶため奨学生を海外留学に派遣 蚊帳を配布したり、治療を提供するなど、マラリアなど、病気に対応する国際的なプロジェクト 成人の識字率向上をめざす。また、教授方法を学ぶための海外のワークショップに職業研修チームを派遣 など グローバル補助金に移ります。先にご説明した新地区補助金の活動との違いが、お分かりいただけるでしょうか。この補助金を用いて、水工学プログラムで学位を取得する目的で海外の大学に留学生を派遣することができます。蚊帳を寄贈し、治療を提供する国際マラリア・プロジェクトも、こちらの補助金に当てはまります。

48 資金の支給方法 年次プログラム基金 シェア 50% 50% 地区財団 活動資金(DDF)* 国際財団 活動資金(WF) 50% (最高)
1 資金の支給方法 年次プログラム基金 50% シェア 50% 地区が管理 管理委員会が管理 地区財団 活動資金(DDF)* 国際財団 活動資金(WF) その他 (現金、使途推奨冠名基金、恒久基金) 次に、新補助金構成の資金支給の方法を見てみましょう。 現在のシェア・システムで、年次プログラム基金が、地区財団活動資金と国際財団活動資金とに、半々に充当されている点は、今後も変わりません。各地区は、利用可能なDDFから最高50パーセントを新地区補助金に充てることができます。新地区補助金に使用できるのは、最高50パーセントまでですから、DDF残高は少なくとも50パーセント、あるいは地区の決定により、それ以上となります。このDDF残高に国際財団活動資金、寄付、恒久基金からの収益、冠名基金、使途推奨冠名基金を組み合わせたものが、グローバル補助金となります。国際財団活動資金からの組み合わせの概念は、これまでどおり残されます。しかし、DDF、現金、使途推奨冠名基金の組み合わせは、グローバル補助金にしか、使用できません。今後、財団は、新地区補助金から資金が提供される小規模で短期的なプロジェクトに対しては、国際財団活動資金の組み合わせを提供しないことになります。パッケージ・グラントが、主に国際財団活動資金だけから提供されるという概念は、管理委員会が承認済みですが、クラブと地区が、DDFや現金を使用して、この補助金を実施したいという場合も考えられます。 50% (最高) 50% (最低) 新地区補助金 グローバル補助金 (DDFと現金にWFを組み合わせ) +パッケージグラント

49 補助金の特徴 新地区補助金 地区が申請 一括して支払われる 地区が管理 ロータリー財団の一般指針 創造性と説明責任
1 補助金の特徴 新地区補助金 地区が申請 一括して支払われる 地区が管理 ロータリー財団の一般指針 創造性と説明責任 地元からとDDFからの出資のみ DDFの50%まで – 最低額または最高額の制限なし ここでは、新地区補助金の資金支給の特徴を見てみましょう。まず、地区が申請するものであること、 そして、一括して支給され、地区が管理すること、という特徴が挙げられます。一般的な指針は財団から提供されますが、実施するプロジェクトのタイプは地区が決定するため、 地区の創造性が発揮されるとともに、説明責任も生まれます。資金は、地元の資金とDDFに限られ、国際財団活動資金からの支給はありません。 DDFの最高50パーセントまでを、新地区補助金に充てることができ、この50パーセント内において、プロジェクトに費やす金額の制限はありません。グローバル補助金の場合、資格あるクラブまたは地区が申請します。資金には、DDF残高に加えて、国際財団活動資金、恒久基金からの収益、冠名基金からの収益が含まれます。

50 補助金の特徴 グローバル補助金 資格を有するクラブまたは地区が申請
1 補助金の特徴 グローバル補助金 資格を有するクラブまたは地区が申請 DDF、国際財団活動資金(WF)、 「流動的」現金寄付、恒久基金の収益、冠名寄付 高額な授与額(15,000米ドル以上) およびプロジェクト費用 DDF、現金、使途推奨冠名基金に組み合わせて 支給されるWF 合理化された資金管理と説明責任 こちらは、高額の補助金です。グローバル補助金の上限は、1万5千米ドルで、国際財団活動資金、現金、あるいは使途推奨冠名基金と組み合わせることも可能です。この補助金では、資金管理と説明責任が合理化されます。

51 1 ロータリー財団の標語 世界でよいことをしよう。

52 世界でよいことをしよう。“Yes we can”
1 未来のロータリー財団 世界でよいことをしよう。“Yes we can” 最後に、未来の夢計画が、財団プログラムと運営を簡素化し、ロータリー財団の使命に沿った成果を求め、地元レベルでの自主性を高め、財団目標の達成のために必要な資金とリソースを提供するものであると、管理委員会は信じています。 私たちの使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済できるようにすることであり、これが、未来の夢計画の狙いです。この計画の下、(ロータリー)財団は、先例のない変化と類まれな機会を迎えています。この変化と機会は、私たちの財団をより良くするための皆さんの努力、そして、世界中のロータリアンの努力によって、もたらされることでしょう。ご清聴ありがとうございました。


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