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森林の役割:地球環境保全 森林は地球環境を調節する。
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森林と二酸化炭素 森林は光合成により、大気中の二酸化炭素を大量に取り込み蓄積している。
全世界の森林が保有する炭素量は大気中のそれの2倍にも当たる計算となる。 =炭素の貯蔵庫 大気中の二酸化炭素濃度が上昇すれば森林がその分だけ盛んに光合成を行うので、大気中の二酸化炭素濃度を制御することができる。⇒地球温暖化防止につながる。
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課題 安定した森林では、光合成で取り込むのと同量の炭素が呼吸や有機物分解によって大気に戻される。
しかし人口急増に伴う農地作りのため大がかりな森林伐採や森林を焼く方法が行われており、途上国を中心に急激に進む森林破壊によって、大気への放出量を大きく上回る現状にある。
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森林破壊の多くは、発展途上国での無計画な農地開発等のための森林伐採である。
森林破壊の大きな要因は貧困にあるとされており、世界的な問題となっている。 先進諸国が協力して、環境保全教育や技術協力、また経済協力により、森林破壊をなくしていく。
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森林の環境保全的効用
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①気象緩和:気象条件緩和、地温条件緩和、湿度調節、木陰、防風、防霧、熱汚染緩和
②水保全:水量平準化、水質良化、降水量増加 ③浸食防止:水食防止、風食防止、雪食防止
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④自然災害防止:山崩れ防止、洪水害防止、干害防止、風害防止、飛砂害防止、潮害、吹雪害防止、雪崩防止、落石防止 ⑤防火:延焼阻止、災害時の避難地 ⑥大気浄化:二酸化炭素吸収・貯留、汚染物吸収、塵埃吸収 ⑦生物種保全:野生鳥獣保護、遺伝子保存、外来生物種侵入阻止
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森林と物質生産 木材の生産 木炭
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過去 昔は薪、家づくりなどに多く利用 そのため、すぐに成長する陽樹が重宝された ⇒陰樹が多くならないように盛んに手入れする里山ができた
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今 まきストーブなどはごく一部であり今ではほとんど燃料に使わない 建築材は安い外国産のものが多く使われ、日本の森林の木材はあまり利用されない
(木材の人工乾燥にお金がかかる) ⇒森林の手入れが昔ほど行われず、森林の遷移が進み、陰樹の多い森林に (陽樹の減少)
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また、樹齢によって二酸化炭素の吸収量が違うので、古い木を切り、新しい木を植えることによって効率の良い二酸化炭素吸収ができる。
つまり木材を多く利用していくことが生物多様性や二酸化炭素吸収の面からみても重要なものとなる。
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炭化 木炭 昔は燃料として日本でよく使われていたが、今はあまり利用されていない ☆しかし外国ではまだまだ薪炭に頼っているところも多い
⇒日本の優秀な炭焼き技術を海外にも生かすべき (二酸化炭素の循環から考えても、環境にやさしい燃料である)
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利点 エネルギーの回収効率が高い (木材の燃焼に比べはるかに大きなエネルギーを得ることができる) 大規模な装置を必要としない
(木材の燃焼に比べはるかに大きなエネルギーを得ることができる) 大規模な装置を必要としない 燃料として備蓄が利く 地方の少量の廃材でも利用できる (ペレットとともに廃材回収に期待) 副産物として木酢液 (土壌の改善、肌に優しい、消臭効果)
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利用 汚水処理、土壌改良資材、床下調湿材、大気浄化 (微生物の活性化と耕土の分解促進、空気の流通活発化)
(微生物の活性化と耕土の分解促進、空気の流通活発化) 木材を綿状(ファイバー状)に加工して, 300~400 ℃の温度で熱処理(炭化)すると,自重の約20~30倍の A重油や B重油・サラダ油,大豆油を吸着する性能 (タンカー事故の時の重油回収に期待)
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まとめ ⇒今後の課題 木炭に着目したがほかにも多くの木材利用が考えられる (建築、工芸、パルプなど)
それぞれがどうしたら効率よく、環境に優しく、生態系に負荷をかけずに利用できるのかを考えていくべき ⇒今後の課題
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景観・風致,学習・教育 芸術,宗教・祭礼 伝統文化 地域の多様性維持 林野庁HPより
文化機能 景観・風致,学習・教育 芸術,宗教・祭礼 伝統文化 地域の多様性維持 林野庁HPより
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森林環境教育 「循環型社会」の構築が求められる中、
「地球温暖化防止」など森林の機能や利用の必要性等に対する理解を深めるため、森林内での活動などを通じて森林との関係を学ぶ。
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糺の森 下鴨神社の南に位置する原生林で、紀元前3世紀ごろの植生とほぼ同じ。 万葉集や源氏物語などにも登場。 葵祭の祭事場ともなる。
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伝統的木製品 日本人は、昔から身の回りの多くのものを、木で作ってきた。 さらに、ただ作るだけでなく、美しく見えるような工夫も重ねてきた。
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漆器:古来から日本で作られてきた。 防腐性などがあるため、適切に扱えば 長期使用できる。
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寄木細工:容器の表面や、壁・床材の模様として利用。日本だけでなく、海外でも作られている。
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・療養 リハビリテーション ・保養 休養 森林浴 散策 ・レクリエーション スポーツ 行楽
森林の保健、レクリエーション機能 ・療養 リハビリテーション ・保養 休養 森林浴 散策 ・レクリエーション スポーツ 行楽
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森林セラピーとは 癒し効果が科学的に証明された森林浴 医療分野の一端を担う可能性 資格認定制度 ・唾液中のストレスホルモン ・心拍数
・抗ガンタンパク質の変化 医療分野の一端を担う可能性 資格認定制度
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聴覚、視覚、嗅覚 触覚 味覚 具体的には・・・・・・ 巨木に抱きつく 人工物とは異なる 新鮮な大地の地味 手触り 脳活動の鎮静化
集中力の高まり 触覚 巨木に抱きつく 人工物とは異なる 手触り 味覚 新鮮な大地の地味
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海外事情 欧米諸国では一般的 欧米の盛んなセラピー事情 ドイツのクナイプ療法 フランスのガイド付き森林浴 スイスのエクササイズコース
イギリスの心臓病予防トレイル
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森林の水源涵養機能 洪水緩和機能 水資源貯留機能 水質浄化機能
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洪水緩和機能 森林が洪水の最大水量を抑え、下流での氾濫を小さくする。
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水資源貯留機能 洪水時に無駄に海に流出してしまう雨水をゆっくり流出させることによりダムなどに雨水を貯めることができる。
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水質浄化機能 森林の土壌が、塵や埃などの不純物を含んだ雨水をきれいな水に変える。 その後、地下水として蓄えられる。
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まとめ これらの森林の機能はもっと活用されるべきである。 それぞれの機能に問題点がある。 他にも、さまざまな機能を森林は持っている。
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