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社会福祉調査論 第2回_1 1_2 社会福祉士の役割と社会調査
社会福祉調査論 第2回_1 1_2 社会福祉士の役割と社会調査 10月19日
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1_2_1 福祉サービスと社会調査 ・良質で適切なサービス ↑ ・創意工夫しながら ・限られた資源の有効な利用 ・情報の活用
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◎まず、我々の知識について反省 A.正しい知識を持っているか (1)都合のよい判断
◎まず、我々の知識について反省 A.正しい知識を持っているか (1)都合のよい判断 ベンジャミンフランクリン 酸っぱいブドウ 県政の新規施策採用の判断 グラミン銀行での議論 ムハマドユヌス
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○ B.フランクリンの格言 理性のある動物、人間とは、まことに都合のいいものである。したいと思うことなら、何にだって理由を見つけることも、理窟をつけることもできるのだから。 県政 リゾート開発 どこもやっていて遅れをとれない 野外オブジェ(外国人作家) どこもやっていないからこそ価値がある
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(2)無反省な弁明 富山の特徴に関する多様な言説 日常的認識での誤りが多い。 → 日常生活から地域の実態を知ることは殆ど困難!? → 事例的知識は可能性に過ぎない →別途、統計的調査が必要
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(3)ヒューリスティクな判断 ―人は間違うようにできている―
「人間は生きていくために物事を適当に判断するようにできている」 適当に判断しないと、いつまでも決断できず事態に対処できない。 錯覚は人にとって必要 このため、正しい判断には工夫が必要
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ヒューリスティクな誤りの類型 ベースレートの誤信 乳がん検診陽性でのがんの確率 ギャンブラーの誤信 失敗続きの後は 利用可能性への過度の依存
乳がん検診陽性でのがんの確率 ギャンブラーの誤信 失敗続きの後は 利用可能性への過度の依存 私の知人はこうであった 因果関係の存在への期待 ハリネズミの失敗 アンカリングの習性 先入観の囚われ 後知恵の追加 自らの正当化のみ 大量情報処理の恣意的整理 8以上の序列化は無理
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ベースレートの誤信 乳がん検診陽性でのがんの確率
ベースレートの誤信 乳がん検診陽性でのがんの確率 乳がん患者率 1% 検査偽陰性率 20% 検査偽陽性率 9.6% 検査で陽性の人ががんに罹患している確率は? 7.8% 医師の85%が、間違えた
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(4)生きるための方便 各種集団それぞれが、文化的習慣を持っている 精神革命(律法(宗教) ロゴス(哲学) ダルマ(業)
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(5)科学的判断力の欠如 科学的判断には関心が乏しい。 タミフル服用による異常行動 ガス器具事故 健康によい納豆 テレビ番組視聴率の争い 大都市での世論調査
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因果関係をいいかげんに扱う 朝ごはんを食べると成績があがる 文部科学省Web メロンを食べると寿命が延びる ビールを飲むとお腹が出る
サザエさんの視聴率が高いと株が上がる
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科学性を装うことも多い マイナスイオンは健康にいい? ラドン温泉 各種サプリメント
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(6)偏向する判断 判断は自己利益に合わせて偏向しがちである。 メタボ健診 公共事業の必要性の判断
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(7)真実を見たくない 不都合な真実は見ようとしない。 地球温暖化ガス 組織温存
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B.知識の源泉は 日常生活体験 伝統 権威 社会的事実の判定の難しさ
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C.いいかげんの知識でも 生きれるようになっている
伝統的規範 コミュニタリアン vs. リベタリアン 社会システム 複雑性の縮約(ルーマン) ゴミ箱モデル 最善より偶然の判断 反知性主義
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D.正しい知識の必要性 賢く生きようとするのであれば 知識が必要 さらに、社会のあり方を主張する場合も知識が必要
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⇒知性は理性的でない こう考えると いろいろな課題を謙虚に考え 真実を得るための努力を 意識的に行うことができる
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E.知識は何によって得るか 調査 ただし、これも偏向しやすい 調査をする能力、他者の調査を評価する能力が必要
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情報の記録・共用 自己用 ↓ 協働スタッフ用 関係者による知識共用
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実証主義 経験的知識 ↓ 多数の人の経験の積重ね 普遍的知識
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EBM(Evidence-Based Medicine) 科学的根拠に基づく医療
(前史) イグナッツ・ゼンメルワイスの発見(1840) 産院での女性の死亡率 12%⇒2% 手を洗うことの励行で産褥熱感染の回避
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EBM宣言 ゴードン・ガイヤット、デヴィト・サケット (1992)
(1992) 治療法の選択は、最高の根拠に基づくべきで、最高の根拠とはできれば統計からくるべきだ。
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「10万人の命」宣言 ドン・バーウック (2004) 回避可能な死の防止のために 6つの変化の導入 肺感染、静脈感染の防止など
ドン・バーウック (2004) 回避可能な死の防止のために 6つの変化の導入 肺感染、静脈感染の防止など 治療方法の確認 ⇒ 根拠のある治療
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分析が可能に カルテの電子化と共有 事実の発見 海外の様子が見えだす(日本) 共有化、国際化、日本へも情報
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日本での医療を巡る話題 がん検診の評価 メタボの評価 サプリメントの評価
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記録、発信(Web掲載など) 専門的作法 言語化し記述・整理・分析 知識の深化 経験の共有 情報社会の流れ研究に近づく
事例研究を統計的積み重ねる
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視点を社会環境にも向ける ミクロ、メゾ、マクロ
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根拠の階層 経験的根拠・・・・・・・・・・・事例に基づく 科学的根拠 理論的根拠・・・・・・・・・理論に基づく
理論的根拠・・・・・・・・・理論に基づく 臨床的・実証的根拠・・統計的検証に基づく
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1_2_2 社会福祉士と社会調査 個別相談支援 関係者との連携 地域福祉の増進 地域に即した創意と工夫 地域を知り、地域の社会ニーズをつかむ
1_2_2 社会福祉士と社会調査 個別相談支援 関係者との連携 地域福祉の増進 地域に即した創意と工夫 地域を知り、地域の社会ニーズをつかむ 既存データの活用
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地域包括支援センターの機能強化 介護保険制度で地域ケア会議を位置付け 高齢者の一層の増加 人口の1/4 保険料抑制
高齢者の一層の増加 人口の1/4 保険料抑制 施設ケアから地域・在宅ケアへの移行 ノーマライゼーション?
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1_2_3 相談援助と社会調査 ニーズ把握、支援、評価 根拠のある行動 専門職倫理 c.f.倫理 功利、義務、徳☆ 社会福祉士倫理綱領
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倫理についての考え方 「倫理(いかに行動すべきかと考える際に基づくべき規範)」について、我々は共通した考え方を持ち合わしているわけではない。主な考え方としては以下の3つの系統のものがあげられよう。
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「功利主義」 帰結主義とも呼ばれ、社会全体の効用がよければよいと考える立場である。ただし、効用の少ない者への補填を否定するものではない。
この考えは、「最大多数の最大幸福」の言葉のもとで、ベンサムによって体系化された。 J.S.ミルやピグー(厚生関数)等を経て、近代経済学は、基本的にこの立場にあると考えられる。 利己主義とは異なるが実態として区別されないことも多い。
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「義務論」 普遍性を持つ倫理として主張されるものであり、「あなたの意志の格率が、常に同時に普遍的な立法の原理として妥当しうるように行為せよ」とするカントの定言命法に源がある。 これを基礎に、J.ロールズは、1971年に「正義論」を著し、「無知のヴェールの後での判断(自らが何者か知らないもとでの判断)」を求めている。以降、この議論を核に正義に関する膨大な議論がなされ、論者それぞれの立場も浮き彫りにされてきている。 こうした中で、我々は、功利主義と義務論の両者を相補的なものとして捉える傾向となってきている。(相補的な捉え方が倫理に即するかどうか、義務論では難しそうである。)
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「徳」 ロールズの正義論を巡る議論の中で、近年、各自が生まれ育った地域文化の中で育まれる規範こそ、実際的な行動規範として成立しうるとして「徳」が主張されることが多くなってきた。 ここでは、勇気・博愛・正直・寛容・自制などの徳の項目が列挙され、その卓越性が問われる。 ただし全体主義には陥らず、政策レベルでは自由民主制に留まりつつも共同体の重要性を提唱する。 こうした発想は、プラトン、アリストテレスに遡るが、近年では、コミュニタリアンとしてC.テイラー 、M.サンデル 、A・マッキンタイア、A.エツィオーニ、宮崎哲弥らの主張がある(ここに列挙した各人は自らをコミュニタリアンと規定しているわけではない)。
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専門職としての倫理 「専門職は社会との暗黙の契約のもとに行動すべき」というのがその主張である。
このモデルでは、専門職は公衆へ奉仕することのため特権を与えられていると考える。 したがって、たとえ事業としての不利益があっても、公衆の福利を優先させる ことが求められる。
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社会福祉士の倫理綱領 社会福祉士の行動規範
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時間末レポート課題 富山は家族が支え合って生きている社会と考えられていますが、なぜ介護保険料が高いのでしょうか。事実に基づいて簡単に説明してください。
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