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ビジネス入門 第1回:10月6日 ーオリエンテーションー
工学系研究科 技術経営戦略学専攻教授 工学部システム創成学科C(知能社会システム) 元橋一之
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科目の目的 ビジネスとは?会社とは? 経済とは?社会システムとは? 自然科学(自然物、自然現象を扱う)と社会科学(人工物を扱う)は違う。
ただし、なるべく科学的・工学的なアプローチでビジネス活動に対する理解を深めることを目的とする。
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ビジネスの世界 唯一確かなのは、確実なものはないということである。 意思決定においては確率についてよく考えるべきである。
不確実であるにも関わらず、我々は行動しなければならない。 意思決定を評価するには、結果だけでなく、その過程も考慮すべきである。 (ロバート・ルービン元財務長官)
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ビジネスと工学的思考 「工学や数学で培った分析的な考え方は企業のトップに求められる資質として非常にプラスです。工学や数学では常にある仮説を立て、それが正しいことを証明しなければなりませんが、その思考がビジネスにも生きています。」 (ラマニ・アイアー氏:ハートフォード生命保険CEO)
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ビジネス入門で取り扱うテーマ 会社法と会社の仕組み、コーポレートガバナンス(企業統治) 企業業績評価(財務分析)、価値評価
高い業績を維持するための方策 経営戦略論 イノベーションマネジメント(技術経営) グローバルビジネス 上記のツールを活用した実践トレーニング
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輸出と日本の経済成長
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日中印の経済規模(billion US$)
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今後の予測
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日本の人口は世界で何位?日本より人口が多い国を答えよ
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人口の変化(1950年ー2050年)
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人口の変化(1950年ー2050年)
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日本の企業がおかれるビジネス環境 外生変数と内生変数:環境は外生変数 大きな環境変化は技術革新(IT化)と人口減少 技術革新(IT化)の影響
情報伝達コストの低下→市場競争の激化、国際化(貿易投資の活発化) 産業構造の変化:無形資産の重要性、ハード面ではなくソフト面での競争(情報が希少な生産要素に) 人口減少の影響 世界的に見た日本経済のMarginal化(BRICsの台頭) 日本型経営モデルとグローバルスタンダードの葛藤
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産業の国際競争力とは? 付加価値額(国レベルではGDP) =生産要素(人、資本、土地...) +生産要素で説明できない技術進歩
=生産要素(人、資本、土地...) +生産要素で説明できない技術進歩 情報化・経済のグローバル化 →競争のスコープの広がり(国内→世界) 国際競争力を保つためにはどうするか? →人、資本、など生産要素、技術のどれかですぐれたものを持つ必要がある
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生産要素毎の競争力比較 (1995年、日本=1) RIETI-ICPA Project
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エレクトロニクス産業における 韓国・台湾・中国のキャッチアップ
RIETI-ICPA Project, Motohashi (2006b)
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世界のIT企業 (売上高順位:10億ドル)
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企業価値のランキングで見ると?
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問題は利益率
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技術だけで大丈夫か? 少子化→日本マーケットの相対的縮小 エマージングマーケット:中国、インド
100ドルパソコン、30ドル携帯電話、20万円台の自動車 日本企業の特長 高付加価値な製品、質の高い製品に定評あり 一方で自前主義、国内マーケットが中心 キャッチアップ型で破壊的イノベーションに弱い? これまでの戦略は長期的にサルテナブルか?
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ビジネスに取り組み心構え 知的好奇心:「問題の発見」、「なぜを5回」 構想力:「深い戦略」、「常識を疑う」
情報分析力:「情報収集」、「仮説検証」 議論する能力:「共通の言語:論理」、「情熱」 矛盾に対応する能力:「IQとEQ」、「右脳と左脳のバランス」
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プロフェッショナルとスペシャリスト (専門家ではなくプロに)
考察力+専門知識 より専門的知識 仕組みを作る人 仕組みに従う人 創造性 正確性・的確性 ダイナミック(動) スタティック(静) Only one One of them
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ビジネスを学ぶためのリソース (情報源) 新聞:日経新聞、FT、WSJ 業界分析、アナリストレポート 有価証券報告書 (構想力の源)
新しいトレンド(Harvard Business Reviewなど)
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