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地域包括ケアの第一手としての住環境整備の実際

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Presentation on theme: "地域包括ケアの第一手としての住環境整備の実際"— Presentation transcript:

1 地域包括ケアの第一手としての住環境整備の実際
第2回福祉住環境サミット 第四分科会 地域包括ケアの第一手としての住環境整備の実際 講師自己紹介 氏名:金沢 善智(かなざわ よしのり) 元職:弘前大学医学部保健学科助教授、目白大学保健医療学部教授  理学療法士として訪問リハを行う中で、在宅の利用者の住宅の不備とその改善の必要性を痛感し、退職。大学および大学院にて建築学の基礎を学ぶ。大学教員をする中で、住宅改修を含む福祉用具による生活支援を多くの介護現場で実践し、ノウハウの蓄積とそれらを必要とする人たちへの講演活動を積極的に行う。その後、大学教員を辞し、ノウハウの社会還元という社会貢献を目的に起業し、在宅介護を支援する福祉用具や住宅改修の普及と啓発活動を行っている。 福祉住環境アソーシエーション 理事、福祉住環境コーディネータ協会 理事、全国福祉用具専門相談員協会 理事など 医学博士、工学修士(建築学)、理学療法士

2 「在宅生活の限界点」を高める! 重度化 施設や病院 での生活 在宅生活期間 今回の介護保険改正の目的の一つは
☆定期巡回や随時対応の介護・看護 重度化 ☆小規模多機能の充実 ☆医療ニーズへの対応 限界点 限界点 施設や病院 での生活 ☆独居高齢者への対応など 在宅生活期間

3 住環境整備の効果 福祉用具 住宅改修 身体能力のかさ上げ 体の障害がよくならないからといって、あきらめない
プロだったら、利用者さんより先に、あきらめない ! できる 福祉用具 住宅改修 できない 身体能力のかさ上げ

4 地域包括ケアシステムとは? ほとんど在宅、たまぁ~に病院

5 地域包括ケアのイメージ!? 5つの構成要素

6 致命的欠陥!?

7 認知症とは成人になってから起こる知能障害
最も教えていただいた住環境整備の実際 認知症の利用者さん 認知症とは成人になってから起こる知能障害 ☆中核症状 記憶障害、見当識障害、思考力・判断力・計算力障害、失行・失認・失語など ☆周辺症状 抑うつ、心気、興奮、徘徊、睡眠障害、幻覚、妄想、暴言・暴力、異食、不潔行為、多弁、多動など

8 普通のもの忘れ 過去 現在 何を食べたかは忘れていても、 食べに行ったことは覚えている 周辺の記憶から、思い出す! 記憶1 記憶2 記憶3
記憶4 過去 現在 何を食べたかは忘れていても、 食べに行ったことは覚えている 周辺の記憶から、思い出す!

9 認知症のもの忘れ 記憶1 記憶2 記憶3 記憶4 過去 現在 脱落 体験自体が存在しない

10 あなたなら!? ・ここがどこなのか、わかりません。 ・周りの人が誰なのか、わかりません。 ・早口で、言っていることが理解できま せん。
・目の前に近づいてきて、不機嫌な顔 をしています。 ・目を合わせようとしません。 ・手首をつかんで、どこかへ連れて行 こうとしています。

11 住環境整備の実際 住環境整備の失敗 1.80代男性 ・アルツハイマー型認知症 ・指示を出せば、ほぼすべて  のことができる。 ・床からの立ち上がり時に、 介助が必要になってきた。 ☆特殊寝台の導入

12 いろいろな特殊寝台

13 2.80代女性 ・アルツハイマー型認知症 ・指示を出せば、多くのことが できるが、ところどころに介 助が必要。 ・和式トイレでしゃがむことが 困難になってきた。 ☆トイレの洋式化

14 改修前    ⇒       改修後

15 3.80代男性 ・アルツハイマー型認知症 ・指示を出せば、多くのことが できるが、ところどころに介 助が必要。 ・歩行時、ふらつくことやつまずくことが多くなってきた。 ☆手すりの取り付け

16 改修前      ⇒       改修後

17 静岡県発信!介護マーク 外出先でこのマークを見かけたら 温かく見守ってください


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