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フットサルシューズの最適化 ~コンジョイント分析を用いて~
04E340 坂本 尚弥
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フットサルとは フットサルとは簡単に言えばサッカーの人数もコートも小さくなったものである。加えて激しい体のぶつけ合いも禁止されている。このことから日本では誰でも気軽にできるスポーツとして普及してきている。
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目的 フットサルシューズを購入する際、価格やサイズなどいろいろな要素を複合的に考慮して最終意思決定がなされている。消費者の意思決定に係わる要素が分かれば求められている商品が明らかになる。 この求められているフットサルシューズからマーケティング示唆にも繋げていく。
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調査方法 各グループ15人、合計45人に調査に協力してもらう。被験者には「ここに8 つのフットサルシューズに見たてたものがあります。自分がフットサルシューズを購入する際、これは買うなと思う順番に1 から8 まで番号をふって下さい。一番買うと思われる物が1 、一番いらないと思われる物には8 を付けて下さい。」と教示を与える。 本研究では競技志向男、エンジョイ志向男、競技志向女の3 グループごとに最適なフットサルシューズを求める。 並び替えてもらったプロファイルをCAP(apony,2002)にかけて寄与率と重みを検出する。特に大事であると判断される属性や水準があればそのつどにそれに適したSPSSを用いて分析を行う。
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要素と水準 価格 (\5,000/\7,000/\10,000) メーカー (大衆スポーツメーカー/フットサ ルスポーツメーカー)
価格 (\5,000/\7,000/\10,000) メーカー (大衆スポーツメーカー/フットサ ルスポーツメーカー) フィット感 (良い/普通) 色 (普通/派手) デザイン (良い/普通)
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仮説1 ・ 競技志向の選手とエンジョイ志向の選手ではフットサルシューズに求める要素(機能)が違う
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仮説2 ・フットサルシューズを選ぶ際も女性の方が男性よりもデザインや色を重視する
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結果 このグラフで注目して欲しいところは競技志向男とエンジョイ志向男のグラフの傾向が似ているということです。価格の寄与率に差があるものの似たような形をしています。 競技志向女は他の2つとは異なる形をしています。特徴としてはフィット感が相対的に低く、色が割と高くなっているということです。
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競技志向男は¥5,000も¥7,000もそれほど変わらないということです。
競技志向女は¥5,000、¥7,000、¥10,000と安ければ安い程よいという結果になりました。
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エンジョイ志向男では有意な差は見られなかった。
この結果から見えてくるのは競技志向の男女の被験者を学生にしたのに対してエンジョイ志向男を社会人にしてしまった為、金銭感覚の違いが出てしまったということだ。競技志向男女は価格を少なからず気にしているという結果が出たのに対してエンジョイ思考は価格をそれほど気にしていないという結果がでたのは学生と社会人という身分の違いが原因なのではないかと考えられる。
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仮説証明 競技志向の選手とエンジョイ志向の選手ではフットサルシューズに求める要素(機能)が違う NO
これは図1からも分かるように寄与率のグラフは大体同じ形をしており、価格に関して寄与率の差があるものの寄与率の大きさの順は同じでありフットサルシューズに求める機能が違うとは言えない。この背景には日本の場合、エンジョイ志向の選手でもサッカー経験者又はサッカーと兼ね手やっている人が多いので競技志向の選手と考え方に違いがでないということが考えられる。 図1、図2の寄与率と水準の重みのグラフからも分かるように有意な差は競技志向男と女で現れなかった。よって仮説は否定される。しかしフットサルシューズの機能面と考えられるフィット感に有意では無いが差がみられることや競技志向女の方がデザイン面だと考えられる色の寄与率が高くなるなど仮説は否定されるがその傾向があることは分かった。
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まとめ 最適化フットサルシューズということで3つのグループそれぞれに示したいと思う。
最適化フットサルシューズということで3つのグループそれぞれに示したいと思う。 競技志向男子(価格:\5,000or\7,000、フィット感:良い、デザイン: 良い) 競技志向女子(価格:\5,000、フィット感:良い、デザイン:良い) エンジョイ志向男子(価格:\5,000、フィット感:良い、デザイン:良い)
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本研究の今後の展開 価格の寄与率が極めて高くなった問題について
価格がフットサルシューズを選択する際に重要な要素だということを表した反面、他の要素を消してしまったということも否めない。解決策としては\10,000という水準を無くし2水準でするか、3水準でするにしてももう少し価格帯を狭くする必要があるかもしれない。そうすれば他の要素の重要性も見やすくなったかもしれない。
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参考・引用文献 中西 正雄 1984 消費者行動分析のニュー・フロンティア―多属性分析を中心に― 誠文堂新光社 岡本眞一 1999 コンジョイント分析―SPSSによるマーケティング・リサーチ― ナカニシヤ出版 日本サッカー協会 (2007/10/10閲覧) The Museum of apony「CAP」 m/index.shtml(2002年11月26日) ウィキペディアフリー百科辞典 フットサル
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