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Information on Special Lecture Tokuron FY2013
基盤医学特論 開講通知 Information on Special Lecture Tokuron FY2013 題目:全自動1細胞解析単離装置の開発と、細胞関連研究及び同産業に与えるインパクトついて 講師:黒田 俊一先生 (名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授) Lecturer: Dr. Shunichi Kuroda (Professor, Graduate School of Bioagricultural Sciences and School of Agricultural Sciences ,Nagoya University) 日時:平成25年10月21日 (月) 17時00分〜18時30分 Time and Date: 17:00-, October 21th, 2013 場所:基礎棟1F 第1会議室 Room:Conference Room #1 1st Floor of Building for Medical Research 言語:日本語 Language: Japanese <内容> 近年、バイオ医薬品産業、再生医療等が社会での存在感を増しており、それらを支える細胞に対する関心が著しく高まっている。特に、候補細胞の集団からベストの形質を示す細胞の迅速(ハイスループット)な選抜が急務であるが、現在はセルソーター(FACS)を用いるしか方法はない。しかし、同機は、分離精度が低く、細胞回収率も低く、細胞侵襲性が高い問題点があり、さらに流路系交換が困難なためGMP対応が難しい。そこで、我々は産学連携により、上記問題点を克服する「全自動1細胞解析単離装置(別名 ワンセル装置)」を開発し(Sci Rep. 2013;3:1191; Anal Chem. 2013;85:1753)、実用化に成功した(2013年 第5回内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞受賞)。本講演では本機の開発経緯とともに、本機でなければ実現不可能だった以下の研究事例について紹介したい。 1)抗体分泌能が最も高いハイブリドーマの迅速な1細胞選抜と、得られた株の評価 2)バイオ医薬品分泌能が最も高いCHO細胞の迅速な1細胞選抜と、得られた株の評価 3)多分化能が最も高いマウスES細胞の迅速な1細胞選抜と、得られた株の評価 4)任意の匂い成分に応答する嗅細胞の網羅的単離と嗅覚受容体の1細胞クローニング 5)出芽酵母表面に発現するヒト型受容体と反応するリガンドのde novoスクリーニング また、後半10分程で共同研究者(アズワン㈱ 松下氏)から本機の具体的な操作法の説明も行うので、本機を用いる新しい細胞関連研究の発案に繋がれば幸甚である。 関係講座・部門等の連絡担当者:腎臓内科学 松尾清一 Contact: Seiichi Matsuo, Nephrology (Ext.2182) 医学部学務課大学院掛 Student Affairs Division, School of Medicine
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