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14・文化の偏差と変化 2009.10.6. 青山・文化人類学.

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1 14・文化の偏差と変化  青山・文化人類学

2 14・文化の変化と偏差 農業従事者の割合(1930年-1955年)

3 14・文化の変化と偏差 農業従事者の割合( 年)

4 14・文化の変化と偏差 農業従事者の割合( 年・改)

5 14・文化の変化と偏差 農業従事者の割合( 年)

6 産業従事者の年齢構成(全産業-農業) 1955年までは、農業従事者の年齢構成は、全産業従事者 の年齢構成と大きな違いはない
14・文化の変化と偏差 産業従事者の年齢構成(全産業-農業) 全産業 農業 10~30代 65歳以上 1930年 64.37 3.90 55.79 5.83 1955年 61.62 4.34 52.50 7.91 1980年 50.42 5.30 18.96 17.81 2005年 40.49 8.81 8.58 51.46 1955年までは、農業従事者の年齢構成は、全産業従事者 の年齢構成と大きな違いはない ところが1980年・2005年はきわめていびつな年齢構成 を示している おそらく1955年の「10~30代」がそのままスライドして、 1980年の「40~65歳」・2005年の「65歳以上」に移行してい るように推測される……新しい若い世代が「入ってこない」

7 14・文化の変化と偏差 「農業」という産業の変化 1930年当時、産業従事者のほぼ半分(47.74%)を占め ていた農業は、いわば「日本人の普通の生活」の最たる ものであった 戦争をはさんで1955年になっても、実はこの点は大きく は変わらない ほぼ全国的に、1930年と比べて10ポイント程度低下しているが、 それでも全体の1/3を超えるひとびとが「農業」によって暮らし ていた ところが1980年になると「農業」をめぐる状況は激変し ていた 全国でようやく10%に届くかどうか、東北と九州の一部が20%を 超えるものの、大都市圏は5%かそれ以下に 2005年現在ではさらに状況は悪化、平均で5%を下回る

8 14・文化の変化と偏差 それが何を意味するのか? 戦前(おそらくそれ以前も)~戦後のある時期まで日本 人の暮らし・文化の「普通」であったものが、この50年 間(とりわけ60年代を中心とする四半世紀)に完全に崩 れ去った、ということになる では、今の「普通」は、なんだろう? 当時の「普通」は、「普通」と自覚されていたのだろうか? そもそも「みんな同じ農業・農民」という考え方でいいのだろう か? 資料映像2(新潟の農村映像)からわかることは、 もちろん東京(都市)との間に大きな地域的偏差があ ったこと そして「新潟の農村の暮らし」といっても決して一様 ではないこと……cf. 春学期の内容「ラベル貼りとくくり」


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