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ライセンス監査における ユーザーID分類手順ご説明 (for Basis release 700)

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1 ライセンス監査における ユーザーID分類手順ご説明 (for Basis release 700)

2 ユーザー分類とは ■ユーザー分類とは   貴社でご利用いただいているSAPシステム・クライアントに登録されているすべてのユーザーIDに対して、   ご契約いただいているどのユーザータイプに該当するのかを分類していただく作業のことです。   実際の作業時には、まず、登録されているユーザーIDを全て確認し、既に利用されていないユーザーIDを   削除するか、あるいは有効期限の設定が必要となります(ユーザーID の整理)。   この作業を行いませんと、ユーザー数の正確な把握ができず、実際よりも多くユーザーがカウントされて   しまう可能性があります。   その後、ご契約いただいているユーザーカテゴリへ各IDを分類していくことになります。   その際、「テストユーザ」「マルチクライアントユーザ」の分類も合わせて行う必要があります。   ※ 「テストユーザ」 = SAP*・DDIC等、SAPシステムにデフォルトで登録されているユーザーID等   ※ 「マルチクライアントユーザ」 = 一人の方が複数のシステムにログオンする場合    ∴ 以下ご案内する作業については、ユーザーIDの整理を行った後に実施することになります。   利用ライセンス数の正確な把握を行うためにも、定期的にユーザーIDの整理を行われることをお勧めします。

3 1. トランザクションコード:USMM ユーザータイプの割当は、ログオンしているクライアントのユーザーIDに対してのみ実行されますので、 必ずIDの分類作業を行うクライアントにログオンしてください。 システムにログオンし、トランザクションコードUSMMを実行します。

4 2. タブの設定① – システムデータ システム測定画面が表示されます。 まず、システムデータを設定します。
2. タブの設定① – システムデータ システム測定画面が表示されます。 まず、システムデータを設定します。 システム測定ガイド P10 システムデータのタブをクリックして 該当するシステムタイプ(本稼動)に フラグを立てます。

5 2. タブの設定② – クライアント 測定対象とするクライアントを指定します。本番機の場合、測定対象とするクライアントは本稼動クライアントのみ、開発機とテスト機の場合、000と066を除いて全てのクライアントは測定対象になります。 システム測定ガイド P10 クライアントのタブをクリックして測定対象とする本稼動クライアントにフラグを立てます。 (「測定ガイド」の10ページをご参照下さい)

6 2. タブの設定③ – 価格表 価格表を有効化します。
2. タブの設定③ – 価格表 価格表を有効化します。 システム測定ガイド P11 価格表のタブをクリックしてご契約内容に従い、該当する価格表にフラグを立てます。これにより、ご契約いただいている ユーザータイプが、IDの分類時に選択できるようになります。

7 2. タブの設定③ –デフォルトユーザタイプ 本稼動システムでは価格表「mySAP.com 個別ソリューション」を選択する場合は、デフォルトユーザタイプを 設定する必要があります。 全ての「mySAP.com 個別ソリューション」価格表には利用可能なデフォルトユーザタイプがあります。 契約ユーザタイプによりデフォルトユーザタイプを設定します。 ERP CRM SCM SRM PLM

8 2. タブの設定④-ユーザタイプ 必要となるユーザタイプを有効化します。

9 2. タブの設定⑤ – アドレス 測定レポートに表示される社名・測定者名・電話番号・メールアドレスを登録します。
2. タブの設定⑤ – アドレス 測定レポートに表示される社名・測定者名・電話番号・メールアドレスを登録します。 システム測定ガイド P13 アドレスのタブをクリックして送信者欄に貴社名・測定者名・ 電話番号・メールアドレスをご記入ください。

10 3. ユーザー分類作業① - ユーザー分類の開始 「ユーザ分類」を開始します。 ここを押すと、次ページの画面へ移行します。

11 3. ユーザー分類作業② - クライアントの指定 ① ユーザー分類作業を行うクライアントの番号を入力します。
3. ユーザー分類作業② - クライアントの指定 ① ユーザー分類作業を行うクライアントの番号を入力します。 ② 「全ユーザ」にチェックを入れます。 ③ 実行ボタンを押します。

12 3. ユーザー分類作業③ - ID一覧の表示 システム測定ガイド P20-P21 ユーザー一覧が表示されますので、ユーザータイプを割り当てるすべてのユーザーIDを選択して、「選択ユーザーの分類」タブをクリックします。 一つのユーザーを分類する場合は、該当するユーザーIDを選択します。

13 3. ユーザー分類作業④ - ユーザータイプの指定
3. ユーザー分類作業④ - ユーザータイプの指定 システム測定ガイド P20-P21 この画面でこのボタンまたはF4ボタンを押すと左側のポップアップが表示されますので、このユーザーIDに該当するユーザータイプを選択してダブルクリックしてください。ユーザタイプを指定しても、権限には影響を及ぼしません。

14 3. ユーザー分類作業⑤ - ユーザータイプの確認とセーブ
3. ユーザー分類作業⑤ - ユーザータイプの確認とセーブ 割当タイプに間違いがなれば、保存ボタンを押します。また、この画面で「はい」を選択します。

15 3. ユーザー分類作業⑥ - ユーザータイプの割当の完了
3. ユーザー分類作業⑥ - ユーザータイプの割当の完了 User Type 欄にユーザータイプが表示されます。 この作業を全ユーザーIDに対して行うことになります。

16 4. ユーザー分類の一括割当① – 一括割当の開始
4. ユーザー分類の一括割当① – 一括割当の開始 ユーザータイプの一括割当を別途で行うこともできます。そのためにはシステム測定の初期画面(T-cd: USMM)から 関連処理 → 一括変更 を選択します。 システム測定ガイド P18

17 4. ユーザー分類の一括割当② – 一括割当実行画面
4. ユーザー分類の一括割当② – 一括割当実行画面 システム測定ガイド P18 ■一括分類は、例えば   「DDIC等のテストユーザをマニュアルで割り当て、残り全てのIDをプロフェッショナルユーザとして割り当てる」  といった際に活用することができます。 ここで一括割当を行うユーザーのタイプを指定して実行します。 ユーザータイプの割当はログオンしているクライアントのユーザーIDに対してのみ 実行できるので、必ず分類を行うクライアントにログオンして作業を行ってください

18 5.価格表のマイグレーション(移行)① 価格表のマイグレーション
現在有効な価格表を変更した場合には旧ユーザタイプを現在有効な価格表の新ユーザタイプに変更する必要があります。 測定プログラムの第一画面から関連処理 価格表の移行

19 5.価格表のマイグレーション(移行)② ユーザタイプの変更 入力項目に新ユーザタイプを入力(入力ヘルプF4)
マイグレーションを実行するとユーザタイプ変更の確認ポップアップが表示されます ユーザー新分類を確認します

20 6.テストユーザの分類 全てのテクニカルユーザはテストユーザに分類できます。 テクニカルユーザは下記の通りで: システムユーザー
システム測定ガイド P28 全てのテクニカルユーザはテストユーザに分類できます。   テクニカルユーザは下記の通りで: システムユーザー サービスユーザー レファランス(参照)ユーザー コミュニケーションユーザー SAP ユーザー, DDIC・SAP*等のID Note: SAP_BASIS release 6.40以上のリリースでは、システム測定の際にテクニカルユーザは自動的に除外 されます。

21 7.マルチクライアントユーザーについて① – システム構成例
インストレーションおよびシステム例 SAP契約 (バリュー/ボリューム) またはmySAP.com 契約 複数の インストレーション H02 B32 S05 本稼動 システム 本稼動 システム テスト システム 開発 システム テスト システム トレーニング システム 本稼動 システム テスト システム

22 7.マルチクライアントユーザーについて② – ID登録の例
登録の前提条件(例) 例)同一のユーザーが H02 には Nishi というIDで B32 には SAP33 というIDで S05 には Nishi  というIDで登録されています。 例として、 ① H02 に mySAP.com Professional ユーザーとして登録 。 ② それ以外のシステムでは「複数のクライアント/システムユーザー」として登録      するとします。 Note: 本稼動システムではネームドユーザを分類する必要があります。 一括変更と価格表移行の機能を利用してマルチクライアントユーザを分類できません。

23 この画面で 「11 複数のクライアント/システム」 を選択します
7.マルチクライアントユーザーの割当方法① ■「複数のクライアント/システム」ユーザーとして Nishi という ID を指定するため、クライアント S05 にログオンします。 ■ユーザー分類の画面(トランザクション:usmm)で「ユーザー分類」に進み、ユーザー 一覧を表示させて(システム測定ガイドを参照する)、該当するIDをダブルクリックすると、下記ポップアップが表示されます。 この画面で 「11 複数のクライアント/システム」 を選択します

24 7.マルチクライアントユーザーの割当方法② ■ここでこのユーザーがmySAP.com Professional ユーザーとして登録されている System : H02 / Client : / 名称 : Nishi   を入力します。 ■保存ボタンを押します   → これで指定が終了しました

25 8.システム測定のコメント Note: 記録したコメントはシステムログに表示されます。
測定結果をSAPへ送付する前に、個別コメントを記録できます。 コメントをクリックする コメントを記録する コメントを保存する Note: 記録したコメントはシステムログに表示されます。

26 9.測定の開始 システム測定を開始します。 システム測定ボタンを押すとシステムの測定が始まります。その後、次の「ログ」ボタンを押すと、結果が表示できます。

27 10.測定結果のご送付① データのセキュリティを確保するために、測定結果を以下のいずれかのオンライン転送方法でご送信ください。
a. トランザクションUSMMを使用したオンライン転送 b. LAW(License Administration Workbench)を利用したオンライン転送 オンライン転送の前提条件: SDCC或いはSDCCNが有効化にします (SAPノート178631或いは763561ご参照) 下記の権限が必要となります: SDCC_DEV = Read SDCC_RUN = Read, write for objects S_SDCC (for data transfer )

28 10.測定結果のご送付② USMMでオンライン転送の手順: 1.システム毎にUSMMを運行(トランザクション: USMM)
2.[コメント]ボタンを押して、個別コメントを記録します 3.[SAPへの送信]を選択します 4.トランザクション:SDCC/SDCCNを実行して、転送のステータスを確認できます LAWでオンライン転送の手順: 1.LAWを運行 (トランザクション SLAW 或いは license_admin) 2.LAW製御で「SAPに即時転送」を選択します 3.[コメント]ボタンを押して、個別コメントを記録します 4.LAW製御で「転送の照会」を押して、過去の転送記録が確認できます (インストレーションが二つ以上である場合、LAWをご利用ください。 )

29 まとめ ① ユーザーの整理 既に利用されていない(退職・部署異動等)ユーザーIDの整理を行ってから作業を行いませんと、 計測対象となってしまいますのでご注意ください。 ② テストユーザ・マルチクライアントユーザへの分類 DDIC・SAP*等のIDはテストユーザ、お一人の方が複数のシステムにアクセスする場合には マルチクライアントユーザ、に必ず分類してください。 なお、Suite契約の場合とComponent契約の場合で「マルチ」の扱いが異なりますので ご注意下さい。 ③ 分類に関して不明点がある場合SAP Auditチームまでご相談ください 本説明資料は価格表mySAP.com Solution Suiteをサンプルにして作成しておりますので、ご契約をいただいている価格表とユーザータイプの違い等により不明点がある場合、SAP Auditチームまでご相談下さい。

30 以上よろしくお願いいたします


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