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中高生のための学習支援事業 「釜石S☆Cram School」
釜石市教育委員会 公益社団法人青年海外協力協会
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岩手県釜石市 ~鉄と魚とラグビーのまち~ 人口 37,628人(平成24年7月末現在) 面積 ㎢ 市制施行 昭和12年5月5日 1857年12月1日 日本で初めて洋式高炉による鉄の出銑に成功 国指定史跡 橋野高炉跡 「九州・山口の近代化産業遺産群」構成遺産として、世界遺産登録を目指す。 新日鐵釜石ラグビー部 日本選手権7連覇 2019ラグビーW杯を釜石で!
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東日本大震災における 釜石市の被災状況 死者 889名、行方不明者 157名 最大避難者数 9,883名(平成23年3月14日)
死者 889名、行方不明者 157名 (平成24年6月3日現在) ※参考 平成23年2月末日現在人口 39,996人 最大避難者数 9,883名(平成23年3月14日) 避難場所 88箇所(平成23年8月10日すべて解消) 全壊 2,955戸、大規模半壊 395戸、半壊 298戸、一部損壊 966戸(平成24年2月1日現在) 仮設住宅 66箇所 3,164戸 入居率96%(平成24年5月末日現在) 所謂みなし仮設 712戸
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釜石S☆Cram School 開始の背景 家庭学習が足りていないのでは? 仮設住宅、みなし仮設、親戚の家 ⇒ 狭隘な住宅事情
⇒ 狭隘な住宅事情 公共施設、フリースペース ⇒ 被災、避難所化、支援拠点化、 施設集約による利用者の増加 家庭学習が足りていないのでは?
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釜石S☆Cram School 開始の背景 釜石の復興・振興を支える 人材を育てたい 震災後を見据えた子供の育成
・日常的な学習の習慣と環境の提供 ・郷土への愛着の醸成 ・心のケアへの対応 ・学力向上 震災前からの課題 釜石の復興・振興を支える 人材を育てたい
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釜石S☆Cram School 開始の背景 文部科学省「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支援事業」の活用
実施のための課題 ・一定水準の指導力の確保 ・通年で活動できる人材の確保 ・事務処理上のマンパワー不足 ・財源の裏付け 文部科学省「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支援事業」の活用 青年海外協力協会(JOCA)への委託
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震災を乗り越え、長期に釜石を支える人材を育てよう!
釜石S☆Cram School 二本の柱 【教科学習事業】 ・日常的な学習環境の確保 ・適切な指導による学力向上 【社会学習事業】 ・体験学習による「生きる力」の育成 ・地元の人材と資源の掘り起こしによる 郷土への愛着の醸成 震災を乗り越え、長期に釜石を支える人材を育てよう!
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【教科学習事業】 ・開催日 毎週月・水・金・土・日曜日 (お盆、年末年始は除く)
・開催日 毎週月・水・金・土・日曜日 (お盆、年末年始は除く) ・時間 平日 16時~21時 土・日・祝日 12時~21時 ・会場 釜石市教育センター ・指導員 2名 (自学自習を基本とし、利用者の求め に応じてその都度個別指導) ・その他 利用者の帰宅支援としてタクシー配車
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【教科学習事業】 ・対象者 市内在住または市内の学校に通う 中学生及び高校生 ・登録者数 100名
・対象者 市内在住または市内の学校に通う 中学生及び高校生 ・登録者数 100名 中学生58名、高校生42名 ・利用者数 延べ962名 中学生595名、高校生275名、他92名 一回当たり11.1名 (数値はいずれも平成24年8月末現在)
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【教科学習事業】 事業の様子
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【教科学習事業】 ~利用生徒の反応~
・とても静かに集中してできています。帰宅もタクシーで送ってもらえるので、夜も安心です。 ・仮設住宅より集中できるし、わからないところは教えてもらえるので助かります。 ・家だとテレビの音とか気になるけど、ここは集中してできます。 ・ここに来るとみんなが一生懸命勉強しているので、自分もがんばろうという気持ちになります。
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【社会学習事業】 ・開催日 原則毎月第2・第4土曜日 ・会場 市内各所 ・調整員 1名 ・主な事業実績
・開催日 原則毎月第2・第4土曜日 ・会場 市内各所 ・調整員 1名 ・主な事業実績 農作業体験 釜石鉱山坑道見学と鉱石を使ったおもちゃ作り 英会話講座 人生の先輩と語る講座 スイーツ作り講座
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【社会学習事業】 事業の様子
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釜石S☆Cram Schoolの概要 【社会学習事業】 ~利用生徒の反応~ ・どうして釜石が鉄のまちなのかわかることができた。
・いっぱい聞きたいことがあったのに、英語がしゃべれなくて聞けなかった。英語でしゃべれるようになりたい! ・日本と外国はつながっているんだなぁと改めて思いました。 ・初めての人とお友達になれた。またいっしょに参加したいです。
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釜石S☆Cram Schoolの概要 ~事業全般についての保護者の反応~
・夜の時間帯にやっているので、部活が終わってからでも利用できるし、帰りもタクシーで送ってもらえるので、安心しています。 ・小さな妹が二人いるので、仮設住宅では勉強できる環境がなく、助かります。 ・家よりもずっと集中して勉強できているようです。イベントもよくある鑑賞型のものと違い実際に体験する内容が深く、有意義だと思います。 ・好きな時間に来て、丁寧に教えてもらえるので、ありがたいです。イベントも本当に楽しかったです。いつまで続けてもらえるかが心配です。
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釜石S☆Cram School 成果と課題 【成果】 ・日常的に落ち着いて学習できる場所として定着 ・利用生徒との信頼関係を確立
・地元を見つめなおすきっかけとなっている ・目標を同じくする仲間づくりの芽が出てきている
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釜石S☆Cram School 成果と課題 【課題】 ・利用者が学習意欲の高い生徒に偏重 ・地区ごと開催のニーズへの対応
・民間学習塾との競合 ・「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支 援事業」の継続と、柔軟かつ現実的な制度設計の 要望 ・指導員、調整員の休日の確保
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ご清聴ありがとうございました。 ~ 問い合わせ先 ~ 釜石市教育委員会事務局 生涯学習スポーツ課生涯学習係 0193-22-8835
~ 問い合わせ先 ~ 釜石市教育委員会事務局 生涯学習スポーツ課生涯学習係 公益社団法人青年海外協力協会 総務部特別業務室
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