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栃木の子どもたちの生活から見えてくるもの

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Presentation on theme: "栃木の子どもたちの生活から見えてくるもの"— Presentation transcript:

1 栃木の子どもたちの生活から見えてくるもの
 栃木の子どもたちの生活から見えてくるもの -生活状況調査の分析結果より- 栃木県総合教育センター 研  究  調  査  部

2 Ⅰ 「生活状況調査」の概要 1 調査の趣旨 ・平成9・10年度に「児童生徒の学校外における生活実態調査」を実施。
Ⅰ 「生活状況調査」の概要 1 調査の趣旨 ・平成9・10年度に「児童生徒の学校外における生活実態調査」を実施。 ・児童生徒の発達課題に関する研究などを通して問題点とその対策に  ついての、継続的な研究 ・児童生徒の社会性や心の健康をめぐる様々な問題や学力低下を危惧  する声 ・学びの場としての学校教育の機能を再検討することの必要性            「生活状況調査」の実施

3 2 調査の目的 ① 「学ぶ力をはぐくむ教育の充実」と「心の教育の推進」に寄与する ・本県児童生徒の生活習慣や行動傾向を把握
2 調査の目的   ① 「学ぶ力をはぐくむ教育の充実」と「心の教育の推進」に寄与する     ・本県児童生徒の生活習慣や行動傾向を把握     ・クロス集計や関連する調査との比較など、様々な観点から分析   ② 「社会性の育成」「心と体の健康」「学びの充実」を 目指す指導の在り方を明らかにする    ・資料の作成・配付などによる、学校及び教育研究団体への支援     教育行政機関等への情報提供、研修での活用   

4 3 調査の方法 (1)調査の対象 学 年 対象学校数 対象学級数 実施生徒数 小学校第2学年 26 754 小学校第5学年 777
3 調査の方法 (1)調査の対象 学   年 対象学校数 対象学級数 実施生徒数 小学校第2学年 26 754 小学校第5学年 777 中学校第2学年 23 706 高等学校第2学年(全日制) 20 総   数 95 2991

5 (2)抽出方法 ア 市町村立小・中学校   市町村人口規模別、学級規模別に偏りがないよう学校を   抽出し、さらにその学校の当該学年から1学級を指定する。 イ 県立高等学校   全日制高校について、地区、学科及び男女の偏りがない    ように抽出する。

6 (3)調査方法  質問紙により実施。  所要時間は概ね40分を想定。 (4)実施期日   平成15年9月16日(火)~10月17日(金)の期間の適当な日時を学校が定める。

7 質問内容 A 【あなたの普段の生活について】 B 【勉強のことについて】 C 【あなた自身のことについて】

8 Ⅱ 分析

9 相関係数をもとにした項目間関係図 教育環境 生活環境 家庭環境 家族との関係 生活習慣 家族との話題 悩み事を家族に相談する 本を読む
本の内容を家族と話す 本を大切と思う 家族との話題 悩み事を家族に相談する 注意の頻度 注意への感情 注意への態度 【持ち物】 テレビ CD/MD パソコン 携帯電話 授業理解度 目覚めの状態 就寝時刻 朝食 自分で起きるか 掃除や片付け 教育環境 生活環境 家庭環境 家族との関係 生活習慣 あいさつ 勉強時間 勉強の大切さ

10 Ⅲ 提 言 「私たち大人ができること」 ・ 学校における教育活動 ・ 家庭における態度や     生活習慣の形成 教 師 保護者 車の両輪

11 1 自然なあいさつができる子どもに育てましょう。
提言 1 自然なあいさつができる子どもに育てましょう。 2 注意したあと、子どもの気持ちを確認しましょう。 3 家族でむきあう場をつくりましょう。 4 生活のリズムがつくれる環境を整えましょう。 5 「自分で」できる子どもに育てましょう。 6 「本の時間」をつくりましょう。

12 自然なあいさつができる子どもに育てましょう。
提言1 自然なあいさつができる子どもに育てましょう。 ・・・・心のチャンネルは開いていますか?

13 〈調査からわかったこと〉 1 家族に「おはよう」「おはようございます」などのあい さつをする子は、「いつもする」「することが多い」を合
1 家族に「おはよう」「おはようございます」などのあい  さつをする子は、「いつもする」「することが多い」を合  わせると、どの学年でも約6割から7割でした。 グラフ1:「家族に『おはよう』などのあいさつをするか」の単純集計結果

14 家族にあいさつをする子は、悩みを家族に相談して いる傾向がある。あいさつをしない子は、悩みを家族に 相談しない、誰にも相談しない傾向がある。
 いる傾向がある。あいさつをしない子は、悩みを家族に  相談しない、誰にも相談しない傾向がある。 グラフ2:「おはようなどのあいさつをするか」と「困ったことや心配なことが      あるときの相談相手」とのクロス集計結果

15 3-1 家族にあいさつをする子は、家族からの注意に 対して素直に返事をする傾向がある。あいさつをしな
3-1 家族にあいさつをする子は、家族からの注意に  対して素直に返事をする傾向がある。あいさつをしな  い子は言い返したり無視したりする傾向がある。 グラフ3:「おはようなどのあいさつをするか」と「家族から注意されたり    意見をされたりしたときの態度」とのクロス集計結果

16 3-2 家族にあいさつをしている子は、家族からの注意 に対してその通りだと納得している傾向がある。
3-2 家族にあいさつをしている子は、家族からの注意  に対してその通りだと納得している傾向がある。 グラフ4:「おはようなどのあいさつをするか」と「家族から注意されたり    意見をされたりしたときどう感じるか」とのクロス集計結果

17 4 家族にあいさつ子をしないは、家族と「ほとんど話を しない」傾向がある。
4 家族にあいさつ子をしないは、家族と「ほとんど話を  しない」傾向がある。   グラフ5:「おはようなどのあいさつをするか」と「家族と主にどんな話をするか」      とのクロス集計結果 ※「ほとんど話をしない」以外の項目を「何らかの話題で話す」群に類型化した。

18 5-1 家族にあいさつをする子は、読書はとても大切と 思う割合が高く、読書量も多く、読んだ本の内容につい て家族と話している傾向がある。
5-1 家族にあいさつをする子は、読書はとても大切と  思う割合が高く、読書量も多く、読んだ本の内容につい  て家族と話している傾向がある。 グラフ6:「おはようなどのあいさつをするか」と「本を読むことは大切だと    思うか」 とのクロス集計結果

19 5-2 グラフ7:「おはようなどのあいさつをするか」と「1か月にどのくらい本を読むか」とのクロス集計結果
グラフ8:「おはようなどのあいさつをするか」と「読んだ本の内容について家族と話すか」とのクロス集計結果

20 6-1 家族にあいさつをする子は、勉強することは 大切だと思っている傾向がある。
6-1 家族にあいさつをする子は、勉強することは  大切だと思っている傾向がある。 グラフ9:「おはようなどのあいさつをするか」と「勉強することは、将来の    生活のために大切だと思うか」とのクロス集計結果

21 6-2 家族にあいさつをする子は、授業を理解して いる傾向がある。(特に小5で顕著)
6-2  家族にあいさつをする子は、授業を理解して   いる傾向がある。(特に小5で顕著) グラフ10:「おはようなどのあいさつをするか」と「学校の授業がどのくらい    わかるか」とのクロス集計結果

22 自然なあいさつができる子どもに育てましょう。
《私たち大人ができること》 いつの間にか形だけのあいさつになっていたり、あいさつをしなくなっていたりしていませんか? あいさつは他人とのコミュニケーションの第一歩です。 「あいさつ」によって開いた心のチャンネルから、その子の心のようすをうかがうことができます。 あいさつをしなくなることは心のチャンネルを閉ざそうとするときのサインの一つと捉えることもできます。 心のサインとしてあいさつを見直してみませんか。 自然なあいさつができる子どもに育てましょう。 ・・・・心のチャンネルは開いていますか?

23 注意したあと、子どもの気持ちを確認しましょう。
提言2 注意したあと、子どもの気持ちを確認しましょう。 ・・・・態度だけでなく、「納得」していますか?

24 〈調査からわかったこと〉 1 家族からの注意に「その通りだと思うことが多い」 と回答した子は、小5で約7割、中2で約5割、高2で
1 家族からの注意に「その通りだと思うことが多い」  と回答した子は、小5で約7割、中2で約5割、高2で  約6割と半数を超えており、「納得いかないことが多  い」子を上回っている。 グラフ11:「家族から注意されたり意見されたりしたとき、どう感じるか」    の単純集計結果

25 2-1 家族から注意や意見をされることが多い子は、注 意に納得せず言い返すことが多く、注意されることが少
2-1 家族から注意や意見をされることが多い子は、注  意に納得せず言い返すことが多く、注意されることが少  ない子は、注意に納得し素直に返事をする傾向がある。 グラフ12:「家族から注意や意見をされることがあるか」と「家族からの注意や    意見にどう感じるか」とのクロス集計結果

26 2-2 グラフ13:「家族から注意や意見をされることがあるか」と「家族からの注意や    意見にどのような態度を取るか」とのクロス集計結果

27 3 家族からの注意に「そのとおりだと思うことが多い」と答 えたにもかかわらず、「言い返すことが多い」と回答した子
3 家族からの注意に「そのとおりだと思うことが多い」と答  えたにもかかわらず、「言い返すことが多い」と回答した子  が、小5で約2割、中2、高2では3割以上。また、「無視し  て話を聞かないことが多い」は、中2、高2で約1割。 グラフ14:「家族からの注意や意見にどう感じるか」と「家族からの注意や       意見にどのような態度を取るか」とのクロス集計結果

28 注意したあと、子どもの気持ちを確認しましょう。
《私たち大人ができること》 子どもに注意をしたときの態度から納得できていない様子を感じたときは、少し間をおいてから改めて話をすることが大切です。 「さっきのことだけど・・・・・。」などと話すきっかけをつくったり、子どもの言い分を聞いたり、注意した理由を説明したりすることで、深い話し合いができます。 注意したあと、子どもの気持ちを確認しましょう。 ・・・・態度だけでなく、「納得」していますか?

29 提言3 家族でむきあう場をつくりましょう。 ・・・・心のキャッチボールはできていますか?

30 〈調査からわかったこと〉 1-1 休日、「自分の家で」との回答は、小5では約50%、 中2では約35%、高2では約50%でした。
1-1 休日、「自分の家で」との回答は、小5では約50%、  中2では約35%、高2では約50%でした。 グラフ15:「休日どこで過ごすか」単純集計結果       (一番目に多いことと二番目に多いことの平均)

31 1-2 休日、「家族と」との回答は、小5では約30%、中 2では約15%、高2では約10%と大幅に減少し、「一人 で」が多くなっている。
1-2 休日、「家族と」との回答は、小5では約30%、中  2では約15%、高2では約10%と大幅に減少し、「一人  で」が多くなっている。 グラフ16:「休日誰と過ごすか」単純集計結果       (一番目に多いことと二番目に多いことの平均)

32 2-1 家族とほとんど話をしない子は、家族から注意に 対して「納得いかないことが多い」と感じる傾向が顕著 である。
2-1 家族とほとんど話をしない子は、家族から注意に  対して「納得いかないことが多い」と感じる傾向が顕著  である。 グラフ17:「家族と主にどんな話をするか」と「家族からの注意や意見にどう    感じるか」とのクロス集計結果

33 2-2 家族とほとんど話をしない子は、注意を受けた ときに無視する傾向がある。
2-2 家族とほとんど話をしない子は、注意を受けた  ときに無視する傾向がある。  グラフ18:「家族と主にどんな話をするか」と「家族からの注意や意見にどの    ような態度を取るか」とのクロス集計結果

34 3-1 家族からの注意に「そのとおりだと思うことが多 い」子は、悩みを家族に相談する傾向があり、「納得い
3-1 家族からの注意に「そのとおりだと思うことが多  い」子は、悩みを家族に相談する傾向があり、「納得い  かないことが多い」子は、悩み事を「家族」に相談する  割合が低く、誰にも相談しない傾向がある。 グラフ19:「家族からの注意や意見にどう感じるか」と「困ったことや心配な       ことがあるときの相談相手」とのクロス集計結果

35 3-2 家族からの注意に対して「無視して話を聞かない ことが多い」子は、悩み事を「家族」に相談しない、誰に も相談しない傾向がある。
3-2 家族からの注意に対して「無視して話を聞かない  ことが多い」子は、悩み事を「家族」に相談しない、誰に  も相談しない傾向がある。 グラフ20:「家族からの注意や意見にどのような態度を取るか」と「困った    ことや心配なことがあるときの相談相手」とのクロス集計結果

36 《私たち大人ができること》 家族でむきあう場をつくりましょう。 ・・・・心のキャッチボールはできていますか?
子どもとむきあう場を持ちましょう。 過干渉・過保護あるいは放任とならないよう、適当な距離を探る努力をしましょう。 日頃からいろいろな話題で心のキャッチボールをしましょう。 家族でむきあう場をつくりましょう。 ・・・・心のキャッチボールはできていますか?

37 生活のリズムがつくれる環境を整えましょう。
提言4 生活のリズムがつくれる環境を整えましょう。 ・・・・子どもの生活リズムは規則的ですか?

38 〈調査からわかったこと〉 1 「日によって違う」との回答は、小2で31.2%、小5で
1 「日によって違う」との回答は、小2で31.2%、小5で  28.8%、中2で24.2%、高2で21.5%であり、就寝時   刻に関して不規則な子が多い。 グラフ21:「何時頃寝るか」の単純集計結果

39 2-1 就寝時刻が遅い子や日によって違う子は、あい さつをしない割合が高い、朝食の摂食率が低い、家 族に起こされるなどの傾向がある。
2-1 就寝時刻が遅い子や日によって違う子は、あい  さつをしない割合が高い、朝食の摂食率が低い、家  族に起こされるなどの傾向がある。  グラフ22:「何時頃寝るか」と「おはようなどのあいさつをするか」との    クロス集計結果

40 2-2 グラフ23:「何時頃寝るか」と「朝食を食べるか」とのクロス集計結果

41 2-3 グラフ24:「何時頃寝るか」と「朝、自分で起きるか」とのクロス集計結果

42 3-1 就寝時刻が遅い子や日によって違う子は、授業が わからない、勉強は大切と思わない、学習時間が少な い傾向がある。
3-1 就寝時刻が遅い子や日によって違う子は、授業が  わからない、勉強は大切と思わない、学習時間が少な  い傾向がある。 グラフ25:「何時頃寝るか」と「学校の授業がどれくらいわかるか」との    クロス集計結果

43 3-2 グラフ26:「何時頃寝るか」と「勉強することは大切だと思うか」との    クロス集計結果

44 3-3 グラフ27:「何時頃寝るか」と「平日の学習時間」とのクロス集計結果
グラフ28:「何時頃寝るか」と「休日の学習時間」とのクロス集計結果

45 4-1 すっきり目が覚めることが多い子は就寝時刻が 早く、眠くて起きられない子は就寝時刻が遅かったり 日によって違う傾向がある。
4-1 すっきり目が覚めることが多い子は就寝時刻が  早く、眠くて起きられない子は就寝時刻が遅かったり  日によって違う傾向がある。 グラフ29:「すっきり目が覚めるか」と「何時頃寝るか」とのクロス集計結果

46 4-2 すっきり目覚める子は、あいさつをしたり、自分で 起床したり、朝食を食べたり、自分で掃除や片づけを
4-2 すっきり目覚める子は、あいさつをしたり、自分で  起床したり、朝食を食べたり、自分で掃除や片づけを  したりなど生活習慣との関連が見られる。 グラフ30:「すっきり目が覚めるか」と「あいさつをするか」とのクロス集計結果

47 4-3  グラフ31:「すっきり目が覚めるか」と「朝、自分で起きるか」との    クロス集計結果

48 4-4 グラフ32:「すっきり目が覚めるか」と「朝食を食べるか」とのクロス集計結果
4-4  グラフ32:「すっきり目が覚めるか」と「朝食を食べるか」とのクロス集計結果 グラフ33:「すっきり目が覚めるか」と「掃除や片付けを自分でするか」とのクロス集計結果

49 4-5 すっきり目覚める子は、授業の理解度が高い など学習との関連も見られる。
4-5 すっきり目覚める子は、授業の理解度が高い  など学習との関連も見られる。 グラフ34:「すっきり目が覚めるか」と「学校の授業はどれくらいわかるか」    とのクロス集計結果

50 5-1 朝食を食べる子は、授業を理解し、勉強を大切と 思い、実際に勉強している傾向がある。
5-1 朝食を食べる子は、授業を理解し、勉強を大切と  思い、実際に勉強している傾向がある。  グラフ35:「朝食を食べるか」と「学校の授業がどれくらいわかるか」との    クロス集計結果

51 5-2  グラフ36:「朝食を食べるか」と「勉強することは大切と思うか」との    クロス集計結果

52 5-3 グラフ37:「朝食を食べるか」と「平日の学習時間」とのクロス集計結果
5-3  グラフ37:「朝食を食べるか」と「平日の学習時間」とのクロス集計結果 グラフ38:「朝食を食べるか」と「休日の学習時間」とのクロス集計結果

53 生活のリズムがつくれる環境を整えましょう。
《私たち大人ができること》 前日の就寝を次の日のスタートと捉えてみませんか。 大人の生活リズムに子どもがあわせるのではなく、子どもの生活リズムを大人がつくり出しましょう。 生活のリズムがつくれる環境を整えましょう。 ・・・・子どもの生活リズムは規則的ですか?

54 提言5 「自分で」できる子どもに育てましょう。 ・・・・「言われればできる」になっていませんか?

55 〈調査からわかったこと〉 1-1 部屋の掃除や片付けについて、「いつも自分で する」と「自分ですることが多い」を合わせた割合は、
1-1 部屋の掃除や片付けについて、「いつも自分で  する」と「自分ですることが多い」を合わせた割合は、  学年が上がるにしたがって自分でする割合が約30%  高くなっている。 グラフ39:「部屋の掃除や身の回りの片付けを自分でするか」の単純集計結果

56 1-2 起床について、「いつも自分で起きる」と「自分で 起きることが多い」を合わせた割合は、学年があがっ ても約10%しか増えていない。
1-2 起床について、「いつも自分で起きる」と「自分で  起きることが多い」を合わせた割合は、学年があがっ  ても約10%しか増えていない。 グラフ40:「自分で起きるか」の単純集計結果

57 2-1 「自分のものを持っているか」と「部屋の掃除や身の回りの 片付けを自分でするか」との関連は、全体として、自分のものを
2-1  「自分のものを持っているか」と「部屋の掃除や身の回りの  片付けを自分でするか」との関連は、全体として、自分のものを  持っている子の方が自分で片づけをする傾向がある。 グラフ42:「持ち物(DVDなどのプレーヤー)」と「部屋の掃除や身の回りの片付けを自分でするか」とのクロス集計結果 グラフ41:「持ち物(テレビ)」と「部屋の掃除や身の回りの片付けを自分でするか」とのクロス集計結果

58 2-2  グラフ43: CDなどのプレーヤー グラフ44: TVゲームなどのゲーム機

59 2-3  グラフ45:パソコン グラフ46:携帯電話

60 3-1 自分で起きる子は部屋の掃除や片づけを自分で する、家族に起こされる子は自分でしない傾向がある。
3-1 自分で起きる子は部屋の掃除や片づけを自分で  する、家族に起こされる子は自分でしない傾向がある。 グラフ47:「自分で起きるか」と「部屋の掃除や身の回りの片付けを       自分でするか」とのクロス集計結果

61 3-2 すっきり目覚める子は部屋の掃除や片づけを自 分でする、眠くて起きられない子は自分でしない傾向 がある。
3-2 すっきり目覚める子は部屋の掃除や片づけを自  分でする、眠くて起きられない子は自分でしない傾向  がある。 グラフ48:「すっきり目が覚めるか」と「部屋の掃除や身の回りの片付けを       自分でするか」とのクロス集計結果

62 4 家族から普段の生活の仕方や習慣について注意を されることが多い子は、自分で部屋の掃除や片づけ をしない傾向がある。
4 家族から普段の生活の仕方や習慣について注意を  されることが多い子は、自分で部屋の掃除や片づけ  をしない傾向がある。 グラフ49:「家族から注意をされたり意見をされたりすることがあるか」と 「部屋の掃除や身の回りの片付けを自分でするか」とのクロス集計結果

63 《私たち大人ができること》 「自分で」できる子どもに育てましょう。 ・・・・「言われればできる」になっていませんか?
基本的な生活習慣は、生活リズムを整えるという側面と、社会的生活を営む際に求められる行動様式を身につけるという側面があります。 「自分で」という意志を持たなければ変わらないことを理解させましょう。 「言われればできる」から「言われなくてもできる」へと変えていきましょう。 「自分で」できる子どもに育てましょう。 ・・・・「言われればできる」になっていませんか?

64 提言6 「本の時間」をつくりましょう。 ・・・・本に触れ合う環境は整っていますか?

65 〈調査からわかったこと〉 1 1か月に読む本の冊数を「0冊」と回答している子 どもの割合は、小2で21.5%、小5で9.8%、中2で
1 1か月に読む本の冊数を「0冊」と回答している子  どもの割合は、小2で21.5%、小5で9.8%、中2で  24.6%、高2で43.8%である。   学年が上がるにつれて「0冊」が増えている。 グラフ50:「1か月にどれくらい本を読むか」の単純集計結果

66 2 読書量が多い子は、読んだ本の内容について家族と 話している傾向がある。
2 読書量が多い子は、読んだ本の内容について家族と  話している傾向がある。  グラフ51:「1か月にどれくらい本を読むか」と「読んだ本の内容について       家族と話すか」とのクロス集計結果

67 3 本を読む子は、家族や友達など周囲に本をよく読む 人がいると感じている傾向がある。
3 本を読む子は、家族や友達など周囲に本をよく読む  人がいると感じている傾向がある。 グラフ52:「1か月にどれくらい本を読むか」と「周囲に本をよく読む人はいるか」      とのクロス集計結果

68 4-1 読書量が多い子は、読書を大切と考え、勉強も 大切と考えている傾向がある。また、読書を大切と考
4-1 読書量が多い子は、読書を大切と考え、勉強も  大切と考えている傾向がある。また、読書を大切と考  えている子は、勉強も大切と考えている傾向がある。 グラフ53:「1か月にどれくらい本を読むか」と「本を読むことは大切だと思うか」       とのクロス集計結果

69 4-2 グラフ54:「1か月にどれくらい本を読むか」と「勉強することは、将来の生活のために大切だと思うか」とのクロス集計結果
4-2  グラフ54:「1か月にどれくらい本を読むか」と「勉強することは、将来の生活のために大切だと思うか」とのクロス集計結果 グラフ55:「本を読むことは大切と思うか」と「勉強することは、将来の生活のために大切だと思うか」とのクロス集計結果

70 5-1 読書量が多い子は、学習時間が長い傾向がある 。
5-1 読書量が多い子は、学習時間が長い傾向がある 。 グラフ56:「1か月にどれくらい本を読むか」と「平日の学習時間」とのとのクロス集計結果 グラフ57:「1か月にどれくらい本を読むか」と「休日の学習時間」とのとのクロス集計結果

71 5-2 読書量が多い子は、授業を理解している傾向が ある。
5-2 読書量が多い子は、授業を理解している傾向が  ある。 グラフ58:「1か月にどれくらい本を読むか」と「学校の授業がどのくらい       わかるか」 とのクロス集計結果

72 《私たち大人ができること》 本の時間をつくりましょう。 ・・・・本に触れ合う環境は整っていますか?
大人が一緒に本を読んだり、読んだ本の話をしたりするなど本の楽しさを伝えましょう。 大人からの働きかけによる読書のきっかけをつくりましょう。 本に親しむ時間を積極的につくりましょう。 本の時間をつくりましょう。 ・・・・本に触れ合う環境は整っていますか?


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