粘菌.

Presentation on theme: "粘菌."— Presentation transcript:

1 粘菌

2 粘菌とは？ 　　　　　　　　　　　　　　　変形菌網鋼　（真性粘菌） 粘菌　　　　　　　　　　　 タマホコリカビ鋼（細胞性） 　　　　　　　　　　　 　プロトステリウム鋼（原生） 　　　　　　　　　　　　　　　 アーケアメーバ鋼

3 粘菌 湿地、古い樹木、腐った植物体上で生活。 アメーバ、鞭毛をもつ遊走細胞になる。 細胞壁がない変形体 減数分裂の後に胞子を作る。
動物と植物の両方の特徴を持つ

4 変形菌 微生物を摂取する「動物的性質」をもつ。 胞子によって繁殖するといった植物的（菌類的）性質をもつ。
腐った木や土壌中などに潜り込んでいることが多い。 ある朝突然キノコのような１０～１００cmの塊が出現する。 粘菌コンピュータに利用されている。

5 タマホコリカビ（細胞性粘菌） 変形菌と同様、アメーバ状の生活と菌類のような微生物。
単細胞かまたはそれが集合した形をとり、細胞の構造を失わない。 大きさは数ｍｍで、変形菌よりだいぶ小さい 利害関係がなく、現実的には利用価値がない。

6 南方熊楠 ～日本の隠花植物研究の先駆者～ ※隠花植物とは？ →　「花」にあたるものが 　　　 見当たらない植物。 （1867～1941）

7 ・明治～大正の人。 ・海外を向いた広い視野。 ・植物学以外の分野でも活躍。 ・「エコロギー」（新種のコオロギ）。 ・植物の多様性という観点からの森林保護活動。 ・植物学者としての評価は未定。

8 粘菌コンピュータ 人間に劣らない柔軟な思考が可能。 複雑な問題でもいくつかの選択肢を示し、アイデアや発想を生み出せる。
　　　　　　・ 　　　　　　　　　　　　　・rnacity.com/microbe/nenkiinnoodorokubekinouriyoku.html

9 ダイオキシンの分解 日本、海外をとはず注目され、研究されている。 ダイオキシンで汚染された土に粘菌をまくと、一度に80％近く除去された。
　　　　　　　now.ohah.net/earth/ecology/index1.shtml?soil/1.shtml-

10 最短ルートの発見 物理化学的な性質（リズム、パターン形成など）を組み合わせることで、迷路を最短ルート解く。
迷路の解法は2つのステップからなる。 　　　　page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/.../post_b8d9.html

11 2つのステップ 変形体が迷路の道筋全体に広がった後、餌を入口と出口に与えると、
①行き止まりの経路にある部分を衰退させ、入り口と出口をつなぐ経路全てに管を残す。 ②最終的に、最短距離の管を選んで1本の太い管を残す。 ※画像：東京都心に置いた粘菌（左）は、エサを求めて広がり（中・８時間後）、鉄道網のような姿になる（右・２６時間後）　　　　　　　　　matometanews.com/archives/ html

12 研究の背景と成果 生理実験やモデル化に適している粘菌を使うことで、神経系を持たない生物の情報処理能力の解明しようとした。
粘菌変形体に簡単な迷路を解かせる実験を行うと、粘菌が迷路の最短ルートを探せることを発見した。 　　　　　　　　　　matometanews.com/archives/ html

13 まとめと今後 生物の行動は、ある情報処理の過程を経て最終的に出力されたもの。
今回の結果は、原始的である単細胞生物の持つ情報処理能力の高さが証明された非常に画期的なもの。 最短ルート探索は難問題なので、新たなヒントになりうる。 新しい機能を持った材料の設計指針を与える可能性がある。

14 粘菌の問題点 ⇒しかしこれらはめったに起こらない。 henkeikin.org/ecology8.html
弱い植物体を覆って窒息死または光合成障害を起こして枯死させる。 変形体が一部のキノコ類の菌糸または子実体を食害する。 変形体または子実体が植物体に付着して、見栄えが悪くなり、商品価値を下げる。 ⇒しかしこれらはめったに起こらない。 　　　　　　　　　　　　　　　henkeikin.org/ecology8.html

15 粘菌ロボット

16 英Southampton大と神戸大の研究者によって開発
粘菌によって遠隔操作される走光性六脚ロボット 粘菌の「負の走光性」を利用

17 参考文献 生物学事典（岩波） 世界大百科事典 NHK歴史秘話ヒストリア（６・１０放送分？）