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第6回 河川GIS・アプリケーション 標準インタフェース作成協議会 説明資料

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1 第6回 河川GIS・アプリケーション 標準インタフェース作成協議会 説明資料
資料-4 第6回 河川GIS・アプリケーション 標準インタフェース作成協議会 説明資料 2006年6月27日

2 第6回河川GIS・アプリケーション標準インタフェース協議会 議事内容
第5回協議会議事内容 「河川GIS・河川アプリケーション標準インタフェース」の実証実験について 実証実験の内容 実証実験における確認内容 実証実験で明らかになった課題とその対応案 ガイドライン第1.0版について 今後の協議会について その他 雨量観測所データ取得

3 第5回協議会議事内容 ガイドラインに記載されている関数の数は膨大であるが、テストと言う観点からいえば全てを確認する必要がある
なるべく多くの関数を確認できるようなアプリケーションを設定している。実際にこのアプリケーションに必要な部分を実装していただき確認する予定である。実装していない関数については、そこでも問題点を考慮して必要があれば修正する。 実験では、さまざまなデータベースに接続するようになっているが、これらのデータベースのスキーマは全国的に統一共通化されているのか。そうでなければ、シームレスな接続が困難であるとか、どこのサーバに接続しているかを常に意識する必要がある データベースのスキーマはばらばらなので、基本的にはインタフェースの方で対応できるように考えている。将来的にはデータのスキーマを決めていく必要がある。 共通のインタフェースを決定するには、事務所ごとに持っているシステムやそのデータのスキーマが明らかになっている必要がある。 個々の事務所の状況については、きちんとした把握はできていない。 これから標準インタフェースを利用していく場合に、どのようにすればインタフェースに準拠していると言えるのか整理していただきたい。 実証実験のなかで明確にしていきたい ガイドライン1.0版が発行された以降はどうなるのか。 河川局、各地方整備局が整備開発していくアプリケーションについては、このガイドラインに沿った仕様とするよう通達を出す予定である。 すでに動いているシステムについては、このガイドラインを適用するのか すでに動いているシステムについては、インタフェースを追加していく方向で考えている。新規に開発するものは、当然標準インタフェースを実装する。 流域として考えてみると、県・市町村など地方自治体も関係してくる。これらの機関にはどのようなアクションをとる予定であるか ガイドラインには「河川」と限定をしているが、将来的には河川に限らず、さまざまな分野で利用できるようにしたい。

4 2.「河川GIS・河川アプリケーション標準インタフェース」の実証実験について(報告)

5 河川GIS・河川アプリケーション標準インタフェース実証実験の概要
東北地整の実ネットワーク環境において、実利用を考慮したアプリケーションによる実証実験を実施 東北地方整備局 1水系で上下流に分かれている事務所 仙台河川国道事務所 福島河川国道事務所 ガイドラインにもとづいて標準インタフェースを実装することで、他のアプリケーションからデータを利用できることを確認 第三者が実装した場合にも、標準インタフェースで接続が可能 アプリケーション等の開発言語によらず、標準インタフェースで接続が可能(相互運用性を確保) 実運用にも十分耐えうるアプリケーションを開発することが可能 実証実験の結果を踏まえ、ガイドライン第1.0版案を修正   ガイドライン第1.0版として改訂

6 実証実験におけるアプリケーションとデータの構成
東北地方整備局 現在の地整と事務所のデータの運営状況にあわせたサーバ構成とした 地整参照・修正用 本省 仙台河川国道事務所 福島河川国道 事務所 日常・緊急時利用アプリ 事務所 登録用 事務所登録用 標準I/F 標準I/F 標準I/F 標準I/F 標準I/F PG PG PG PG GIS ※仙台河川国道事務所と同じ構成 観測記録 データ サーバ (水文水質DB) 緊急時 河川巡視・被災 データサーバ 河川縦横断 測量データ サーバ 事業計画 データサーバ 河川基盤地図 河川基幹DB サーバ

7 サーバマシン設置状況とアプリケーションの起動確認
東北地方整備局 仙台河川国道事務所 サーバマシン設置状況 現地での標準インタフェースによる接続調整作業風景 地方整備局での アプリケーションの起動確認

8 実証実験における標準インタフェースに関する確認事項
実証実験実施にあたっての確認事項 結果 インタフェース仕様に関する確認 ガイドラインの関数仕様、実装仕様に従って実装した標準インタフェースにより、データを取得・閲覧等できるアプリケーションを開発することができるかどうか? 別表の関数について実装し、アプリケーションから動作を確認した。 GIS基本性能が実現できるかどうか確認する 拡大、縮小、移動等について複数のGISエンジンにより確認 地図以外の静的なデータベース(基幹DBなど)に対し、接続することができるかどうか確認する 基幹DB、水文水質DB、巡視DBなどで確認 河川基盤地図とあわせて利用ができるかどうか確認する 基盤地図上で、断面位置から横断成果を得た GISソフトウエアを自分で持っていなくても、地図を提供するサービスに接続し参照できるかどうか確認する GISエンジンが標準インタフェースにより提供する地図画像を、GISエンジンがなくても参照 解析等を実施するアプリケーションに対し、解析等の処理を依頼し、その結果を呼び出して、別のアプリケーションで利用できるか(動的なデータベースに対する接続) 動的なデータベースに対しては未確認 ガイドラインをもとに、誰もが標準インタフェースを実装できるか 協議会の参加各社にご協力いただき、ガイドラインに従って標準インタフェースを実装できることを確認 記載が不十分など、実装上不明確な部分があった 異なる機関(業者)が開発したデータベースであっても、標準インタフェースによりそのデータを取得できるか ・ガイドラインの解釈の違い ・異なる開発言語での開発 異なる機関、異なる開発言語であっても、標準インタフェースによりデータを取得できることを確認 相互運用性を担保 テーブル定義の情報が不足することが判明 ガイドライン1.0版で定義していない関数仕様以外のものを利用する場合に、ガイドラインにもとづいて関数仕様等を拡張ができるか 実証実験参加会社の協力により、ガイドラインで定義外の関数仕様を作成 作成された関数の評価・検証等、インタフェースの管理・運用に課題

9 実証実験における標準インタフェースに関する確認事項
実証実験実施にあたっての確認事項 結果 ネットワークについての確認 異なる場所に設置されたデータを利用することができるかどうか? 同一地整内においては、異なる場所(地整・事務所)に設置されたデータを利用できることを確認した 異なる場所におかれた河川基盤地図を呼び出して利用できるかどうか確認する 地整のアプリで、仙台・福島の両河川事務所にそれぞれ置かれた河川基盤地図を表示 地図以外のデータについても利用できるかどうか 地整・仙台・福島のそれぞれ異なった場所に設置されたサーバのデータを1つのアプリから利用 異なる地整・事務所間の通信ができるか? 未確認 外部機関と連携するためには、サーバをDMZにおく必要がある。公開用データである必要がある 都道府県・市町村とも接続ができるか? 他省庁、財団、一般企業・大学等とも接続ができるか? どの程度の速度が実現できるか? 実用に十分耐えうるスピードを確保 ネットワークへの負荷はどの程度か? 特に問題は発生しなかった 標準インタフェースによる接続を行う場合のセキュリティ等の確保が可能であるか? 現状では共有LANへの接続を制限することで確保 都道府県・市町村、他省庁や大学等、外部機関との間で接続を行なう場合はどうか? データの暗号化が可能か? OASISが策定する「WS-Security」という暗号化に関する仕様の利用について、今後検討が必要 運用 標準インタフェースが登録され、運用できるかどうか確認する 登録用ファイルの作成まで確認 標準インタフェースの管理・運用については課題

10 実証実験で実装した関数 実証実験において標準インタフェースを実装した関数は以下のとおり “ - ”が未確認の関数

11 実証実験における分担 東北地方整備局 地整参照・修正用 事務局 本省 仙台河川国道事務所 福島河川国道 事務所 事務局
日常・緊急時利用アプリ 事務局 事務所 登録用 事務所登録用 標準I/F 標準I/F 標準I/F 標準I/F 標準I/F PG PG PG PG GIS 河川基盤地図 河川基幹DB サーバ 観測記録 データサーバ (水文水質DB) 緊急時 河川巡視・被災 データサーバ 河川縦横断 測量データ サーバ 事業計画 データサーバ オートデスク 事務局 東京建設 コンサルタンツ マプコン ESRIジャパン ドーン アジア航測 建設技術 研究所 ※仙台河川国道事務所と同じ構成 パスコ 事務局

12 各社の実証実験におけるガイドラインへの対応状況
担当会社 担当 ガイドラインへの準拠 準拠した内容 ESRIジャパン 河川基盤地図(仙台河川国道事務所) SOAP版 オートデスク 河川基盤地図(福島河川国道事務所) 一部未対応 既存のWMSインタフェースを使用(WMSのバージョン 1.3.0に対し、1.1.1を使用) パスコ 河川縦横断測量成果 SOAP版(独自関数定義) 建設技術研究所 事業計画 未対応 地図:既存のWMSインタフェースを使用(WMSのバージョン 1.3.0に対し、1.1.1を使用) 事業情報:独自のI/Fで処理 インフォマティクス ドーン 巡視・点検 アジア航測 マプコン 観測データ(地図) 東京建設コンサルタント 観測データ(観測データ) 事務局 河川基幹DB

13 実験環境:異なる開発言語・開発環境により実施
データベース・GISエンジン 新規実装インタフェース(標準インタフェース等) OS データ GISエンジン等 開発言語 アプリケーションサーバ Webサーバ 河川基盤地図 (仙台河川国道事務所) Windows Server 2003 Standard Edition SP1 SQL Server 2000 SP4 ArcGIS Server 9.1SP1, ArcSDE 9.1SP1 .NET Framework 1.1(C#) ASP.NET 1.1 IIS 河川基盤地図 (福島河川国道事務所) SHPファイル、SDFファイル MapGuide Open Source PHP5.05 IIS6.0 河川基幹DB PostgreSQL 8.0.4 J2SE 1.4.2_06 Apache Tomcat Apache HTTP Server 河川縦横断測量成果 Access2000 独自ソフト .NET Framework 1.1 , ASP ASP.NET 1.1 , ASP IIS 6.0 事業計画 MSDE SIS .NET Framework 1.1 巡視・点検 Oracle 9i GeoBase LBSDB .NET Framework 1.1(C#) 観測データ(地図) PC-MAPPING WebServerExtension .NET Framework 2.0(C#) ASP.NET 2.0 観測データ(観測データ) J2SE 5.0 Apache Tomcat 5.5 Apache HTTP Server 2.0 日常・緊急時利用 アプリケーション

14 実証実験で明らかになった課題とその対応案

15 実証実験における課題 技術的な課題 運用管理に関する課題 ガイドラインに記述されている規則に関する課題 記述内容の不足・あいまいな表現
実証実験で実際に経験して明らかになった課題 運用管理に関する課題 設置場所 データ仕様 インタフェースの管理運用 実装されたインタフェースの検証

16 実証実験で実際に経験することで判明した技術的課題と対処方針
分類 項目 内容 実証実験期間中の対応と実運用に向けて 対処方針 地図サーバ 背景透過 PNG画像の透過処理に2つの方法があることが判明した。 実証実験では、アプリ側とデータ側で処理方式を統一 処理方法を統一するようガイドラインへ記述 ガイドラインへ反映 縦横比 地図画像の縦横比が座標の縦横比と一致するように座標を強制的に調整してしまう地図サーバがある。 実証実験ではアプリ側で調整 アプリ開発の留意事項として、ガイドラインへ記述 データ一般 データ項目 アプリで検索・表示を行ううえで、各データベースの地物の情報が必要 実証実験では、別途地物クラスの情報を収集 地物クラスの情報も公開するようガイドラインへ記述 データの標準化について検討 別途検討 接続試験 開発環境 開発環境での接続試験が必要 実証実験では、検証ツールやアプリの配布、またはインターネット上で試験公開して接続確認を実施。 検証ツール、検証アプリを作成 運用により対応 巡視サーバ 情報登録 最終的にデータを保管するデータベース上ではデータの最大サイズが規定されていることが多いが、インタフェース上ではそのサイズを判断できない。 実証実験では、事前にDB側のデータサイズの情報を入手し、アプリ側で設定。 データサイズ情報を公開するようガイドラインへ記述 画像登録 インタフェース仕様では画像の取り扱いの可否が判断できない。 実証実験ではバイナリデータを文字列に変換するライブラリを提供し、画像を文字列の属性として取り扱うことで対応。 画像を取り扱えるよう関数仕様を改訂

17 実証実験では、地整・事務所の防災LAN上に全てのサーバを設置し 標準インタフェースでの接続を確認した
本省 事務所 本省、 他地整へ GIS/データ サーバ 3台 本省へ 地方整備局 事務所AP サーバ FW 防災LAN WDM SDH マイクロ 観測 データサーバ 河川巡視 データ サーバ 建DMZ FW 防災LAN 地整・本省 APサーバ 行政LAN FW 共有 LAN 事務所 FW DMZ FW FW インターネット 行政LAN FW FW:ファイアウォール LAN:ローカル エリア ネットワーク プロキシサーバ 地整 MICOS 日本気象協会へ    (NTT-DA) アプリケーションサーバ データサーバ クライアントPCからアプリケーションサーバへの接続 アプリケーションサーバから標準インタフェースによるデータサーバへの接続

18 サーバ配置場所に関する課題 当初サーバ設置案 事務所 地方整備局 本省、 他地整へ 本省へ FW 防災LAN 建DMZ FW 防災LAN
GIS/データ サーバ 3台 地方整備局 事務所 APサーバ FW 地整・本省 アプリケーションサーバ 本省・他地整からも利用できるよう、DMZ(公開用セグメント)内にアプリケーションサーバを設置 防災LAN WDM SDH マイクロ 観測 データサーバ 河川巡視 データ サーバ 建DMZ FW セキュリティポリシー上、DMZに設置したアプリケーションサーバから、地整内部LANのデータサーバ等への接続は許可されない 防災LAN 行政LAN FW 共有 LAN 事務所 FW DMZ FW FW インターネット 地整 行政LAN FW FW:ファイアウォール LAN:ローカル エリア ネットワーク プロキシサーバ MICOS 日本気象協会へ    (NTT-DA) アプリケーションサーバ データサーバ クライアントPCからアプリケーションサーバへの接続 アプリケーションサーバから標準インタフェースによるデータサーバへの接続 問題が生じた箇所

19 標準インタフェースとファイヤーウォールとの関係
同一LAN上での接続と、ファイヤーウォールの内側から外側への接続はできる ファイヤーウォールの外側から内側への接続は、セキュリティーポリシーの種類によってはできない 国交省の東北地整のセキュリティーポリシー上は不可 ファイヤーウォールの外側から内側への接続を可能にするための方法 ファイヤーウォールの外と内で、信頼関係のあるサーバ間の接続を認める設定をする(IPアドレスとポートの特定)。 ファイヤーウォールの外から内への接続の際に、VPN装置(外から内への接続要求が同一のLANであるとの仮想LANを構築する装置)を設置する。 ファイヤーウォールの外側に、内部のデータのコピーを別途配置する。

20 ファイヤーウォールの外側から内側への接続を可能にするための方法1
ファイヤーウォールの外と内で、信頼関係のあるサーバ間の接続を認める設定をする(IPアドレスとポートの特定) 現行のセキュリティポリシーを変更する必要がある データベース DMZ 標準I/F LAN FW FW アプリケーション 外部からもアプリケーションを利用できるよう、DMZ(公開用セグメント)にアプリケーションサーバを設置する 信頼関係にあるサーバ間については、IPアドレスとポートの特定により、ファイヤーウォールの外側から内側への接続を認める設定にする

21 ファイヤーウォールの外側から内側への接続を可能にするための方法2
ファイヤーウォールの外から内への接続の際に、VPN装置(外から内への接続要求が同一のLANであるとの仮想LANを構築する装置)を設置する 実現の可否については、ネットワーク管理者への確認が必要 データベース DMZ 標準I/F ユーザ認証 LAN FW FW アプリケーション SSL-VPN装置 SSL-VPN装置を介することで、ファイヤーウォールの外側にあるSSL-VPN装置に接続するクライアントマシンが、仮想的にファイヤーウォールの内側のLAN上にある状態を仮想的に構築する

22 ファイヤーウォールの外側から内側への接続を可能にするための方法3
ファイヤーウォールの外側に、 内部のデータのコピーを別途配置する ファイヤーウォールの外側から内側への接続はしないため、接続についてのセキュリティポリシーを変更する必要はない 内部のデータが更新された場合には、メディア等を利用して内部のデータとの同期を図る 同期 DMZ データベース データベース LAN FW 標準I/F FW アプリケーション 内部のデータのコピーを、公開用データとして別途構築する

23 ファイヤーウォールの内側から外側への接続は可能であるため、IDCに設置した標準インタフェースを搭載したデータサーバに接続することは可能
B地方整備局 IDC アプリケーションサーバ 建DMZ 建設行政WAN 防災LAN FW FW FW FW データ サーバ A地方整備局 WDM SDH マイクロ FW 地方整備局の内部から、IDCに設置した外部のサーバへの接続は可能 データサーバ 建DMZ FW アプリケーションサーバ アプリケーションサーバ データサーバ FW クライアントPCからアプリケーションサーバへの接続 防災LAN 共有 LAN アプリケーションサーバから標準インタフェースによるデータサーバへの接続 職員は、IDCにあるデータに、直接接続することもできるし、防災LANのアプリケーションを介して接続することもできる 行政LAN FW FW:ファイアウォール LAN:ローカル エリア ネットワーク

24 (参考)標準インタフェースを装着した統一河川情報システムに本省内・地整内・事務所内のサーバから接続する方法
設置場所① (全国データ:防災LAN) 事務所 本省内・地整内・事務所内のサーバから、同じ防災LAN内にある統一河川情報システムに接続可能 (地整内の防災LANとは回線が異なるため、接続については要確認) 本省へ 地方整備局 FW 設置場所③ (事務所防災LAN) 防災LAN WDM SDH マイクロ 建DMZ アプリケーションサーバ 本省内・地整内・事務所内のサーバから、同じ地整内防災LAN内にある統一河川情報システムに接続可能 設置場所④ (市町村向け) FW 行政LAN FW 設置場所② (地整防災LAN) 共有 LAN FW DMZ FW FW インターネット FW:ファイアウォール LAN:ローカル エリア ネットワーク 行政LAN FW インターネット上にある市町村向け統一河川情報システムにも内部から外部への接続であるため接続可能 アプリケーション サーバ 統一河川 情報システム MICOS アプリケーションサーバから標準インタフェースによる統一河川情報システムへの接続

25 データ仕様に関する課題とその対応方法 アプリケーションの実装にあたって、標準インタフェースにより取得できる地物クラスの定義情報が必要 解決案
すでにあるデータベースにおける対応方法 標準インタフェースの実装にあたって「地物クラスの定義情報」をあわせて提供する 新規に整備するデータベースにおける対応方法 データの標準化を行い、地物クラスの定義情報を標準仕様に基づいて作成する データ構造の標準化を一層推進すれば、効率よくインタフェースの実装・利用ができ、低コストで構築が可能

26 実証実験で作成した地物定義情報 ※属性名称:河川基盤地図ガイドライン上での名称 内部属性名称:データベース上での名称 データ 名称 レイヤ名
地物クラス名 属性名称1 内部属性名1 属性名称2 内部属性名2 河川基盤 地図 (仙台) 距離標 河川基図 FRICS.FRICS.キロ杭 河川コード 測線 FRICS.FRICS.測線 水位観測所 河川基本主題 FRICS.FRICS.水位観測所 観測所コード 流量観測所 FRICS.FRICS.流量観測所 水質観測所 FRICS.FRICS.水質観測所 樋門・樋管 FRICS.FRICS.樋門_樋管 施設名 水門 FRICS.FRICS.水門_閘門 FRICS.FRICS.堰 機場 FRICS.FRICS.機場 救急内水ポンプ FRICS.FRICS.救急内水ポンプ 雨量観測所 流域基本主題 FRICS.FRICS.雨量観測所 (福島) fukushima/Layers/kyori kyori RiverCode Name fukushima/Layers/waterLevel waterLevel FacilityNo fukushima/Layers/himon himon 水部 fukushima/Layers/rivers rivers 道路 fukushima/Layers/roadsSDF roadsSDF 観測所諸元 Hobservation 観測所位置 巡視・点検 異常報告 Report 事業計画 事業箇所 JigyoLayer 河川基幹DB 構造物台帳 構造物 共通項目 (データベース名) 河川構造物DB(旧) 河川番号 属性種別 属性番号 ※属性名称:河川基盤地図ガイドライン上での名称  内部属性名称:データベース上での名称

27 標準インタフェースの管理運用に関する課題
新たに作成されたインターフェース仕様に対する検証 ガイドラインへの反映 ガイドラインへのメンテナンスは誰がどうやって? 新たに定義された関数仕様等への対応 今後発見される課題に対する対応 SOAPのバージョンアップへの対応 関数仕様の標準化への対応 WFS  新技術に対する対応 暗号化技術 データ圧縮技術 など 対応案 協議会を継続し、ご意見を伺いつつ対応することとしたい

28 【紹介】河川局における標準インタフェースへの対応
統一河川情報システムへの標準インタフェースの実装を計画中 実装するインタフェースの種類(案) 今降っている雨が、過去の雨と比較して 戦後○番目の雨 現時点までの累加雨量は、○年○月の雨に類似している (このまま継続すると、△月△日△時頃には、◇◇mmに達する) 時間雨量では、*月*日に類似している 日雨量では、◇月◇日に類似している 統一河川情報システムの現在の雨(リアルタイムデータ)と比較して、水文水質データベース(ストックデータ)からデータを取り出す

29 統一河川情報システムから水文水質データのデータを使って解析するために必要な標準インタフェースの提案
内容 条件 戻り値 追加する関数(仮) 戦後○番目の雨 現在の雨量(日雨量、時間雨量) 多い順に並べた場合の順位 GetRanking 現時点までの累加雨量は、○年○月の雨に類似している 現在の累加雨量(単位時間ごとの累加雨量) 類似の日にちの雨量(※) GetSimilarRainfallData 時間雨量では、*年*月*日の雨に類似している 現在の雨量(単位時間ごとの雨量)、対象とする時間 日雨量では、◇年◇月◇日の雨に類似している 現在の雨量(単位時間ごとの雨量)、対象とする日にち 現在の水位は、過去の△年△月の出水時の水位ハイドロに近い 現在までの水位ハイドロ 類似の水位ハイドロ波形(※) GetSimilarFlowData ※パターン分析等の手法は、水文水質DBに依存させる 統一河川情報システムに実装し、 関数仕様・実装仕様を確認の後、次回ガイドライン改定時に追加する

30 技術的な課題・運用上の課題 :実装されたインタフェースの検証
実証実験では、「標準インタフェースの実装」と、「標準インタフェースに接続するアプリケーションの開発」が同時進行 標準インタフェースの実装者と、標準インタフェースを利用したアプリケーションの開発者の間での連絡を密に行なえたので、標準インタフェースが仕様どおりに実装されているかどうかの確認が比較的容易に行なえた 実運用上は、「標準インタフェースの実装」が先に行なわれ、それを利用した「アプリケーションの開発」が後で行なわれる 実装された標準インタフェースが、アプリケーションで利用する場合に問題なく動作できるかどうかも確認できている必要がある インタフェースの検証に必要な作業 標準インタフェースの接続確認 アプリケーションとしての動作確認 標準インタフェース検証用ツール・検証用サイトの構築 認証機関の設立 運営サイトの構築費用(FRICSで運営する場合) 自動で探しにいく場合の費用

31 実証実験における標準インタフェース接続確認の手順
各社実装 標準インタフェース テスト用ツール配布 地整-事務所間における 簡易プログラムによる 標準インタフェース接続試験 アプリケーション-データベース間の 標準インタフェースによる結合試験 東北地整-仙台河川国道事務所間にて実施 FRICSにて実施 現地サーバ設置・現地接続試験 運用実験

32 実証実験では、標準インタフェースでの接続を確認するための検証用ツールを作成・配布した
Java用検証用ツール .Net用検証用ツール 特徴 ガイドラインで定義した関数のうち、SOAP利用の関数についてはすべて網羅 GIS セッション管理あり GIS セッション管理なし 河川アプリケーション 新規に定義される関数については検証できない アプリケーションとしての動作は確認できない 今後の対応 単に接続の確認だけでなく、基本的な操作についてはアプリケーション上での操作についても確認できるようなツールとする必要がある。

33 3.ガイドライン第1.0版について 資料6  資料7

34 インタフェースの管理運用上の課題を受けて
4.今後の協議会について インタフェースの管理運用上の課題を受けて

35 引き続き、GIS・アプリケーション標準インタフェース作成協議会として標準インタフェースの検討を継続
新たに定義された関数仕様等への対応 FRICSから要求のあった関数仕様案 その他、今後の業務で作成する関数 今後発見される課題に対する対応 SOAPのバージョンアップへの対応 関数仕様の標準化への対応 WFS  新技術に対する対応 暗号化技術 WS-Security によるセキュリティ強化 データ圧縮技術 XMLのエンコーディング方式の変更による通信のパフォーマンス向上 例:Fast Infoset、XBIS アプリケーションプログラムと標準インタフェースの間のデータの交換は、XMLデータによって行っている。XMLデータは構造化等が容易な反面、データ量が大きく、ネットワークへの負荷が大きい。これを、例えば圧縮するなどしてネットワークへの負荷を減らす技術が検討されている。 上位のバージョンを使うときは、古いバージョンにも吸収するよう仕様書に記述 SOAPのバージョンアップ対応:バッチ等で対応できない?

36 その他 他部局、自治体への普及について 今回の実証実験で、災害時用のアプリケーションも構築
災害時の利用を考えると、他部局や関係自治体でも同様の仕組みでデータの利用ができると、効果的と考えられる

37 「河川GIS・河川アプリケーション標準インタフェースガイドライン第1.0版」 で定める関数には汎用性がある
機能分類 機能 ISO19128 (国際規格)で定められた関数 1 利用可能な操作情報取得(4と同じ機能) 2 地図画像の取得(17と同じ機能) 3 点座標の指定による地物検索・情報取得(9と一部同じ機能) 初期設定 4 利用可能な操作情報取得 5 ログイン 6 ログアウト 7 データ範囲取得 8 地物定義情報取得 検索 9 ID・座標・属性の指定による地物検索・情報取得 10 属性コードリスト取得 編集 11 地物編集ロック 12 地物の追加・削除・編集 地物編集ロックの解除 表示 13 レイヤの描画設定の登録 14 レイヤの表示状態登録 15 縮尺の取得 16 強調表示地物の設定 機能分類 機能 表示 17 地図・索引図・地図印刷の画像取得 18 地図・索引図・地図印刷の画像URL取得 19 ピクセル座標緯度経度座標変換 20 座標系変換 計測 21 距離計測 22 面積計測 集計 23 属性の集計 データベース操作 24 データベースの定義情報の取得 25 データベース内条件指定によるデータ取得 26 データベース内のSQL検索によるデータ取得 観測データ取得 27 雨量データ取得 28 河川水位・流量データ取得 解析 29 浸水予測結果取得 30 流下・流入範囲取得 地形処理 31 標高データ取得 32 鳥瞰図取得 33 任意地形断面取得 赤字:河川分野に特有な関数 黒字:河川分野以外にも利用可能な関数 ※ISO19128とそれ以外の関数は、実装方式が異なる


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