Presentation is loading. Please wait.

Presentation is loading. Please wait.

税と社会について考えよう 近畿税理士会 中学生用Ⅱ 平成29年

Similar presentations


Presentation on theme: "税と社会について考えよう 近畿税理士会 中学生用Ⅱ 平成29年"— Presentation transcript:

1 税と社会について考えよう 近畿税理士会 中学生用Ⅱ 平成29年
中学生用モデルテキスト 税と社会について考えよう 中学生用Ⅱ  最後のグループディスカッションのために座席はあらかじめグループに分かれてもらいます。(1グループ6~7名くらいまで。)  授業をすぐに開始できるよう、あらかじめパワーポイントの表紙を、スクリーンに映しておきましょう。  担任の先生からの紹介があるまで、落ち着いた態度でお願いします。 近畿税理士会 平成29年

2 1.税理士って何ですか? すなわち 税金のプロフェッショナルです 納税者(個人や会社)が税金を納める計算をするお手伝いをしています。
中学生用モデルテキスト 1.税理士って何ですか? 納税者(個人や会社)が税金を納める計算をするお手伝いをしています。 税金のことでわからないことがあったら相談にのります。 納税者の代わりに税務署などと、話し合いをします。  ゆっくりと大きな声で「こんにちは 税理士の〇〇〇〇です。」と自己紹介してください。  黒板に自分の名前をフルネームで大きく書きましょう。  税理士という職業を初めて聞く人にも分かりやすく説明してください。 【講師コメント例】 「これから50分間、日本の現状と税金について一緒に考えましょう! 少し難しいかもしれませんが、よろしくお願いします!」 すなわち 税金のプロフェッショナルです 信頼のバッジ

3 2.はじめに・・・ 平成26年4月から消費税率が上がりました (5%→8%) 増税をする必要があるのでしょうか?
中学生用モデルテキスト 2.はじめに・・・ 平成26年4月から消費税率が上がりました (5%→8%) 増税をする必要があるのでしょうか? 日本の財政の現状はどうなっているのでしょうか? 今日は、税金の基本的なしくみと 日本の現状について考えてみましょう!  新聞やテレビで税金に関するニュースを目にしたことがあるか問いかけましょう。  中でも中学生でも知っているであろう消費税増税の話題を取り上げ、日本の財政の現状や税金について考えるきっかけとします。  授業内容について簡単に説明します。  授業の前半では税金の基本的な仕組みと日本の現状を確認し、後半ではその内容を踏まえディスカッションをしてもらいます。 【講師コメント例】 「平成26年4月から消費税率が上がりました」 「何%から何%へ上がったか、分かりますか?」(何人かあてても良いでしょう。) 「どうして消費税の増税が必要とされたのでしょうか? 何に使われるのでしょうか?  年金、医療・介護・少子化対策の社会保障財源に充てるためと政府が約束しました。」 【参考】 「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税の一部を改正する等の法律」(平成24年8月成立) による消費税法の改正により国分の消費税の使途が明確化されました。 授業の内容 ●税金の基本的なしくみについて確認します ●日本の現状を確認します ●ディスカッション 

4 3.どうして税金が必要なんだろう? 国や地方公共団体は、民間では供給されにくい公共的なサービスを提供するために膨大な資金が必要です。
中学生用モデルテキスト 3.どうして税金が必要なんだろう? 水道・道路等 年金・医療 警察・消防 福 祉 教 育 税金 公的サービス  なぜ税金が必要なのか・・・?  身近な例を出して税金がどのようなことに使われているのか、分かりやすく説明します。  水道、道路のインフラ、学校建設等の教育、医療・年金等社会福祉、警察・消防等の生活安全のために必要なお金です。 【参考】  また、個人の思想の自由、信教の自由、一人一人の財産を守るため憲法にうたわれている全ての国民の権利を守るための機関の費用として税金が使われます。  平和で自由に生きることができる民主主義社会を支えるためのものです。(日本国憲法を習っている前提)  (参考)日本国憲法 前文 第3章(第10条~40条)基本的人権~納税の義務 国や地方公共団体は、民間では供給されにくい公共的なサービスを提供するために膨大な資金が必要です。 その資金が「税金」です。

5 直接税 間接税 4.いろいろある税金 4 税金の種類について紹介します。 生徒たちに自分の知っている税金を思い思いに挙げてもらいましょう。
中学生用モデルテキスト 4.いろいろある税金 直接税 間接税  税金の種類について紹介します。  生徒たちに自分の知っている税金を思い思いに挙げてもらいましょう。  また、  直接税と間接税について簡潔に説明してください。 【講師コメント例】 「税金は何種類くらいあると思いますか?・・・」 「じゃ、20種類・50種類・80種類の3択で聞きますね。20種類と思う人!50種類と思う人!80種類と思う人!・・・正解は・・・50種類! ・・・結構あるんですね~」 「税金にはいろいろな分類があり、ここでは直接税・間接税に分けてあげています。」 「直接税は、税金を納める義務のある人と、税金を負担する人が同じである税金のことです。」 「間接税は、税金を納める義務のある人と、税金を負担する人が異なる税金のことです。」 「それぞれの税金に意味があります。公平な課税のためにも多くの種類や仕組みがあります。」 【参考】  江戸時代には1500種類もの税金の種類があったといわれていますが、これは税金をいかに多く集めるかというところからつくられたもので、平等のためではありませんでした。 現在の民主主義社会の下での公平、租税法律主義のもとに作られた税金とは違います。(憲法第14条 法の下の平等)(第84条課税 :租税法律主義)

6 5.所得税(直接税)の特徴を見てみよう 年収は4倍だけど所得税は約20倍! 給与年収300万円と1,200万円を比較すると・・・
中学生用モデルテキスト 5.所得税(直接税)の特徴を見てみよう 給与年収 ※所得控除は基礎控除のみで計算 給与年収300万円と1,200万円を比較すると・・・ 年収は4倍だけど所得税は約20倍! スライドにそって所得税の特徴(累進課税制度)を簡単に説明してください。  【講師コメント例】 「たくさん収入のある人から税金を集めればそれでいいのでしょうか?  税金があまりに高すぎると、働く意欲がわかなくなってしまいませんか?  これが、累進課税制度の弱点です。」 「収入の多い人にしてみれば、公平性が欠けていると思うかもしれません。」 ■所得税は、所得が少ないと低い税率で課税し、所得が多くなると  高い税率で課税して、所得が多くなると負担する税金も多くなる 「累進課税制度」が特徴です。

7 6.消費税(間接税)の特徴を見てみよう 商品 消費税 108円 税務署 消費者 事業者
中学生用モデルテキスト 6.消費税(間接税)の特徴を見てみよう 商品 税務署 消費税  108円 (内、消費税等8円) 消費者 (消費税負担者) 事業者 (納税義務者) ■消費税は所得が多い、少ないにかかわらず、一律8%の税率で税金を  負担します。 ■経済状況が悪くなっても極端に物を購入しないということが無いため、  消費税は景気の変動に左右されにくく、安定した税収を確保しやすい  税金です。 スライドにそって消費税の特徴を簡単に説明してください。 【講師コメント例】 「所得の多い少ないにかかわらず、広く薄く税金を集めることができます。」 「みんなが平等に一律に支払うと考えられる消費税ですが、この『逆進性』によって、公平性が欠けてきます。」 ■食料品など日常生活に必要な商品の消費は、所得の多い少ないによって  大きく違うことはなく、所得が低い人ほど消費税の負担割合が大きくな  る傾向があります。このことを「逆進性」といいます。

8 7.税金をどれだけ納めるのか・どう使うのかは だれが決めるのだろう?
中学生用モデルテキスト 7.税金をどれだけ納めるのか・どう使うのかは   だれが決めるのだろう? 税に関する法律(税負担の方法)と税の使いみち(予算)は、国民の代表者である議員が国会で決めています。 選挙 公共施設・公共サービス 納税 議決 予算案/税に関する法律案  税金をどれだけ納めるのか・どう使うのかは国民の代表者である国会で決めていることを説明します。 【講師コメント例】 「日本国憲法の中で納税の義務が定められています。また、同じく憲法の中で国の財政については国会の議決により処理されることとされています。」 「税金をどれだけ納めるのか・どう使うのか?ということは、国民の代表者である国会議員が国会で決めているんですね。」 「では、国会議員はどうやって選ばれるんでしょうか?」(問いかける) 「・・・選挙に行って投票するということが大事ですね。」 日本国憲法  第30条 【納税の義務】  国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。 第83条 【財政】 国の財政を処理する権限は、国会の議決に基づいて、これを行使しなければならない。  第84条 【課税】 あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。 政治への参加と国を支える税金を国民が負担することが、 対になっているのが、民主主義の基本です。

9 8.平成29年度の歳入(国の1年間の収入) 公債金 収入 税収合計 34兆3,698億円 約57兆7,120億円
中学生用モデルテキスト 8.平成29年度の歳入(国の1年間の収入) 公債金 収入 34兆3,698億円 税収合計 約57兆7,120億円  日本の財政の現状を確認します。  下記の点を中心に簡単に説明。  歳出の方では社会保障関係費が約3割と最も多いこと。(P3 消費税増税)  歳入の方では約1/2を公債金収入に頼っていること。  公債金収入に対して公債費支出が少なく、公債金残高がどんどん増えていく傾向にあること。

10 9.平成29年度の歳出(国の1年間の支出) 公債費  支出 23兆5,285億円 歳出総額97兆4,547億円

11 10.歳入と歳出のグラフからわかること ■公債金収入約34兆円に対して、公債費支出は約23兆円 公債金残高はどんどん増えていく!?
■一般会計歳出総額約97兆円に対して税収は約57兆円(59%) 税収が足りない?それとも使い過ぎ?? 10

12 中学生用モデルテキスト 11.税収の推移を見てみよう 所得税や法人税(直接税)は、景気が悪くなると所得が減り、税収も減少します。景気の変動の影響を受けやすい税金です。 消費税(間接税)は経済状況が悪くなっても極端に物を購入しないということが無いため、景気の変動に左右されにくく、安定した税収を確保しやすい税金です。 (注) 25年度以前は決算額、26年度は補正後予算額、27年度は予算額です。 バブル崩壊 リーマンショック 消費税率3%→5% 所得税 消費税 法人税 消費税率 5%→8% 財務省HP「主要税目の税収(一般会計分)の推移」 次は税収の推移です。 スライドにそって 直接税が景気の影響を受けている一方で消費税が景気の変動に左右されにくいという特徴をつかんでもらいます。 (できれば自己の体験談を交えてください。) 【参考】  東京オリンピック開催以降日本は発展しました。  東海道新幹線、東名高速道路等が建設され、また、車社会が到来しました。  日本の発展にともない、所得税率も上がり、最高税率は70%を超えるほどになりました。  景気が良く右肩上がりの経済成長の中で国民は高い所得税を負担出来ました。  その後、平成元年竹下内閣のときに3%の消費税導入時に所得税の税率は見直され、  最高税率も引き下げられました。  バブル崩壊後、景気が低迷する中、少子高齢化社会にあって財政難は明白であり、  今の時代には消費税が欠かせなくなりました。  これからの課題は、消費税と所得税の比率(直間比率)をどうするかなど  税を誰がどのように負担するかを考えなくてはなりません。 11

13 12.まとめ 13.ディスカッション ●どうして税金が必要なんだろう? ●税金の種類と特徴。 ●税収より歳出が多くなっている。
中学生用モデルテキスト 12.まとめ ●どうして税金が必要なんだろう? ●税金の種類と特徴。 ●税収より歳出が多くなっている。  (不足分は借金⇒公債残高が膨らんでいる。)                                             ●社会保障給付費が増加している。 13.ディスカッション 平成31年10月に消費税率は10%に引き上げられる予定です。ここまでの学習を踏まえ、 消費税増税に賛成?反対?また、その理由についてグループで話し合ってください。  まず、まとめとして今日の授業内容を簡単におさらいをします。  ディスカッションではこれまで確認してきたことを踏まえて 冒頭で聞きました「増税をする必要があるのでしょうか?」という点について、 なかでも消費税増税に賛成か反対かというテーマでディスカッションをしてもらいます。  こちらが期待する答えは「賛成」でも「反対」でもありません。 考えてもらうことを重要視しています。  最後に各グループから意見を発表してもらいます。 【講師コメント例】 「日本の財政が厳しい状態にあることは分かりましたね。  増税と合わせて歳出の見直しも求められているところです。  また、増税するにしても消費税がいいのか、所得税や法人税といった直接税を上げるのか?  日本の社会の仕組み全体にもかかわることで、政治家でも専門家の間でも議論が分かれるところです。  財政や税金については難しい問題ですが、  大事なのは・・・これから日本で暮らしていくうえで決して他人事ではないということです。・・・  今日の授業をきっかけにして、新聞やニュースに関心を持って、考えてもらいたいと思います。」(最終頁につながる。) 12

14 豊かで安心して暮らせる未来のためには、社会の動きに関心を持ち、公平な税負担と給付の関係についてわたしたち一人ひとりが考えることが大切です。
中学生用モデルテキスト  政治への参加と国を支える税金を国民が負担することが、対になっているのが、民主主義の基本です。  豊かで安心して暮らせる未来のためには、社会の動きに関心を持ち、公平な税負担と給付の関係についてわたしたち一人ひとりが考えることが大切です。 13


Download ppt "税と社会について考えよう 近畿税理士会 中学生用Ⅱ 平成29年"

Similar presentations


Ads by Google