義肢装具士の国際化教育の取り組み （第３報） ～海外研修と専攻科の実施状況～

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1 義肢装具士の国際化教育の取り組み （第３報） ～海外研修と専攻科の実施状況～
第15回日本義肢装具士学会学術大会 義肢装具士の国際化教育の取り組み （第３報） ～海外研修と専攻科の実施状況～ 神戸医療福祉専門学校三田校 足立英樹、内田充彦

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はじめに 　本校には建学の理念のひとつとして「国際教育」がある。それを実践する二つのトピックス　"海外研修プログラム"と卒業生を対象とした　"専攻科プログラム"について報告する。 海外研修： 第１期生から現在に至るまで毎年継続して実施。2008年度で10回目となる。 義肢装具専攻科： 国際教育の延長として卒業生を対象としてたLa Trobe大学(オーストラリア)への進学コース。 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ラ・トローブ大学とは　 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ラ・トローブ大学とは　 オーストラリア、ビクトリア州メルボルンに位置し、特にコメディカルスタッフの養成に関して国際的に高い評価を受けている国立大学。 ◆1967年設立 ◆世界の大学トップ 100にランクイン（2005年度 Times Higher Education Supplement） ◆オーストラリアの大学トップ 10にランクイン（2005年度 Melbourne Institute of Applied Economics and Social Research） 大学には3,000人以上のスタッフ、 約28,000人の学生が在籍し、そのうち約 3,000人が外国からの留学生。 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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Ⅰ．海外研修 ３年次に１週間程度の行程 当初は欧州の企業・施設研修やＩＳＰＯ世界大会への参加などが主な研修内容であったが、第4期生(2002年度)からは、La Torbe大学内の義肢装具センター (NCPO; National Centre for Prosthetics and Orthotics)において、現地の授業内容を反映した研修を受講するスタイルとなった。 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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海外研修のおもなプログラム(2007年度) 日程 内容 第1日目　9/9(日) 移動日 第2日目　9/10(月) 「オリエンテーション」 「長下肢装具処方についての検討演習」 第3日目　9/11(火) 「下腿義足適合実習(２年生実習に合流) 」 「ＣＡＤ／ＣＡＭ実習」 「PFFD(大腿骨近位欠損症)症例紹介」 第4日目　9/12(水) 「Caulfield Hospital 見学」 　ＢＢＱパーティー 「人体解剖実習」 第5日目　9/13(木) 「両校学生による学校紹介、研究発表会」 Bundoora動物公園 第6日目　9/14(金) 移動：メルボルン→シドニー 「APC(Advanced Prosthetic Centre)研修」 第7日目　9/15(土) 自由行動　観光 第8日目　9/16(日) 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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長下肢装具処方についての検討演習 授業風景 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ＰＦＦＤ先天性下肢欠損症と人体解剖実習 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ＰＦＦＤ先天性下肢欠損症と人体解剖実習 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ＰＦＦＤ先天性下肢欠損症と人体解剖実習 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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施設見学 Advanced Prosthetic Centre (APC) 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

12 Ⅱ．義肢装具専攻科 （ラトローブ大学編入コース）
Ⅱ．義肢装具専攻科 　　　　（ラトローブ大学編入コース） 国際的に活躍できる人材ニーズを踏まえ、オーストラリア　ラ・トローブ大学との提携により、２００３年に開設された２年制の大学編入コース。 卒業すると、正規コースの卒業生と同様に義肢装具学の学士号を得ることができる。 日本の義肢装具士養成校を卒業し、所定の英語レベルを満たしていることが入学要件。 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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専攻科のスケジュール 専攻科の履修期間には、国際語学センターでの語学研修と学部編入期間が含まれる。 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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専攻科カリキュラム 両校のカリキュラムを比較し、三田校と内容が異なっていたり、不足している科目を中心に構成されている 学期 科目名 1 義肢装具臨床技術入門 2 研究法II 研究法I 骨折治療用装具 障害評価学 応用下腿義足学 応用下肢装具学A 下腿義足学理論 下肢装具学理論A 臨地実習 外国語としての英語 1 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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進学状況　（2008年4月現在） 期数 1 2 3 4 5 6 入学年度 2003 2004 2005 2006 2007 2008 入 学 者 数 合計 三田卒業生 他校卒業生 卒 業 と 進 路 海外就職 国内就職 在学中 中退 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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専攻科卒業生（６名）の動向 海外就職：３名 　オーストラリア：２名 　ニュージーランド：１名 国内就職：３名 　義肢装具製作所：２名 　養成校教官：１名 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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専攻科　在校生・卒業生の声 ２００８年　１月～３月にかけて　アンケート調査を実施。 三田校義肢装具士科を卒業後に専攻科に進学した者のうち、在学生・卒業生（9名）を対象に実施。 有効回答６名 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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Ｑ：進学を決めた時期は？ ３年次の冬頃：１人 入学前から：２人 学校の説明や授業を受けて：３人 LaTrobe大学からの講師の授業を受けて（２年次） 海外研修で現地を訪問して（３年次） 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

19 Ｑ：どのような準備をしておけばよかったか？
Ｑ：どのような準備をしておけばよかったか？　 全員が『もっと日本で英語の準備をしておけばよかった』と回答 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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最後に：まとめと今後の取り組み 渡豪までの英語能力の向上　 関連科目の充実 卒業生の就職サポート 神戸医療福祉専門学校三田校　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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