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てんかんについて、知っておきたい病気の知識と発作の対応を解説します。

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Presentation on theme: "てんかんについて、知っておきたい病気の知識と発作の対応を解説します。"— Presentation transcript:

1 てんかんについて、知っておきたい病気の知識と発作の対応を解説します。
いざというときにあわてないために、 日頃からてんかんについて知っておくことは大事です。

2 はじめに、本スライドを使用した研修の「目的」を述べます。
このスライドでは、てんかんについて、 ・どのような病気か ・発作の種類と対応法 ・救急車を呼ぶ場合 ・てんかん児、およびほかの子どもたちへの適切な対応 について知ることを目的としています。

3 では、ここで質問です。 てんかんについて、次の質問にYesかNoかお考えください。 ・発作で死んでしまうことがある? ・こころの病気(精神疾患、精神障害)である? ・ほかの人に感染することがある? ・発作中は舌をかむので、口の中にスプーンやハンカチなどを入れるとよい? ・発作が起きたら、救急車を呼ぶのがベストである? いかがでしょうか。 「Yes」と答えた方はいらっしゃいますか? 実は、これらの正解はすべて「No」です。 Yesと答えられた方は、残念ながら誤った理解をされています。

4 てんかんについて、正しいポイントをまとめます。
・発作で死ぬことは、まずありません。 ・こころの病気(精神疾患、精神障害)ではありません。 ・ほかの人に感染はしません。 ・子どもだけでなく、あらゆる年齢層で発症します。  将来的に、先生方も発症しないとは言い切れません。 ・発作中に口の中にものを入れると、窒息したり、歯が折れたり、  口の中を傷つけることがあり、かえって危険です。 ・ほとんどの発作は、救急車を必要としません。

5 それでは、詳しく解説していきます。 てんかんは、「脳神経系」の病気です。 「発作(ほっさ)」が、慢性的に繰り返し起こります。 高熱が出たときだけや、脳炎の急性期、外傷後などに起こる「けいれん発作」は、てんかんではありません。 頻度は、100人に約一人の割合でみられるごくありふれた病気です。 日本では約100万人の患者さんがいます。 薬で症状をコントロール(発作がおこらないように)することで、 ほかの子どもたちとほぼ変わりない生活を送ることができます。

6 次に、原因についてです。 てんかんの原因は、大部分が不明です。わかっている原因として、 小児では、 出生前やお産のときの原因、 例えば、脳形成異常、胎内での感染症、仮死分娩による低酸素症などや、 出生後の脳炎、髄膜炎、外傷などが挙げられます。

7 成人では、 脳出血、脳梗塞、事故などによる脳外傷、アルツハイマー病などによって、 脳が損傷されて、てんかんを発症することがあります。 なお、遺伝が原因のものは、ごくわずかです。

8 次に、治療についてです。 治療の目標は、発作を抑えること、副作用をなるべく少なくすること、 なるべく普通の生活ができるようにすることです。

9 いくつかの治療法がありますが、薬による治療が中心です。
薬によって、約60~70%の人は発作を抑えることができます。 小児では、治るケースも多くみられます。

10 ほかの治療法には、 脳外科手術、 高脂肪、低タンパク質、低炭水化物によるケトン食療法、 迷走神経刺激法などがあります。

11 次に、てんかんの「発作」についてです。 発作はなぜ起こるのでしょうか。 私たちの体の全ての細胞では、電気的活動があるのですが、 脳内に「電気信号の乱れ」が生じ、 神経細胞が「異常に興奮」することで起こります。 その症状は、周囲には気づかれない軽く瞬間的なものから、 一時的に意識がなくなり倒れるものまで非常にさまざまです。

12 まず、「気づきにくい発作」を紹介します。
軽い症状のために、発作を起こしていても、 他人には気づかれないことがあります。 手足や顔がつっぱるなどの「運動機能の症状」、 光が見えたり、音が聞こえたりする「感覚器の症状」、 動悸(どうき)、呼吸数の変化、発汗などの「自律神経の症状」、 既視感(デジャブ)や奇妙な考えをもつ「記憶や感情の症状」などがあり、非常に多彩です。 意識があるため、本人は発作中の症状を覚えています。 脳の「一部」が興奮して起こる「部分発作」の一つで、 「単純部分発作」といわれます。

13 気づきにくい発作のもう一つ、「複雑部分発作」の症状です。
妙な臭いや味を感じて意識を失うとか、 口をモグモグさせたり、手をもぞもぞ動かす、 既視感(デジャブ)、恐怖感などがあります。 意識がだんだん遠のき、周囲の状況がわからなくなる意識障害があります。 授業中に急に立ち上がったり、鼻歌を歌うなど 指示に従わなかったり、予想外の行動をとることもありますが、 本人は、発作中のことを覚えていません。

14 次に、小児でもっとも多くみられる発作についてご紹介します。
強直間代(きょうちょくかんたい)発作、欠神(けっしん)発作、ミオクロニー発作、 脱力発作があります。 脳の大部分または全体が興奮して起こる発作で、「全般発作」といわれます。 強直間代発作や脱力発作では倒れることがあります。

15 強直間代発作(きょうちょくかんたいほっさ)の症状です。
突然に意識を失い、呼吸が止まり、口を硬く食いしばり、 手足をつっぱらせて全身が硬直します(強直期:数秒~数十秒)。 硬直したまま激しく倒れ、けがの危険があります。 舌をかんだりすることがあります。

16 次に、間代期へ移行し、 手足をガクガクと一定のリズムで曲げ伸ばしするけいれんが起こります。 1分以上続くこともあります。 このとき、できれば顔と体を横に向かせましょう。

17 発作がおさまると、呼吸が再開しますが、 しばらくもうろう状態となるか眠ることが多くあります(30分~1時間)。 頭痛、吐き気、嘔吐が起こることもあります。 症状は徐々に回復します。 発作の間に、尿をもらすこともあります。

18 欠神発作(けっしんほっさ)の症状です。 突然、表情がなくなりぼんやりした目つきになる、まぶたがパチパチする (1秒間に3回程度)、動作を停止する、反応しなくなるといった症状が起こります。 ごく短い時間(数秒~30秒程度)で戻りますが、1日に何度も起こることもあります。 持続時間が短いため周囲に気づかれなかったり、注意力がない・集中できないなどと思われてしまうことがあります。 幼児期、学童期、思春期に多い発作です。 ほかに、まれですが、「まぶた」だけにミオクロニー発作がみられる 「眼瞼ミオクロニー」があります。ぼんやりする反応(欠伸:けっしん)を 伴うこともあります。6~8歳ごろに多くみられます。 光で自己誘発されるため、座席や帽子の着用など 配慮が必要になることがあります。

19 ミオクロニー発作では、 手、足、顔や全身が突然、ピクッとする瞬間的な症状が起こります。 短時間のため、自覚することは少ないのですが、 連続して数回起こることがあります。 持っている物を落としたり、投げ飛ばすことがあるということに対して、 注意が必要です。 脱力発作は 急に全身の力が抜けてしまうため、尻もちをついたり、 くずれるように倒れることのある発作です。 発作時間は非常に短いのですが、 転倒する際にけがの危険があることに対する注意が必要です。

20 では、次に、発作の対応法を紹介します。もっとも知っておきたい事項です。
もし、学校で発作が起きたときには、どのように対応すればよいのか。 何より大事なことは、落ち着いて対応することです。 発作はたいてい短時間で終わり、もとに戻ることが多いですから、 様子をよく観察して、安全を確保することが大事です。 危険な場所(階段、道路、高所など)で倒れた場合は、安全な場所に移動させ、 周囲の危険物(火、水、刃物、机など)を除き、体を打撲したり怪我しないようにします。 頭や手足を保護します。頭の下に柔かいものを敷いて保護しましょう。 ぶつかりそうで、動かせるものは動かします。 近くに火気がある場合、やけどの危険があるため素早く移動させます。 近くにわれもの・とがったものがあれば移動させます。 子供が身に付けているメガネ・ヘアピン・筆記用具なども危険ですので、 介助者も注意して外します。 発作がおさまるまで見守り、危険を回避します。 余裕があれば発作の様子を観察し、どのくらいの間、続いたかを確認し 主治医へ報告すると診察に役立ちます。 発作がおさまると、眠ってしまうことが多くみられますが、そのまま寝かせます。 まれに、発作が再び起こることがありますので、観察は続けます。

21 プールや食事中の発作の対応法です。 プールなど、水中で発作が起きたときは、 鼻と口が水面から出るように頭部を支えます。 発作がおさまった後、水から引き上げます。 食事中の発作では、食事がのどに詰まってしまうと思うかもしれませんが、 のみ込む力の弱い人以外は、ほとんどそういう事故は起こりません。 ですから、けいれん中に無理に口の中から 食べ物を出そうとする必要はありません。 むしろ、テーブル側に突然倒れることで、食器をひっくり返し、 やけどをするなどのけがに注意が必要です。

22 発作中に、してはいけないことがあります。
1つは、口の中にものを入れてはいけません! 舌をかまないようにと、スプーンや箸などの硬いもの、ハンカチ、指などを 入れてはいけません。口の中を傷つけたり、窒息したり、指を噛まれて けがをするおそれがあります。 2つめに、体をゆすったり、押さえつけたり、 大声で名前を呼ぶなどの刺激を与えないこと! これらによって発作がおさまることはありません。 3つめに、発作直後の意識がぼんやりしているときに、 水や薬をのませてはいけません! 窒息や嘔吐を引き起こすおそれがあります。 なお、てんかんの薬は発作を予防するためのものであり、 発作症状の回復を早めるものではありませんので、 発作直後にのませる必要はありません。

23 次に、「倒れない発作」の対応法をご紹介します。
ぼんやりしたり、口をモグモグさせたりといった倒れない発作の場合でも、 周囲のものに触れたりすることによって、けがをしないよう、 よく観察し注意する必要があります。 行動を無理に制止・制限しようとすると、予期せぬ強い力で抵抗されることがあり、発作を起こしている子どもも介助者も危険です。 そばに着いて見守り、危険がある場合は後ろから静かに優しく誘導します。 また、やさしく静かに「どうした?だいじょうぶ?」と ふだん通りの表情で話しかけることは、 意識がある場合のてんかんがある子どもを安心させるほかに、 周囲の子どもを落ち着かせるという意味で効果的です。

24 最後に、発作時に大切な子どもたちの心のケアについてふれておきます。
発作を起こした子どもは、恥ずかしいと感じたり、 みんなに迷惑をかけたなどの気持ちを抱き傷つきやすいですので、 先生方は冷静な態度で対応してください。 また、ほかの子どもたちはてんかんの発作を目にすると、驚いたり、 恐怖を感じたり、興味本位で見てしまうことがあります。 「すぐに戻るから、だいじょうぶ」などの声掛けをして、 心配はいらないことを示してあげてください。 病気について上手に説明し、子どもたちがてんかんや てんかんをもつ子どもとどう接すればよいかを 正しく理解できるように指導することが大事です。

25 救急車の要請や受診が必要な場合を挙げておきます。
通常、発作は数分以内におさまり、 ほとんどの発作は救急の医療措置を必要としません。 しかし、ここに挙げたことが該当するような場合は、 救急車を呼んだり、受診をさせてください。 救急車を呼ぶ場合は、 今までに発作を起こしたことがなかったり、 5~10分以上続く場合、けがや出血がひどい場合などです。 医療機関への受診が必要な場合は、 大きなけがをしたり、吐き気や頭痛、だるさが数時間以上続く場合など。 頭を打ったときに病院に連れてくべきかどうか迷ったら、様子を見て、 回復が遅い場合や、いったん意識が回復したのに再度もうろうとなった場合は 受診させましょう。

26 以上、てんかんという病気について、ご紹介しました。
さらに詳しい情報を知りたい方は、 こちらの参考サイト「てんかん for SCHOOL」をご覧ください。

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28 てんかんの患者さんの中には、 発作が起こりやすい時間帯が決まっている人がいます。 (例:入眠直後、寝起き直後、睡眠中など) 一般的には、集中しているときには起こりにくく、 ほっとしたときやぼんやりしているときのほうが起こりやすいとされています。

29 睡眠不足・ストレス・疲労は発作を起こしやすくするので、
規則正しくバランスのとれた生活を送ることが大切です。

30 学校生活でありがちな対応に悩む場面をQ&Aにまとめました。
1つは、体育の授業について受けさせてよいかどうか。 2つ目に、水泳の授業について。 3つ目に、運動クラブについて、避けたほうがよいスポーツはあるのか。 4つ目に、その他の気を付けるべき授業についてです。

31 まず、体育の授業について。 運動は、子どもの身体機能を高め、 がんばる心や友だちと共同する力を育てるためにとても大切です。 主治医から運動を制限されていなければ、 てんかんのある子どもも体育の授業を受けてかまいません。 適度の緊張感をもって運動すると、 てんかんの発作はむしろ起こりにくいといわれています。 発作がコントロールされており、主治医からの制限の指示がなければ、 すべての活動に普通に参加させてください。 なお、発作のコントロールが十分でない場合は、 どの程度・内容の運動が可能か、主治医の指示を確認して対応します。 疲労が発作を誘発することがあるので、 翌日まで疲れが残るような強い運動は避けます。

32 集団での水泳についても、 主治医から制限がなく、通常行っている程度の十分な監視体制があれば、 てんかんのある子どもも参加してかまいません。 また、時々、発作がみられる子どもでも、 それに応じた監視体制があれば、水泳への参加は可能です。 万一、発作が起こってもスムーズに対応できるように、 救助法を知っておきましょう。 なお、発作のコントロールが十分でない場合は、 水面に反射する光、炎天下、疲労で発作が誘発されることがあるので避けます。 飛び込みや深く潜ることも避けます。

33 運動クラブなどでの活動も、通常の監視体制があれば参加して問題はありません。
発作のコントロールが十分でない場合は、 運動の特性により避けたほうがよいスポーツがあります。 激しくぶつかり合う、ラグビー、アメリカンフットボール、ボクシング、柔道など、 スピードが速い、スキー、スケート、自転車競技など、 高いところで行う鉄棒、登り棒、壁をよじ登ること、登山など が挙げられます。 ただし、発作の程度によりますので、主治医に相談してください。

34 最後に、ほかに注意すべき授業についてです。
火や刃物などの危険物を扱う授業では、発作の程度によりますが、 必要に応じて先生がそばで見守るなどの配慮をしてください。 実技の授業中に発作が起こった場合は、 速やかに危険物から本人を遠ざけてください。


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