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お薬なんでも講座 松本薬剤師会 便秘で悩んでいませんか?
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便秘とは? 毎日排便がない 便秘 多くの人が、「毎日排便がない=便秘」と思っているようですが、これは×です。(クリックすると×がでます)
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便秘とは? 排便には個人差がある 理想は1日1回 2~3日に1回でも 1日2回以上でも 本人に満足感が あれば便秘とは いわない。
排便の回数には大きな個人差があり、便秘をある期間の排便回数で定義するのは困難です。理想としては1日1回の排便が望ましいですが、たとえ2~3日に1回でも、1日に2回以上でも、気持ちよく便が出て本人に満足感があれば便秘とはいわないのです。
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便秘とは? + + + 「自分で満足のできる排便が 行われない状態」 回数の少ないもの 硬い便 残便感 排便困難 便量の減少
すなわち便秘とは、「その人の排便習慣が遅延した場合」言い換えれば「自分で満足のできる排便が行われない状態」であり、便通回数の少ないもの、便量の減少、硬い便、排便困難、残便感あるいはこれらの状態が組み合わさったものを一般的に便秘と呼んでいます。ただ、便秘はありふれた症状ではありますが、大きな危険が潜んでいることもありますので注意が必要です。 + 排便困難 便量の減少
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なぜ便秘になるの? 胃の中に食べ物が入る 大腸が、ぜん動運動する 便が直腸に送られる 便がたまると便意 排便
排便 それでは、排便の仕組みについて説明します。(図の説明)食べ物は胃に運ばれ、胃と十二指腸で吸収されやすい形に分解された後、小腸を通過し栄養素が徐々に吸収されていきます。残ったものは大腸に送られ水分が吸収されて、最終的に排泄されます。 胃の中に食べ物が入ってくると、その刺激を感じて大腸がぜん動運動を起こします。ぜん動運動とは腸がギュッと強く縮んでは緩む動きを繰り返すことで、歯磨き粉のチューブを絞り出すような動作を想像して下さい。このぜん動運動により便が直腸に送られます。 一定量の便が直腸にたまると便意を感じ排便します。この仕組みのどこかに異常があると、便秘になるのです。 ぜん動運動:ギュッと強く縮んでは緩む動きを繰り返すこと。
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弛緩性便秘 けいれん性便秘 直腸性便秘 便秘の種類(機能性便秘) 1 2 3 病気が原因で起こる器質性便秘もあります
便秘にも色々な種類があります。腸の働きが低下して起こる便秘が機能性便秘です。機能性便秘には、さらに弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘に分類されています。 それでは細かく説明していきましょう。 病気が原因で起こる器質性便秘もあります
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弛緩性便秘 大腸の運動が低下 お腹が張っているのに排便がない症状。 便秘の中でも頻度が高く、 女性や高齢者に多い。
弛緩性便秘は、大腸の運動が低下して 腸管の緊張がゆるんでしまい、ぜん動運動が十分行われなくなってしまい、大腸内に便が長くとどまり、水分が過剰に吸収されて硬くなるタイプ。 便秘の中でも頻度が高く、女性や高齢者に多いのが特徴です。 お腹かが張る、残便感、食欲低下、肩こり、肌荒れ、イライラなどの症状も起こります。 運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋力の低下、極端なダイエットなどが原因になるようです。
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けいれん性便秘 大腸の過緊張 便がうまく運ばれずに、 ウサギのふんのようなコロコロとした便になるタイプ。
食後に下腹部痛、残便感などの症状があることも。また便秘と下痢を交互にくり返すことも多い。 けいれん性便秘は精神的なストレスなどで、腸のぜん動運動が強く起こりすぎて、腸管が緊張しすぎてしまい収縮して、便がうまく運ばれずに、ウサギのふんのようなコロコロとした便になるタイプ。 食後に下腹部痛、残便感などの症状があることも。また便秘と下痢を交互にくり返すことも多いようです。 精神的ストレス、環境の変化、過敏性腸症候群などが原因になるようです。
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直腸性便秘 直腸に便が停滞 便が直腸に達しても排便反射が起こらず、直腸に便が停滞してしまい、 うまく排便できなくなるタイプ。 直腸性便秘は、
便が直腸に達しても排便反射が起こらず、直腸に便が停滞してしまい、 うまく排便できなくなるタイプ。 直腸性便秘は、 便を我慢することにより直腸が鈍感になってしまい、便が溜まっても便意を催しにくくなるところに原因があります。 長い間溜まっている便は、水分が吸収されて、硬くなっていますので、排泄される便もコチコチの便が排泄されます。 この状態にある人が、浣腸や便秘薬で直腸に強い刺激を与え続けていると直腸の神経がますます反応しにくくなります。この便秘がひどくなると、痔で苦しんだりすることもあります。 排便習慣を取り戻すことが大事なので、水分や食物繊維を多く摂って、便意を催したときは我慢しないなど、排便習慣を身につけることが大切になります。 高齢者や寝たきりの人のほか、痔や恥ずかしさなどにより排便を我慢する習慣がある人に多い便秘です。
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便秘の原因 1.生活の乱れ 2.運動不足 3.ストレス 4.病気による便秘 5.便秘薬に頼った生活
便秘にもいろいろなタイプがあることが分かったかと思います。それでは、どうして便秘になってしまうのか原因をいくつか説明します。1,2,3,4,5
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生活の乱れ 食生活の乱れ 食事時間が不規則 朝食を食べない ダイエットなどで食事の量が少ない 偏った食事をしている 水分不足
食生活が乱れると便秘になりやすくなります。食事時間が不規則になると生活リズムが崩れ、自律神経の不調につながります。自律神経が低下すると大腸のぜん動運動がうまくいかなくなり便秘になります。 また、排便のために大切なぜん動運動は目覚めた後に始まりますが、胃に食べ物が入る刺激によっても排便を促す働きが起こります。しかも朝食後が1日に中で一番強くおこると言われてますので、朝食を抜くことは便意を起こしにくくします。 ダイエットなどで、食事の量が少ないと排便できす、便が大腸にとどまっていきます。便が大腸にたまると、水分が吸収され固くなり排便しにくくなってしまいます。ダイエットの場合でも食物繊維と水分は気を付けるようにしましょう。 偏った食事もいけません。肉類が中心の食事では、食物繊維があまり摂れません。食物繊維を摂らない偏った食事をすれば便秘になるのは当然です。 水分が不足した場合は、便を固くします。だからと言って、水分ばかり摂っていてもいけません。水分とセットで食物繊維を摂ることにより、排便をしやすくするのです。 また、生活のリズムの乱れも、自律神経の不調にもつながりますので、便意にも悪影響を与えます。便意を我慢し過ぎると、直腸がだんだん刺激を感じなくなり、やがて便意を消失するようになってしまいます。一度失われた便意を取り戻すことは簡単ではありません。食後には時間に余裕をもち、小さな便意でも逃さないライフスタイルにすることが重要のようです。 生活リズムの乱れ 便意が起こっても後回し 便を出すチャンスを逃してしまう
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運動不足 血液の循環 腸の血行が悪くなると、腸の働きも低下してしまいます。 腹筋 腹筋が衰えていると 腹圧を十分にかける ことができないため
排便しにくくなります。 運動不足により、血液の循環が悪くなることでも腸の働きも低下します。 対処法として、軽い運動や散歩などで、汗をかくことで新陳代謝が改善し腸の働きが活発になります。お腹や腰、背中などを温めて腸の血行を良くすることもいいでしょう。 白湯を飲んで内側から温めたり、お腹周りの筋肉を鍛えたりすることで血行を促すことはより効果的です!マッサージなどもいいでしょう。
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ストレス ストレスを受けると交感神経がアンバランスに働き、腸を痙攣させたり、ぜん動運動を低下させてしまいます。
ストレスは、腸の働きに支障を及ぼし、便秘や下痢の原因になります。ストレスを受けると交感神経がアンバランスに働き、腸を痙攣させたり、ぜん動運動を低下させてしまいます。 この結果痙攣性便秘を誘発することが多くなります。 旅行など環境がかわることでのストレスでも、同様のことがいえますが、一時的なストレスなので短期間で便秘が解消することが多いようです。 旅行などで環境がかわるストレスでも便秘になります。
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病気による便秘 医療機関へ受診 大腸がんや大腸ポリープ 腸閉塞 手術の後の腸の癒着 食生活や生活を見直しても便秘が解消しない場合
便に血が混じっている場合 便が今までにみたことのない 色や形 医療機関へ受診 病気が原因でも便秘になります。たとえば、大腸がんや大腸ポリープ、腸閉塞、手術の後の腸の癒着などがあります。 食生活や生活を見直しても便秘が解消しない場合、便に血が混じっている場合、便が今までにみたことのない色や形の場合や腹痛を伴う場合は、早めに医療機関への受診をおすすめします。
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クイズを3つ やってみましょう!! 便秘薬に頼った生活
便秘薬に頼りすぎても、よくない場合もあります。それではここでクイズをやってみたいと思います。
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下剤を飲んでいるのだから下痢になるのは当然だ
便秘薬に頼った生活 問1 下剤を飲んでいるのだから下痢になるのは当然だ
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問1 答え × 下痢状の便が続くと→残便感 →下剤の量を増やしてしまう悪循環が生まれます。
問1 答え × 下痢状の便が続くと→残便感 →下剤の量を増やしてしまう悪循環が生まれます。 自分の便を観察して、いわゆるバナナ状の便になるように下剤の量をきちんと 調整しましょう。 下剤を飲んで下痢状の便が出て、はじめてお薬が効いていると勘違いしている人が多いようですがこれは間違いです。下剤を飲んで下痢状の便が続くと、ますます残便感を感じるようになり、下剤の量を増やしてしまう悪循環が生まれます。この時、腸は過剰な刺激を受けて無理やり排便させられている状態になっています。この悪循環が続くと、腸自身が本来持っている、便を出すための運動能力が徐々に弱くなります。 自分の便を観察して、いわゆるバナナ状の便になるように下剤の量をきちんと調整しましょう。
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下剤をむやみに飲み続けると効きにくくなる
問2 下剤をむやみに飲み続けると効きにくくなる
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「耐性」 問2 答え ○ 下剤が効きにくくなる、いわゆる ができて、ますます便秘になってしまいます
問2 答え ○ 下剤が効きにくくなる、いわゆる 「耐性」 ができて、ますます便秘になってしまいます ただし、下剤は正しく飲めば、長い間飲み続けても耐性はできにくいものです。 下剤を飲みすぎて、下痢になり、悪循環が続くと、腸自身の運動能力低下してしまいます。そうなると下剤が効きにくくなる、いわゆる「耐性」ができて、ますます便秘になってしまいます。 下剤は正しく飲めば、長い間飲み続けても耐性はできにくいものです。 適切な量を調節すれば、毎日飲んでも効果がでるために必要な量が増えていくことはありません。むしろ少しずつ減らしていき最後には下剤を飲まなくても便秘にならなくなるまで改善することもあります。 ただし、下剤の種類によっては、適切な量に調節しても長い間飲み続けると腸の粘膜に障害を与えることもあります。自分に合ったお薬や、適切な量は、医師や薬剤師に相談してください 自分に合ったお薬や、適切な服用量は、 医師や薬剤師に相談してください。
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下剤連用の悪循環 便秘 排便困難 下剤の連用 残便感 下痢 筋力の低下 腸の緊張・運動の低下 血液中のカリウムが減少
ここで、下剤による悪循環を説明します。 下剤の量が多くなると腸管が痙攣を起こし、排便が不十分になる。そして排便するためにさらに下剤を飲んでしまう。その結果下痢を起こすようになります。下痢便が続くと、腸が下剤に刺激されて起こる炎症によって残便感を常に感じるようになります。ここでまた下剤の増量につながってしまします。また、下痢が続くと血液中のカリウムが低下して、筋力の低下による排便困難になってしまったり、腸の緊張が高まったり、腸の運動が低下して便秘になり、下剤の増量の原因になります。 下剤は、上手に使えばいいですが、使い方を誤ると、自力で排便する能力が低下して、下剤に頼らずにいられなくなり、便秘と下痢を繰り返す悪循環を招きます。ようするにお薬の量が多すぎると、腸が怠けて働かなくなってしまうのです。 腸の緊張・運動の低下 下痢 筋力の低下 血液中のカリウムが減少
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問3 便が数日出ないときだけ下剤を飲む
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問3 答え × (慢性の便秘の方) 長い間、日常的に便秘に悩んでいる方は、毎日下剤を飲むことをおすすめします。
問3 答え × (慢性の便秘の方) 長い間、日常的に便秘に悩んでいる方は、毎日下剤を飲むことをおすすめします。 下剤を毎日適切に使い、運動をするなど 生活習慣を改善することで、腸の働きを サポートしましょう。 長い間、日常的に便秘に悩んでいる方は、毎日下剤を飲むことをおすすめします。毎日の排便習慣が身につく段階にまで腸が本来持っている機能を回復させるには、ある程度の時間が必要だからです。 下剤を毎日適切に使い、運動をするなど生活習慣を改善することで、腸の働きをサポートしましょう。
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便秘とお薬 便秘薬の使い方などのクイズをやりましたが、ここからは便秘の薬について少し詳しくお話ししてみたいと思います。
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便秘薬の種類 作用が強いタイプ 習慣性がないタイプ 副作用が少ないタイプ 食物繊維のようなタイプ
便秘薬は作用の強さや働き、習慣性などの点でさまざまなタイプがあります。大きくわけて4つあります。 使用する際は薬剤師に相談して、自分に合ったものを選ぶことが大切です。常習的に使うのは避け、生活改善を行いながら補助的に使用しましょう。
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便秘薬① 作用が強いタイプ 作用は強いが、習慣性がある。 大腸の動きを活発にし、排便を促すタイプ。
作用が強いタイプ 大腸の動きを活発にし、排便を促すタイプ。 作用は強いが、習慣性がある。 市販薬・・・・コーラック、スルーラックS、カイベールC 武田漢方便秘薬、大正漢方便秘薬など 医療用医薬品・・・・プルゼニド、ラキソベロン、 アローゼンなど もっとも一般的な便秘薬で、大腸の動きを活発にし、排便を促すタイプ。腸のぜん動運動を促し、腸壁を刺激して大腸の動きを活発にする作用はあります。 作用は強いが、習慣性がありますので、間違った服用をすると耐性ができる原因になります。また腹痛がでることも多い下剤です。
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便秘薬② 習慣性がないタイプ 習慣性がないため、長期間の使用ができる。 腸管の水分の吸収を抑え、便を柔らかくする作用がある。
習慣性がないタイプ 腸管の水分の吸収を抑え、便を柔らかくする作用がある。 習慣性がないため、長期間の使用ができる。 消化管からの吸収が少なく、腸管の水分の吸収を抑え、便を柔らかくする作用がある。習慣性がないため、長期間の使用ができます。 他の下剤と組み合わせて使用するようなケースも多いようです。 市販薬・・・・スラーリア、ミルマグ、酸化マグネシウム 医療用医薬品・・・・酸化マグネシウム、マグラックス
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便秘薬③ 副作用が少ないタイプ 習慣性、副作用は少ないが作用が弱い 硬い便に水分を浸透させ、便を柔らかくして無理なく排便を起こさせる
副作用が少ないタイプ 硬い便に水分を浸透させ、便を柔らかくして無理なく排便を起こさせる 習慣性、副作用は少ないが作用が弱い 硬い便に水分を浸透させ、便を柔らかくして無理なく排便を起こさせるタイプです。習慣性、副作用は少ないが作用が弱いのが特徴です。 市販薬・・・・コーラックⅡ、スルーラックプラス、 カイベールアロエプラス、クリアなど 医療用医薬品・・・・ビーマス配合錠
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便秘薬④ 食物繊維の様なタイプ 習慣性がないため、慢性便秘で長期間の使用ができる
食物繊維の様なタイプ 消化管内で水分を吸収して膨れ、腸の内容物の体積を増やして無理なく排便を起こさせるタイプ 習慣性がないため、慢性便秘で長期間の使用ができる 食物繊維と同じ作用があり、消化管内で水分を吸収して膨れ、腸の内容物の体積を増やして無理なく排便を起こさせるタイプ 習慣性がないため、慢性便秘で長期間の使用に理想的です。多めの水で服用します。 市販薬・・・・コーラックファイバー、 スルーラックデトファイバーなど
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便秘薬⑤ その他 グリセリン浣腸・・・腸のぜん動運動を亢進させ便をやわらかくして滑りやすくして便を出すタイプ(即効性あり)
その他 グリセリン浣腸・・・腸のぜん動運動を亢進させ便をやわらかくして滑りやすくして便を出すタイプ(即効性あり) 医療用・・レシカルボン坐剤、 漢方薬(大建中湯、麻子仁丸、 桃核承気湯、大黄甘草湯など) そのほかにも、下剤といわれる薬はあります。よく知られているのがグリセリン浣腸です。腸のぜん動運動を亢進させ便をやわらかくし、滑りやすくして便を出すタイプの外用剤です。旅行先や、環境等の変化によるストレス性の一時的な便秘の時にも、使用できます。即効性のため、時間や場所を選ばず使用できるのも特徴です。また赤ちゃんからお年寄りまで、年齢を問わず使用できます。 医療用ではありますが、レシカルボン坐剤という薬もあります。腸内で炭酸ガスを発生させることによりぜん動運動を亢進させるタイプです。その他にも漢方薬などもあります。
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下剤の正しい使い方 下剤服用時は、脱水をおこさないよう水分も多めにとりましょう 便秘の状態は十人十色です。下剤を飲んでも
「夜中にトイレに何度もいく」、「お腹が痛くなる」、 「朝ごはんを食べても便意がなかなか起こらない」、 「便が硬い」、「便が柔らかすぎる」 などの症状が続くようであれば、間違った下剤の飲み方をしている要注意サインです。 便秘の状態は十人十色です。しかし、どのような便秘であれ、下剤をのむことでそれぞれの状態が改善し、心地よい排便となることが重要です。下剤を飲んでも 「夜中にトイレに何度もいく」、「お腹が痛くなる」、「朝ごはんを食べても便意がなかなか起こらない」、「便が硬い」、「便が柔らかすぎる」などの症状が続くようであれば、間違った下剤の飲み方をしている要注意サインです。このままでは正しい排便習慣は得られません。普通便が排泄できるように適量を決定していくことが肝心です。 下剤服用時は、脱水をおこさないよう水分も多めにとりましょう
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薬の相互作用 効果が減弱する可能性あり 酸化マグネシウム・・・・・・骨粗しょう症の薬、 抗生物質
薬の相互作用 酸化マグネシウム・・・・・・骨粗しょう症の薬、 抗生物質 効果が減弱する可能性あり 下剤も薬ですので、相互作用(飲み合わせ)や副作用にも注意が必要です。例えば・・・・・ 飲み合わせにはお薬手帳が有効です。 服用する際には医師や薬剤師に相談してください。
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確認する 知る 伝える 防止する 薬局では全ての患者様にお薬手帳をお渡ししています。 相互作用などのお薬の飲み合わせをチェックします。
薬局では全ての患者様にお薬手帳をお渡ししています。 確認する 相互作用などのお薬の飲み合わせをチェックします。 知る お薬の名前や飲み方・服用方法の確認ができます。 防止する お薬の重複投与の防止につながります。 伝える 病歴・アレルギー歴などを医師や薬剤師に伝えることができます。
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水酸化マグネシウム等・・・・・・大量に摂取するとマグ ネシウム中毒を引き起こすことがあります。
ネシウム中毒を引き起こすことがあります。 ビサコジル・・・・・効果が速く現れますが一時的に腹痛 を感じる事もあります。 手軽に入手できるようになった便秘薬ですが、気軽に使用せず、副作用がある事を充分に理解しておきましょう。また服用の際には薬剤師に相談しましょう。 よく使用される下剤の副作用についてお話します。 水酸化マグネシウム等 大量に摂取するとマグネシウム中毒を引き起こし、だるさや眠気を誘い、筋力・血圧の低下を引き起こしたり息苦しさ等を感じるようになります。 ピコスルファートナトリウム 弛緩性便秘に向いていますが、急性の腹痛の症状(虫垂炎や腹膜炎等)がある人は、悪化させてしまうかもしれません。 センノシドは重い副作用は無いと言われていますが、けいれん性便秘や重度の硬結便の方は悪化するおそれがあります。 ビサコジルは、効果が速く現れますが一時的に腹痛を感じる事もあります。又、薬に慣れてくると自然な排便に影響が出るので注意が必要です。 ドラッグストア等が身近になった今、手軽に入手できるようになった便秘薬ですが、気軽に使用せず、副作用がある事を充分に理解しておきましょう。 また服用の際には、薬剤師に相談しましょう。
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便秘 お役立ち情報
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便秘お役立ち情報① ①あおむけになり両腕、 両足をおもいきり伸ばす。 ②両ひざを立てて両腕を抱え、 胸のほうに引き寄せる。
次に、顔をひざに近づけてお腹に力を入れ、10~20秒その姿勢を保つ。ゆっくりと体を伸ばす。
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便秘お役立ち情報② 右下腹部から時計回りに」大腸にそって、「の」の字を描きながらやさしくなでるようにマッサージする。
特に排便時に行うと有効な場合がある。
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便秘お役立ち情報③ 腰を持ち上げる体操 ① 両足を伸ばして座る。両手を後ろにつく。 ② 肩からつま先まで一直線になるよう、腰を持ち上げる。
約15秒静止した後下す。
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便秘お役立ち情報④ 便秘の人は土踏まずからかかとにかけてコリのあることが多く、青竹踏みで刺激すると効果的です。
足の親指と人さし指には胃腸の働きを促すツボがあるのでグルグル回しをするのも効果的
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便秘お役立ち情報⑤ 便秘にいい食事(食物繊維) 1日に必要な食物繊維の量は 20~30gが目安。
効率よく摂取するには、食物繊維を多く含むいろいろな食品から多種類の食物繊維を摂ること。 生野菜より温野菜のほうがたくさん食べれますよ! 食物繊維は「人間の消化酵素では消化されない成分」と言われ、大腸内で便の材料となり、大腸を刺激して、ぜん動運動を活発化させ排便をスムーズにします。 効率よく摂取するには、食物繊維を多く含むいろいろな食品から多種類の食物繊維を摂るようにしましょう。また生野菜より温野菜のほうがたくさん食べれるようです。 このようにちょっとした工夫をすることで、少しでも多くの食物繊維を摂ることが、便秘解消には欠かせません。ただし痙攣性便秘には大腸に刺激を与えてしまい逆効果ですので控えてください。 (注意)痙攣性便秘の場合は逆効果
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便秘お役立ち情報⑥ 両刀使い 果物、水分、ビタミンも便秘解消に効果的 便秘にいい食事
果物の甘味成分である果糖は大腸に刺激を与え、水分を引き込んで便を柔らかくする作用があり、赤ちゃんの便秘治療にも使われます。 リンゴに含まれるペクチンは 便を軟らかくし、下痢の時は 水分を吸収し、逆に便を硬くする 作用があります。 りんごは、便秘にも下痢にも効く、とってもお腹にお勧めの果物です。 果物の甘味成分「果糖」には、大腸に刺激を与えて腸の運動を活発化し、排便をスムーズにする作用と、腸内へお水を引き込む作用があり、便を軟らかく出しやすくします。 赤ちゃんの便秘に、果汁や砂糖がよく使われるのもこのことに由来するのです。 なぜ「りんご」がいいかといいますと、りんごの成分には「ペクチン」という食物繊維の一種が多く含まれます。この「ペクチン」には便を軟らかくする作用と、水分を吸収して便を硬くする二つの作用があります。 すなわち、りんごは調子の悪いお腹に、両刀使いで効果を発揮するのです。 両刀使い
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便秘お役立ち情報⑦ その結果、脳の血管に強い圧力がかかり、 脳出血を起こす危険性を伴うこともあります。
排便時のいきみには要注意! 排便がスムーズに出来ない時、腹圧をかけて“いきむ”ことはありませんか? ほんの少しのいきみでも最大高血圧が60~70 ぐらい、必死にいきめば100ぐらいは簡単に上がってしまうともいわれます。 その結果、脳の血管に強い圧力がかかり、 脳出血を起こす危険性を伴うこともあります。 排便がスムーズに出来ない時、腹圧をかけて“いきむ”ことはありませんか?ほんの少しのいきみでも最大高血圧が60~70ぐらい、必死にいきめば100ぐらいは簡単に上がってしまうともいわれます。 その結果、脳の血管に強い圧力がかかり、脳出血を起こす危険性を伴うこともあります。 そこで、普段からの排便管理が重要となります。降圧薬などを服用していると、薬の副作用でも便秘になりやすくなります。さらに薬の種類によっては、水分排泄を促す作用もあるので、水分不足からさらに便が硬くなることもあります。このように基礎疾患をもつ患者さんは、日頃から“いきむ”ことのないスムーズな排便管理が重要です。
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毎日の生活のチェックポイント 毎日朝食はたべているか 食物繊維はたっぷり摂っているか ビタミンは不足していないか 水分は十分にとっているか
トイレは我慢せず、便意があったらすぐいっているか
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毎日の生活のチェックポイント ストレスは溜まっていないか 睡眠は十分にとっているか 適度な運動を心がけているか
規則正しい生活をこころがけているか 睡眠は十分にとっているか 適度な運動を心がけているか 定期的に健康診断を受けているか
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